
ご存知、フィリッパ・ジョルダーノです。
先日、上様宅で聴かせて頂いたアルバムです。拙宅でも以前は幾度と無く聴いていたアルバムですので、細部に至って記憶しているつもりでした。
上様宅の音は豊かな低域に支えられた、破綻のしない艶やかなボーカルが引き立てられた素晴らしいものでした。拙宅でも以前B&WのSS25を使っていた頃は上様宅に遜色の無い歌声を聴かせていたものでした。
このSS25充実した中域は非常に密度が濃く、特にボーカルは他の追従を許さないほどでした。あまりの素晴らしさで数年は試聴環境の事を抜きにしても、女性ボーカルばかりを聴いておりました。
今のTAOC FC-5000にしても、今までこんなに歌わないボーカルは始めてでした。原因が何処にあるのかさっぱり解りません。最近は響きを極力抑えて素の音作りに励んできたのですが、そのことが一つの要因であるのは確かだと思います。
小手先のチューニングであることは解っているのですが、DACからのケーブルを三菱電線のCX-1に交換しました。昨年、壁コンをクライオテクノロジーのものから、CESのCONⅡに交換した時から解像度は上がったのですが艶・色気というものが無くなり、極め付きは静のCDスタビライザーの導入で決定的となりました。
さて、インコネをCX-1にしてCDスタビを使用しないとどうなったかと言いますと、大分艶やかで色気も出てきましたが所詮小手先の改善策でした。
しかし、現状これ以上はどうしようもありません。1つでもシステムを変えるとバランスが崩れて大変な事に成り総替えにもなりかねません。
やはり、オールマイティーは無いのでしょうか?それともHB-1?・・・。あぁ、くわばらくわばら。