レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

サクラナ外伝フォー第2章「先に帰るタマキ」

2012-06-30 07:05:35 | 小説

サクラナ外伝フォー第2章「先に帰るタマキ」


 最後の客が帰ると、
 タマキは
 「じゃあ、3人で後かたづけお願い。
 あたしは着替えて
直接待ち合わせ場所に行くから。
 もちろん、
 今日はあたしの奢りよ」
 サクラナ、あおむ、ウメナに、
 勝手にそう言うと、一人で先に店を出ていった。

  
 「何で、タマキだけ先に帰るのよ。
 あたしたちだって、
 着替えないと行けないのにねえ」
 「奢ってくれるからだすよ。
 でも、着替えるって、
 どんなお店に行くんだすかな」
 「カレー」
 「だから、今日は違うだすよ!」
 「まさかフレンチとか
 イタリアンじゃないでしょうね」
 「僕は寿司がいいだすな」
 「カレー!」
 「だから、
 カレーじゃないって言ったじゃないだすか」
 ウメナは、
 わざとあおむをからかって言ったのか、
 にこにこ笑ってるだけだった。
 「タマキのことだから...
 あおくんもウメナも少しはちゃんとした格好して行った方がいいわよ」
 「僕、ちゃんとしてないだすか?」
 「あほ?」
 「そういうちゃんとじゃなくて。
 まあ、二人とも、
 帰ったら服選んであげるから」
 「その方がありがたいだすな」
 「ママ」
 結局、
 その後、
 3人で素早く後かたづけをして、
 マンションに着替えに戻ったのだった。
(続く)
 



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