
「螺鈿迷宮」上・下 海堂 尊著 (角川文庫) 定価:各476円
【この本を読んだ理由】
海堂 尊の著書「チーム・バチスタの栄光」が強く印象に残っていたので、次のベストセラーに挑戦した。
【読後感】
この本は、終末医療施設を取り扱った医療ミステリーであった。
医療のことは自分達の健康管理に直接影響があるだけに、ミステリーになると怖いところがある。
この本は、登場人物の名前が「天馬大吉」、「火喰い鳥」、「氷姫」など漫画チックであり、でんでん虫のようなフォルムをした病院など、いかにもフィクションぽく表現されていて、なんとなくユーモラスで現実離れしたように感じた。
それでミステリー小説として安心して読めた。