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散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

大地の日

2008-04-23 10:19:32 | 思考錯誤


トルコに旅行に行ってきた。。。。といいたいところだが、残念ながらそうではない。近所にある貸し庭同人会が”大地の日”ということで先週末に祭りを催した。
友人がそこで庭を借りているので天気も良いので出かけたのだ。
するとトルコ人の庭借人がそこに作られたオーブンでトルコのパンを作って売っていた。ピザのようなものだ。薄く作られてクレープのように具を巻いて手渡される。私はこのトルコ風ピザが好きだ。
それほどお腹は空いていなかったが早速友人と半分ずつ食べた。ほうれん草、たまねぎとチーズの入った物で美味しい。相棒が興味深深で作業を眺めていると、”食べる?”と焼きすぎて残った中身無しのパンを差し出されたので喜んでいただいていた。 中身なしだって美味しい。
写真のトルコ婦人の手の下で麺は魔法のようにぐんぐん延びて薄くなる。なかなかあのようにはいかない。





写真中央に立っている2本の棒。これはHeracleum mantegazzianumの立ち枯れの茎である。3mくらいあるものもあり、これが育っている姿は圧巻だ。しかし素手で触るととても痛い。場合によってはかなり酷くただれることもあるのでいつも遠巻きに鑑賞している野生の植物だ。切ってしばらくすれば触っても毒性が落ちるらしいので時に盛り花などにも使われる。大きさからしてもなかなか見栄えのするものだ。今度分厚い手袋を持って触りに行って来ようか。。。
兎に角その植物の立ち枯れの茎を切って途中交互に何箇所も竹ひごを刺し抜き、小豆のように小さな豆を適当に仕込んで、両端をふさぐとインデアンの雨乞いに使うシェカーのようなものが出来る。誰がそれを思いついたか知らないが沢山のHeracleum mantegazzianumの枯れ茎が積まれていて、『雨乞いシェーカーを工作しよう』という子供たち向け余興が祭りの一環であった。子供達向けだったので私が欲しいというわけにもゆかず、立ち枯れを野原で一本収穫し今テラスにそれは立っている。今週末にでもゆっくり作ろうかと思っているが、雨乞いは今のところは必要が無い。
どちらかというと雨が降っては困るから作らないでおいたほうが良いのかもしれない。