レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新第3弾ゾンビ「みはるのたまお、ふうた、いじめの理由?」

2012-07-12 23:40:13 | 小説

新第3弾ゾンビ「みはるのたまお、ふうた、いじめの理由?」


 「いーい。みはる。
 もとめ先生が明日も私たちを集合させた理由、理解できる?」
 キミカの問いに、
 みはるは首を傾げる。
 「そーう。みはるじゃ無理か」
 「無理だとわかってたら、
 意地悪しないで、
 全部、話してくれよ」
 「わかったわよ。いーい。
 多分、明日、残りの四人から、
 補欠を一人か二人選ぶわよ」
 「補欠を!」
 「そーう」
 「じゃあ、また誰かはずされるのか」
 「そうねえ。
 そういう含みを持たせて、
 悪く言えば、
 脅しをかけるということ、
 みはるみたいに調子に乗らないように!」
 「僕のせいか」
 「半分以上ね」
 「ああ」
 「でも、チャンスはあることになったからいいじゃない?」
 「僕は無理だろう?」
 「まあね、
 でも、
 たまおくんとふうたくん
をいじめなくなればチャンスはあるはずよ。 
 あのさあ、
 こうして話していると素直なのに、
 何で、あの二人だけをいじめるんだ。
 多分、何か、理由があるのよね」
と、
 キミカが訊くと、
 みはるの顔が何故か真っ赤になった。
(続く)


本編リメイク「消えた携帯電話」

2012-07-12 23:34:29 | 小説

本編リメイク「消えた携帯電話」


 「あー、俺もない。
 やられた」
 いつきが頭を抱えると、
 「あおむとエイタは大丈夫かな。
 まだ、警察来ないからな」
 「あいつらは、先に行ったから大丈夫だろ。
 それより、
 携帯が、
 俺の物まで取られたということは、
 黒幕は俺たちのそばで、
 俺が寝てしまい、
 倒れていた木太郎がそっと逃げ出したところを目撃して、
 まず、
 うっかり眠ったしまった俺から携帯電話を奪い、
 その後、
 木太郎を追いかけて、
 服を脱がすのが目的のように思わせて、
携帯電話だけ取ったのかもしれないな。
 だとしたら、
 服はこの辺にあるかもな」
と、
 いつきが言うと、
 「この暗さじゃ、探すのは無理だ。
 もうさっきみたいなのはやめて、
 ここで警察が来るのを待とう」
 木太郎がいつきの様子をうかがいながら、
鼻をひくひくしながら、そう言った。
 「ああ、今はやめておく。
 俺もここまで歩いてきて足が痛いからな。
 それに、
 あれだけ俺は白状させようとしても、 
根性のない木太郎が話さないということは、
どうしても話したくないということだろうからな。
 それにあのときみたいに気絶されたら意味がないからな」
 「さすが、いつきだ。
 でも、寒いな」
 「だから、
 俺が服を探そうと言ったんだが、
 木太郎の言うとおり見つけるのは無理そうだから我慢しろ。
 きっと助けが来る」
 このとき、二人はあおむとエイタが警察を呼んで、助けにきてくれるもの
と信じ込んでいたのだった。
(続く)


「トイレ女ショート!ザ・サード」「VSミスターとぐろマンの刺客偽トイレ女の忍法貧乳搾り?」

2012-07-12 23:30:51 | 小説

「トイレ女ショート!ザ・サード」「VSミスターとぐろマンの刺客偽トイレ女の忍法貧乳搾り?」


 *強制終了かと思ったら、復活!
 *超絶ショート!
 *想像厳禁! スルーおすすめ。



  続き!
 今回は、

 「おい、コラ」

と怒鳴った主の正体を教えよう。

 ついに、
 あのミスターとぐろマン、
 登場か?

 違う。
 今でこそ、
 悪質勧誘女も怖れる、
 ミスターとぐろマンだが、
 もともとはただのカッペ!
 実際、
 今だに、
 シャツをパンツの中に入れるという、

 ただのカッペ。

 だから、

 「おい、コラ」

くらいで、アレを搾り取られたその男がびびるはずもない。 

 じゃあ、
 その怒鳴り声の主は?

 ご名答!

 ミスターとぐろマンの第3の刺客?

だったのだあ!

 もちろん、
 
 その男からアレを搾りとっただけではなく、
 したわけではない貧乳チューチュー疑惑の弁解が出来なかったその男から、
 亭主を装い、
 がっぽりと慰謝料を搾り取ったのだからなあ!
 えっ?
 第3の刺客は女じゃないのか?
 お忘れ?
 ミスターとぐろマンのターゲットは、
 モノホンのトイレ女だからな!

 で、ショート!

 次回、
 さらっと、
 搾り取られたアレの正体をバラしてから、
 ついに、
 トイレ女との対決に...

 といけばいいな。

 バーイ!



にほんブログ村 小説ブログ コメディー小説へ
にほんブログ村 


新カミサン伝説?ホラの像編改63

2012-07-12 22:12:33 | 小説

新カミサン伝説?ホラの像編改63


 ユキオの言葉に、
 「教授は祈らせる奴、
 指示しなかったのかよ」
と、
 フケタが訊くと、
 「ああ、
 だから、さっきも話したけど、

 1年前以外の顔にはしないで下さいって祈れるように

って、
 ことしか言わないで、

 じゃあ、よろしく

って言って、
 電話を切ってしまったんだよ」
と、
 ユキオは答えた。
 「祈れじゃなく、
 祈れるようにか?
ってことは、
 こちらで探せってことだな?
 そういえば、
 もう信用できそうな助手はいないからな」
 太郎が上の方を見ながら、
 頭をトントンと叩きながら、
 祈らせる人間を誰にするか考えながら、
呟くような話し方をした。
 「これは意外に難問だぞ。
 残りはロクな奴がいないからな。
 下手な奴に祈らせると、
 欲張って、
 3年前とか、
 5年前とか、
 下手すると、
 10年間とかにするからな。
 例えば、
 あのかおむみたいな、
 禿げでデブだったら、
 1年前ってことは絶対ないよな。
 もっと前にしてくれって祈るよな。
 でも、
 それ以上前の顔にされたら目立つだからな。
 うーん...」
 フケタも言うと、
 「でも、
 逆に、
 目立った方が、
 研究の成果の発表としてはいいんじゃないか?」
 ユキオが言うと、
 「やめてくれよ。
 俺は実験台にされたことを世間に知られるのは勘弁だよ。
 その過程で、
 教授がとった写真とかも公開されるかもしれないだろう」
と、
 フケタが反対する。
 「そうすると、
 助手以外の普通の学生にするか?」
 太郎がそう言うと、
 「でも、
 カミサン伝説信じている学生
ってそんなにいるのか?」
と、
 フケタが首を傾げたのだった。
(続く)




偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」65

2012-07-12 09:06:13 | 小説

偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」65


 迷っていた豆野が、
 またネットで悪女よけの像のことを調べているとき、
 やすおが書き込みをしたある意見を読んだ。
 教授の見解とは大きく異なり、
 また、
 最後に考えついた豆野の見解とも多少違ってはいたが、
 今までモテなかった自分が、
 ケイコとナナの二人の女に言い寄られていて、
 しかも、
 二人と同時に連絡を取り合ったり、
 実際に会ったりしていても、
 何ら自分に危害のようなものが及んだ気配がないことや、
 その書き込みにあった事実関係を考えると、
 やすおが書き込みをした見解こそが、正しいのではないか、
と思うようになった。 
 そして、
 もともと、
 ナナのことを気に入っていた豆野は、
 例の像を手放しさえしなければ、
自分に危害が及ばないものと考え、
 ナナと正式に付き合うことにしたのだった。
(続く)



サクラナ外伝フォー第2章「あおむの不満と?」

2012-07-12 07:05:25 | 小説

サクラナ外伝フォー第2章「あおむの不満と?」

   
 翌日の午前、サクラナの店で。
 「あおくん、
 また、
 愚痴ばっかり言ってたわよ。
 店では結構おいしそうに食べていたくせにねえ。
 あたしたちが行ったら、
 また、
 伊勢エビとか出たし、
 肉も、
 また、
 あおくんだけにはお代わりどうですか?
って訊かなかったって」
 「肉はあたしたちにもそうだし、
 あれだけ食べて、
  また、
 お代わりするウメナがおかしいだけなのにね。
 でも、
 ユリカさんも話していたけど、
 あの店長さん、
  サクラナに気があるんじゃない」
 「そうかなあ?
 むしろ、タマキじゃないの?
 結構、
 ワインとかの話しで盛り上がっていたじゃない」
 「そんなことないわよ。 
 サクラナだって、
  結構、なんか話ししていたじゃない」
 「そうでもないわよ。
 歳もちょうどいいし、
 あんなことで愚痴る、
 子どもっぽいあおくんより、
 店長さんの方が、あんたにはお似合いなんじゃないの?」
 「それはあたしのセリフよ。
 まあ、それはいいわ。
 でも、なんか面白いから、
 また、
 ウメナをそそのかして、
 あおくんとユリカさんの3人で、
 あのお店に行くよう言ってみない」
 「タマキ、面白いというより、
 あんたがまた同じことになるか、
 気になるんでしょう」
 「サクラナだって、
 少しは気になるでしょう」
 サクラナとタマキはそんな話しをしていたのだった。


 そして、
 その日の夕食のとき、
 タマキがウメナをそそのかすまでもなく、
 ウメナがユリカの顔をにこっと見て、
 「鉄板!」
と言ったのだった。
(続く)



なんとか女?の特徴レイジー編「それより見た目美人も臭い女の特徴教えてちょ!」

2012-07-12 02:06:05 | 小説

なんとか女?の特徴レイジー編「それより見た目美人も臭い女の特徴教えてちょ!」



そなこた「夏は露出の季節。
あっ、可愛い!
で、
そーっと接近したとたん、
ツーンとするなんともイヤな臭いで、
萎え萎え萎えーな季節でもある。
知りたいのはそんな女の特徴。
だが、
今日は、
臭い女の特徴ではなく、
なんとか女の特徴。
問題はその

なんとか女とは?

まあ、
多分、プラス臭い女でもあろうけど...
ほな!
おやすみ」

 

100
ほめられても「私なんかどうせかわいくないし…」とすぐ卑屈になる
40.5
綺麗になるためではなく、欠点を隠すために濃いメイクを施す
39.7
苦手な人の前ではだんまりを決める
28.3
結婚願望が強いが告白して断られるのが怖い

21位以下略。

クサ女と同等に近づいてはいけない女には違いない。

 


死語オッパッピーレイジー編「一発屋は月収1200万!貯金いくら?そんなの関係ねえ?」

2012-07-12 01:55:31 | 小説

死語オッパッピーレイジー編「一発屋は月収1200万!貯金いくら?そんなの関係ねえ?」


そなこた「そういえば、
濃い顔の奴、いたなあ。
で、
そいつの全盛期には月収、
なんと、

1200万を

ゲッツ!

そいつ呼ばわりとは失礼?
一発屋なので、

グーのエロおばさん共々名前忘れました。

で、
その感想は以下?
問題は今回はなし。

自分の感想は、
ちっとも面白くなかったのになあ?

また、スカり!
ほな!」

集計期間:2012年7月4日~2012年7月11日  情報提供:NTTドコモ「みんなの声」調べ(7月調査)

3240票
思ったより高い
1565票
ビックリ
304票
その他

 

 


男の象徴レイジー編「エロな想像はいかん!今は哀れなリーマンの象徴?さあ、ナニ?」

2012-07-12 01:45:15 | 小説

男の象徴レイジー編「エロな想像はいかん!今は哀れなリーマンの象徴?さあ、ナニ?」

*夏休みは嬉しいが暑い!

そなこた「アツー!でスカり!
で、めんどいのでタイトルに問題を。
ほな!」

 

 

5021票
サラリーマンの象徴
442票
色々ある
123票
苦しいものの象徴
   
83票
なんとなくするものの象徴
118票
その他


集計期間:2012年6月27日~2012年7月11日  情報提供:NTTドコモ「みんなの声」調べ(7月調査)

 

 

   

第3弾リメイク「芽生え」

2012-07-12 01:21:10 | 小説

第3弾リメイク「芽生え」


 背後の物音にまっ先に気づいたみはるが、
 「また、誰か戻ってきたみたいだぞ」と言うと、
 「賢明にあれほど頼んだのになあ」
と、
 ふうたが戻ってきたのは賢明だと確信したのか、
呆れるというより少しだけ嬉しそうな表情で言うと、
 「あれっ? サヤの奴だよ!」
と、
 目のいいみはるが先頭で走ってきたサヤを見つけ驚いたような声を上げると、
 その後ろから、
 賢明、
 そして、
 ネネが続いて、
 ケンタたちのところに走ってきた。
 「間に合った」
 「ごめん、
 サヤちゃんの行動見たら、
 もう我慢できなくてさ」
 「あたしも、
 戻ってきちゃった」
 サヤ、賢明、ネネが順に言う。
 「サヤが最初だったのか。
 結構、いい奴なんだな」
と嬉しそうに言って、
 みはるがサヤに抱きついた。
 「私、そういう趣味ないから」
 サヤはこういう自体なのに、そんなことを言う余裕があった。
 そして、
 「また、ひとり戻って来ただすよ」 と、
 たまおの言葉に、
 その場の他の生徒がサヤたちがやってきた方を向くと、
 キミカが何故か照れ臭そうな感じで、早歩きでやってきたのだった。
(続く)






新作ディープ(?改)「命乞いするヘボ?探偵たち?」

2012-07-12 01:06:10 | 小説

新作ディープ(?改)「命乞いするヘボ?探偵たち?」


 そして、
 木太郎に続いてホウセイもその場ですっころんだのだった。
 さらに、同じように逃げようとしたもうひとりも同じだった。
 そうして、
 まず、木太郎がその場で態勢を立て直してから、土下座をして、
 鼻をひくひくさせながら、
 「同じキモ男3人衆じゃないか。
 命だけは...
 どういう事情があったのかしれないけど、
 今の話しは聞いてなかったことにする。 
 なっ、
 おまえらもそうだよな」
と、
 木太郎はそう言って、
 同じように態勢を立て直し、
 くそたを前に土下座を始めた他の二人の方を見ると、
 彼らも黙ったまま、
 負傷しているとはいえ、くそた相手では勝てない
と考えたのか、
 頭を何度もペコペコ下げた。
 「おい、
 おまえら!
 俺が今回の真犯人だと本気で思っているのか。
 俺が殺したのはチウメだけだって」
 くそたの言い方が悪いのか、
 他の3人の頭が悪いだけなのか、
 3人共、その言葉を聞いて、
 くそたが直接手を下したのはチウメだ
と誤解したのか、
 「とにかく、
 もう忘れよう。
 いや、犯人はレイカということで」
 「そうだ。
 それでいいよ。
 なっ!」
 「うん」
と、
 それぞれ、それだけ言ったので、
 「だから、
 俺が殺したのはチウメだけだと言ってるだろ!」
と、
 くそたが余計に怒り出したのだった。
(続く)


第??弾「ミケーレの蒼き仮面」第五章120

2012-07-12 00:51:08 | 小説

第??弾「ミケーレの蒼き仮面」第五章120


 「あのー...
 それが...」
 ペーは肺女ハイジの頼みに対し、それだけ言って口籠もった。
 「もう、探してたの?
 それで見つからなかったの?」
 ウトーが自分の考えたことを率直に話すと、
 「いえ、それが...」
 「ペー! はっきり言えよ」
 はっきりしないペーに、
 今度はアニーがイライラした感じで言う。
 「すいません」
 ペーは大きい図体のまま、その場で土下座してから、
 「実は、みんな不細工、いえ、似た感じだしたので、
まったく記憶にないんです」
と、
 今のアニーに蹴られたりでもしたら、
いくらぺーといえどもひとたまりもなく、
どこかに吹っ飛ばされると考えたのか、
正直に答えてから謝ったのだった。
 「柿女が不細工で見るのも気持ち悪かったって言うならいいのよ!
 でも、今、あんた、似た感じっていったでしょ!
 似てるのはあたしとでしょ! 
 それは侮辱よ!
 あたしはあそこまで不細工じゃないからね!
 それにあんただって凄い不細工でしょ!」
 ペーは、
 今度は、 
 はたから見れば、似たような不細工な化け物で、
よく観察しないと柿女とほとんど区別のつかない肺女を怒らせてしまったのだった。
 「ということは、
 干しぶどう女も青みかん女も覚えていないんだな。
 肺女はここにいるしなあ。
 まいったな...」
 ラーメンが呆れたように言うと、
 「あのー、
 妖精はどんな爆発でも死なないということでしたら、
 例の世界にこれから移動し、
 探してみてはどうでしょう。
 爆発でふっ飛んだだけで、
 あの世界のどこかにはいるんじゃないでしょうか?」
と、
 小判女がまた自分の考えを述べた。
 「小判女は頭いいねえ。
 どっかの誰かとは違うねえ。
 今は僕らも強いし行ってみようよ」
 「ウトー、
 一言余計だよ!
 それから、
 ジンがあの調子じゃ、
 あの世界に戻ってきやしないよ。
 だから、
 みんなであそこに戻ってみよう!
 柿女たちが不死身なら探せばいるさ」
 ウトーとアニーが順にそう言ったので、
一行は焼け野原になった例の世界にまた移動することになったのだった。
(続く)




カミサン伝説20真?ハッピー編「二人が来た理由」

2012-07-12 00:30:42 | 小説

カミサン伝説20真?ハッピー編「二人が来た理由」


 ちあきはトンペイが作ったのり巻きを食べ終わると、
 急ぐように帰って行った。
 その後、
 寿司屋に残ったトンペイと洋子に、
 ケンタが、
 「今日は、
 本当なら、
 さっきのキレイな人のご主人のちょうど血液検査の日なんですけど、
 親方から聞いて、
 来てくれたんですか?」
と二人に訊くと、
 「あっ、そうなんすか?
 あっしは今日が検査の予定日だとは知らなかったすよ」
 「そうなの?
 偶然ね。
 でも、
 ちあきが、
  私の後輩で良かったわ」
 「本当ですよ。
 タケさん、
 いえ、
 夏男さん、この店にいらして、
 そのことを、
 親方とおばさんにも話して、
 離婚するとか言って大変だったんですよ。
 でも、
 洋子さんがうまく話してくれたから、
 検査の日は延期になったかもしれませんが、大丈夫ですね」
 「うまく?」
 「いえ、多分、そうだろうと」
 ケンタは盗み聞きしていたので、
 そうごまかしてから、
 「それより、今日いらしたのは?」
 「ああ、
 親方と奥さんは今日は留守すか?」
 「今日は、
 店が休みだからどこか二人で出かけたみたいなんだ」
 「そういうことすか?
 どうするすか? 洋子?」
 「やっぱり、
 親方と奥様が先よね」
 「そうすね。
 ケンちゃん、
 また来るすよ。
 親方が戻ってきたら、
 電話くれるすか?」
 「何? 変だよ。トンにい」
 「いいすから。 いくすか?」
 「はい。
 では、ケンちゃん、またね」
 トンペイと洋子はそれだけ言うと、
 怪訝な表情をしているケンタを残して店を出ていった。
(続く)