宇宙の歩き方

The Astrogators' Guide to the Charted Space.

宙域散歩 バックナンバー目次

5622-12-31 | Traveller

 ロールプレイングゲーム『トラベラー』の、《第三帝国》の膨大な世界設定を紹介していくシリーズです。特段の断りがない限りは、これらの設定は全て帝国暦1105年時点のものとして記述しております。
 なお、文章には私の意訳・誤訳・誤解・曲解が過分に含まれ、推測による記述や、非公式設定をあえて取り込んだ部分もありますので、その点をあらかじめご理解いただいた上でご利用ください。
 Bon voyage!

第1回 268地域星域 概要編詳細編(スピンワード・マーチ宙域)
第2回 トリンズ・ヴェール星域(スピンワード・マーチ宙域)
第3回 モーラ~ルーニオン間(スピンワード・マーチ宙域)
第4回 グリッスン星域(スピンワード・マーチ宙域)
第5回 『Pirates of Drinax』特集1 ドリナックス王国(トロージャン・リーチ宙域)
第6回 『Pirates of Drinax』特集2 アウトリム・ヴォイド(トロージャン・リーチ宙域)
第7回 トビア星域(トロージャン・リーチ宙域)
第8回 ヴィラニ・メイン1 ヴォーダン星域(ヴランド宙域)
第9回 ヴィラニ・メイン2 アナルシ星域(ヴランド宙域)
第10回 ヴィラニ・メイン3 ヴランド(ヴランド宙域)
第11回 ヴィラニ・メイン4 シイグス・プリデン星域付近(ヴランド・リシュン宙域境界)
第12回 ヴィラニ・メイン5 グシェメグ宙域
第13回 パクト星域(ダグダシャアグ宙域)
第14回 シュドゥシャム(コア宙域)
第15回 キャピタル(コア宙域)
第16回 カムシイとレファレンス(コア宙域)
第17回 ソロマニ・リム宙域・概要編
第18回 リム・メイン1 ハーレクイン星域(ソロマニ・リム宙域)
第19回 リム・メイン2 ヴェガ自治区(ソロマニ・リム宙域)
第20回 テラ(ソロマニ・リム宙域)
第21回 ソル星域(ソロマニ・リム宙域)
第22回 リム・メイン3 アルバダウィ星域周辺(ソロマニ・リム宙域)
第23回 リーヴァーズ・ディープ宙域 前編後編ライブラリ
第24回 カレドン星域(リーヴァーズ・ディープ宙域)

番外編1 SuSAG(メガコーポレーション解説)
番外編2 フローリア人とフローリア連盟(群小種族解説)
番外編3 ソロマニ・リム戦争概史
番外編4 仮死技術と二等寝台
番外編5 「人類」総まとめ

(※記載した情報は予告なく修正される場合があります)
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1/4スケール「スピンワード・セクター」を作る

2018-10-10 | Traveller
 宇宙の広大さが『トラベラー』の売りではあるのですが、プレイヤーが持てるようなジャンプ-1~2の低速船では逆にその広大さを持て余す局面もなくはないかと思われます。特にジャンプ-1のA型(R型)商船だと動く範囲をどうしても選ぶことになりますし。レフリーにしても設定(と準備)の乏しい星々に寄り道されないか、と不安にかられることもしばしでしょう。
 じゃあ公式資料が豊富な星だけを押し込んで1星域作ればいいんじゃないの?…ということで、スピンワード・マーチ宙域の美味しいところだけを縮尺1/4で濃厚に抽出した、言わば「スピンワード・セクター」を作るに至りました。

 ……というのは後付けの理由で、この企画は2011年まで遡ります。当時、私は『第五次辺境戦争』を模したミニゲームの研究開発をやっていて(それが後に『Grenzkrieg: Spinward』として公開されます)、ミニゲームに相応しい規模の縮小版宙域図を制作した際の副産物として出来上がったのが1/4スケールのスピンワード・マーチ「星域」でした。
 あくまでネタだったのでそれからどうすることもなかったのですが、先日「新訳最新版スピンワード・マーチ宙域」を制作した際に、資料探しの途中で懐かしいこれらのファイルが目に留まり、7年経って新資料も出てきた今ならもっと洗練した形で「星域図」が作れるんじゃないか?と思ったわけです。そして出来上がったのが、これです。


 今回の企画は「Xボート網を形作るのに必要な星系」「惑星図など公式資料が多い星系」「シナリオの舞台となった星系」を中心にして、8×10ヘクスの星域図でスピンワード・マーチ宙域を再現したものです。80ヘクスに56星系を押し込んだのでかなり窮屈に見えますが、星系作成システムにおける「星域密度:濃密(1Dで3+)」で期待値から少し多めな程度です(とはいえ帝国内にこれだけ「濃い」星域はなかなか無いですが…)。1ヘクスは縮尺1/4なので当然4パーセク程度ですが、色々な所で空間の歪みが発生しているのはご愛嬌ということで。また、Xボート網の全体的な密度が上がることで星域図がA・Bクラス宇宙港や高人口世界や水のある世界ばかりとなるのも否めませんが、スピンワード・マーチ宙域は特にCクラス以下の宇宙港で低技術の世界が多くてSFゲームらしさが削がれていたのも事実であり、これは良し悪しでしょう。

 実際にプレイに活用する人はいないでしょうけど、使うとするなら宇宙船のジャンプ能力に応じて1回の星系間移動で以下のような時間がかかることにすればいいでしょう。燃料消費についてはややこしくなるので、従来通りのジャンプ1回分と同じ量で済むとします。そして増槽による「ダブルジャンプ」は禁じ手です(本来ジャンプ-1では行けなかった星に行けるようになっているので、それで勘弁してください)。

ヘクス数





 1 4週間
2週間
2週間3週間
1週間2週間
1週間2週間3週間
1週間2週間2週間

 ただ、隣の星まで2週間も4週間もかかるとなると、旅客輸送では冷凍(二等)寝台の活用が進みそうな気がします。その辺の調整を始めるときりがないので今回は見なかったことに……(大汗)。

 では、ここからは各星系の設定資料がどこから得られるかを解説していきます。前提として、『GURPS Traveller: Behind the Claw』には宙域内全星系の設定が(量の多少はあれど)掲載されているので、本稿では基本的に省略しています。また、星系名の頭に「◎」印がある星系は、マングース版『Spinward Marches』に詳細設定が載っています。そして文中、『Journal of the Travellers' Aid Society』はJTAS誌、『Travellers' Digest』はTD誌と略しています。


◎クロナー 0101 A6369A5-D Z 高技 高人 810 Zh F8V 星域中心
 ゾダーン領辺境方面の中心拠点として名高いですが、詳細な設定はと言うと『Behind the Claw』を経てマングース版『Spinward Marches』まで特にありませんでした。

ザマイン 0106 C897977-A 工業 高人 肥沃 223 Da M3V
マイア 0107 A665A95-C M 高技 高人 肥沃 110 Da K6V 国家首都 アスラン1割
 基本的にダリアン連合領内で設定の記載があるのは『Alien Module 8: Darrian』(およびマングース版『Alien Module 3』)ぐらいです。

◎ミリアム 0109 B9998A6-A B A 514 Im G6V
 ここには位置的にイメープ(B564500-B)を置くべきですが、マングース版『Spinward Marches』に詳細設定があるこちらを採用しました。

キャンドリー 0110 C593634-8 非工 R 920 Im F6V M3V ドロイン世界 太古種族遺跡
 同じドロイン世界としては隣接するアンドー(C695735-9)の方が有名ですが、これだけ重大な設定がありそうな星なのに公式設定はほとんど存在しません。一方キャンドリーはGURPSの『Alien Races 3』に惑星図を含む詳細な設定があるため、こちらを採用しました。

シパンゴ 0201 A886865-C Z 高技 肥沃 富裕 121 Zh G2V クロナー統治
 マングース版『Spinward Marches』に海軍基地の規模が大きいことが記されている程度で、全くと言っていい程に設定が整備されていない星系です。ちなみに『Expedition to Zhodane』によると、第二次辺境戦争前まではここに帝国の星域首都が置かれていたそうです。

ニンジャー 0202 A311666-C Z 高技 非工 非農 氷結 410 Zh A4V 軍政
 さほど設定はありません。マングース版『Spinward Marches』でもここは、「海軍基地の規模は哨戒艦や連絡艦程度が寄港する小さなもの」とだけ書かれている程度です。

ケリオン 0204 B554788-9 Z 農業 804 Zh G6V 星域中心 シェオル母星
 星系自体の設定はほとんど無いのですが、知的種族シェオルについてはGURPSの『Alien Races 1』に詳細があります。

ノーシー 0206 B4326BB-C M 高技 非工 非農 貧困 A 620 Da M2V
◎ダリアン 0207 A463955-G 高技 高人 225 Da G1V D ダリアン人母星 アスラン数%
 『AM8: Darrian』(およびマングース版『AM3』)を参照してください。ダリアン星系に関してはGURPSの『Humaniti』に惑星図が載っています。

カリン 0209 A767768-C A 高技 農業 富裕 A 410 Im G7V 軍政
 JTAS誌19号掲載のアンバーゾーン・シナリオ「Small Package」の目的地となっています。

ウォンスター 0210 B555741-7 N 農業 A 910 Im M0V
 Challenge誌38号掲載の「Boarding Party」の舞台…ではありますが、表題通りの乗り込み戦シナリオなので特に関係はありません。
(※なお、ミリアム、カリン、ウォンスターに関してはかつてTraveller Mailing Listsにてそれぞれ非公式設定が起こされています)

ファーリーチ 0301 A200400-B Z 真空 非工 A 415 Zh M3III M0V
 シナリオ『Tripwire』に記載されているのが最も詳しい設定です(『Behind the Claw』での記述とは相容れないため、1105年設定なら『Tripwire』の方を採用した方が良いでしょう)。

◎ジュエル 0302 A777999-C A 工業 高技 高人 肥沃 623 Im G7V
 色々な資料で言及されることの多い星ではありますが、設定の掘り下げという意味では弱く、シナリオの舞台となったのは『Tripwire』ぐらいです。

ユートランド 0303 C573464-7 非工 410 Na M0V アーデン統治
 シナリオ『Expedition to Zhodane』の序盤の舞台です。『Tripwire』にも記述があります。

◎アーデン 0304 B5549CB-9 高人 肥沃 A 110 Na G4V M5V
 「出国ビザ」型シナリオの元祖である「Stranded on Arden」(現在は電子版『Double Adventure 7』に収録)の舞台です。簡単ながら『Spinward Marches Campaign』『Tripwire』にも記載があります。また、宇宙港の様子についてはマングース版『Starports』に書かれています。

◎グラム 0306 A895957-C M 工業 高技 高人 肥沃 603 Sw F2V M2V 国家首都
ナルシル 0307 B574A55-A M 工業 高人 肥沃 224 Sw G6IV M0V
 GURPS版『Sword Worlds』に惑星図込みの詳細な設定があります(※同名のマングース版に惑星図はありません)。

カラドボルグ 0308 B565776-A S 農業 富裕 710 Im F7V M0V M4V
 ソードワールズ史に何度もその名が登場しますが、設定自体は『Behind the Claw』や『The Bowman Arm』に簡単にあるのみです(またGURPS版『Sword Worlds』には「カラドボルグ伯はルーニオン公の臣下」という記述があります)。またTD誌16号掲載のシナリオ「Sword of Arthur」の舞台でもあります。

◎ボウマン 0309 D000300-9 S 小惑 低人 831 Cs M0V
 マングース版『Spinward Marches』や『The Bowman Arm』など様々な資料に記載はありますが、GDW版『Beltstrike』が最大最良の情報源です(※マングース版『Beltstrike』は別物なので間違えないでください)。

タルソス 0310 B584620-A 農業 非工 202 Cs K9V
 GDWのモジュール『Tarsus』ひとつあれば全て事足ります。

ディノータム 0403 B739573-A N 非工 324 Im M2V
 JTAS誌22号掲載のアンバーゾーン・シナリオ「Ventures Afar」の起点となり、『Spinward Marches Campaign』内の「Hundreds of Worlds」でも訪れています。

◎ガーダ=ヴィリス 0405 B978868-A S 肥沃 512 Im M3V 傀儡政権
 傭兵シナリオの代名詞『Broadsword(ブロードソード)』で有名な星であり、『Spinward Marches Campaign』内の「Hundreds of Worlds」にも関わっています。
(※ヴィリス本星が無いので「傀儡政権」に設定を変更しています。ガーダって何?というツッコミを回避するために、いっそのこと初めから星系名をタヌース(Tanoose)にしてしまうのも良いかもしれません)

サクノス 0406 A775956-C M 工業 高技 高人 肥沃 801 Sw F9V M3V
 グラムなどと同様に『Sword Worlds』が最大の情報源です。またTD誌20号掲載のシナリオ「The Hiawatha Gambit(ハイアワサ・ギャンビット)」の舞台でもあります(※1117年設定なのでそのまま流用はできませんが)。

◎ミスリル 0407 E568000-0 肥沃 未開 001 Sw F4V 保護世界
 シナリオ『Mission on Mithril(ミスリルでの使命)』で有名な星です。先日マングース2版対応のリメイク版『Mission to Mithril』も発売されました。
(※なお、Xボートはここを「飛び越して」いることに注意してください)

ダトリリアン 0408 E427633-8 非工 801 Na M1V
 T20時代にAvengerから『System Guide 1: Datrillian』が出されていましたが、これが現在でも最大級の資料となっています。また、マングース2版の『Bowman Arm』にも簡単な設定紹介があります。

ウォルストン 0409 C544338-8 S 低人 肥沃 302 Cs M2V ヴァルグル7割
 惑星図を含む詳細な設定はマングース2版のシナリオ『High and Dry』(マングース初版時代は『Type S』)にあります(※惑星図を含まなければマングース2版の『Bowman Arm』にも記載があります)。またTD誌15号収録のシナリオ「Mistaken Identity」の舞台にもなりました。

◎パヴァビッド 0410 C6678D8-6 肥沃 A 701 Na K7V
 シナリオ『Divine Intervention』の舞台となる星です。神権政治の独立星系という興味深い設定なので採用しました。

イフェイト 0501 A646930-D B 工業 高技 高人 肥沃 800 Im K4V 太古種族遺跡
 過激派組織アイン・ギヴァーの活動が盛んなことで有名な星系ですが、意外にも詳細と言えるほどの設定はありません(各種資料を繋ぎ合わせるとそこそこの量にはなりますが)。JTAS誌掲載のアンバーゾーン・シナリオ「A Dagger at Efate(ダガーの帰還)」「The Birthday Plot」の舞台でもあります。

◎リジャイナ 0502 A788899-C A 高技 肥沃 富裕 703 Im F7V BD M3V アミンディー母星2割 ヴァルグル数% アスラン数%
 数々のシナリオ(『Imperial Fringe』『Kinunir(キンニール)』『Twilight's Peak(黄昏の峰へ)』『Secret of the Ancients』)の起点となり、まさに初期『トラベラー』の中心地だったこの星ですが、それが故にか設定の整備が進んだのは実はごく最近で、マングース版『Spinward Marches』を経て『Traveller5』の有料広報誌『Imperiallines』の第6号まで待たねばなりませんでした(※惑星図は先にDGPの『World Builders Handbook』に掲載)。

◎ダイナム 0503 D100535-A 真空 非工 201 Im A4V
 本来Xボートが通過するのはダイナムン(B674632-9)の方ですが、シナリオ『Across the Brightface(焦熱面横断)』で惑星図を含む詳細な設定があるのでこちらをねじ込みました。JTAS誌8号ではアンバーゾーン・シナリオ「Crystals From Dinom」も掲載されています。GURPS『Star Marcs』には傭兵チケットが掲載されています。

ランス 0505 A879533-B A 非工 710 Im F5IV M1V
 裂溝に浮かぶ交通・国防の要衝ですが、『Behind the Claw』以外にこれといった設定は載っていません。

アダビッキ 0507 A57189B-B N A 801 Im K8V M8V
 古くはJTAS誌20号掲載の「偶然の遭遇」で登場する女艦長の故郷として設定されていたものの、これまで近隣のイアニック(E560697-5)やウォードン(B756486-B)と比べて設定量では押されていました。しかしマングース2版の『Lunion Shield Worlds』でようやく詳細な設定が用意されたのです。

マータクター 0510 B562732-B S 110 Im G1V
 コンピュータゲーム『Star Crystal 1: The Volentine Gambit』の舞台となっていましたが、入手が容易な形で詳細な設定が用意されるのは『Traveller Compendium 2』収録のシナリオ「Spinward Fenderbender」までかかりました。

ヨーバンド 0601 C7C6503-9 非工 非水 220 Im M3V
 シナリオ『Shadows(シャドウ)』の舞台として有名です(逆にこれが設定の全てでもあります)。

シオンシー 0602 X000742-8 小惑 非農 R 714 Im F6V
 『Kinunir(キンニール)』収録のシナリオ「The Lost Ship」で訪れる星系です。レッドゾーン指定の理由は『The Traveller Book』では「小惑星帯の航行が危険なため」としていますが、それはもちろん表向きでしょう。『キンニール』やGDW版『Beltstrike』でも書かれていますが、この小惑星帯は太古種族の最終戦争で破壊された惑星の痕跡であり、『Regency Sourcebook』では遺物狙いの勇敢(もしくは無謀)な者が入り込んでいるとの記述があります。
(※ただ、この設定だと人口7は明らかに過剰です。1の誤植と拡大解釈してUWPを「X000100-8」と変更した方が良いかもしれません)

キーノウ 0603 C792348-7 S 低人 213 Im M3III M2V 刑務所
 これまでは岩だらけの特に設定のない星でしたが、突如としてマングース版『Prison Planet』にて惑星図まで用意された刑務所星系となりました。現在の公式設定(T5SS)には認められてはいませんが、今回の企画でのみそれを反映させています。

ルーニオン 0606 A995984-D A 工業 高技 高人 肥沃 810 Im G5V
 LSPの宙域本社やルーニオン経済大学の存在などで知名度は高いものの、意外にもこれまで設定がほとんど用意されたことのない星系です。

マラスタン 0608 D868764-5 S 低技 農業 富裕 A 924 Im K7V 保護世界
 『Mercenary(傭兵部隊)』では「部族抗争による内戦状態」だった星が『メガトラベラー』以降では「皇室御用達の自然保護星系」に変更されました…が、驚くべきことにGURPS版設定では「内戦状態」と「自然保護星系」の両方ともが有効とされています(水界8なので別大陸の話とすれば何とか…)。T5SSによる政治形態変更で内戦設定は使いづらくなりましたが、武闘派のレフリーがここを血生臭く演出しても決して設定無視ではないのです。

◎グリッスン 0609 A000986-F A 工業 高技 高人 小惑 非農 811 Im K9V
 最初にここの設定が載ったのはTD誌15号でしたが、現在ではGURPSの『Planetary Survey 4』が最も詳細な資料となっています。

ジェセディピア 0701 C775300-7 低人 肥沃 611 Im F4V ヴァルグル3割
 『The Traveller Adventure(トラベラー・アドベンチャー)』で有名な星ですが、同時に『Alien Realms』収録のシナリオ「Prosperity for the Taking」の起点でもあります。正式に発売こそされませんでしたが『Traveller: Liftoff』の付属シナリオ「Escape from Outpost 14」の舞台もここでした。またJTAS誌18号では、この星原産の生物として「キノボリクモジシ(Tree Lion)」が紹介されています。

ディアン 0703 C9A769D-8 非工 非水 A 202 Im K5V
 星系としての設定は『トラベラー・アドベンチャー』や『Behind the Claw』で簡単に触れられている程度ですが、GURPS版『Starports』でここのCクラス宇宙港が図解されています。

フューラキン 0704 A674210-D 高技 低人 肥沃 810 Im G3V
 シナリオ『Twilight's Peak(黄昏の峰へ)』で惑星図を含む詳細な設定が公表されています。

◎ライラナー 0705 A434934-F A 高技 高人 810 Im M2V
 オラヴやアルベラトラといった歴代皇帝の出身地であり、ライラナー工科大学で名高いこの星ですが、マングース版の登場まで星系自体の設定はほとんどありませんでした。マングース版『Starports』では宇宙港の様子も記載されています。

キャレイ 0707 C579221-9 低人 910 Im M2V M2V
 『Behind the Claw』以外に特に記述はありませんが、胞子植物で満たされた惑星という設定がSF心をくすぐります。

プリリッサ 0709 B985588-6 農業 非工 510 Im K4V
 近隣には傭兵チケット「Thunder on Zyra」のザイラ(B555448-7)や、太古種族の遺跡を持つトラルサ(B590630-6)があるのですが、それらを押しのけて採用したのはひとえにここが騎乗動物キアン(Kian)の原産地だからです。キアンについてはJTAS誌9号か、マングース2版の『Garden Worlds』を参照してください。

ロビン 0710 C00059C-C 高技 小惑 非工 A 202 Im M2V
 GDW版『Beltstrike』に設定が載っています。

◎ジュニディ 0801 B434ABD-B W 高人 A 310 Im F7V M2V ルルウィロリィ母星5割
 『トラベラー・アドベンチャー』に詳しい情報が載っており、『Alien Realms』収録のシナリオ「Prosperity for the Taking」の舞台でもあります。

アラマンクス 0802 B657974-7 高人 肥沃 210 Im G0V
 『トラベラー・アドベンチャー』に惑星図を含む詳細な設定があります。また、『傭兵部隊』収録の「The Dream Ticket(夢のようなチケット)」、JTAS誌24号掲載のアンバーゾーン・シナリオ「Embassy in Arm」の舞台でもあります。

◎アラミス 0803 A6B0556-B A 砂漠 非工 710 Im M2V
 『トラベラー・アドベンチャー』に都市地図を含む詳細な設定があります。

セレピナ 0804 B434456-9 A 非工 201 Im M2V
 『Behind the Claw』ですら1行で済まされた程に設定のない星ですが、一方で「アラミス侯はセレピナ伯の臣下(よってアラミス圏は実はライラナー公領)」という設定もあったりします。あくまで非公式ですがファン作成のウェブサイトもあるので、そこから設定を拝借するのも良いかもしれません。

◎ヴェインジェン 0805 C686854-5 低技 肥沃 富裕 520 Im G1V M0V チャーパー1割 研究基地γ
 シナリオ『Research Station Gamma(研究基地ガンマ)』で有名な星です。後に『Alien Realms』収録のシナリオ「The Casteless」の舞台にもなりました。

◎モーラ 0806 AA99AC7-F A 工業 高技 高人 112 Im F0V 宙域首都
 宙域首都でありながらGDW時代はほとんど手付かずだったこの星ですが、GURPSの『Behind the Claw』や『Starports』を経て、マングース版以降は一気に設定の整備が進みました。シナリオでは『Of Dust-Spice and Dewclaws』『A Festive Occasion』(『Traveller Compendium 2』に載録)の舞台となっています。

◎ネクシーン 0807 C97A443-8 S 海洋 非工 801 Im G9V M2V ネクシー人数%
 GURPSの『Humaniti』にて惑星図(といっても海ばかりですが)を含む設定が記載されています。

カタルル 0808 B552665-B B 非工 貧困 201 Im M0V M9V 軍政
 『Regency Sourcebook』などでカタルル基地がXボート等のパイロット訓練所として有名なことが記されていますが、それ以上の情報はこれまでありません。

◎トリン 0809 A894A96-F A 工業 高技 高人 肥沃 101 Im G0V
 現時点では『Behind the Claw』と『Spinward Marches』に設定を頼るのみです(合わせると結構な量になりますが)。


 低速宇宙船でどこまでも行けて、小惑星あり海洋惑星あり非水惑星ありと様々な環境も体験でき(無いのは砂漠ぐらいでしょうか)、数々の冒険のネタもぎゅっと詰め込んだこの「スピンワード・セクター」。公式にこだわりつつ美味しいところだけ頂いてしまおうとしたのですが、いかがでしょうか?
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新訳最新版スピンワード・マーチ宙域UWPデータ(概要)

2018-09-20 | Traveller
 全ての旅人の故郷、スピンワード・マーチ宙域――。この約40年間で星の数ほどの冒険の舞台となり、様々な悲喜劇が繰り広げられてきました。
 さて、歴史の長いRPGにはよくあることですが、背景世界の設定が後から後から追加されていくうちにどうしても旧来のものと矛盾を起こしがちです。『トラベラー』も例外ではなく、むしろ矛盾の多さで言えば業界随一と言っても過言ではないのですが、とにかく『トラベラー』の代名詞とも言えるスピンワード・マーチ宙域にも過去何度も調整が入っています。ざっとまとめると、

1979年:『Supplement 3: The Spinward Marches(スピンワード・マーチ宙域)』
 全ての原点。設定年代は帝国歴1105年。

1985年:『The Spinward Marches Campaign』
 標準惑星書式(Universal Planet Profile)に星系の「所属国」「人口倍率・小惑星数・ガス惑星数(PBG)」「主星・伴星のスペクトル型」の欄が追加され、貿易分類も改定された。同時にリジャイナの技術レベルなど一部星系のデータ修正も行われた。設定年代は帝国歴1112年頃となり、一部星系のアンバーゾーン指定などに変化が見られる(が、同梱の宙域図は旧来のものを踏襲)。

1987年:『MegaTraveller: Imperial Encyclopedia(帝国百科)』
 UPPが標準個人書式(Unlversal Personallty Profile)と混同しやすかったので「標準世界書式(Universal World Profile)」に改められ、貿易分類の表記法など現在にまで至る表記形式がこの時点でほぼ固まる。基本的に『Spinward Marches Campaign』の情報を(誤植も含めて)踏襲したが、設定は反乱勃発後の帝国歴1117年に改定。

1992年:『Domain of Deneb System Data』
 雑誌『MegaTraveller Journal』第3号に収録。表題の通りデネブ領域4宙域(スピンワード・マーチ、デネブ、トロージャン・リーチ、レフト)のUWPをまとめた。設定年代は帝国歴1120年となり、(前年発行の第1号収録の宙域図では)国境線やXボート網に一部変化が見られるが、UWP面での変化は特に見当たらず。
 ちなみにこれは、1989年にパソコン通信GEnieで公表され、後に「Sunbane」と呼ばれる既知宇宙UWP集をそのまま引き写したものなので、この版特有の誤植(星系名の誤記、ガス惑星の数の間違いなど)が存在する。

1995年:『The Regency Sourcebook』
 『Traveller: The New Era』の帝国歴1201年設定の追加と同時に、『Imperial Encyclopedia』の帝国歴1117年設定に一部追記も。反乱期のデネブ領域のUWP集としてはこれが定本と言っていいと思われる(一応誤植はないとされているが、やはり一部に過去の資料とデータの差異があるのは否めない)。

1998年:『GURPS Traveller: Behind the Claw』
 設定は「反乱の起きなかった」帝国歴1120年。ルール移行により従来のUWPによる記述は廃止され、表記法以外にも従来のものとは数値の一部に差異が見られる。宙域内全星系の詳細設定を網羅した意欲作だったが、大胆過ぎる新設定や知的生物の追加には批判もあった(また、大量の誤植も問題となった)。

2008年:『The Spinward Marches』
 ルールのマングース版移行によりUWPが復活(したが、表記法は『Supplement 3』時代に戻った)。著者は『Behind the Claw』と同じだが、詳細な星系解説は1星域につき2星系に絞られた。

2008年~:Traveller5 Second Survey(T5SS)
 2005年頃からCitizen of the Imperium(CotI)で続くUWP改定の機運を受け、有志によって星系データの見直しが行われる。当初は「Spinward Cleanup Project」というスピンワード・マーチ宙域に絞った企画だったが、次第に全時代の既知宇宙全星系を対象にしていき、加えてTraveller5でUWP書式が全面的に変更されたこともあり、「公式設定の」全UWPはT5形式に改められていく。

2018年?:『Behind the Claw』(未発売)
 マングース第2版ルール対応のデネブ領域資料本。UWP(の数値)はT5SSを踏襲すると思われる(2012年発売の『The Solomani Rim』以降、MongooseはT5SSを「公式設定」として採用しているので)。

 このように情報の拡充と微調整が繰り返されてきたわけですが、特に「Traveller5 Second Survey」による変革は大規模なものとなりました。T5SS自体も数度の改定を現在まで経てきていのですが、現時点では以下のような修正がなされているようです。

・小規模(低重力)で濃大気の世界の補正
最新の科学的知見を反映して、規模4以下で大気がある星を対象に惑星規模の大型化がなされています。同時に、大型の真空世界の規模を縮小する措置も行われています。

・技術レベルの調整
帝国内のTL16星系は全て排除されました。また、低人口や低宇宙港で高技術だった世界は軒並み引き下げられ(特にソロマニ・リム宙域では影響大)、貿易分類「未開」の世界ではTLが自動的に0となりました。他にも、大気が呼吸不可にも関わらず低技術であった世界がTL8~9まで引き上げられ、設定上隔離されていない低技術星系が全般的に底上げされています。

・恒星のスペクトル型の修正、および超巨星や恒星規模Dの排除
環境が良さそうで人口の多い世界には、G型K型の安定した恒星が割り当てられました(その逆に辺境星系にM型が割り当てられることもあります)。同時に、M5V型より暗い星系は少し「明るく」補正されました(ルールでは主要世界は可住圏(ハビタブルゾーン)に置かれますが、M5Vより暗い恒星には可住圏自体がないためです)。また、規模Dの矮星の排除により連星系ですらなくなったところもあります。例外として、リジャイナ星系などは元々設定として矮星を伴星として持っていたので維持されています。

・一部世界の名称変更、誤植修正
Kwai Ching(1040)→ Kuai Qing、Keltcher(2639)→ Keltchner
星域図などでBevyと誤植されることが多かった座標3216の星系は、Beveyに統一されました。

・統治元が曖昧だった政治コード「6」の星系の明確化
政治6で統治元が不明だった多くの星系が「軍政」と明言されました。また、統治元情報がかなり変更されています。

・後に作られた設定に合わせてのUWP補正
ヴィクトリア(1817)の大気コードは濃厚(9)から超濃厚(D)になりました。『偵察局』発売までは大気コードDがなかったのと、JTAS誌第2号掲載の設定が反映されたものと思われます(規模6の星が大気Dになることはないので明らかに意図的な修正です)。また、マラスタン(2231)は後に帝国保護星系の設定が付加されたため、それに合わせて修正が入りました。もはや『傭兵部隊』にある状況は使用できません。

・人口倍率の補正
貿易分類「荒涼(人口0・政治0・治安0)」の世界は人口倍率も0になりました。『ミスリルでの使命』などで訪れるメタル・ワールズの世界に影響が出ますが、「シナリオの時点ではたまたま人がいた」と解釈すればいいでしょう。

・Xボート路線の修正
ルーニオン星域にあった「ジャンプ-5」航路は、方角を変えてジャンプ-4になるよう補正されました。

・アンバー・トラベルゾーンの新基準
従来の設定によるものに加え、「政治と治安の値を足して20以上」の星系が一律にアンバーゾーンになりました。政権が独裁的かつ極高治安の星系への注意喚起という意味では頷けます。

・2~3星系規模の「恒星間国家」の排除
おそらく1105年当時の「アーデン連邦(Federation of Arden)」が恒星間国家扱いされていなかったことを踏まえて、極小規模の国家が星系図上では排除されたものと考えられます。スピンワード・マーチ宙域では影響はないように見えますが、後に設定が整備された「ガルー共和国(Republic of Garoo)」や「ミューエイ帝国(Mewey Empire)」はUWP上では恒星間国家扱いされていません。

 これだけを見ればかなり合理的な修正が行われたと思えますが、副作用もありますし、意図不明のものや勇み足とも思える改変も行われています。そしてT5書式は情報量が大幅に増やされた上に貿易分類も全くの別物になったのですが、そもそもそれはTraveller5で遊ばなければ単に互換性のない情報に過ぎないのです。
 もう一つ問題なのは、今後マングース社から出てくる「公式設定」は前述した通りT5SSに準拠したものとなります。既に第2版ルール対応の『The Bowman Arm』や『Lunion Shield Worlds』では新UWPに対応した設定が公開され始めていて、「公式設定」を取り入れ続ける限りではこの流れはもはや不可逆なものと言えます。
(※もちろん懐かしの『トラベラー・ハンドブック』のようにレフリーが独自の解釈で各星系の設定を起こすことや、『Behind the Claw』設定で遊び続けることが妨げられる訳ではありません)

 そこで、T5SSの新設定を受け入れつつ『メガトラベラー』で採用されたUWP書式に差し戻し、貿易分類はマングース版に準拠させ、どうしても納得のいかない部分は独自に調整を加えた「最新版の」日本語対応スピンワード・マーチ宙域UWPデータを公開します。星系名の翻訳に関しても、過去の自分の訳も含めて全面的に見直しを行いました。


アルファ象限(クロナー、ジュエル、ケリオン、ヴィリス)
ベータ象限(リジャイナ、アラミス、ランス、ライラナー)
ガンマ象限(ダリアン、ソード・ワールズ、ファイブ・シスターズ、第268区)
デルタ象限(ルーニオン、モーラ、グリッスン、トリンズ・ベール)
(※象限(quadrant)とは、宙域図を中央から4分割して4星域を一纏めにし、「左上」から順にアルファ、ベータ、ガンマ、デルタと呼ぶやり方…なのですが、別に行政単位ではなく、マーティン・ドハティ(Martin J. Dougherty)の著書ぐらいでしか見かけない表記法です)

【注釈】
国籍コードについて
 Im:第三帝国
 Cs:帝国属領
 Zh:ゾダーン領
 Cz:ゾダーン属領
 Da:ダリアン連合
 Sw:ソード・ワールズ連合
 Na:非加盟中立
 XX:未入植(非加盟中立)
(※前述の通り、アーデン連邦、ガルー共和国、ミューエイ帝国といった小国は国籍コードを持たず「Na」扱いです)

星系首都について
 T5SSの古い版では「星域首都=星域公爵がいる星」と定義されたため、星域公爵が設定上置かれていないジュエル、アラミス、ヴィリス、ランス、第268区域、ファイブ・シスターズの各星域から星域首都が削除されていました。現在の版ではジュエルと第268区域を除いて「星域公爵がいる」ことにされて星域首都が復活していますが、これでは旧来の設定と矛盾してしまいます(その上基準が不明確です)。
 そこで、旧来の設定を上書きする新設定ができるまでは星域図上では赤字で記し、「星域首都」ではなく「星域中心」と注釈欄に記載することにします。首都ではなくても星域行政の中心地であることには変わりはないからです。同様に、帝国外の星域の中心地も「星域中心」の表記を使用します。

知的種族について
 (minor)とのみ書かれている知的種族を明確化し、1105年の時点で未発見である種族の記述は削除しました。既に絶滅している種族に関しては「絶滅」と記載してもいます。なお、UWP上では人口比1%未満の種族は省略されるようなので、どんな星系でも記載のない種族が居住している可能性は十分にあります。

太古種族の遺跡について
 『Spinward Marches Campaign』で太古種族遺跡の所在は明確化され、『GURPS Traveller: Alien Races 3』で追加されましたが、T5SSで更に増やされています。T5SS追加分についてはシナリオのネタバレを含むため、一旦UWPから外してこちらに伏せておきます。ただし、太古種族の遺跡というものはたいてい大学や海軍・偵察局の厳重な管理下にあり(もしくは見つかってすらいない)、観光地として一般開放されているものはそんなにないことは頭の隅に置いておいてください(例外として、イフェイトの遺跡は見つかって早々に盗掘に遭って既に何も残っていないため、遺構が観光地化されていても不思議ではありません)。

T5SS追加分
ダリアン(0627):設定上太古種族の活動痕跡あり。ただ、この星に目立った施設がないからこそ最終戦争の戦禍を免れた、という設定もあるため、大した遺跡ではないかもしれない。
リジャイナ(1910):『Adventure 12: Secret of the Ancients』の続きにあたる「Grandfather's Worlds(Challenge誌27号掲載。内容については『Behind the Claw』にも記載あり)」で語られた重大な秘密に関することと思われる。
シオンシー(2306):小惑星帯は太古種族によって破壊された惑星の痕跡と考えられていて、ある意味でこの星系自体が遺跡。ちなみに星系内には遺物狙いの輩が多数入り込んでいて、時折反物質の爆発事故が起きているとか…?
コルフー(2602):設定不明。おそらく遺跡は未発見。
フューラキン(2613):『黄昏の峰へ』参照。1105年時点では未発見であり、おそらく今後も見つかることはない…はず。

独自に削除したもの
ピクシー(1903):『AR3』において、遺跡の存在が「帝国政府(および偵察局)によって秘匿されている」と明言されているのでUWPから削除。


貿易分類について
 貿易分類の区分けについてはクラシック版・メガトラベラー・TNE・T4・T20・マングース版のそれぞれで微妙な差異があり、今回はそれらの中庸な点を探って採用しています。また、貿易分類の種類については最新のマングース版を採用していますので、旧来の貿易ルールを使用する場合は「高技」「低技」「肥沃」を読み飛ばしてください。
 なおT5SSの改定により規模4-の世界が「農業」となることはなくなったため、「農業」世界は自動的に「肥沃」の貿易分類も持つことになります(※「肥沃」は農産物輸出には人口面の事情などで至らないものの自然環境が豊かと思われる世界を意味する、マングース版から導入された貿易分類)。よって「小惑」が「真空」を内包するように、T5SSの査読を経たUWPに関してのみ「農業」は「肥沃」を内包するものとします。また、メガトラベラー以降で「低人」に「非工」が必ず付随してしまう問題に対処するため、同様に内包させました。


【参考文献】
Journal of the Travellers' Aid Society #2,#12 (Game Designers' Workshop)
Supplement 3: The Spinward Marches (Game Designers' Workshop)
Adventure 6: Expedition to Zhodane (Game Designers' Workshop)
Double Adventure 2: Across the Bright Face (Game Designers' Workshop)
Traveller Adventure (Game Designers' Workshop)
Spinward Marches Campaign (Game Designers' Workshop)
Alien Module 8: Darrian (Game Designers' Workshop)
MegaTraveller: Imperial Encyclopedia (Game Designers' Workshop)
Regency Sourcebook (Game Designers' Workshop)
MegaTraveller Journal #1,#3 (Digest Group Publications)
GURPS Traveller: Behind the Claw (Steve Jackson Games)
GURPS Traveller: Alien Races 3 (Steve Jackson Games)
GURPS Traveller: Sword Worlds (Steve Jackson Games)
GURPS Traveller: Humaniti (Steve Jackson Games)
Spinward Marches (Mongoose Publishing)
Tripwire (Mongoose Publishing)
Alien Module 3: Darrians (Mongoose Publishing)
Spinward Marches 1: The Bowman Arm (Mongoose Publishing)
Spinward Marches 2: The Lunion Shield Worlds (Mongoose Publishing)
Traveller Map
Traveller Wiki
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新訳最新版スピンワード・マーチ宙域UWPデータ(アルファ象限)

2018-09-20 | Traveller
クロナー星域

ゼイキュード     0101 C430698-9   砂漠 非工 非農 貧困   613 Zh K9V        
レノ             0102 C4207B9-A   砂漠 非農 貧困      A 603 Zh G8V M1V    
エレーレ         0103 B563664-B Z 非工 富裕             910 Zh M1V M4V    クロナー統治
キャントレル     0104 C566243-9   低人 肥沃             520 Zh F1V        
ギョマー         0108 C8B2889-8   非水                  824 Na A8V        テスマリ母星
ゼンゴー         0202 C868586-5   低技 農業 非工        801 Zh G5V M3V    
リオ             0301 C686648-8   農業 非工 富裕        201 Na M0V M1V    
ジェセンタウン   0303 B31169B-C Z 高技 非工 非農 氷結 A 801 Zh M2V M9V    
クロナー         0304 A6369A5-D Z 高技 高人             810 Zh F8V        星域中心
アッツァ         0307 B4337CA-A Z 非農 貧困           A 810 Zh F7V M3V    太古種族遺跡
ウェンジ         0503 D648500-8   農業 非工             610 Na F8V        
エンラス=デュ   0601 E975776-6   農業                  323 Na F1V        
アルジェバスター 0605 C665658-9   農業 非工 富裕        410 Na M0V M1V    
ラサット         0607 E883401-7   非工                  910 Na F0V        
ニンジャー       0608 A311666-C Z 高技 非工 非農 氷結   410 Zh A4V        軍政
シユー           0610 B756779-A Z 農業                  111 Zh F4V M0V    
インドゥ         0703 E434662-6   非工                  320 Na F6V        アルジェバスター統治
ネアフォン       0704 E738475-7   非工                  820 Na K5V        
シパンゴ         0705 A886865-C Z 高技 肥沃 富裕        121 Zh G2V        クロナー統治
スターヴ         0710 E7667A8-2   低技 農業             801 Na K9V M2V    オベイエリー母星
ナーヴァル       0805 D525688-7 Z 非工                A 603 Cz G4V M6V    
プレイヴン       0807 E845300-5   低技 低人 肥沃        910 Na G8V M7V    
クォー           0808 B532720-B N 非農 非工           A 401 Cs M2V        
フロンド         0810 E9C3300-9   低人 非水             103 Cs F8V        

 クロナー星域には24の星系があり、総人口は92億人。最大人口はクロナーの80億人で、最高技術レベルはクロナーの13です。星域の中心はクロナーにあります。なお、帝国市民はこの星域方面への不要不急の渡航は止めてください。


【注釈】
ニンジャー(0608):
 これまではクロナー(0304)による統治でしたが、軍政に変更されました。

インドゥ(0703): E334662-5 → E434662-6
 UWPおよび統治元の変更により、『Behind the Claw』の設定は使用できなくなりました。同時にネアフォン(0704)にも影響が出ます。差し戻しても良かったのですが、いくら後進の独立星系とはいえ帝国歴850年にもなって「世代間宇宙船で植民」という設定はさすがにどうかと…。

ナーヴァル(0805):
クォー(0808):
フロンド(0810):

 国籍コードが独立から属領に変更された星系です。クォーには元々帝国海軍基地があるので(※ホビージャパン版ではゾダーン軍基地と誤植されています)帝国属領でない方が不自然ですし、同じ理屈でゾダーン軍基地のあるナーヴァルはゾダーン属領であるべきです(当初は記載がなかったのですが、後に追加されました)。フロンドは『Spinward Marches Campaign』などで帝国属領とされており(なぜか『Regency Sourcebook』で独立に戻されていますが…)、影響の出そうな公式設定がないため、変更しても実害はないと判断しました。


ジュエル星域

コンディオル     0901 E7A1522-8   非工 非水             923 Na F8V        ヴェックス人母星 ヴァルグル3割
プパーキン       0902 C7B3386-9   低人 非水             502 Na K8V M4V    ヴァルグル8割
クウィストヨッチ 0904 B766766-A Z 農業 富裕             424 Zh M2V        軍政
ゴウゲスト       0909 C572510-A   非工                A 420 Cs K2V        
エサーリン       1004 C565673-8   農業 非工 富裕      A 223 Na F3V M2V    
ルビー           1005 B400445-B S 真空 非工             201 Im M1V M3V    
エメラルド       1006 B766555-B S 農業 非工             534 Im M1V        
ゼノピット       1010 D430546-7   砂漠 非工 貧困        622 Na M3V        
リバーランド     1102 C566A99-9   高人 肥沃           A 214 Zh M2V        
クラン           1103 B672899-A Z                     A 901 Zh K8V        
ジュエル         1106 A777999-C A 工業 高技 高人 肥沃   623 Im G7V        星域中心
ジルコン         1110 C792668-8 M 非工                  624 Na F0V        アーデン統治
アオ=ダイ       1201 E410644-7   非工 非農             312 Zh K2V M3V    
モンゴ           1204 A568685-A A 農業 非工 富裕        603 Im M6III M0V  
ユートランド     1209 C573464-7   非工                  410 Na M0V        アーデン統治
ペクァン         1210 E5656B9-4   低技 農業 非工      A 710 Na K5V        
ネキージ         1305 D591314-5   低技 低人           A 501 Im K2V M0V    ネキージ人母星
ライセン         1307 B592655-A S 非工                  623 Im M3V        
フォーレン       1401 B638665-8   非工                A 910 Zh K0V        チョカリ母星4割 ドルフィン2割 クラン統治
ファーリーチ     1402 A200400-B Z 真空 非工           A 415 Zh M3III M0V  
871-438          1510 E722000-0   貧困 未開             001 XX M3V M8V    
ルージィ         1604 D422A88-8   工業 高人 非農 貧困   110 Im M2V        
グラント         1607 X664100-3   低技 低人 肥沃      R 222 Im K6V        保護世界

 ジュエル星域には23の星系があり、総人口は370億人。最大人口はリバーランドの200億人で、最高技術レベルはジュエルの12です。星域の中心はジュエルにあります。なお、帝国市民はゾダーン領内への不要不急の渡航は止めてください。


【注釈】
コンディオル(0901):
 GURPS版設定では、ここには24万のヴァルグルが居住していました。その後『Tripwire』にて、ここは群小人類ヴェックス人の母星に書き換えられたのですが、その人口は60万人とされています。総人口は90万人台ですので、24万人のヴァルグルが居住していても不自然ではなく『Tripwire』との矛盾もないため(たまたま会わなかったのでしょう)、注釈欄に「ヴァルグル3割」を追記しました。

ゴウゲスト(0909):
 ここの国籍コードは『Supplement 3』では独立世界でしたが(※この当時は属領の概念が無かったので当然です)、『Spinward Marches Campaign』からは帝国属領に変わり、『Imperial Encyclopedia』でも踏襲されました。ところが『Domain of Deneb System Data』『Regency Sourcebook』では再び独立世界に戻され、『Behind the Claw』でもそちらが採用されています。そして現時点での最新設定となる『Tripwire』では帰属は不明確です。
 一応T5SSを尊重して「Cs(帝国属領)」としておきますが、治安0の星ですし、新設定ができるまでは「建前上は」とか「形骸化した」といった冠詞を付けた設定を構築した方が良さそうです。

ユートランド(1209):
 T5SSで基地コードMになりましたが、その存在を裏付ける公式資料は今のところありません(これまで基地が無いとされてきたのですから当然です)。誤植の可能性も考えて一旦削除しましたが、今後基地の存在を前提とした新設定が起こされる可能性は十分にあるので、その際には改めて基地Mに修正します。

フォーレン(1401):
 ここの統治元は『Regency Sourcebook』ではファーリーチ(1402)、『Behind the Claw』ではリバーランド(1102)、T5SSではクラン(1103)とまちまちです。しかしここを一番詳細に書いているはずの『Tripwire』では統治元の言及はなぜかなく、つまり「どこでもいい」状態なのでT5SSの「クランが統治」をそのまま採用します。

ファーリーチ(1402):
 GURPS版設定ではヴァルグル世界でしたが、『Tripwire』でゾダーン世界に「上書き」されました。『Behind the Claw』の設定も活かすなら「第五次辺境戦争後にヴァルグルが流入した」とすればいいでしょう。

アーデン領の2星系について:
 ヴィリス星域のアーデン(1011)がユートランド(1209)とジルコン(1110)を領有することが最初に明らかになったのはシナリオ『Expedition to Zhodane』で、物語内の時間では1107年となっていました。その後『Spinward Marches Campaign』で「アーデン連邦」という名称が与えられ、拡大政策に打って出た『MegaTraveller』の時代には更に周辺4星系を治める立派な「恒星間国家」となっていました。
 その後『Regency Sourcebook』で設定が少し整備され、『Behind the Claw』でユートランドの植民地化が1106年、ジルコンが1107年と明言されました…が、ここで1107年当時のユートランドの様相が入植初期とは思えないことが問題となります(ジルコンの人口も600万人と過大ですし)。結論としては、『Tripwire』にある「ユートランドの入植者の源流は第二次辺境戦争後にゾダーン占領地から引き揚げてきた帝国人難民」「ジルコンは1006年にアーデンから入植(ユートランドも同時期にアーデン連邦に加盟)」という設定を容れるのが妥当と考えます。


ケリオン星域

アツォン         0111 B310598-8   非工                  933 Na K8V        
イェクター       0114 C6B6431-A   非工 非水            123 Na G4V M4V    
コーサ           0115 EA95124-5   低技 低人 肥沃        910 Na M0V        
プリンクス       0212 C436635-6   非工                  720 Na A9V K8V    
ルーシュー       0215 E766674-4   低技 農業 非工 富裕   903 Cz G0V M3V    ヴァルグル世界
バエル           0218 E200100-8   真空 低人             812 Na K2V        
ミザン=フェル   0311 B56258A-8   非工                  323 Na F3V        
サンシバー       0412 B200310-A Z 真空 低人             701 Zh M3V M3V    
アッティカ       0414 C400546-8   真空 非工             810 Na K1V M6V    
レティネイ       0416 E8C69AA-9   高人 非水           A 910 Cs M1V        タシャキ母星 研究基地δ
テラ・ノヴァ     0511 C786342-9   低人 肥沃             812 Zh K2V        
アスモデウス     0512 E596400-5   低技 肥沃 非工        205 Zh K8V        
ファイサル       0518 D545436-5   低技 肥沃 非工        810 Cs K9V M7V    
ルボー           0613 B869554-C   高技 非工             901 Zh G8V M5V    
ケリオン         0614 B554788-9 Z 農業                  804 Zh G6V        星域中心 シェオル母星
デカルブ         0618 EA8A799-6   海洋 富裕             320 Cs M1V        
ウィンストン     0620 E887573-6   農業 非工             501 Sw K5V M9V    
ラップスワールド 0712 C592320-8 Z 低人                  402 Zh K5V M8V    
サンバー         0717 B543653-C   高技 非工 貧困        210 Cs M0V M1V    
エントロープ     0720 E436AAA-B   高人                A 110 Sw G6V M1V    
アンセルホーム   0820 C310588-8   非工                  601 Sw M0V M1V    

 ケリオン星域には21の星系があり、総人口は204億人。最大人口はエントロープの112億6300万人で、最大技術レベルはルボーとサンバーの12です。星域の中心はケリオンにあります。なお、帝国市民はこの星域方面への不要不急の渡航は止めてください。


【注釈】
ルーシュー(0215): E765664-4 → E766674-4
 T5SSではゾダーン属領に変更された上に『Regency Sourcebook』の「ヴァルグル世界」が再び採用されたため、『Behind the Claw』にある「少数のヴァルグルが多数の人類を統治している」設定が使用できなくなりました。また、水界が5か6かで資料ごとにブレがあるため(『Regency Sourcebook』に至っては両方という有様)、T5SSの「6」を尊重しつつGURPS版設定を「水界度54.5%」に改変してどちらでも解釈可能にしておこうと思います(小数点以下を切り捨てれば水界5に、四捨五入なら水界6になる)。

サンシバー(0412):
 この星には『Regency Sourcebook』以降「ドロイン人口が4割」という設定が付加されましたが、GURPS版設定でドロイン移民が来訪するのは1117年の話ということになりました(旧来の設定との整合性のためと思われます)。今後1105年向けの新設定が用意されるまでは、ドロイン移民は居ないものとします。

ラップスワールド(0712):
 ここの基地は「M(外国基地)」ではなく「Z(ゾダーン海軍基地)」であるべきなので修正を施しました。


ヴィリス星域

カローラン       0911 C796746-5   低技 農業             510 Na G2V M4V    
899-076          0912 E201300-8   真空 低人 氷結        520 Na F7V        
クエア           0915 B200545-9   真空 非工             204 Cs M3V        
ゼータ2         0919 X6B0000-0   砂漠 未開           R 020 XX M0V        ヴィジ母星 保護世界
アーデン         1011 B5549CB-9   高人 肥沃           A 110 Na G4V M5V    
チョレオスティ   1018 C200100-9   真空 低人             101 Im K9V M4V    
マージシー       1020 C575677-6   農業 非工           A 910 Im K4V M7V    
フレンジー       1116 A200436-A N 真空 非工             110 Im M3III M2V  星域中心
ガーダ=ヴィリス 1118 B978868-A S 肥沃                  512 Im M3V        ヴィリス統治
ヴィリス         1119 A593943-A   工業 高人             820 Im G5V M8V    
ディジティス     1212 E53668A-6   非工                  920 Na M3V        
エディニーナ     1213 E400220-7   真空 低人           A 401 Cs K6V M0V    
728-907          1214 E955000-0   肥沃 未開             010 Im F1V M2V    
ステラティオ     1216 D5A4420-8   非工 非水             210 Im M3V        
アルカディア     1217 E546845-6   肥沃                  402 Im G8V        
トレマス・デクス 1311 B511411-C   高技 非工 氷結        201 Na K8V M5V    
ミーリアム       1315 E572300-8 N 低人                  110 Im F5V        
サウルス         1320 D888588-7   農業 非工             820 Im G8V M1V    サウリアン母星
ランジェント     1411 E67A612-7   海洋 非工             503 Na K8V        
ディノータム     1413 B739573-A N 非工                  324 Im M2V        
フィカント       1417 E567353-5   低技 低人 肥沃        910 Im M0V M1V    
ティオナーレ     1511 C674321-8   低人 肥沃           A 910 Cs M2V M5V    シックス母星
カリート         1515 C434887-7                         501 Im K9V M1V    
アスガルド       1519 X5437C7-5   低技 貧困           R 520 Im F5V M1V    
タヴォンニ       1520 E567000-0   肥沃 未開             034 Im G6V        
プルーム         1611 C887624-8   農業 非工             710 Im G5V M8V    

 ヴィリス聖域には26の星系があり、総人口は109億人。最大人口はヴィリスの83億2000万人で、最高技術レベルはトレマス・デクスの12です。星域の中心はフレンジーにあります。


【注釈】
ゼータ2(0919):
 国家に属していない(属領ですらない)この星が「保護」世界というのは一体どこに保護されてるんだ、ということに普通はなるのですが、地理的にも将来的(※数十年後には帝国領になります)にも帝国がしっかり確保しているのでしょう。独自に削除するほどでもないと判断して、そのまま残しました。

ステラティオ(1216): D5A4420-4 → D5A4420-8
 『Behind the Claw』では「TL4の蒸気機関で異種大気の中を生き延びている」という、ある意味でSFな世界でしたが、TLの調整により使えなくなりました。直すなら「昔はそうしていて今もその名残りがある」ぐらいが無難でしょうか。

カリート(1515): C334867-7 → C434887-7
 政治コードが「6」ではなくなったことで、「ディノータム(1413)の海軍基地が統治」という設定に調整が必要です(地元官僚を海軍が統御していることにすれば問題なさそうですが…)。
Comment

新訳最新版スピンワード・マーチ宙域UWPデータ(ベータ象限)

2018-09-20 | Traveller
リジャイナ星域

イフェイト       1705 A646930-D B 工業 高技 高人 肥沃   800 Im K4V        太古種族遺跡
アレル           1706 B56789C-A   肥沃 富裕           A 210 Im M1V M7V    
イリース         1802 BAC6773-9   非水                  335 Im G5V        
メノーブ         1803 C652998-7   高人 貧困             310 Im K2V        
ウアキィ         1805 B439598-D   高技 非工             320 Im M3V        
ファンガ         1806 E676126-7   低人 肥沃             224 Im G1V M1V    
ノーブス         1807 E888765-2   低技 農業 富裕        834 Im G3V        太古種族遺跡 保護世界
フォーボルドン   1808 D893614-5   低技 非工             312 Im G0V        
ルーイ           1809 C776977-7   工業 高人 肥沃      A 701 Na G5V        絶滅ダッカム母星
ジェンゲ         1810 C799663-9 S 非工                  323 Im M0V        リジャイナ統治
ピクシー         1903 A100103-D N 高技 真空 低人        901 Im K1V M0V    刑務所
ブーギーン       1904 A8B3531-D S 高技 非工 非水        601 Im M1V        太古種族遺跡
ヘフリー         1909 C200423-7 S 真空 非工             320 Im K6II M2V   
リジャイナ       1910 A788899-C A 高技 肥沃 富裕        703 Im F7V BD M3V 星域首都 アミンディー母星2割 ヴァルグル数% アスラン数%
フェリ           2005 B584879-B S 肥沃 富裕             620 Im G4V M3V    
ループ           2007 C77A9A9-7 S 海洋 工業 高人      A 323 Im F9V        
サイアス         2106 X555423-2   低技 肥沃 非工      R 501 Im K5V        
ヨーリ           2110 C560757-A   砂漠 富裕             713 Im F1V        太古種族遺跡 ズーファニ母星6割 研究基地β
デンタス         2201 C979500-A S 非工                  920 Im M2V        
キノーブ         2202 A663659-8   非工 富裕             622 Im G7V        
ベックスワールド 2204 D88349D-4   低技 非工           A 701 Im K0V M2V    太古種族遺跡
イノープ         2205 C411988-7   工業 高人 非農 氷結   600 Im K6V M5V    
ウォーチャーズ   2207 EAC28CC-9   非水                A 703 Im F0V        
ヨーバンド       2303 C7C6503-9   非工 非水             220 Im M3V        
シオンシー       2306 X000742-8   小惑 非農           R 714 Im F6V        
アルジン         2308 X766977-4   高人 低技 肥沃      R 723 Im G9V        
ユースト         2309 E7B4643-8   非工 非水             824 Im K9V        ウルスティ母星
ヘイヤ           2402 B687745-5   低技 農業 富裕        734 Im K6III M3V  
ケング           2405 E5718CA-5   低技                A 812 Im G5V M9V    
モウガス         2406 CA5A588-B   海洋 非工             801 Im K9V M9V    
リザ             2408 E430AA8-8   高人 砂漠 非農 貧困   323 Im G7V        
インザ           2410 B575776-9 A 農業                  423 Im F8V        太古種族遺跡

 リジャイナ星域には32の星系があり、総人口は693億人。最大人口はリザの318億8200万人で、最高技術レベルはイフェイト、ウアキィ、ピクシー、ブーギーンの13です。星域の首都はリジャイナにあり、ルーイを除く全星系が帝国に加盟しています。


【注釈】
ノーブス(1807): E888787-2 → E888765-2
 帝国保護世界の設定が付加されたため、政治コード6となっています。

リジャイナ(1910):
 『Spinward Marches Campaign』でTLは10から12に修正され、反乱期以降のトラベラー・ニュースサービス(TNS)など公式設定でも追認されています。また、『Traveller5』で知的種族アミンディーの母星との設定が追加されました。

シオンシー(2306):
 宇宙港を従来のXに差し戻しました。


アラミス星域

ペイア           2509 A655241-9 N 低人 肥沃             603 Im F3V        
ディアン         2510 C9A769D-8   非工 非水           A 202 Im K5V        
コルフー         2602 C895674-8   農業 非工           R 222 Im M0V        
フォカリーン     2607 EA88544-7   農業 非工             724 Im F3V        
ラブロン         2701 B646589-A   農業 非工             503 Im M2III M4V  
ヘグズ           2706 E66A224-9   海洋 低人             510 Im K2V M7V    
ヴィオラント     2708 C669452-A   非工                  420 Im G2V        
パヴァンヌ       2905 E310000-0   未開                  025 Im M0V        
カーステン       2906 C427402-B   非工                  804 Im M1V        
ジーラ           2908 E55672C-7   農業                A 701 Im K6V M3V    
ジェセディピア   3001 C775300-7   低人 肥沃             611 Im F4V        ヴァルグル3割
イェバブ         3002 C9A489A-8   非水                  712 Im G9V        エボキン母星
ナスミン         3003 B98A422-B S 海洋 非工             612 Im F5V        
ジコーカ         3004 D994542-6   農業 非工           A 320 Im K9V        
アラマンクス     3005 B657974-7   高人 肥沃             210 Im G0V        
ピサディー       3008 C5766D8-5   低技 農業 非工      A 201 Im F9V M1V    
ルール・デュー   3010 B98A510-B N 海洋 非工             502 Im G1V M9V    
ラグバード       3102 BAC5634-A   非工 非水           A 811 Im M1V        
タワーズ         3103 B544448-A S 肥沃 非工           A 735 Im G8V K6V    
フェニートマン   3104 C422200-C   高技 低人 貧困        910 Im G4V M7V    
ルイス           3107 D427402-7   非工                R 701 Im F8V        
アラミス         3110 A6B0556-B A 砂漠 非工             710 Im M2V        星域中心
ジュニディ       3202 B434ABD-B W 高人                A 310 Im F7V M2V    ルルウィロリィ母星5割
パティニール     3207 C000632-9   小惑 非工 非農        213 Im F3V        太古種族遺跡
ナトコ           3209 B582211-8 N 低人                  801 Im M2V M6V    
リーチャー       3210 C9A8542-8   非工 非水           A 233 Im G4V        

 アラミス星域には26の星系があり、総人口は308億人。最大人口はジュニディの280億人で、最高技術レベルはフェニートマンの12です。星域の中心はアラミスにあり、全星系が帝国に加盟しています。


【注釈】
ディアン(2510): C9A769D-4 → C9A769D-8
 大気Aへの対応で、奇しくもGURPS版での「治安機関や政府がTL8技術を独占している」という設定がそのまま使えるようになりました。民衆はTL4に抑えられています。

コルフー(2602):
 この星は現在伝染病によって侵入禁止星系となっているのですが、治療法が見つかってアンバーゾーンに格上げされるのは1119年の話です。それを先取りしすぎているため、トラベルゾーンをレッドに差し戻しました。宇宙港もXに戻すべきか迷いましたが、宇宙港が「無い」のではないので存在だけは明示しておくことにしました。設定で「宇宙港は閉鎖されていて着陸すら禁止」と釘を差しておくべきでしょう。

フォカリーン(2607): EA88544-A → EA88544-7
ヘグズ(2706): E66A224-C → E66A224-9

 Eクラス宇宙港だからか、TLが引き下げられました。ヘグズに関しては「軌道施設はTL12で造られている」とすれば従来の設定と辻褄が合います。

ジーラ(2908):
 T5SSでは政治コード2を理由に治安レベルが取りうる最大限の「7」に調整されましたが、『トラベラー・アドベンチャー』での記述に合わせるためにデータを一旦差し戻しました。またアンバーゾーンの解除も一応検討しましたが、シナリオ本編の様相から政治形態が直接民主制(政治コード2)に見えて実態は官僚制(コード8・9)と考えれば治安コードと足して20以上になるので、アンバー指定は残しました。

ジコーカ(3004): X994542-6 → D994542-6
 レッドゾーンからアンバーへの格上げは、同じ「外世界人排斥」の設定を持ちながら元々アンバーのリーチャー(3210)と比べて大袈裟過ぎるという判断でしょう。GURPS版設定での「海兵隊が出動するまでになった地元民による宇宙港襲撃事件」は1097年の話ですので、「詳細設定で最大限の注意喚起をするアンバーゾーン」とするのが妥当かと思います。『トラベラー・アドベンチャー』でジーラ宇宙港の周辺に鉄条網が描写されていましたが、むしろこちらの方が相応しいかもしれません。

アラマンクス(3005):
 この星が世界大戦によって実際にアンバーゾーンに指定されるのは、(GURPS版設定でのみ)1106年になってからです。少し先取りしすぎているため、ゾーン分類をグリーンに戻しました。

ルイス(3107): X427402-D → D427402-7
 Dクラス宇宙港の存在など、『トラベラー・アドベンチャー』に記載されたものが反映されています。公式設定上、細々と農業を営む一般住民のTLが7で、テュケラ家私有地は外部からTL13技術を導入して造られていることに注意してください。

アラミス(3110):
 T5SSではUWPがA5A0556-Bに変更されましたが、『トラベラー・アドベンチャー』はこの星が腐食大気であることを前提に作られているので差し戻しました。

ジュニディ(3202): B434ABD-9 → B434ABD-B
 理由は不明ですが、TLの変更で名実ともにタワーズ星団の中心地としての地位を得ました。GURPS版設定ではこの星がアンバーゾーンに指定されるのは1108年となっていますが、アンバーゾーン新基準との兼ね合いでその部分だけ無視する格好になります。
 余談ですが、帝国歴1200年にはこの星はTL13になるそうなので、9からの上昇では変化が急激すぎるのかもしれません(変化が急激すぎる星は他にいくらでもあるとはいえ)。


ランス星域

エクストーレイ   1711 B55589A-A N 肥沃                  110 Im M2V M4V    ヴァルグル2割
ランス           1719 A879533-B A 非工                  710 Im F5IV M1V   星域中心
ダイナム         1811 D100535-A   真空 非工             201 Im A4V        
ガンディ         1815 B311455-A N 非工 氷結             303 Im F8V M3V    
ヴィクトリア     1817 X6D7772-2   低技                R 112 Im K6V        太古種族遺跡
ダイナムン       1912 B674632-9 S 農業 非工             204 Im G8V        
イレーヴン       1916 X587552-4   低技 農業 非工      R 922 Im F9V        
ソンサート       1918 X6266AB-7   非工                R 314 Im K6V M0V    
ドガンジオ       1920 B420410-D N 高技 砂漠 非工 貧困   312 Im M0V M3V    
ワイポック       2011 E9C4547-9   非工 非水           A 922 Im M3V        
ジンニ           2111 X559000-0   未開                R 022 Im K5V        
レック           2112 D9957AA-6   農業                A 501 Im M0V        
キキーカ         2212 CAA5345-8   低人 非水             102 Im M2V        
クォピスト       2215 B551679-A   非工 貧困           A 721 Im M3V        ジョンカー人6割
ツリース         2311 D432866-8   非農 貧困             610 Im M1V        インザ統治
イチーステ       2313 C53A313-A   海洋 低人             720 Im G4V        
プリーマ         2314 D691142-5   低技 低人             802 Im M2V        
ラーイズ         2317 C100576-A   真空 非工           A 710 Im K7V        
イヴェンドゥ     2319 B424659-A A 非工                  112 Im A9V        
キーノウ         2411 C792348-7 S 低人                  213 Im M3III M2V  
テュレデッド     2414 C565540-9   農業 非工             614 Im M3V        
フレイベフガー   2415 E581542-3   低技 非工             901 Im K9V        研究基地ε
ラベル           2416 C564112-4   低技 低人 肥沃        701 Im F2V M3V    
エクゥス         2417 B55A858-B S 海洋                  202 Im F6V M1V    ドルフィン1割
アイスティナ     2418 B5245A9-7 N 非工                  301 Im K9V M8V    
コグリ           2419 CA6A643-9   海洋 非工 富裕        432 Im M1V        
スカル           2420 C4237C7-9 N 非農 貧困             601 Im M0V M1V    

 ランス星域には27の星系があり、総人口は11億人。最大人口はツリースの6億7000万人で、最高技術レベルはドガンジオの13です。星域の中心はランスにあります。


【注釈】
ダイナム(1811):
 真空世界にも関わらず規模1が3になったことで『Double Adventure 2: Across the Bright Face(焦熱面横断)』の進行に多大な影響が出るので差し戻しました。
(※が、そもそもこのシナリオ(と同梱の『ミスリルでの使命(Mission to Mithril)』)のATVだけが「時速150kmで走る」のが問題であり、この件とは別に調整が必要です)

ヴィクトリア(1817):
 宇宙港を従来のXに差し戻しました。

ソンサート(1918):
 T5SSで宇宙港やトラベルゾーンが変更されましたが、理由が不明確のため差し戻しました(少なくとも1077年当時は侵入禁止星系であったことは間違いありません)。

クォピスト(2215):
 元々『Supplement 3』では水界1だったのですが、『Spinward Marches Campaign』以降は水界0の砂漠世界に変更されました。『Behind the Claw』で改めて「水界12%」と記述されたこともあり、T5SSでは元の水界1が採用されています。また、注釈欄に「ジョンカー人6割」を追記しました。


ライラナー星域

キノーブ         2512 C549433-9   非工                  502 Im F0V K9V    
ギールデン       2514 C583103-6   低人                  203 Im M1V        
パネット         2519 E9C5677-9   非工 非水             224 Im K5V        
ガーリンスキー   2520 B632520-7 S 非工 貧困             410 Im M0V M7V    
メイシーン       2612 B000453-E N 高技 小惑 非工        901 Im G8V M8V    
フューラキン     2613 A674210-D   高技 低人 肥沃        810 Im G3V        
ナトーコー       2620 C8879AB-9   高人 肥沃           A 204 Im F4V        太古種族遺跡
リゼック         2712 A425579-A N 非工                  401 Im M2V M3V    
ポロズロ         2715 A867A74-B   高人 肥沃             201 Im M1V M9V    
ライラナー       2716 A434934-F A 高技 高人             810 Im M2V        星域首都
ローンセダ       2720 C86A215-7   海洋 低人             705 Im K9V        
ヴァルハラ       2811 E565432-5   低技 肥沃 非工        622 Im G4V        
ジヴァイジェ     2812 C6B199C-B   高人 非水           A 421 Im G6V        
ジェ・テローナ   2814 A560565-8 N 砂漠 非工             913 Im F9V        軍政
ジェローム       2818 X573000-0   未開                R 001 Im K2V        
ヒーノズ         2912 A545543-B   農業 非工             824 Im F3V        
セレピナ         2913 B434456-9 A 非工                  201 Im M2V        
ギトシー         2918 B000676-9   小惑 非工 非農        610 Im G6V M3V    
ベリーゾ         3015 B895646-5   低技 農業 非工        923 Im K1V        アスラン3割
ケジーナ         3016 E869569-3   低技 非工           A 224 Im F6V        ライラナー統治
ヘロンニ         3017 E7A0614-8   砂漠 非工             820 Im G5V        
457-973          3019 X572776-5   低技                R 334 Im G9V        ペルージアン母星
ソメム           3020 C301340-B   真空 低人 氷結        201 Im M2V M7V    
ヴィノリアン     3111 B879610-9   非工                  610 Im M3V M4V    
ヌーテマ         3112 B864310-8 N 低人 肥沃             822 Im M3V        
ヒューデル       3114 X575000-0   肥沃 未開           R 020 Im M0V        
シパッウェ       3118 B55879A-6   農業                  623 Im M1V        
ヴェインジェン   3119 C686854-5   低技 肥沃 富裕        520 Im G1V M0V    チャーパー1割 研究基地γ
マルジュシ       3212 A576257-C A 高技 低人 肥沃        920 Im F0V        
ベヴェイ         3216 D4209CC-A S 工業高人砂漠非農貧困A 224 Im F4V        
タカセブ         3218 C430411-B   砂漠 非工 貧困        801 Im A5V M2V    
ポワザ           3220 C787566-5   低技 農業 非工        332 Im K4V M2V    モーラ統治

 ライラナー星域には32の星系があり、総人口は381億人。最大人口はポロズロの214億6000万人で、最高技術レベルはライラナーの15です。星域の首都はライラナーにあり、全星系が帝国に加盟しています。


【注釈】
ライラナー(2716):
 T5SSでは人口の4割が知的種族ルルウィロリィで占められていることになっています。が、さすがに突拍子もない上に影響も大きすぎるため、削除しました。T5SSの古い版ではアラミス星域ではないあちこちの星系に「タンポポ」が居住していることになっていたらしいので、その名残りかもしれません。

ベリーゾ(3015):
 T5SSで「アスラン3割」の情報が付加されましたが、その設定の出処は不明です。従来設定への影響が少ないのと、今後新設定が起こされる可能性があるため、このままにしてあります。

ケジーナ(3016):
 統治元がベヴェイ(3216)からライラナー(2716)に変更されました。現在ではこれを受けて、GURPS版設定の「ベヴェイから入植された」に加えて「ライラナーによる統治に対して住民の抵抗が激しい」というアンバーゾーンの理由が整備されています。

457-973(3019): X372215-4 → X572776-5
 『Regency Sourcebook』以降、この星は知的種族ペルージアンの母星ということになったので、その人口3000万人が反映されています。

ポワザ(3220):
 統治元がタカセブ(3218)からモーラ(3124)に変更されました。「モーラから入植された」という設定が元々あるため、単純化と思われます。
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