昨日、始めてにっきゃんさん宅に伺いました。
にっきゃんさんは雑誌にも何度か登場しておりますので御存知の方も多いと思います。ブログはこちらです。
システムを拝見するのは始めてですが、実はかなり前から知り合いでした。にっきゃんさんのお父様というのが私の遊びの師匠でありまして、お父様とは30年以上のお付き合いになります。
お父様はオーディオはほんの一部でその他に幅広い趣味をもたれていらっしゃる人で、アウトドア全般(スキー、キャンプ、マウンテンバイク、四輪駆動車、カヌーそれにアマチュア無線等々)に渡って教えて頂いた事は挙げればキリがないくらいです。
当然、アウトドアがこんなにブームになる前の事ですから、マウンテンバイクを四駆車に載っけてスーパー林道を駆け巡っていた事もありました。その頃にキャンプのイロハを教えて頂いたのもにっきゃんさんのお父様でした。
当然、幼い頃から一通りの遊びをお父様から教えて頂いておりますので、オーディオのみならず趣味は人一倍多いと思います。
その頃からの知り合いですが、ここ数年は私も仕事の関係からお伺いすることも無くなってしまいまして、年賀状だけのご連絡と言う状態でした。
にっきゃんさんがオーディオを始められた事も知っておりましたが、根っからの不精者ですのでブログの方もロム専門で有りました。
そんな関係を結びつけて頂いたのが、椀方さん宅に来られていた出水電器の島元社長さんです。聞くと事によるとにっきゃんさんと島元社長さんはもう10年以上のお付き合いになるとのことで、オーディオに関しては私などとは比べものにならない位密接な関係のようです。
にっきゃんさん宅の電源工事も全て島元社長さんの手によるものです。遥々徳島まで飛んで来てくれる島元社長さんに全幅の信頼を置いているのも納得します。
さて、前置が長くなりましたが、そろそろ本題に入りたいと思います。まず、部屋に入って目に付くのがアルテック620Aと大きなトランスです。其れと分電盤から専用に引き込まれたケーブルに圧倒されます。当然、分電盤間での対策も万全で電源の重要さを熱く語って頂きました。


さて、音だしした瞬間から衝撃が走りました。目の目に映っている光景と間逆の音が再現されたからです。暫くの間はこの現実が理解できませんでした。
それを、察したのか「全然アルテックとマッキンの音じゃないでしょう!」とにっきゃんさん。
全くその通りです。アルテックの音など微塵も感じられません。それにこの歪の無さは尋常ではありません。島元社長曰く「まだ少し歪がありますね。」だそうですが、私にはまったくと言って良いほどに感じられないのです。これはどう表現したらよいのか小生の拙文では1割も伝わらないと思います。
当然ながらこんな高能率スピーカーにマッキンの#2300ですから、残量ノイズはあるのですが電源の取り回しと特注トランスの為か普通に想像できる範囲のノイズと思っていたら全く聴こえないぐらいのレベルだと思います。にっきゃんさん曰く「ジャズからクラシックまで何でも鳴りますよ!」と表現をされましたが、その言葉のうらづけには目の前に聴こえてくる音に絶対の自信があるのでしょうね!
確かに現代ジャズから小澤のクラシックまで非常に高いレベルで再現されています。ましてやボーカルともなると眠っていたアルテックが急に目覚めたかのように歌いだします。それにしてもトニーベネットDuetsⅡのレディー・ガガとの歌声は最高でしたね。あまりにトニーベネットの声が若いので「イコライジングしているの?」と聞いたくらいでした。
にっきゃんさん曰く「オーディオマニアには大人しすぎて請けが良くないんですよね!」、「音楽やってる奴らは次から次へと聴かせてと言ってくるんですけどね。」確かにこれ見よがしな所もないし、素人受けする音でもないのでしょうがないかもしれません。

次に少しだけレコードを聴かせて頂きました。EMTの950ですが実物を見るのは初めてです。圧倒的にアナログを聴く事のほうが多いようですが幾つかのCDとレコードを聞き比べましたが納得の結果だと思います。本来ならもっとじっくりと聞かせていただきたかったのですが、時間の関係上持参のCDを何枚か聴かせて頂きました。
にっきゃんさん宅の音の傾向やシステムに対する考え方などが拙宅の表現とは全く違う傾向であることがハッキリと確認出来ました。システム機器の使用の仕方やセレクトなどから大体は想像していましたが、あまりに想像していた音とは別の音が聴こえてしまったので、暫くは呆然として我を忘れてしまっておりましたが、田中伊佐資さんの表現をお借りするとにっきゃんさん宅は犬型、それに対して拙宅は猫型であると独断と偏見で表現してみました。
にっきゃんさん宅は完璧なまでに機器の能力をコントロールして、(DEQXで抑え過ぎているところもあるとにっきゃんさん弁)機器の個性を殺すか殺さないかの限界まで押さえつけて表現しているのに対して、拙宅は走りたいだけ走らせて暴走寸前で手綱を締める(時に手綱が聞かないところも多いですが)ような表現の仕方のように思います。あの歪のないハイエンドの音に憧れる反面、歪だらけの野蛮な表現も捨てられない度量の狭さもこれ拙宅の音だというう事です。
じゃぁ、にっきゃんさん宅の音が嫌いかと聴かれると、これが嫌いではないんですね!ただ、アプローチの仕方が違うだけと思います。何が正解で何が間違っていると言う事の無い趣味の世界ですから、そこに音楽が表現されていれば人は充分に感動させられます。
ただ、音の違いを至上の喜びと思っている方々からすると、拙宅のシステムなどまず使用機器から判断されて駄目だしされますしね。それに歪の多さなど耐え切れないんじゃないでしょうか?丁度、生身の人間よりアンドロイドが良いというのとにた表現でしょうね。(少し言い過ぎました!)
話がそれてしまって申し訳ありません。にっきゃんさんは音楽をやっている友達も非常に多く、プロのミュージシャンの知り合いも多いようです。そしてお父様からの影響も大きくお父様から引き継がれた人脈も数え切れないぐらいにあると思います。若くしてこのように恵まれたオーディオや音楽の体験が今日のにっきゃんさんのベースになっているのは確かだと思います。
やはり、オンリーワンの見事な表現者だと思います。
相も変わらず好き勝手な事を書いておりますので読まれていて不快感を覚える方(そんな方は端から来ないでしょうが)申し訳ありません。好き勝手に書いてくださいとお許しを頂きましたので・・・。
また時間がありましたら、じっくりと聴かせて下さいね。
それと、つるつるピカピカには成りたくありませんが(もう頭がつるつるになりそうですが・・・)電源工事だけはやらなくちゃと思っております。
何とか資金を捻出して(娘達が独立するまでは駄目でしょうけど!)島元社長にお願いしたいものです。
その時は力になってくださいね。
にっきゃんさんは雑誌にも何度か登場しておりますので御存知の方も多いと思います。ブログはこちらです。
システムを拝見するのは始めてですが、実はかなり前から知り合いでした。にっきゃんさんのお父様というのが私の遊びの師匠でありまして、お父様とは30年以上のお付き合いになります。
お父様はオーディオはほんの一部でその他に幅広い趣味をもたれていらっしゃる人で、アウトドア全般(スキー、キャンプ、マウンテンバイク、四輪駆動車、カヌーそれにアマチュア無線等々)に渡って教えて頂いた事は挙げればキリがないくらいです。
当然、アウトドアがこんなにブームになる前の事ですから、マウンテンバイクを四駆車に載っけてスーパー林道を駆け巡っていた事もありました。その頃にキャンプのイロハを教えて頂いたのもにっきゃんさんのお父様でした。
当然、幼い頃から一通りの遊びをお父様から教えて頂いておりますので、オーディオのみならず趣味は人一倍多いと思います。
その頃からの知り合いですが、ここ数年は私も仕事の関係からお伺いすることも無くなってしまいまして、年賀状だけのご連絡と言う状態でした。
にっきゃんさんがオーディオを始められた事も知っておりましたが、根っからの不精者ですのでブログの方もロム専門で有りました。
そんな関係を結びつけて頂いたのが、椀方さん宅に来られていた出水電器の島元社長さんです。聞くと事によるとにっきゃんさんと島元社長さんはもう10年以上のお付き合いになるとのことで、オーディオに関しては私などとは比べものにならない位密接な関係のようです。
にっきゃんさん宅の電源工事も全て島元社長さんの手によるものです。遥々徳島まで飛んで来てくれる島元社長さんに全幅の信頼を置いているのも納得します。
さて、前置が長くなりましたが、そろそろ本題に入りたいと思います。まず、部屋に入って目に付くのがアルテック620Aと大きなトランスです。其れと分電盤から専用に引き込まれたケーブルに圧倒されます。当然、分電盤間での対策も万全で電源の重要さを熱く語って頂きました。


さて、音だしした瞬間から衝撃が走りました。目の目に映っている光景と間逆の音が再現されたからです。暫くの間はこの現実が理解できませんでした。
それを、察したのか「全然アルテックとマッキンの音じゃないでしょう!」とにっきゃんさん。
全くその通りです。アルテックの音など微塵も感じられません。それにこの歪の無さは尋常ではありません。島元社長曰く「まだ少し歪がありますね。」だそうですが、私にはまったくと言って良いほどに感じられないのです。これはどう表現したらよいのか小生の拙文では1割も伝わらないと思います。
当然ながらこんな高能率スピーカーにマッキンの#2300ですから、残量ノイズはあるのですが電源の取り回しと特注トランスの為か普通に想像できる範囲のノイズと思っていたら全く聴こえないぐらいのレベルだと思います。にっきゃんさん曰く「ジャズからクラシックまで何でも鳴りますよ!」と表現をされましたが、その言葉のうらづけには目の前に聴こえてくる音に絶対の自信があるのでしょうね!
確かに現代ジャズから小澤のクラシックまで非常に高いレベルで再現されています。ましてやボーカルともなると眠っていたアルテックが急に目覚めたかのように歌いだします。それにしてもトニーベネットDuetsⅡのレディー・ガガとの歌声は最高でしたね。あまりにトニーベネットの声が若いので「イコライジングしているの?」と聞いたくらいでした。
にっきゃんさん曰く「オーディオマニアには大人しすぎて請けが良くないんですよね!」、「音楽やってる奴らは次から次へと聴かせてと言ってくるんですけどね。」確かにこれ見よがしな所もないし、素人受けする音でもないのでしょうがないかもしれません。

次に少しだけレコードを聴かせて頂きました。EMTの950ですが実物を見るのは初めてです。圧倒的にアナログを聴く事のほうが多いようですが幾つかのCDとレコードを聞き比べましたが納得の結果だと思います。本来ならもっとじっくりと聞かせていただきたかったのですが、時間の関係上持参のCDを何枚か聴かせて頂きました。
にっきゃんさん宅の音の傾向やシステムに対する考え方などが拙宅の表現とは全く違う傾向であることがハッキリと確認出来ました。システム機器の使用の仕方やセレクトなどから大体は想像していましたが、あまりに想像していた音とは別の音が聴こえてしまったので、暫くは呆然として我を忘れてしまっておりましたが、田中伊佐資さんの表現をお借りするとにっきゃんさん宅は犬型、それに対して拙宅は猫型であると独断と偏見で表現してみました。
にっきゃんさん宅は完璧なまでに機器の能力をコントロールして、(DEQXで抑え過ぎているところもあるとにっきゃんさん弁)機器の個性を殺すか殺さないかの限界まで押さえつけて表現しているのに対して、拙宅は走りたいだけ走らせて暴走寸前で手綱を締める(時に手綱が聞かないところも多いですが)ような表現の仕方のように思います。あの歪のないハイエンドの音に憧れる反面、歪だらけの野蛮な表現も捨てられない度量の狭さもこれ拙宅の音だというう事です。
じゃぁ、にっきゃんさん宅の音が嫌いかと聴かれると、これが嫌いではないんですね!ただ、アプローチの仕方が違うだけと思います。何が正解で何が間違っていると言う事の無い趣味の世界ですから、そこに音楽が表現されていれば人は充分に感動させられます。
ただ、音の違いを至上の喜びと思っている方々からすると、拙宅のシステムなどまず使用機器から判断されて駄目だしされますしね。それに歪の多さなど耐え切れないんじゃないでしょうか?丁度、生身の人間よりアンドロイドが良いというのとにた表現でしょうね。(少し言い過ぎました!)
話がそれてしまって申し訳ありません。にっきゃんさんは音楽をやっている友達も非常に多く、プロのミュージシャンの知り合いも多いようです。そしてお父様からの影響も大きくお父様から引き継がれた人脈も数え切れないぐらいにあると思います。若くしてこのように恵まれたオーディオや音楽の体験が今日のにっきゃんさんのベースになっているのは確かだと思います。
やはり、オンリーワンの見事な表現者だと思います。
相も変わらず好き勝手な事を書いておりますので読まれていて不快感を覚える方(そんな方は端から来ないでしょうが)申し訳ありません。好き勝手に書いてくださいとお許しを頂きましたので・・・。
また時間がありましたら、じっくりと聴かせて下さいね。
それと、つるつるピカピカには成りたくありませんが(もう頭がつるつるになりそうですが・・・)電源工事だけはやらなくちゃと思っております。
何とか資金を捻出して(娘達が独立するまでは駄目でしょうけど!)島元社長にお願いしたいものです。
その時は力になってくださいね。