レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

いつき編外伝「変な音」

2008-09-27 22:46:54 | Weblog
いつき編外伝「変な音」

 「あれ、あっちで音がしなかったか」
いつきは露天風呂側とは反対の屋敷の後を見て
永久に聞く。「いや、オタク神経高ぶっているから、
空耳だろ。」永久は答える。
「気になる。ちょっと、見てくる。
不審者が来たら、どうするんだよ。」
永久がとめる。「大丈夫だよ、あいつら、
まだ、砂利道に到達していないから」と言って、
いつきは永久が止めるのも聞かず、走って、
屋敷の後ろ側へ行ってしまった。
「どうするんだよ。気の弱いくせに、
不審者に出くわしたら」永久も追いかけようとしたが、
露天風呂に向かった二人が気になるので、
やめた。いつきが屋敷裏にむかってから、
しばらくすると、露天風呂の方から大きな
声が聞こえた。他方、いつきの方を見ると、
ちょうど、屋敷裏に消えかかっているので、
どうしようか永久は迷ったいたが、
また、露天風呂の方で声がしたので、
「いつき、俺は露天風呂の方へ行くぞ」
と大声で怒鳴って、露天風呂の方へ走って
いくことにした。永久は、露天風呂の方へ
向かって走った。「あーたもバカね、
何で門から逃げなかったの、まあいいわ、
エイタ、先生とにかく木太郎を捕まえなさい」
ババアの声がはっきり聞こえる。木太郎?
あいつ何でそんなところで隠れていたんだ。
永久はそんなことを考えながら、現場に向かった。
(続く)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。