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金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

レジャーに気象過去データを活用

2008年05月12日 | うんちく・小ネタ

グループで登山をする時などスケジュールを決める上で天候の良し悪しが問題になる。特に梅雨前後は気になるところだ。単独登山なら朝天気を見て行くか行かないかを決めれば良いがグループ登山ともなると、数週間前からスケジュールを組む必要があるので、統計的なデータに頼ることになる。

気象庁のHPttp://www.jma.go.jp/jma/index.htmlから「過去の気象データの検索」をクリックすると、1976年からの降水量・気温・積雪量などに関するデータにアクセスすることができる。観測地の網の目はかなり細かく、例えば八ヶ岳方面であれば山麓の原村の気象を選ぶことができる。

過去データを統計的に処理するには多少手間がかかるが、HPに出ている表形式のデータをコピーアンドペーストを繰り返してエクセルシートに貼り付けて加工する。こうすると「過去10年間の6月の各日の平均降水量は○○だ」という資料を作ることができる。

無論過去の平均降水量が少なかったことが今年の晴天を保証するものではないが、万一雨に降られてもデータベースがあると諦めが付くという効果はあるだろう。

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パソコンを速くする(4)

2008年05月11日 | パソコン

結局2台使うのが一番速い

パソコンを速くするため、ハードディスクの掃除をしたり、余り使わないアプリケーションを削除したり色々なことをしてきた。以前にはメモリーを増強したこともある。しかし私が今実行している方法の中でパソコンの速度を上げる最強の方法はパソコンを2台使うことである。追加する1台のパソコンはメールとインターネット専用として、アプリケーションソフトを極力インストールしない。またデータの蓄積も行わない。プリンター等外部のハードウエアとも直接接続しない。このような環境下でパソコンを使うと実に速いのである。

「そりゃーお金をかければ速くなるよ」という声が聞こえそうだが、書斎の2台目のパソコンは会社でお勤めを終えたWindows 2000版を8千円で購入したものだ。8千円という値段は中古業者に見積もらせた値段なので、公正妥当な価格である。念のため。このパソコンに無線LANカード(4千円位)を着けるとメールやホームページの閲覧、ブログの作成を実に快適に行うことができた。

1台のパソコンにお金をかけて速くする方法は幾つかある。市販のパソコン総合メンテナンスソフトを導入するのも手だ。だがそれらのソフトは5,6千円はする。

だが何よりの問題はメインに使っているパソコンは、カメラから画像を取り込んで処理するソフトやPDF処理ソフトなど私にとっては必須のアプリケーションやプリンター・スキャナなどの外付ハードでがんじがらめになっていることだ。これは重装備の戦艦のようなものだ。レスポンスの改善には限界がある。

それに比べてハードの性能やOSのバージョンは古くても、装備の軽いパソコンは実に軽快に走る。ブログに取り込む写真などはメインのパソコンで作り「共有ファイル」にファイルしておくと、軽装パソコンから簡単に取り込むことができる。

費用対効果の観点から私は2台のパソコンを使い分けることが一番良いと考えている。費用の点のポイントは「2台目のパソコンをいかに安く手に入れるか?」だろう。信頼できるものであれば中古品で全く問題はないだろう。

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解雇を意味する英語は多いね

2008年05月10日 | 英語

あるモノゴトに関する言葉の多さは、そのモノゴトに関する関心の高さと比例する。よく引き合いに出されるのは「英語は肉の種類や部分に関する語彙が豊富だが、日本語はそれらの語彙が少ない。一方日本語は出世魚に代表されるように魚に関する語彙が多いが、英語は少ない。これは英米人が肉を好み日本人が魚を好むからである」という話だ。

この論法を借りると英米人は大変解雇に関心が高いということができる。最近エコノミスト誌で英米の銀行・証券会社が従業員の解雇を続けているという記事を読んだ。内容よりも「解雇」に関する英語の表現の多様さに改めて驚いた次第だ。

解雇の一番一般的な表現はFireである。しかしこの言葉の発音は日本人には簡単ではない。ある日本人の上司が出来の悪いアメリカ人の部下を辞めさせようとして「ファイヤー!」と叫んだそうだが、周りのアメリカ人達にはHireと聞こえ、全くしまりのないことになったそうだ。蛇足ながらHireは「雇用する」だから、アメリカ人は首になるところが採用された訳だ。

Fireの代わりにSackという動詞も解雇を意味する。ただしインターネット上の英語辞書にはslang(俗語)とあったので気をつけて使う方が良いかもしれない。ネイティブでない人が得意がって俗語を使うことについて私は媚を売るような気持ち悪さを覚える。

エ誌はUBS、シティバンク、メリルリンチの3社がPink slipを送っているのは驚くにあたらないと述べる。Pink slipは給料袋に入っているピンク色の紙で「解雇通知」を意味するらしい。らしいというのは幸いにも私は現物を見たことがなく耳学問によった次第だからだ。

「仕事を減らす」ということではShed jobs という表現も一般的だ。人員削減にはBlood-lettingという表現が使われていた。All this blood-letting may reassure shareholders.(銀行・証券会社のすべての人員削減は株主に安心感を与える)

Blood-lettingは元々戦争や決闘における流血を意味したのだろうが、予算や人員の削減にも使われる。血を流すような痛々しさが伝わる表現だ。

ところでエ誌の資料によると、米国の金融界では2007年に15万人が職を失い(これは平時の3倍程度)、更に向こう2年で最大20万人が職を失う可能性があるということだ。

職がなくなるは200,000 jobs could go in American banksだ。Goには「消えてなくなる」という意味がある。ヘッドハンターによると米国の銀行員達は職を海外に求めているということだ。もっともエ誌は強烈な人員削減(Cut)は脂肪分のみならず筋肉もそぎ落としてしまい、収益力も落とすと警告を発している。

このあたりはバブルの後の日本の金融機関がコスト削減を急ぐ余り収益力を失ったことを他山の石とするべきなのだが、中々うまくいかないようだ。「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」(ビスマルク)という格言どおりに行かない理由の一つとして私はアメリカ人が「首にする」ことが好きな人種ではないか?と考えている。少なくとも「解雇」に関する語彙の豊富さは「解雇」が人生の大きな関心事であることを示している。

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日産、完全電気自動車の野望

2008年05月10日 | 環境保全

私はX-TRAILに6年間乗っているので、時々近所の日産のセールスパーソンが買い換えを勧めてくる。「今年の秋にX-TRAILのディーゼル車が出るからそれでも検討しようか?」などと返事をしていたが、最近「もう少し待って完全電気自動車(ガソリンとのハイブリッドでないという意味)を買おうか?」と思わせる記事に出会った。

今日(5月10日)の日経新聞朝刊には「日産が次世代電池を量産して環境対応車で巻き返しを図る」という記事が出ていた。しかしこの記事はルノー・日産が考えている電気自動車の販売プランを十分に紹介していない。エコノミスト誌によると「ゴーン会長は日産は利益の出るゼロ・エミッション自動車の開発で自動車業界をリードする」とコミットした報じている。

ルノー・日産は2011年までにイスラエルとデンマークで完全電気自動車のための充電拠点を整備する。また日産は2010年に米国で電気自動車を発売する予定で、2012年までにはルノー・日産グループで世界の主要な自動車市場で完全電気自動車を販売する計画だとゴーン会長は述べている。車の価格は約2万5千ドルになるという。

ゴーン会長によると、電池問題を除けば技術的には電気自動車が車の主流になる用意はできている。90年代にカリフォルニアで電気自動車が販売された時の1回の充電による走行距離は50マイルで充電に長い時間を要したので、一部の環境保全支持者以外の支持は得られなかった。

しかしリチウム電池技術は走行距離を200マイルに伸ばし、ガソリンの給油に要する時間プラスアルファ程度で7割充電を可能にする予定だ。

またゴーン会長によると、電気自動車は携帯電話の電池交換システムをビジネスモデルにするという。

日産が2010年に米国で電気自動車を販売する時は大量に自動車を所有する業者をターゲットにするという。業者は自分で充電施設を準備することができるからだ。

☆    ☆    ☆    ☆

電気自動車が実用化することは、資源・環境の点から歓迎するべきことだ。車が市場に出るならば真剣に買い換えを検討したいと思う。そしてそれまでの間今の車に乗り続けようと思う。日産は将来大きなビジネスチャンスを持っているが、目先の販売には苦戦するかもしれない・・・・などと思ったが如何なものだろうか?ゴーン会長の熱弁と強いコミットメントが現場のセールスパーソンの足を引っ張るのかしらんと余計なことを私は考えていた。

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一宮詣、ハードル高そうだなぁ

2008年05月09日 | うんちく・小ネタ

会社のOBの話を聞くと「テーマを持って旅をしている」人が結構いる。その中に全国の一宮(いちのみや)を参詣するというテーマで旅に取り組んでいる人もいた。一宮とは平安時代の末期に定まった神社の格で現在は78のお社が一宮になっている(サライ08年1月13日号による)。最近宇佐神宮に参詣する機会があったので、これをきっかけにいままでにどれ位一宮に参詣しているかチェックしてみた。

まず生まれ育った京都では、賀茂別雷(いかずち)神社(上賀茂神社)、賀茂御祖(みおや)神社(下鴨神社)の2社は参詣済み。一宮というからには一国(昔の)一社と思っていたが京都には複数あるのだ。

その他の地域では鹿島神宮、日光二荒山(ふたあらやま)神社、氷川神社(さいたま市)、諏訪大社、三嶋大社、厳島神社、出石神社、厳島神社、宇佐神宮

ざっと数えて78の一宮の内11社しか参詣していないのである。一宮全部に参詣しようとコミットすると負担感が大きくなるので、旅行する時に少し足を伸ばしてお参りする・・・・という方法で一宮詣を少し広げようか?などと考えてみた。もっとも簡単に行けそうもないところも多い。例えば隠岐島の水若酢神社や対馬の海神神社などだ。神社のリストを繰っているだけで日本は広いなぁと感心してしまった。

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