ディズニー好きなら、一度は訪れたい「ノイシュヴァンシュタイン城」。
ノイシュヴァンシュタイン城は、フュッセン(Füssen)駅からバスで10分くらいのところにある「ホーエンシュヴァンガウ」という小さな村(町?)が最寄りの宿泊エリアになります。
フュッセン駅前はわりと大きな町で、宿泊施設もレストランもいっぱいあります。
でも、ノイシュヴァンシュタイン城をたっぷり満喫したいなら、やっぱりホーエンシュヴァンガウに宿泊したいところです。ただ、宿泊施設もレストランも少なくて、しかも、フュッセンエリアよりも高くて、敷居も高いんですよね。
特に夜ご飯を食べるのは、ハードルが高くて、毎回困っている記憶があります…💦
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2025年の今回、夜営業をしているお店の中で、見つけたのが、「Hotel Müller」の中にある、
Restaurant Müller
でした。
多分…、一回くらいこのHotel Müllerに泊まったことはあると思うんだけど…
このレストランに来るのは、多分初めてかな、って思います。
メニューもいっぱいありそうで、ここなら安心かな?!って。
夜遅い時間帯だったので、お客さんはほとんどいませんでした。
2月~3月のホーエンシュヴァンガウって、わりと静かというか、人少な目なんですね。
お昼は人がいっぱい歩いていますが、夜8時くらいを過ぎると、もうホント静かです。
この日、僕らが最後の客となりました。
静かで落ち着いた雰囲気の中、南ドイツ料理を堪能しました。
南ドイツ料理を代表する「ケーゼ・シュペッツレ」、ありました。
観光地価格となる18,50€となります。
まぁ、少しリッチなラーメン一杯分ですね(苦笑)。
それから、ウィンナー・シュニッツェルもありました。
こちらは、驚異の31,50€。
1€=160円計算で、5040円(!!!!)。
これはもうお金持ちの方用のメニューでありましょう…💦
僕は今回、上にあるシュペッツレ&シュニッツェル以外のお料理を食べる!を目標にしていました。
僕自身、もっともっと「ドイツ料理」に詳しくなりたいなぁっていう気持ちも強くて。
ドイツのラーメンを探求するのもいいけど、もっとドイツ料理そのものに向き合いたいなって。
で、僕がセレクトしたのは、
Rindergulasch(21,80€)
を頂くことにしました。
シュペッツレとシュニッツェルに並ぶドイツの名物「グラーシュ」。
Rinderとあるので、牛肉のグラーシュ、つまりビーフシチュー風のグラーシュになります。
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ってことで、、、
ジャジャーン!!!
こちらが、Hotel Müller内にあるRestaurant Müllerで頂ける、
Rindergulasch
Semmelknödel
です!!
グラーシュは、日本人的には「ビーフシチュー」「ハヤシライス」に似た煮込み料理です。
で、ビーフシチューやハヤシライスでの「ライス」に代わるのが、「クヌーデル」というじゃがいもを丸く固めたドイツの伝統的な団子料理です。(英語だと「bread dumpling」となっています)
なので、日本的には、ビーフシチューライス、ハヤシライスのドイツ版って感じで理解できると思います。
少なく見えるかもしれませんが、これがなかなかボリューム満点なんです。
クヌーデルって、すごくお腹に貯まるので、、、💦
zoom up!
なかなか素敵なヴィジュアルでしょ?!?!
牛肉たっぷりのグラーシュに、巨大なクヌーデルが二つ入っています。
そして、焼きトマトと黄色いえびせん?みたいなのが付いています。
グラーシュは超濃厚で、重たいスープですが、そんなに味は濃くないんです。
ドイツ料理って、どれもオイリー感はあるんですが、塩味はかなり抑えられているんですよね。日本の料理は、そんなにオイリー感はないですが、塩味はかなり強めになっています。
学生たちも「塩味が足りな~い!」ってよく訴えていました(苦笑)。
ただ、僕は(基本的にしょっぱい料理が好きなんですが)モードが切り替わるのか、ドイツに来ると、あんまり「塩味の弱さ」は気にならないんですよね、、、
グラーシュのスープ(ソース的スープ)のなんとも言えない味わいに酔いしれちゃうので。
クヌーデルもしっかりとしたクヌーデルで、「主食的」な役割を果たしていました。
いつまでも食べていたいグラーシュ&クヌーデルでした\(^o^)/
牛肉も大きくて、むっちりしていて、赤身多めで、食べ応えのあるお肉でした🍖。
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ちなみに、、、
クヌーデルは「Bread dumpling」と表記されます。dumplingって、日本の「餃子」としても使われる名詞なんですよね。焼き餃子だと、「Baked dumpling」と表記されます。なので、直訳すると「パン餃子」っていう風になるんです。餃子じゃないんですが、餃子と同じ語をクヌーデルに使っているんです。面白いですよね。
そして、こちらがMüllerオリジナルの、
Käsespätzle
であります!
うん、やっぱりケーゼ・シュペッツレは、素敵なヴィジュアルです。
このブログではもう何度も何度もこのケーゼ・シュペッツレをレポしてきました。
ケーゼ・シュペッツレは、「ドイツを代表するオリジナルのヌードル料理」です。
長年、「世界の麺研究」をしている僕には、絶対に無視できないドイツ料理なんです。
イタリアでは、「パスタ」「ペンネ」「スパゲティー」などなど、いろんなヌードル料理が揃っていますが、ドイツにも、ケーゼ・シュペッツレっていうヌードル料理があるよ!!って、訴えてきました(苦笑)。
もっちもちのヌードルに、たっぷりのチーズとフライドオニオンとネギが入り込みます。
言ってみれば、「ドイツ風チーズまぜそば」って感じですかね?!
これ、日本でも(ちゃんと知られれば)受ける味だと本気で思うんですけどね…
ドイツ風チーズまぜそばとして食べると、きっと「新しい経験」ができると思います。
これからも、ぶれずにずっと、ケーゼ・シュペッツレの普及活動に取り組んでまいります!!
ケーゼ・シュペッツレについてはこちらを読んで勉強したいところです📚!
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というわけで、、、
ノイシュヴァンシュタイン城近くの小さな町、「ホーエンシュヴァンガウ」の中心(?)にある「ホテルミュラー」内の「レストランミュラー」の実食レポをお届けしました。
グラーシュもクヌーデルもケーゼ・シュペッツレもとっても美味しかったです💓
また遠くない未来、ここに来るかも?!?!です。
このお店で働いているハンガリー人のペーター君というスタッフ(ウェイター)と出会いました。
とてもオープンで気さくな若者で、僕ら4人ともすぐに仲良くなりました。
正職で働いているって言っているので、是非また彼に会いに、ここに来たいなぁって思った次第であります。
お店のお仕事を終えたペーター君の車で、ライトアップされたノイシュヴァンシュタイン城に行ったことは、僕にとってもとてもいい思い出になりました。
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あと、Google mapのこのお店の評価を見ると、星5つと星1つが同じくらい付いているんです。
で、口コミを見ていくと、主に中国の人が星1つを付けているみたいでした。その内容を見ると、「差別された」「対応されなかった」「無視された」「相手にされなかった」と、味以外のところで厳しいコメントが集まっていました。(世界的観光地ということもあり、中国の人以外の人も、「値段は高いけど、味は普通」っていうコメントをする人多数でしたが…)
ただ、ペーター君の話を聞くと、また違う側面も見えてきます。まぁ、その辺はネットで書くと、色々あるので書きませんが、Google mapの評価っていうのも、やっぱり参考程度にとどめておかないといけないな、と改めて思いました。
僕的には、気持ちよく食事できたし、差別的なことは何もなかったし、お料理もそこそこちょっと高めだけど、普通にとっても美味しかったし、全く問題ありませんでした。(が、それはこっちがある程度の語学力があるからだろうな、とも思いますね)
一般的な見解として、、、
語学を習得せず、外国語で話す努力もせず、また、その国の文化や歴史や慣習を知らないで、ただ食べにくるだけだと、きっと嫌な思いもすると思います。話すこともできないで、その土地の文化や慣習も気にかけないで、横柄な態度で食べに来たお客さんを、お店側は丁寧な対応なんてできないと思います。(それは日本でも同じじゃないかな?)
そういう意味でも、やっぱり「外国語の習得」は必要不可欠なことかなって思いますね👆
うまく話せなくていいんですよ。「仲良くなって、お話したいな」っていう気持ちが大事なんです!
こちらのお店の前から、ノイシュヴァンシュタイン城、見えるんです😊
夜のノイシュヴァンシュタイン城って、すごく神秘的なんです。
で、この後、ペーター君の車で、その夜のお城の前に向かいました。
ライトアップされた夜のノイシュヴァンシュタイン城、本当に神秘的でした。
これが見れた3人の学生はとても幸せだと思いますね。
ペーター君にはもう感謝しかありませんでした💓
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グラーシュもまた、インターナショナルなお料理なんです!
ドイツ語のグラーシュのレシピ本です!
グラーシュのTシャツ、欲しい、、、😂
ケーゼ・シュペッツレのTシャツも!!!??? これ、欲しいな、、、
これも読みたいなぁ~~。
女の子向けのケーゼ・シュペッツレの本もあるんですね~。