この正誤表は、ホビージャパン社より発売された『トラベラー』関連製品の、後に『Consolidated CT Errata v1.2(2015年3月31日版)』(Don McKinney著・編)にて修正された項目を日本語版に合わせて掲載したものです。現時点では『トラベラー』日本語版固有の誤植修正は手が回っておりません(逆に、原文に存在した誤植が日本語版で既に訂正済みになっているものもありますが、それは記載していません)。
なお雷鳴社版『トラベラー』および、私自身が日本語版を所有していない物については正誤表を作ることができません。あしからずご了承ください。
◆トラベラー・スタートセット(1984年)
ルールブック Starter Edition: 1. Rules Booklet
19ページ:万能(追記)
末尾に以下の文を追加します。「しかしながら〈万能〉技能は、別の技能と同等の価値があるわけではありません。医療現場で技能を使用しても〈医学〉技能があるわけではありませんし、緊急時に宇宙船を操縦したとしても〈パイロット〉技能を持っているわけではありません。」
(※〈万能〉で就職して給与を得ることはできない、ということでしょう)
29ページ:負傷と死・第3段落(明確化)
いわゆる「最初の一撃」ルールは、キャラクターが各戦闘で受ける最初の致傷に適用されます。以前の戦闘で負傷していたとしても、「最初の一撃」から免れることはできません。
29ページ:負傷と死(追記・明確化)
意識喪失、重傷などのルールは以下のようになりました。
「戦闘中に負傷したものの意識を失わなかった(肉体特徴ポイントがどれ一つとして0にならなかった)キャラクターは、軽傷とみなされます。そのキャラクターは戦闘終了後に傷ついた特徴ポイントと元の値の中間(※おそらく端数は切り捨て)に戻されます。例えば、元々筋力8のキャラクターが筋力4になるまで傷つき、かつ戦闘中に気絶しなかった場合、戦闘終了後に筋力は6に戻ります。そこからキャラクターを完全な状態に回復させるには、医師(医療キットを持った〈医学-1〉の者)による30分間の治療、もしくは3日間の休息が必要です。
戦闘中に1つの特徴ポイントが0になったキャラクターは意識を失い、完全な状態に回復するには医師(医療キットを持った〈医学-1〉の者)による30分間の治療、もしくは3日間の休息が必要です(※意識を取り戻すのは10分後と思われます)。
しかし2つの特徴ポイントが0になって意識を失ったキャラクターは、(※3時間後に?)意識を取り戻しても特徴ポイントはそのまま残ります(0のものは1になり、それ以外は現在の値のまま)。完全に回復させるには医療設備(※病院や宇宙船の医務室など)と〈医学-3〉を持つ医師による治療が必須であり、5~30日(5D日)を要します。」
30ページ:特徴ポイントによる効果(明確化)
「致傷による特徴ポイントの減少も(中略)、攻撃面には影響を及ぼしません」とありますが、これは1回の戦闘のみに適用されます。キャラクターが負傷して戦闘を終了し、そのまま次の戦闘に挑んだ場合は致傷レベルが適用されます。このルールの意図は、特徴ポイントの減少の度に戦闘を滞らせないためであり、回復(もしくは治療)する前に負傷していないキャラクターと同じように次の戦闘でも戦えるということではありませんでした。
36ページ:折畳み銃床(追記)
銃床が折り畳まれている場合、その武器はさほど命中精度が上がらなくなります(全ての距離でDM-1)。銃床が展開されているのなら修正はありません。
37ページ:再装填(追記)
ボディピストルとオートピストルは、予め装填された弾倉と共に使用するように設計されています。空になった弾倉を再装填するためには1戦闘ラウンドを使用します。また、これら2つの武器の弾倉は相互利用ができません。
45ページ:船体(追記)
文末に以下の文章を追加します。「800トンの船体でKクラスのジャンプドライブを配備した船はジャンプ-2が可能です。」
51ページ:政府指定商船(R型)(追記・修正)
この船にはドライブ拡張用に15トンが確保されています(※ドライブDに変更するには10トンあればいいですし、Eに上げるには足りない上に性能は変わらないので明らかに過剰です)。建造費用は「MCr100.035」です。
51ページ:政府指定商船(M型)(追記・修正)
この船にはドライブ拡張用に2トンが確保されています(※通常ドライブをDにしたところで加速度は変わりませんが…?)。建造費用は「MCr245.97」です。
52ページ:ヨット(Y型)(追記・修正)
運べる積荷は「13トン」です。ヨットは商業運航をしない限り、スチュワードを必要としません。
52ページ:傭兵用巡航艦(C型)(修正)
建造費用は「MCr429.804」で、建造期間は「28ヵ月」です。
61ページ:ガス・ジャイアント(明確化)
「燃料補給には1週間が必要です」とありますが、ルールブック41ページにある「8時間」と矛盾します。この項目ではガスジャイアントまでの移動にかかる時間込みであると捉えるべきです。
66ページ:異星生物の攻撃力(修正)
ここの例文では「歯」の致傷力が1Dとなっていますが、チャートブック8ページでは「2D」とされています。よってこの例でも2Dを適用すべきです。
76ページ:調査用機器(初版のみ追記)
暗視ゴーグル(7)Cr.500:周囲の光を増幅し、着用者は暗闇でものを見ることができます(完全に光のない暗闇では使えません)。暗視(LI)ゴーグルは、夜や戦闘での悪視界という状況を緩和したり無視したりします。
77ページ:道具類(初版のみ修正)
50kgの工具セットを削除。
チャートブック Starter Edition: 2. Charts and Tables
2ページ:TAS形式2(初版のみ修正)
(誤)"はじめに"の章で述べられた帝国暦を記入すること。
(正)タクテクス18号P.31「帝国の歴史」で述べられている帝国暦を記入すること。
5ページ:技能取得表(変更)
「部門関係」の「海兵隊」「陸軍」「偵察局」の出目1で得られる「ATV」「エア・ラフト」を全て「輸送機器」に変更します。
(※この裁定により、単独で〈ATV〉技能を得ることはできなくなりました。ATVは〈キャタピラ型機器〉で動かすものとするべきでしょう。しかしながら陸軍の出目2で〈エア・ラフト〉を得られるのはなぜか変更されていません)
8ページ:武器/防具・距離相関表(修正)
「短剣」の「近」の修正値は「+2」ではなく「-1」です。
「フォイル」の「戦闘アーマー」に対する修正値は「-8」ではなく「-6」です。
「ボディ・ピストル」の「致傷力」は「3D」ではなく「2D」です。
「アブラット」に注釈が欠落しています。「アブラットにレーザーが命中する度に、DMが1減少します」(※おそらく「-7」が「-6」になっていくということでしょう)。
9ページ:肉体特徴ポイント・軽傷の項目以下(変更・明確化)
意識喪失、重傷などのルールは以下のようになりました。
「戦闘中に負傷したものの意識を失わなかった(肉体特徴ポイントがどれ一つとして0にならなかった)キャラクターは、軽傷とみなされます。そのキャラクターは戦闘終了後に傷ついた特徴ポイントと元の値の中間(※おそらく端数は切り捨て)に戻されます。例えば、元々筋力8のキャラクターが筋力4になるまで傷つき、かつ戦闘中に気絶しなかった場合、戦闘終了後に筋力は6に戻ります。そこからキャラクターを完全な状態に回復させるには、医師(医療キットを持った〈医学-1〉の者)による30分間の治療、もしくは3日間の休息が必要です。
戦闘中に1つの特徴ポイントが0になったキャラクターは意識を失い、完全な状態に回復するには医師(医療キットを持った〈医学-1〉の者)による30分間の治療、もしくは3日間の休息が必要です(※意識を取り戻すのは10分後と思われます)。
しかし2つの特徴ポイントが0になって意識を失ったキャラクターは、(※3時間後に?)意識を取り戻しても特徴ポイントはそのまま残ります(0のものは1になり、それ以外は現在の値のまま)。完全に回復させるには医療設備(※病院や宇宙船の医務室など)と〈医学-3〉を持つ医師による治療が必須であり、5~30日(5D日)を要します。」
12ページ:ソフトウェア表(修正・追記)
「通常回避」プログラムは上から順に「通常回避-1」「通常回避-2」「通常回避-3」「通常回避-4」「通常回避-5」「通常回避-6」で、「自動回避」にはレベルはありません。
「ライブラリ」プログラムが抜け落ちています。容量は「1」、価格は「0.3MCr」です。
15ページ:宇宙船との遭遇(明確化)
CおよびDクラス宇宙港に海軍基地が付属することはないので、遭遇表で14・15の項目を参照することはありえません。無いものとみなしてください。
16ページ:治安レベル表(訳語修正)
数値6の欄、「禁じらるる」を「禁じられる」に修正します。
24ページ:貿易・投機表(修正)
サイコロの目31の「石油化学品」の「量」は「6D✕5」です。
24ページ:貿易・投機表のDM(修正)
「世界のタイプ」欄の「非農業世界」は「大気3-・水界3-・人口6+」です。
25ページ:個人用装備・輸送機器(初版のみ追記)
「輸送機器」欄の価格単位は「(KCr)」(キロクレジット)、「小艇」欄の価格単位は「(MCr)」(メガクレジット)です。
26ページ:超能力距離表(追記)
表の項目の最後(「惑星」の次)に「遠軌道」(50000km以上)を追加します。超能力コストはテレパシーが「7」、透視力が「5」、念動力が「-」、テレポートが「6」です。
シャドウ/ミスリルでの試練 Starter Edition: 3. Adventures
修正はありません。
◆研究基地ガンマ(1984年)
スピンワード・マーチ宙域 Supplement 3: The Spinward Marches
数々の修正を経た、最新版の星系データはここにあります。
研究基地ガンマ Adventure 2: Research Station Gamma
上記の通り、記載されている星系データは今では多くが修正されていることに注意してください。
1001人のキャラクター Supplement 1: 1001 Characters
異星生物との遭遇 Supplement 2: Animal Encounters
修正はありませんが、これらのデータは1977年版の古いルールで作成されています。
◆メイデイ(1985年)
(※国際通信社版『メイデイ』でどう変更されたかはわかりません)
5ページ:目標変更(修正)
1980年版ルールで変更されたこの項目は、大きくて重武装な宇宙船で問題を起こすことがわかりました。そのため旧ルールに差し戻します。
「射撃するそれぞれの船は、射撃する前に射撃目標を予め割り当てておかなくてはなりません。攻撃する船のいずれかの武器が発射される前に目標が破壊された場合、その割り当てを変更するなら他の全てのDMに加えて-6の修正を受けます」
6ページ:誘導システム・自動追尾(追記)
ミサイルの未来の位置が目標の現在位置に達したのなら、ミサイルは目標の未来位置の方向に自身の未来位置を変更します。
6ページ:爆発システム・接触爆発(修正)
目標に与える損傷は「3倍」ではなく「2倍」です。
6ページ:爆発システム・近接爆発(修正)
近接ミサイルは目標に「2倍」ではなく「通常」の損傷を与えます。また、近接爆発ミサイルはアンチ・ミサイル射撃の影響を「受けます」。
6ページ:標準ミサイル(修正)
何の註記もない場合、標準ミサイルは「5G6」制限加速、自動追尾、「近接爆発」型とします。この型の価格は「Cr5400」です。
10ページ:補足ルール・ミサイルの製造・「一般的なミサイルを建造すると、つぎのような価格となります」(修正・明確化)
「制限加速(Cr300)、自動追尾システム(Cr1000)、近接爆発(Cr1000)タイプのミサイルを、G性能5(Cr2500)、燃料噴射能力値6(Cr600)で造れば、合計Cr5400。」
また、『Special Supplement 3:ミサイル』の構築ルールが利用可能であれば、それは『メイデイ』のものより優先されます(※ただし雷鳴社版『Special Supplement 3:ミサイル』には、1986年以降に出された訂正が適用されているかわかりません)。
◆宇宙海軍(1985年)
(※所持していないため正誤表を制作できません)
◆黄昏の峰へ(1985年)
黄昏の峰へ Adventure 3: Twilight's Peak
上記の通り、記載されている星系データは今では多くが修正されていることに注意してください。
31ページ・ヴァルグル人(訳語修正)
「通常の肉食類追跡型から」→「ありふれた肉食類追跡型から」
33ページ・首都(訳語修正)
項目名を「キャピタル」とします。
36ページ・レア(明確化)
「首星です」という表現は原文からの翻訳としては正しいのですが、後の設定整備により誤解を招く表記となりました。現在のレアは「連合」の「首星」という立ち位置ではなく、単なる一ヴァルグル国家の首都に過ぎません。
(※そもそも「連合」という訳自体にも問題があるのですが、この場では修正対象としません)
デスステーション Double Adventure 3: Death Station
7ページ:L型実験船(修正)
パワープラントは「D」、燃料タンクは「100トン」、非商業的運用で乗客は15人(相部屋なら35人)運べます(※専用室が20あって乗組員が5名なので、乗組員も相部屋にすることで35人分の部屋を確保できます)。荷物は13トン積めますが、そのうち7トン分の空間はドライブの拡張に回される場合があります。建造費用はMCr166.41(割引き済み)です。
帝国市民 Supplement 4: Citizen of the Imperium
4ページ~:技能と恩典(追記)
「恩給」に関する項目が抜け落ちていました。以下の文章を追加します。
11ページ:技能習得表(修正)
「悪党」の「3.教育関係」の出目6で得られる「宇宙戦術」は、正しくは「戦術」です。
◆傭兵部隊(1986年)
傭兵部隊 Book 4: Mercenary
6ページ:兵科(明確化)
海兵隊員が最初に選べる唯一の兵科は海兵隊歩兵科です。
7ページ:任務の大別(修正)
「知力が8以上であったなら」とありますが、10ページに書いてある通り「教育度が8以上」が正しいです。
ブロードソード Adventure 7: Broadsword
6ページ:ガーダ・ヴィリス(明確化)
帝国暦-121年に最初に入植したのは、現在のグングニル星系から来たソード・ワールズ人です。彼らはこの星を「ダヌウズ」と名付けました。しかし初期植民地は原因不明の理由で数十年後には崩壊し、隣接するヴィリス星系(※270年に入植され、286年に本国から独立)のソード・ワールズ人が再入植してきたのは290年になってからです。
ちなみに470年に帝国は、ダヌウズが訛って「タヌーズ」と呼ばれるようになっていたこの星を含めてヴィリス周辺の星系を保護領化し、490年にはタヌーズが「ガーダ・ヴィリス(新ヴィリス)」に改称されました。やがて保護領は576年に正式に帝国に編入されています。
(※この設定整備により、現在のガーダ・ヴィリス住民が「もともとの植民者の直系の子孫」ではないにしろ、ソード・ワールズ人の子孫である可能性が高いことがより強調されるようになりました。また『Spinward Marches Campaign』でのみタヌーズへの最初の入植を「帝国暦240年」としており、正誤表もそれに倣っていましたが、「帝国暦-121年」という設定は他資料でも利用されているので退けました)
6ページ:ガーダ・ヴィリス(訳語修正)
(誤)結局、帝国偵察局基地の入り口のすぐ外でアイン・ギヴァー工作員が集団で見つかり、一網打尽にされるという意外な結末をむかえました。
(正)結局、帝国偵察局基地の入り口のすぐ外でアイン・ギヴァー工作員たちの遺体が発見されました。
11ページ:ブロードソード型傭兵用巡航艦(訳語修正)
「ブロードソード級傭兵用巡航艦」とします。
15ページ:デッキプラン(明確化)
このデッキプランには問題が多く報告されているそうです(※が、詳細は正誤表に記載されておらず、後の資料でも代わりになりそうな物は見当たりません)。
19ページ:宇宙海軍書式(修正)
23ページ:敵宇宙船(修正)
このページに書かれているUSPデータは、1980年版『宇宙海軍』による修正を受けていません。
24ページ:ゾダーン海兵隊(修正)
後の設定により、ゾダーン軍には海兵隊は無いことになりました。この項目は「国家防衛軍(Consular Guard forces)」と置き換えられます。
28ページ:ヴィリス星域(修正)
最新版の星系データはここにあります。
ベテラン Supplement 13: Veterans
修正はありません。
◆第五次辺境戦争(1986年)
(※所持していないため正誤表を制作できません)
◆砂漠の傭兵(1987年)
(※所持していないため正誤表を制作できません)
◆レフリー・アクセサリー(1987年)
修正はありません。
◆アザンティ・ハイ・ライトニング(1987年)
(※所持していないため正誤表を制作できません)
◆偵察局(1988年)
偵察局 Book 6: Scouts
9ページ:任務遂行表(修正・追記)
日本語版において「管理部」の「昇進」欄が抜けていた分ずれて記載されていました。正しくは以下の通りです。「DM:知力9+なら生存判定にDM+1」はそのままです。
16ページ:星系作成チェックリスト(修正・追記)
「12.C.」に「可住圏なら+2(出目が12なら大気A)」を追加。
「14.C.」に「可住圏なら+2(出目が12なら大気A)」を追加。
17ページ:規模表(修正)
「S:小惑星」の平均直径は「1000km」です。
18ページ:星系特徴表(修正)
「主星」の「スペクトル」の「10」の結果は「G」です。
「主星」の「規模」の「VI」および「VII」の結果を「V」とします。
「伴星」の「規模」の5~11の結果を「V」とします。
(※『Traveller: The New Era』の正誤表により、準矮星・白色矮星を主星とすることはなくなりました。設定をそれに揃えるため、遡って修正が適用されています)
「主星のスペクトル型と規模」の「DM+4」を「DM+5」とします。
20ページ:軌道分類表(修正)
「巨星(規模III)」「準巨星(規模IV)」「主系列星(規模V)」の各表の「B0」および「B5」の欄を全て削除します。
(※そもそも星系特徴表でBが出ることがあるんでしょうか…?)
24ページ:小型世界(修正)
小型世界(規模S)の直径は「(1D+1)✕100km」です。
(※しかし17ページの修正と明らかに矛盾しています)
28ページ:惑星データ表(修正)
規模「6」の「重力」欄の数値は「0.740」の誤りと思われます。
(※原文でも「0.840」であり、正誤表の修正対象ではありませんが、この欄のみ「規模÷8」で簡易的に求められる重力の数値から乖離しており、誤植であると判断しました)
リヴァイアサン Adventure 4: Leviathan
7ページ:エジルン星域(修正)
8ページ:未探査星系(修正)
10ページ:パックス・ルーリン星域(修正)
後に修正された点が多いため、最新版星域データを掲載します。ただし、ヴェルスカー、ヴィオール、ブローデルの3星系に関しては本文記述と矛盾してしまうため、技術レベルを差し戻しました。
(※原文に合わせて人口倍率や小惑星帯数、恒星スペクトル型は省略し、貿易分類は「クラシック」仕様に統一しました。なお、この本では「貿易・投機表」で使用しない貿易分類(海洋・砂漠・真空など)は記載しない傾向が見られたため、その点は改めています。国籍コードについては、Im:帝国、Na:非加盟、Cs:帝国属領、Cz:ゾダーン属領、Bl:ベルガード領、Se:センリス領、となっています)
(※基地コードMは、現在では「海軍基地機能を含まない軍事基地」の意味で使われています。そのため、T5SSで海軍基地を持っているセンリスにはコードF(軍事基地および海軍基地)を割り当てました。本文中ではベルガードにも「海軍」があることになっていますが、T5SSでは海軍基地がないことと、設定上の「海軍」としての規模から見て、コードFを割り当てる程でもないと判断しました)
10ページ:地球類(追記)
世界データにおける「地球類」は、他の『トラベラー』サプリメントでは使用されていません。
20ページ:RPV(遠隔操作無人車両)(訳語変更)
原文では「RPV Drone」となっている無人機であり、少なくとも車両ではないため、訳文を「RPVドローン(遠隔操作無人機)」とします。発行当時と異なり、現在ではドローンという言葉が普及したことによる対処です。
20ページ:通信用ジャンプミサイル(修正)
項目全体を削除します。よって、17ページの「3/5.装填準備室」にある通信用ジャンプミサイルは全て「RPVドローン(遠隔操作無人機)」と置き換えます。
(※ルール上、100トン未満の「小艇」はジャンプできないと考えるのが自然です。この『リヴァイアサン』は巻末の著作者表記を見ても判る通り、GDW社ではなく英国のGames Workshop社の作品であり、設定解釈の齟齬が生じてしまったのです)
22~23ページ:ライブラリ・データ(修正)
ここに記載されている艦船全ての『宇宙海軍』仕様のUSPデータは、1980年版『宇宙海軍』による修正が入る前のものです。
海洋世界の遊牧民 Adventure 9: Nomads of the World Ocean
修正はありませんが、日本語版に同梱されていた「ソロマニ・リム宙域図」にはT5SSによる変更があるかもしれません。
◆トラベラー・アドベンチャー(1988年)
トラベラー・アドベンチャー The Traveller Adventure
12ページ:アラミス星域(修正)
最新版の星系データはここにあります。
112ページ:政府指定商船(R型)(追記)
日本語版ではR型商船の性能に関する記述が丸々省略されています。詳細については基本ルールブックか『商船と砲艦』を参照してください。
119ページ:テュケラ運輸・RT型長距離旅客船(修正)
運航に必要なエンジニアは「5名」なので、乗組員は「13名」となります。また、運べる一等船客の数は「13名」です。建造費用は「MCr511.29」です。
119ページ:テュケラ運輸・AT型貨物船(修正)
運航に必要な乗組員は「14名」で、「3名」の一等船客を運べます。建造費用は「MCr801」です。
119~120ページ:インペリアル運輸・TI型輸送船(修正)
「ジャンプドライブ-W、通常ドライブ-W、パワープラント-W」を備え(加速度性能の変更はありません)、船荷は「1104トン」積めます。建造費用は「MCr748.8」です。
120ページ:インペリアル運輸・TJ型輸送船(修正)
建造費用は「MCr808.2」です。
120~121ページ:アケラット運輸・ヘラクレス型貨物船(修正)
船名は「ヘラクレス級大型貨物船(AH型)」に改められました。船荷は「4069トン」積め、建造費用は「MCr989.01」です。
121ページ:オベルリンズ運輸・CT型貨物船(修正)
船荷は「413トン」積めます。運航に必要なエンジニアは「4名」なので、乗組員は「10名」です。建造費用は「MCr401.49」です。
131~132ページ:宇宙船・ヴァルグル海賊船(VP型)(修正)
運航に必要なエンジニアは「2名」なので、乗組員は「9名」です。建造費用は「MCr184.86」です。
132ページ:ヴァルグル自由貿易商船(VA型)(修正)
運航に必要な乗組員は、「パイロット兼航宙士、エンジニア、医者、砲手2名」の計5名です。建造費用は「MCr68.49」です。
132ページ:ヴァルグル探査船(VJ型)(修正)
運航には「パイロット兼航宙士、エンジニア、医者」の「3名」が必要です。建造費用は「MCr47.43」で、建造に「11ヵ月」かかります。
豪商 Book 7: Merchant Prince
16ページ:技能取得表(修正)
「自由貿易商船(の3つあるうちの一番右)」の出目5で得られる「スチュワード」を「パイロット」に変更します。
(※自由貿易商船の道に進むと〈パイロット〉を得られない問題に対する対処です。なお日本語版では「自由貿易商船」と書かれた項目が3つ存在しますが、これは原文では2行に渡って書かれていたものが1行に省略された影響です。元来「Free Trader」の項目の下には、左から順に「Life」「Service」「Business」と分けて書かれていました)
26ページ:貿易上の分類表(修正)
コード「非水」の大気は「A-C」です(※なぜなら大気D・E・Fには通常の水があるからです)。
◆トラベラー・ロボットマニュアル(1989年)
ロボット Book 8: Robots
15ページ:車輪:サスペンション(修正)
「少なくとも胴体容積の15%」ではなく、「少なくとも胴体容積の1.5%」です。
16ページ:移動装置:サスペンション(反重力、AC)(追記)
エア・クッション(C)が利用できるようになるのはTL7、超重作業用反重力(D)が利用できるようになるのはTL9、重作業用反重力(E)が利用できるようになるのはTL10、軽作業用反重力(F)が利用できるようになるのはTL12です。
註:表の数値は1ユニットに対するもの(本文を参照のこと)。
16ページ:移動装置:変速機(脚、キャタピラ、車輪)(追記)
消費電力は「脚」が「0.4kW」、「キャタピラ」が「0.3kW」、「車輪」が「0.2kW」です。
17ページ:付属装置表(追記)
利用できるテックレベルに関する記述が抜けていました。加えて「触覚センサーは全ての腕や触手に内蔵されています」を追記します。また、この表の数値は腕1本あたりのものです。
18ページ:応用プログラム表(明確化)
21ページにあるように「輸送機器」は特定の技能を選択する必要があるため、以下に示します。
ATV(容量1、Cr300)、反重力機器(容量2、Cr400)を表に追加します。一番わかりやすいのは平面移動をするもの(地上や水上)をATVに、三次元移動(水中や空中、そして反重力)を反重力機器で動かすとするのです。
19ページ:キャタピラ:サスペンション(修正)。
「少なくとも胴体容積の20%」ではなく、「少なくとも胴体容積の2%」です。
33ページ:著作者表記(追記)
「Design:」に「Gary Thomas」を追加します。
101ロボット 101 Robots
現時点で英語版の正誤表は制作されていません。
20ページ:ウェイトレスロボット(修正)
挿絵の「主部」と「従部」が逆になっています。
46ページ:AB-101(修正)
(誤)シュド+シャム会議
(正)シュドゥシャム会議
(※同項目の「テオドール・クレンシュタイン博士」も、タクテクス誌の「グランドツアー」連載時の訳に合わせて「テオドア・クレンスタイン博士」とするべきかもしれませんが、誤植とも言い難いため注釈扱いとします)
トラベラー書式集 Supplement 12: Forms and Charts
日本語版に修正はありません。
(※『トラベラー・スタートセット』のルールブックとチャートブック、そして『偵察局』において、星系の水界度を「規模」と「大気」のどちらをDMとして決定するかという違いが生じていますが、現時点でどちらが正しいという結論は出ていないため本稿では深入りしないものとします)
なお雷鳴社版『トラベラー』および、私自身が日本語版を所有していない物については正誤表を作ることができません。あしからずご了承ください。
◆トラベラー・スタートセット(1984年)
ルールブック Starter Edition: 1. Rules Booklet
19ページ:万能(追記)
末尾に以下の文を追加します。「しかしながら〈万能〉技能は、別の技能と同等の価値があるわけではありません。医療現場で技能を使用しても〈医学〉技能があるわけではありませんし、緊急時に宇宙船を操縦したとしても〈パイロット〉技能を持っているわけではありません。」
(※〈万能〉で就職して給与を得ることはできない、ということでしょう)
29ページ:負傷と死・第3段落(明確化)
いわゆる「最初の一撃」ルールは、キャラクターが各戦闘で受ける最初の致傷に適用されます。以前の戦闘で負傷していたとしても、「最初の一撃」から免れることはできません。
29ページ:負傷と死(追記・明確化)
意識喪失、重傷などのルールは以下のようになりました。
「戦闘中に負傷したものの意識を失わなかった(肉体特徴ポイントがどれ一つとして0にならなかった)キャラクターは、軽傷とみなされます。そのキャラクターは戦闘終了後に傷ついた特徴ポイントと元の値の中間(※おそらく端数は切り捨て)に戻されます。例えば、元々筋力8のキャラクターが筋力4になるまで傷つき、かつ戦闘中に気絶しなかった場合、戦闘終了後に筋力は6に戻ります。そこからキャラクターを完全な状態に回復させるには、医師(医療キットを持った〈医学-1〉の者)による30分間の治療、もしくは3日間の休息が必要です。
戦闘中に1つの特徴ポイントが0になったキャラクターは意識を失い、完全な状態に回復するには医師(医療キットを持った〈医学-1〉の者)による30分間の治療、もしくは3日間の休息が必要です(※意識を取り戻すのは10分後と思われます)。
しかし2つの特徴ポイントが0になって意識を失ったキャラクターは、(※3時間後に?)意識を取り戻しても特徴ポイントはそのまま残ります(0のものは1になり、それ以外は現在の値のまま)。完全に回復させるには医療設備(※病院や宇宙船の医務室など)と〈医学-3〉を持つ医師による治療が必須であり、5~30日(5D日)を要します。」
30ページ:特徴ポイントによる効果(明確化)
「致傷による特徴ポイントの減少も(中略)、攻撃面には影響を及ぼしません」とありますが、これは1回の戦闘のみに適用されます。キャラクターが負傷して戦闘を終了し、そのまま次の戦闘に挑んだ場合は致傷レベルが適用されます。このルールの意図は、特徴ポイントの減少の度に戦闘を滞らせないためであり、回復(もしくは治療)する前に負傷していないキャラクターと同じように次の戦闘でも戦えるということではありませんでした。
36ページ:折畳み銃床(追記)
銃床が折り畳まれている場合、その武器はさほど命中精度が上がらなくなります(全ての距離でDM-1)。銃床が展開されているのなら修正はありません。
37ページ:再装填(追記)
ボディピストルとオートピストルは、予め装填された弾倉と共に使用するように設計されています。空になった弾倉を再装填するためには1戦闘ラウンドを使用します。また、これら2つの武器の弾倉は相互利用ができません。
45ページ:船体(追記)
文末に以下の文章を追加します。「800トンの船体でKクラスのジャンプドライブを配備した船はジャンプ-2が可能です。」
51ページ:政府指定商船(R型)(追記・修正)
この船にはドライブ拡張用に15トンが確保されています(※ドライブDに変更するには10トンあればいいですし、Eに上げるには足りない上に性能は変わらないので明らかに過剰です)。建造費用は「MCr100.035」です。
51ページ:政府指定商船(M型)(追記・修正)
この船にはドライブ拡張用に2トンが確保されています(※通常ドライブをDにしたところで加速度は変わりませんが…?)。建造費用は「MCr245.97」です。
52ページ:ヨット(Y型)(追記・修正)
運べる積荷は「13トン」です。ヨットは商業運航をしない限り、スチュワードを必要としません。
52ページ:傭兵用巡航艦(C型)(修正)
建造費用は「MCr429.804」で、建造期間は「28ヵ月」です。
61ページ:ガス・ジャイアント(明確化)
「燃料補給には1週間が必要です」とありますが、ルールブック41ページにある「8時間」と矛盾します。この項目ではガスジャイアントまでの移動にかかる時間込みであると捉えるべきです。
66ページ:異星生物の攻撃力(修正)
ここの例文では「歯」の致傷力が1Dとなっていますが、チャートブック8ページでは「2D」とされています。よってこの例でも2Dを適用すべきです。
76ページ:調査用機器(初版のみ追記)
暗視ゴーグル(7)Cr.500:周囲の光を増幅し、着用者は暗闇でものを見ることができます(完全に光のない暗闇では使えません)。暗視(LI)ゴーグルは、夜や戦闘での悪視界という状況を緩和したり無視したりします。
77ページ:道具類(初版のみ修正)
50kgの工具セットを削除。
チャートブック Starter Edition: 2. Charts and Tables
2ページ:TAS形式2(初版のみ修正)
(誤)"はじめに"の章で述べられた帝国暦を記入すること。
(正)タクテクス18号P.31「帝国の歴史」で述べられている帝国暦を記入すること。
5ページ:技能取得表(変更)
「部門関係」の「海兵隊」「陸軍」「偵察局」の出目1で得られる「ATV」「エア・ラフト」を全て「輸送機器」に変更します。
(※この裁定により、単独で〈ATV〉技能を得ることはできなくなりました。ATVは〈キャタピラ型機器〉で動かすものとするべきでしょう。しかしながら陸軍の出目2で〈エア・ラフト〉を得られるのはなぜか変更されていません)
8ページ:武器/防具・距離相関表(修正)
「短剣」の「近」の修正値は「+2」ではなく「-1」です。
「フォイル」の「戦闘アーマー」に対する修正値は「-8」ではなく「-6」です。
「ボディ・ピストル」の「致傷力」は「3D」ではなく「2D」です。
「アブラット」に注釈が欠落しています。「アブラットにレーザーが命中する度に、DMが1減少します」(※おそらく「-7」が「-6」になっていくということでしょう)。
9ページ:肉体特徴ポイント・軽傷の項目以下(変更・明確化)
意識喪失、重傷などのルールは以下のようになりました。
「戦闘中に負傷したものの意識を失わなかった(肉体特徴ポイントがどれ一つとして0にならなかった)キャラクターは、軽傷とみなされます。そのキャラクターは戦闘終了後に傷ついた特徴ポイントと元の値の中間(※おそらく端数は切り捨て)に戻されます。例えば、元々筋力8のキャラクターが筋力4になるまで傷つき、かつ戦闘中に気絶しなかった場合、戦闘終了後に筋力は6に戻ります。そこからキャラクターを完全な状態に回復させるには、医師(医療キットを持った〈医学-1〉の者)による30分間の治療、もしくは3日間の休息が必要です。
戦闘中に1つの特徴ポイントが0になったキャラクターは意識を失い、完全な状態に回復するには医師(医療キットを持った〈医学-1〉の者)による30分間の治療、もしくは3日間の休息が必要です(※意識を取り戻すのは10分後と思われます)。
しかし2つの特徴ポイントが0になって意識を失ったキャラクターは、(※3時間後に?)意識を取り戻しても特徴ポイントはそのまま残ります(0のものは1になり、それ以外は現在の値のまま)。完全に回復させるには医療設備(※病院や宇宙船の医務室など)と〈医学-3〉を持つ医師による治療が必須であり、5~30日(5D日)を要します。」
12ページ:ソフトウェア表(修正・追記)
「通常回避」プログラムは上から順に「通常回避-1」「通常回避-2」「通常回避-3」「通常回避-4」「通常回避-5」「通常回避-6」で、「自動回避」にはレベルはありません。
「ライブラリ」プログラムが抜け落ちています。容量は「1」、価格は「0.3MCr」です。
15ページ:宇宙船との遭遇(明確化)
CおよびDクラス宇宙港に海軍基地が付属することはないので、遭遇表で14・15の項目を参照することはありえません。無いものとみなしてください。
16ページ:治安レベル表(訳語修正)
数値6の欄、「禁じらるる」を「禁じられる」に修正します。
24ページ:貿易・投機表(修正)
サイコロの目31の「石油化学品」の「量」は「6D✕5」です。
24ページ:貿易・投機表のDM(修正)
「世界のタイプ」欄の「非農業世界」は「大気3-・水界3-・人口6+」です。
25ページ:個人用装備・輸送機器(初版のみ追記)
「輸送機器」欄の価格単位は「(KCr)」(キロクレジット)、「小艇」欄の価格単位は「(MCr)」(メガクレジット)です。
26ページ:超能力距離表(追記)
表の項目の最後(「惑星」の次)に「遠軌道」(50000km以上)を追加します。超能力コストはテレパシーが「7」、透視力が「5」、念動力が「-」、テレポートが「6」です。
シャドウ/ミスリルでの試練 Starter Edition: 3. Adventures
修正はありません。
◆研究基地ガンマ(1984年)
スピンワード・マーチ宙域 Supplement 3: The Spinward Marches
数々の修正を経た、最新版の星系データはここにあります。
研究基地ガンマ Adventure 2: Research Station Gamma
上記の通り、記載されている星系データは今では多くが修正されていることに注意してください。
1001人のキャラクター Supplement 1: 1001 Characters
異星生物との遭遇 Supplement 2: Animal Encounters
修正はありませんが、これらのデータは1977年版の古いルールで作成されています。
◆メイデイ(1985年)
(※国際通信社版『メイデイ』でどう変更されたかはわかりません)
5ページ:目標変更(修正)
1980年版ルールで変更されたこの項目は、大きくて重武装な宇宙船で問題を起こすことがわかりました。そのため旧ルールに差し戻します。
「射撃するそれぞれの船は、射撃する前に射撃目標を予め割り当てておかなくてはなりません。攻撃する船のいずれかの武器が発射される前に目標が破壊された場合、その割り当てを変更するなら他の全てのDMに加えて-6の修正を受けます」
6ページ:誘導システム・自動追尾(追記)
ミサイルの未来の位置が目標の現在位置に達したのなら、ミサイルは目標の未来位置の方向に自身の未来位置を変更します。
6ページ:爆発システム・接触爆発(修正)
目標に与える損傷は「3倍」ではなく「2倍」です。
6ページ:爆発システム・近接爆発(修正)
近接ミサイルは目標に「2倍」ではなく「通常」の損傷を与えます。また、近接爆発ミサイルはアンチ・ミサイル射撃の影響を「受けます」。
6ページ:標準ミサイル(修正)
何の註記もない場合、標準ミサイルは「5G6」制限加速、自動追尾、「近接爆発」型とします。この型の価格は「Cr5400」です。
10ページ:補足ルール・ミサイルの製造・「一般的なミサイルを建造すると、つぎのような価格となります」(修正・明確化)
「制限加速(Cr300)、自動追尾システム(Cr1000)、近接爆発(Cr1000)タイプのミサイルを、G性能5(Cr2500)、燃料噴射能力値6(Cr600)で造れば、合計Cr5400。」
また、『Special Supplement 3:ミサイル』の構築ルールが利用可能であれば、それは『メイデイ』のものより優先されます(※ただし雷鳴社版『Special Supplement 3:ミサイル』には、1986年以降に出された訂正が適用されているかわかりません)。
◆宇宙海軍(1985年)
(※所持していないため正誤表を制作できません)
◆黄昏の峰へ(1985年)
黄昏の峰へ Adventure 3: Twilight's Peak
上記の通り、記載されている星系データは今では多くが修正されていることに注意してください。
31ページ・ヴァルグル人(訳語修正)
「通常の肉食類追跡型から」→「ありふれた肉食類追跡型から」
33ページ・首都(訳語修正)
項目名を「キャピタル」とします。
36ページ・レア(明確化)
「首星です」という表現は原文からの翻訳としては正しいのですが、後の設定整備により誤解を招く表記となりました。現在のレアは「連合」の「首星」という立ち位置ではなく、単なる一ヴァルグル国家の首都に過ぎません。
(※そもそも「連合」という訳自体にも問題があるのですが、この場では修正対象としません)
デスステーション Double Adventure 3: Death Station
7ページ:L型実験船(修正)
パワープラントは「D」、燃料タンクは「100トン」、非商業的運用で乗客は15人(相部屋なら35人)運べます(※専用室が20あって乗組員が5名なので、乗組員も相部屋にすることで35人分の部屋を確保できます)。荷物は13トン積めますが、そのうち7トン分の空間はドライブの拡張に回される場合があります。建造費用はMCr166.41(割引き済み)です。
帝国市民 Supplement 4: Citizen of the Imperium
4ページ~:技能と恩典(追記)
「恩給」に関する項目が抜け落ちていました。以下の文章を追加します。
恩給 5期以上を勤め上げたキャラクターは、年金を受給する資格があります。 5期 Cr.4000 6期 Cr.6000 7期 Cr.8000 8期 Cr.10000 以降1期ごとに Cr.2000追加 ただし未開人、悪党、海賊の出身者は恩給を受けることができません。
11ページ:技能習得表(修正)
「悪党」の「3.教育関係」の出目6で得られる「宇宙戦術」は、正しくは「戦術」です。
◆傭兵部隊(1986年)
傭兵部隊 Book 4: Mercenary
6ページ:兵科(明確化)
海兵隊員が最初に選べる唯一の兵科は海兵隊歩兵科です。
7ページ:任務の大別(修正)
「知力が8以上であったなら」とありますが、10ページに書いてある通り「教育度が8以上」が正しいです。
ブロードソード Adventure 7: Broadsword
6ページ:ガーダ・ヴィリス(明確化)
帝国暦-121年に最初に入植したのは、現在のグングニル星系から来たソード・ワールズ人です。彼らはこの星を「ダヌウズ」と名付けました。しかし初期植民地は原因不明の理由で数十年後には崩壊し、隣接するヴィリス星系(※270年に入植され、286年に本国から独立)のソード・ワールズ人が再入植してきたのは290年になってからです。
ちなみに470年に帝国は、ダヌウズが訛って「タヌーズ」と呼ばれるようになっていたこの星を含めてヴィリス周辺の星系を保護領化し、490年にはタヌーズが「ガーダ・ヴィリス(新ヴィリス)」に改称されました。やがて保護領は576年に正式に帝国に編入されています。
(※この設定整備により、現在のガーダ・ヴィリス住民が「もともとの植民者の直系の子孫」ではないにしろ、ソード・ワールズ人の子孫である可能性が高いことがより強調されるようになりました。また『Spinward Marches Campaign』でのみタヌーズへの最初の入植を「帝国暦240年」としており、正誤表もそれに倣っていましたが、「帝国暦-121年」という設定は他資料でも利用されているので退けました)
6ページ:ガーダ・ヴィリス(訳語修正)
(誤)結局、帝国偵察局基地の入り口のすぐ外でアイン・ギヴァー工作員が集団で見つかり、一網打尽にされるという意外な結末をむかえました。
(正)結局、帝国偵察局基地の入り口のすぐ外でアイン・ギヴァー工作員たちの遺体が発見されました。
11ページ:ブロードソード型傭兵用巡航艦(訳語修正)
「ブロードソード級傭兵用巡航艦」とします。
15ページ:デッキプラン(明確化)
このデッキプランには問題が多く報告されているそうです(※が、詳細は正誤表に記載されておらず、後の資料でも代わりになりそうな物は見当たりません)。
19ページ:宇宙海軍書式(修正)
23ページ:敵宇宙船(修正)
このページに書かれているUSPデータは、1980年版『宇宙海軍』による修正を受けていません。
24ページ:ゾダーン海兵隊(修正)
後の設定により、ゾダーン軍には海兵隊は無いことになりました。この項目は「国家防衛軍(Consular Guard forces)」と置き換えられます。
28ページ:ヴィリス星域(修正)
最新版の星系データはここにあります。
ベテラン Supplement 13: Veterans
修正はありません。
◆第五次辺境戦争(1986年)
(※所持していないため正誤表を制作できません)
◆砂漠の傭兵(1987年)
(※所持していないため正誤表を制作できません)
◆レフリー・アクセサリー(1987年)
修正はありません。
◆アザンティ・ハイ・ライトニング(1987年)
(※所持していないため正誤表を制作できません)
◆偵察局(1988年)
偵察局 Book 6: Scouts
9ページ:任務遂行表(修正・追記)
日本語版において「管理部」の「昇進」欄が抜けていた分ずれて記載されていました。正しくは以下の通りです。「DM:知力9+なら生存判定にDM+1」はそのままです。
管理部 訓練 基地 通常 特命 特殊 戦時 生存 自動 自動 自動 3+ 3+ 5+ 昇進 なし 7+ 7+ 7+ 6+ 5+ 技能取得 学校 7+ 7+ 7+ 7+ 7+
16ページ:星系作成チェックリスト(修正・追記)
「12.C.」に「可住圏なら+2(出目が12なら大気A)」を追加。
「14.C.」に「可住圏なら+2(出目が12なら大気A)」を追加。
17ページ:規模表(修正)
「S:小惑星」の平均直径は「1000km」です。
18ページ:星系特徴表(修正)
「主星」の「スペクトル」の「10」の結果は「G」です。
「主星」の「規模」の「VI」および「VII」の結果を「V」とします。
「伴星」の「規模」の5~11の結果を「V」とします。
(※『Traveller: The New Era』の正誤表により、準矮星・白色矮星を主星とすることはなくなりました。設定をそれに揃えるため、遡って修正が適用されています)
「主星のスペクトル型と規模」の「DM+4」を「DM+5」とします。
20ページ:軌道分類表(修正)
「巨星(規模III)」「準巨星(規模IV)」「主系列星(規模V)」の各表の「B0」および「B5」の欄を全て削除します。
(※そもそも星系特徴表でBが出ることがあるんでしょうか…?)
24ページ:小型世界(修正)
小型世界(規模S)の直径は「(1D+1)✕100km」です。
(※しかし17ページの修正と明らかに矛盾しています)
28ページ:惑星データ表(修正)
規模「6」の「重力」欄の数値は「0.740」の誤りと思われます。
(※原文でも「0.840」であり、正誤表の修正対象ではありませんが、この欄のみ「規模÷8」で簡易的に求められる重力の数値から乖離しており、誤植であると判断しました)
リヴァイアサン Adventure 4: Leviathan
7ページ:エジルン星域(修正)
8ページ:未探査星系(修正)
10ページ:パックス・ルーリン星域(修正)
後に修正された点が多いため、最新版星域データを掲載します。ただし、ヴェルスカー、ヴィオール、ブローデルの3星系に関しては本文記述と矛盾してしまうため、技術レベルを差し戻しました。
ウェイレイ 0902 E7B4776-8 非水 G Na パーン 0909 E649333-5 非工 G Cz ゴーゴン 1005 E590224-6 砂漠 非工 G Bl 刑務所 ベルガード 1106 C571321-9 M 非工 G Bl 国家首都 ヴェルスカー 1110 X574479-3 非工 R G Na カルダマール 1201 E745326-7 非工 G Na ネイベス 1202 D426579-8 S 非工 G Cs ? 1209 X775000-0 非工 R Na ゴレール 1305 D574756-7 農業 Na ガナルフ 1307 X500000-0 真空 非工 R G Na エルソン 1308 E541100-8 非工 貧困 G Bl セルショール 1402 X430576-6 砂漠 非工 貧困 R G Na ゴリア 1410 E422475-7 非工 貧困 Na カーベン 1502 X5555A9-2 農業 非工 R G Na アシュリーズ・ロック 1601 D100120-7 真空 非工 G Na ティアナ 1602 E568752-7 農業 富裕 Na ヴィオール 1605 D500401-1 真空 非工 G Na ブローデル 1608 X543200-3 非工 貧困 R G Na エジルン星域には18の星系があり、総人口は1億7190万人。最大人口はウェイレイの8000万人で、最高技術レベルはベルガードの9です。なお、帝国市民はこの星域方面への不要不急の渡航は止めてください。 カンディア 1801 D4006A9-7 真空 非工 非農 G Na キッド 1810 B644779-5 S 農業 G Cs バントラル 1906 C886589-9 S 農業 非工 G Cs クリスリオン 2002 D583AA9-9 Im オルサシュ 2008 E541364-7 M 非工 貧困 G Se 軍政 シアン 2102 C5689B9-A W A Im ベレンガリア 2105 B566644-7 A 農業 非工 富裕 G Im センリス 2108 B671633-A F 非工 Se 国家首都 ドラダン 2202 A400369-B S 真空 非工 Im シアン統治 ペリアー 2203 A633966-B N 非農 貧困 Im シアン統治 パックス・ルーリン 2204 A402231-E N 真空 非工 氷冠 G Im 星域中心 ライスク 2304 X413730-7 非農 氷冠 R G Im カラズ 2306 E311959-A N 工業 非農 氷冠 A G Im マーゲン 2309 C543550-9 M 非工 貧困 Se アイラント 2402 BAC0789-9 砂漠 A G Im アレクシン 2405 B000420-C 小惑 非工 Im パックス・ルーリン星域には16の世界があり、総人口は602億人。最大人口はクリスリオンの500億人で、最高技術レベルはパックス・ルーリンの14です。
(※原文に合わせて人口倍率や小惑星帯数、恒星スペクトル型は省略し、貿易分類は「クラシック」仕様に統一しました。なお、この本では「貿易・投機表」で使用しない貿易分類(海洋・砂漠・真空など)は記載しない傾向が見られたため、その点は改めています。国籍コードについては、Im:帝国、Na:非加盟、Cs:帝国属領、Cz:ゾダーン属領、Bl:ベルガード領、Se:センリス領、となっています)
(※基地コードMは、現在では「海軍基地機能を含まない軍事基地」の意味で使われています。そのため、T5SSで海軍基地を持っているセンリスにはコードF(軍事基地および海軍基地)を割り当てました。本文中ではベルガードにも「海軍」があることになっていますが、T5SSでは海軍基地がないことと、設定上の「海軍」としての規模から見て、コードFを割り当てる程でもないと判断しました)
10ページ:地球類(追記)
世界データにおける「地球類」は、他の『トラベラー』サプリメントでは使用されていません。
20ページ:RPV(遠隔操作無人車両)(訳語変更)
原文では「RPV Drone」となっている無人機であり、少なくとも車両ではないため、訳文を「RPVドローン(遠隔操作無人機)」とします。発行当時と異なり、現在ではドローンという言葉が普及したことによる対処です。
20ページ:通信用ジャンプミサイル(修正)
項目全体を削除します。よって、17ページの「3/5.装填準備室」にある通信用ジャンプミサイルは全て「RPVドローン(遠隔操作無人機)」と置き換えます。
(※ルール上、100トン未満の「小艇」はジャンプできないと考えるのが自然です。この『リヴァイアサン』は巻末の著作者表記を見ても判る通り、GDW社ではなく英国のGames Workshop社の作品であり、設定解釈の齟齬が生じてしまったのです)
22~23ページ:ライブラリ・データ(修正)
ここに記載されている艦船全ての『宇宙海軍』仕様のUSPデータは、1980年版『宇宙海軍』による修正が入る前のものです。
海洋世界の遊牧民 Adventure 9: Nomads of the World Ocean
修正はありませんが、日本語版に同梱されていた「ソロマニ・リム宙域図」にはT5SSによる変更があるかもしれません。
◆トラベラー・アドベンチャー(1988年)
トラベラー・アドベンチャー The Traveller Adventure
12ページ:アラミス星域(修正)
最新版の星系データはここにあります。
112ページ:政府指定商船(R型)(追記)
日本語版ではR型商船の性能に関する記述が丸々省略されています。詳細については基本ルールブックか『商船と砲艦』を参照してください。
119ページ:テュケラ運輸・RT型長距離旅客船(修正)
運航に必要なエンジニアは「5名」なので、乗組員は「13名」となります。また、運べる一等船客の数は「13名」です。建造費用は「MCr511.29」です。
119ページ:テュケラ運輸・AT型貨物船(修正)
運航に必要な乗組員は「14名」で、「3名」の一等船客を運べます。建造費用は「MCr801」です。
119~120ページ:インペリアル運輸・TI型輸送船(修正)
「ジャンプドライブ-W、通常ドライブ-W、パワープラント-W」を備え(加速度性能の変更はありません)、船荷は「1104トン」積めます。建造費用は「MCr748.8」です。
120ページ:インペリアル運輸・TJ型輸送船(修正)
建造費用は「MCr808.2」です。
120~121ページ:アケラット運輸・ヘラクレス型貨物船(修正)
船名は「ヘラクレス級大型貨物船(AH型)」に改められました。船荷は「4069トン」積め、建造費用は「MCr989.01」です。
121ページ:オベルリンズ運輸・CT型貨物船(修正)
船荷は「413トン」積めます。運航に必要なエンジニアは「4名」なので、乗組員は「10名」です。建造費用は「MCr401.49」です。
131~132ページ:宇宙船・ヴァルグル海賊船(VP型)(修正)
運航に必要なエンジニアは「2名」なので、乗組員は「9名」です。建造費用は「MCr184.86」です。
132ページ:ヴァルグル自由貿易商船(VA型)(修正)
運航に必要な乗組員は、「パイロット兼航宙士、エンジニア、医者、砲手2名」の計5名です。建造費用は「MCr68.49」です。
132ページ:ヴァルグル探査船(VJ型)(修正)
運航には「パイロット兼航宙士、エンジニア、医者」の「3名」が必要です。建造費用は「MCr47.43」で、建造に「11ヵ月」かかります。
豪商 Book 7: Merchant Prince
16ページ:技能取得表(修正)
「自由貿易商船(の3つあるうちの一番右)」の出目5で得られる「スチュワード」を「パイロット」に変更します。
(※自由貿易商船の道に進むと〈パイロット〉を得られない問題に対する対処です。なお日本語版では「自由貿易商船」と書かれた項目が3つ存在しますが、これは原文では2行に渡って書かれていたものが1行に省略された影響です。元来「Free Trader」の項目の下には、左から順に「Life」「Service」「Business」と分けて書かれていました)
26ページ:貿易上の分類表(修正)
コード「非水」の大気は「A-C」です(※なぜなら大気D・E・Fには通常の水があるからです)。
◆トラベラー・ロボットマニュアル(1989年)
ロボット Book 8: Robots
15ページ:車輪:サスペンション(修正)
「少なくとも胴体容積の15%」ではなく、「少なくとも胴体容積の1.5%」です。
16ページ:移動装置:サスペンション(反重力、AC)(追記)
エア・クッション(C)が利用できるようになるのはTL7、超重作業用反重力(D)が利用できるようになるのはTL9、重作業用反重力(E)が利用できるようになるのはTL10、軽作業用反重力(F)が利用できるようになるのはTL12です。
註:表の数値は1ユニットに対するもの(本文を参照のこと)。
16ページ:移動装置:変速機(脚、キャタピラ、車輪)(追記)
消費電力は「脚」が「0.4kW」、「キャタピラ」が「0.3kW」、「車輪」が「0.2kW」です。
17ページ:付属装置表(追記)
利用できるテックレベルに関する記述が抜けていました。加えて「触覚センサーは全ての腕や触手に内蔵されています」を追記します。また、この表の数値は腕1本あたりのものです。
腕:超軽 TL8 軽 TL7 中 TL6 重 TL5 触手:超軽 TL12 軽 TL12 中 TL11 重 TL10
18ページ:応用プログラム表(明確化)
21ページにあるように「輸送機器」は特定の技能を選択する必要があるため、以下に示します。
ATV(容量1、Cr300)、反重力機器(容量2、Cr400)を表に追加します。一番わかりやすいのは平面移動をするもの(地上や水上)をATVに、三次元移動(水中や空中、そして反重力)を反重力機器で動かすとするのです。
19ページ:キャタピラ:サスペンション(修正)。
「少なくとも胴体容積の20%」ではなく、「少なくとも胴体容積の2%」です。
33ページ:著作者表記(追記)
「Design:」に「Gary Thomas」を追加します。
101ロボット 101 Robots
現時点で英語版の正誤表は制作されていません。
20ページ:ウェイトレスロボット(修正)
挿絵の「主部」と「従部」が逆になっています。
46ページ:AB-101(修正)
(誤)シュド+シャム会議
(正)シュドゥシャム会議
(※同項目の「テオドール・クレンシュタイン博士」も、タクテクス誌の「グランドツアー」連載時の訳に合わせて「テオドア・クレンスタイン博士」とするべきかもしれませんが、誤植とも言い難いため注釈扱いとします)
トラベラー書式集 Supplement 12: Forms and Charts
日本語版に修正はありません。
(※『トラベラー・スタートセット』のルールブックとチャートブック、そして『偵察局』において、星系の水界度を「規模」と「大気」のどちらをDMとして決定するかという違いが生じていますが、現時点でどちらが正しいという結論は出ていないため本稿では深入りしないものとします)