2016年 全29話 チャン・グンソク ヨ・ジング イム・ジヨン チョン・グァンリョル
あらすじ 朝鮮王朝第21代王英祖にはもう一人影の存在である兄がいた。
王となるはずだったテギルは賭博好きの父親の元で育てられていた。
テギルは自分の運命を変えるために稀代の詐欺師となり仇であるインジャヘの復讐を誓う。
ヨニングン後の英祖は運命に翻弄されながらも国の統治者と一大勝負に挑む。
二人の母であるスクビン・チェ氏を巡り、朝鮮王朝第21代王英祖が即位し勃発した大反乱「戌申政変」をベースに史実とフィクションで絵が描かれる時代劇。
ストーリー 8点 役者 9点 音楽3点 涙度 4点 総合 8点
史劇はあまり見ませんがこれは、見てよかったです!本当に面白かった。残酷なシーンもありますがなんとか耐えられる感じでした。
チャン・グンソク君が本当に熱演です。役者としてぐっと成長された感じです。王の血を引く息子ながら生い立ちを知らず苦労の連続で目も当てられない。見るのが本当につらかったくらいひどい展開でした。何回も死んでるでしょ。あれ。あれで生き残れるなんて本当に不死身。どんなに痛めつけられてもちゃんと復活してくるんです。生き残るっていう執念は彼の眼の光に感じれました。素晴らしかったです。
でも一番の演技が素晴らしかったのはチェ・ミンス氏。本当に本当にカッコ良かったんです。今まで見たなかの最高の王でした。その存在感、威圧感、まさに王でした。いつも王の座がなんとなくくすんでいて煙が立っていたのはアヘンだったんですね。その煙がまた神格化されていて低い声とあの衣装とで唯一無二の朝鮮王でした。世子は優しい感じで大丈夫かと思ってましたがいざ即位して、側近や周りのうわさなどの外圧で王なのにバカにされているという狂気が入った人格にかわってそれなりに凄みもあったのでそのギャップがすごいんです。ヨ・ジング氏も皇太子時代は物静かな青年でしたが即位すると一転、王の風格がでてくるのでこの短いドラマの中で演じ分けられるっていう役者さんの底力を感じます。
一番の難点はタムソ。かわいくないんです。あまり絵にならないし兄弟でこの子をとりあうって????特にチョゴリを来た時もパットしません。そこでずいぶんテンション↓。
演技力はありますが華がないのが致命傷。最後まで忠実な部下でした。
展開も早いし、ここでというところで博打が出てきます。ドキドキハラハラ、ラブ度が少ないですけど気になって一気に見てしまいました。エンタメ性は抜群です。衣装も素敵ですしアクションもかっこいいし。多くの人に見てもらいたいです。