レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新第3弾ゾンビ改「まさか地下室へ」

2012-02-28 23:40:50 | 小説

新第3弾ゾンビ改「まさか地下室へ」


 「でもさあ、あの二人いくら自信家っていっても、
落とし穴があること知っていて外にでるかなあ」
と、
 永久が言った。
 「そうだすな」

 たまおも言うと、
 もとめが急に思いだしたように、
 「あー、もしかして?」
と大声をだした。
 「どうしたんですか」
と、
 キミカが訊くと、
 「話してなかったかしら、
 この屋敷には地下室があるんだけど、
 入り方は難しくて暗証番号もあるから
普通なら入れないんだけど、
 あの二人のことだから何かで気づいて、
 入っちゃたんじゃないかしら?」
と、
 もとめがやや青ざめた顔で答えると、
 「でも、先生、それならいずれ戻ってくるでしょう」
と、
 ネネが言うと、
 「それが、地下室へ入る扉は
オートロックでしかも地下からは扉は開かないの」
と頭を抱えながら、
 もとめが言うと、
 「じゃあ、
 これから言って開けてあげればいいだすよ」
と、
 たまおはあっさり言ったのだった。
(続く)

 


本編リメイク「黒幕?ミカエルVSあおむ、いつき、エイタ、木太郎」

2012-02-28 23:38:20 | 小説

本編リメイク「黒幕?ミカエルVSあおむ、いつき、エイタ、木太郎」


 「多分、こいつだ。
 あの強いミカエルは」
 以前闘った経験からなのか、
 いつきが右肩の痛みをこらえながら、
 そんなことを言う。
 しかし、
 仮面の奥から、
 「フォフォフォ」
と、
 不気味に口走りながら、
 ミカエル相変わらず、
 剣をゆっくりと右手だけで、
 左右に振り回しながら、
 先頭にいるあおむの方に、
 ゆっくりと歩いてきた。
 「4人で闘えば、絶対勝てる」
 あおむのすぐ横まで走ってきたエイタがそう言うと、
 「エイタさんは、
 最後尾にいてくれだす。
 なんせターゲットみたいだすからな」と言うと、
 「だから、来たんだよ。
 あおむ、
 俺に斬りつけた瞬間を狙うんだ。
 いいな。
 見逃すなよ」
 エイタは、
 覚悟を決めたような言い方をすると、
 「エイタさん...」
 あおむは悲しそうな表情で、
 それだけ言って黙って頷く。
 「左手だけだが、
 俺も同じことをする。
 エイタは殺させないからな」
 いつきはそう言うと、
 あおむとは反対側のエイタの隣に来た。
 木太郎だけは、
 あおむとエイタの後ろで、
 右手を身体の後ろに隠したまま突っ立っていた。
 「フォフォフォ」
 ミカエルはまた不気味な嗤い声をあげながら、
 ゆっくりと前進すると、
 今まで、振り回していた剣を両手で持ち直したのだった。
(続く)


カミサン伝説19三部作改「身代わりの像編15」

2012-02-28 22:26:19 | 小説

カミサン伝説19三部作改「身代わりの像編15」


  *下品ご注意!











 ヨクオがトイレの個室で必死に祈っていると、
 「そっちもクソか。
 こっちもクソだ。
 強盗して、6人も殺した奴だから、
危ないから手錠をかけてドアをあけたまま、
クソさせるか」
 「それはいいけど、誰が、こいつのケツを拭くんだ。
 おまえが言い出しっぺだから、
 拭いてやれよ」
 「バカ野郎、
俺が万一のことを考えてトイレにいかせたんだぞ、
おまえやれ」
 「早くしてくれ!
 漏れそうだ」
 「しょうがないな。
 とにかく、するだけしろ」
 「ケツを拭くのはジャンケンにしような」
 「しょうがねえな」

 
 ヨクオは個室の中で、
警察官たちと強盗犯とのやりとりが、ついおかしくて、
祈りの途中なのに笑ってしまったのだった。


 「こっちは任意の取り調べだから、
ドアが閉まっていて、
 かえってよかったな」
と言って、
 ヨクオ担当の警察官の一人は笑った。

 「それにしても遅いなあ、
 おい、早くしろ」
 「もうすぐでそうでます。
 もう少しお待ちを」
と、 
 ヨクオは嘘を言ったつもりだったのだが、
 何故か急にクソをしたくなってしまったのだった。
(続く)


レイジーブラザース「アホでもわかるトリック?」

2012-02-28 11:01:26 | 小説

レイジーブラザース「アホでもわかるトリック?」


 「あほ!」
 ウメナはサヤの方を見て、
 動画を巻き戻せ
というように両手を動かした。
 「もう一回再生ね」
 「そうだすな。
 死体が突然消えるはずはないだすからな」
 「そう言えば、そうだな」
 「うん」
 双子と永久はスローで巻き戻されてる動画
をじっくり見つめた。
 「あほ!」
 ウメナの声を聞いて、
 その瞬間、
 サヤがリモコンの一時停止ボタンを押した。
 「あほ!」
 ウメナの声を聞いて、
 今度は、
 サヤはスロー再生すると、
 一瞬だが、画面が暗くなった。
 「あほ!」
 「ああ、そういうことだすか?」
 「うん?」
 「合成だすよ。
 みはるが消えたところに、
誰もいないこの応接室を写した動画
を上書きしただけだすよ」
 ウメナ、
 サヤに続いて、
 あおむもみはるが消えたトリックに気づいた。
 「だとしたら、
 みはるは死んでいたフリしてたんだな?」
 木太郎がそう言うと、
 「何だ! 俺の思ったとおりだぞー。
 つまらねえな」
 「いたずらかあ、
 また、ゲームやろう」
と、 
 龍之介と直哉はそれぞれ言って、
 またアクビをしながら、部屋に戻ろうとした。
 だが、
 「そうとも限らないわよ」
と、 
 サヤが言ったとき、
 双子たちは
 ガラスの向こうから、
 こちらに向かってくるもとこたち
を見つけたのだった。
(続く)


 


元祖「見てください?」58

2012-02-28 09:01:57 | 小説

元祖「見てください?」58


  *また、また、残念!
 まだ、
 強制終了ではありませんでした。
  で、毎度しつこく、
 朝から下品過ぎてすいません...
 流れのとおり、
 ただ、いつ強制終了かは不明。
 ですから、スルーおすすめ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 とぐろカッペマン...
 クレカ...
 とぐろカッペマン...
 クレカ...
 とぐろカッペマン...
 クレカ...
 とぐろカッペマン...
 クレカ...
 とぐろカッペマン...
 クレカ...

 
  カッペとぐろマンだ!
 

  よーし!
 とぐろクレカしかない!



かえってきたモップおとこ「はずかしいシゴト」

2012-02-28 09:01:27 | 小説

かえってきたモップおとこ「はずかしいシゴト」


 いいか?
 いくら、
 チョウハツしてもムダだぞ!
 さっさとココをとおるか、
 カエるかどっちかにしな!
 オレは、
 ホンショクをぜってー、はなさねえ。
 いくらねばってもムダだからな!
 えっ?
 いかがわしくないなら、
 はずかしいシゴトだろ?
 なんだ?
 それ?
 いかがわしくない、
 はずかしいシゴトって?
 いったい、なんだよ!
 おい、グタイテキにいってみろよ!
 うん?
 いかがわしくない、
って、
 いうのはまっとうなシゴトじゃなく、
 はずかしいシゴトというのは、
 まっとうだが、
 はずかしいシゴト?
 ヘリクツでよくわからねえな。
 えっ?
 まっとうなシゴトだとしたら、
 はずかしくて、
 いえないシゴトイガイには、
 カンガえられない?
 あのなあ?
 どういうシゴトをソウゾウしてるか、
 しらねえが、
 オレが、
 ジブンのシゴトを、
 はずかしがるような、
 そんなウツワのちいさい、
 オトコにミえるか?
 えっ!
 ウツワのちいさなオトコが、
 ここで、
 モップをもって、
 こうして、たってられるか!
 えっ!
 こうして、
 モップをもってつったているのが、
 はずかしくもなんともねえ!
 えっ!
 おい、あんたにできるか?
 だまるなよ!
 ジョウダンじゃねえ!
 もう、しまい!
 うせな!

 


サクラナ外伝フォー「無職あおむ」

2012-02-28 07:01:33 | 小説

サクラナ外伝フォー「無職あおむ」


 あおむは、
 サクラナにコンビニをクビになったことが言えなかったので、
 ウメナと散歩に行った後は、
 それ以前と同じように、
 いったんサクラナのマンションに戻り朝食をとってから、
マンションを出ては本来ならバイトをしている時間
をサクラナに見つからない場所で時間つぶしをしたりして、
いつもの時間に帰ってくるという行動をしていたのだった。
 あおむなりに、
 いろいろと仕事を探したが、
 やはり高校中退と、
 それまでの職歴がひびき、
 正社員でいきなり採用というところはなく、
 まずはバイトからというところしか見つからなかったのだった。
 そして、
 ある朝、
 ウメナと二人で散歩していると、
 ウメナが、
 突然、
 「あほ、クビになった」
と言いだしたのだった。
 「ウメナ、いいだすか!
 ママにはそなこと、
 絶対言ってはダメだすよ」
と言ってはみたものの、
 ウメナはわざとか、
 「あほ、クビ」
と今度は言って笑ってみせたのだった。
 あおむは、
 ウメナが、
 自分がコンビニをクビになった後、
 そのコンビニに行ったに違って、
その話しを聞いたに違いない
と思ったので、
 あおむは、
 「ウメナ、
 くどいだすが、
 ママには絶対言ってはダメだすよ」

 もう一回釘を刺したのだったが、
 ウメナは笑うだけだった。
 あおむはくどくもう一度注意しようか
とも思ったが、
 ウメナが、
 サクラナのいる前で、
 今度は、
 「ママに言うだすなよ」
と言っても困るので、
 あおむはそれ以上は言えなかたのだった。
 しかし、
 あおむは、
 ウメナが近いうちに、
そのことをサクラナにしゃべるのではないかと不安で仕方なかったのだ。
(続く)


別人?間違えたらどっちが怒る?レイジー編「違いのわかる男女ではなく、ただのテレビ魔!」

2012-02-28 02:05:36 | 小説

別人?間違えたらどっちが怒る?レイジー編「違いのわかる男女ではなく、ただのテレビ魔!」


そなこた「わからなければ、
わからない程、
いい鴨ランキング!
あなたは二つの名前から、
その顔を何組思いだせたか?

えっ?全部!

素晴らしい!

とは前述のとおり言いません。
あなたはただのテレビ魔。
自慢しちゃダメダメ!

で、今回の問題は、

名前を間違えられて、
怒る方はどちらの方でしょうか?
天と地の差もある鴨(かたや代議士夫人も...、
かたやヘアヌード晒しも...)。
どっちもどっちじゃダメ!

答え?
用意してあるのか?
うーん...

ほな、さいなら」

 

100
水野真紀と水野美紀
35.1
北村一輝と沢村一樹

双頭の美女優レイジー編「お化け女優?仮面女優?実は演技派女優?男たらし女優?きっと騙される」

2012-02-28 01:52:06 | 小説

双頭の美女優レイジー編「お化け女優?仮面女優?演技派女優?男たらし女優?貧乳に騙される」


そなこた「超易問!
タイトルで答えをどうにかごまかしたつもりもバレバレ?

ほい、ご名答!

何がハマる女優さんでしょう?
今問うても遅かった...
ほな!」

何がハマる女優さんでしょう?
今問うても遅かった...
ほな!」

6019票
吉高由里子
4439票
北川景子
3531票
沢尻エリカ
2791票
菅野美穂
2451票
武井咲
1870票
石原さとみ
1817票
堀北真希
1512票
綾瀬はるか
1245票
桐谷美玲
1241票
佐々木希
1028票
宮崎あおい
937票
井上真央
916票
新垣結衣
748票
上戸彩
694票
柴咲コウ
459票
香里奈
421票
蒼井優
202票
上野樹里
598票
その他

本編リメイク「限られた人物?と携帯電話と生き残された謎」

2012-02-28 01:38:19 | 小説

本編リメイク「限られた人物?と携帯電話と生き残された謎」


 木太郎は考えた。


 このまま、自分だけ生き残り、すべて正直に話したとしたら、
 警察も、
 自分が導き出した結論と同じように、
 タヨウが今回の黒幕だとして指名手配にするのではないか。
 そして、
 指名手配後も、タヨウは見つからず、逮捕されないまま、
今回の事件は終わってしまうのではないか。
 だが、
 ここまで手の込んだことをした黒幕が自分が犯人だ
と特定される状況だけを残して去るのだろうか。


と。
 そこまで考えた木太郎は、
 この後のことについて、
 さらに、二つの可能性のあることに気づいたのだった。
(続く)



第3弾リメイク「見つけたもの?」

2012-02-28 01:28:19 | 小説

第3弾リメイク「見つけたもの?」

 
 たまおと賢明が見つけたのは、
 その倉庫のような部屋にあったロッカーの扉が開き、
 そこから何かの拍子に倒れ落ちた、
 今どき珍しいほうきやモップなどの掃除用具だった。
 「びっくりさせるだすなあ」
 「たまお、それより、そのモップよく見ろよ」
と言ってから、
 賢明はロッカーから外に落ちたモップを拾い上げて、
 そこについていた短めの髪の毛を2本右手でつまんで、
たまおに示したのだった。
 「それがどうかしただすか?」
 たまおが首を傾げると、
 賢明はモップを下に置いてから、
 取った髪の毛2本を片手づつ持って、
 「ほら、見ろ」
 「おー、不揃いだすなあ」
 「忘れたか?」
 「何をだすか?」
 「サヤちゃんの新美少女事件を」
 「おー!
 あのとき、サヤちゃんの髪を切りすぎて、
ネネちゃんかキミカちゃんが
どうにか揃えようとして、
ダメだったときのことだすか。 
 だば、
 これが
あのときのサヤちゃんの不揃いの髪の毛だ
ということだすか?」
 「そういう可能性がある」
 「うーん...
 ということはだすな...
 うーん...」
 「ここらの床を掃除したのは、

サヤちゃんだ

ということだよ」
 賢明は断言した。
(続く)


新作ディープ(?改)「アユメの動機とアユメのスマフォ」

2012-02-28 01:10:38 | 小説

新作ディープ(?改)「アユメの動機とアユメのスマフォ」


  以下のグーさん以外に数十日前分くらいは保管済みです(字数の関係などで何作分かまとめてますので、タイトルは本ブログとはズレています)。

 「キモ男三人衆セカンド、変態黒女教師と永久屋敷の呪い?」


 「はー、変なとこにあってさあ。
 あー、それより、コンセントに差し込まないと...」
と言いながら、
 スマフォと充電のためのアダプターをセットして
コンセントに差し込んだ。
 「充電しなくて見られるのか?」
と、
 オチタが訊くと、
 「あたりまえだろ」
と、
 ホウセイが言って、
 くそたが意外に慣れた手つきでスマフォ
をいじり始めた。
 「さあ、何が写っているんだろうな」
と、
 ホウセイが言うと、
 くそたはオチタの方をちらりと見てから、
 まだ、
 その中身も確認していないはずなのに、
 「何だと思う」
と言って、
 にやりと笑ったのだった。
(続く)


第??弾「ミケーレの蒼き仮面」第五章6

2012-02-28 00:57:43 | 小説

第??弾「ミケーレの蒼き仮面」第五章6


 「何、あの変な服を着た男たちは?」
と言いながら、
 水晶を覗いていた胸女ハルカはまた笑い出した。
 「あー!
 アレはね。
 懲らしめ役の制服なんだよ。
 懐かしいなあ。
 名前は...」
とそこまで言って、
 パティが言葉のとおり、
水晶を懐かしげに覗き込む。
 「懲らしめ役?
 で、あのマヌケな男が豚を食べただけで、
 あんな格好で懲らしめられているわけ?
 ふーん...
 そんなのじゃあ、
 その世界の王も相当頭悪そうねえ」
 胸女はそんなことを言いながらも、
楽しげに話した。
 胸女とパティは楽しげに水晶を覗いていたが、
 その脇で、
 ラーメンと肺女が、
 「あれがまずかったのかな」
 「そうかもしれないわねえ」
と、
 こそこそ話し合っていた。
 「サギー様、
 まだ、首を傾げてますね」
とぺーが言うと、
 「本当ねえ。
 いつもだったら、
 こんなときに、
 あんなにわらいこけている亀男とねずみ虫見たら、
 ぶったたいているのにねえ」
と言って、
 チンパン姿の小判女が小首を傾げると、
 チェリーが、
 「ねえ、そこを見て」
と言って、
 水晶のある場所を指さしたのだった。
(続く)
 



 


カミサン伝説20真?ハッピー編「第一部完」

2012-02-28 00:32:32 | 小説

カミサン伝説20真?ハッピー編「第一部完」


 「もしかして、
 さあ、あの像ってさあ?
 手にいれたときに、
 不幸じゃないとダメなんじゃないの?
 なんかそんな感じがする」
と、
 タロウはその後自分の意見を言った。
 「そうかもな。
 でも、
 それだけじゃなく、
 他にもあの像が効果
を発揮する何らかの条件があるんじゃないか?」
 木太郎がタロウの意見を聞いて、
自分の考えを話した。
 「人がいいとかだけじゃないのかな?」
 タロウは首を傾げながら言うと、
 「何か、そんな気がするんだよな」
 木太郎はタロウにはそれだけしか言わず、
 二人はそこで別れた。
 

 その後、
 木太郎はハッピーの像の効果に惹かれ、
その条件を研究するようになるのである。


 他方、
 エイタは高校生のクセにハゲタの事実上の助手になり、
カミサン伝説を研究することになった。
 

 この後、
 ハゲタは、
 もちろん、
 木太郎もエイタも、
 ハッピーの像の効果について研究するようになり、
 それから相当時が経過した後、
 ハゲタ、
 エイタ、
 木太郎は、
 ハッピーの像と遭遇することになるのだが、
 それはまた後日に...。
(第一部完)




 


エスカレーター改改「横取りガキVS強欲クソババア」

2012-02-28 00:13:46 | 小説

エスカレーター改改「横取りガキVS強欲クソババア」


 「これで、もういいんです」
 「上のじいちゃん、僕もいいよ」
 いいぞ! 横取りガキ!
 「そうよ!
 うちの取り分が多いんだから」
 おっ! 珍しく意見が一致した。
 これで一件落着か?
 「ガキが親より金が多いなんて、
 俺はそんなの認めねえ!
 そんなことするなら全部返しな!」
 もっと早く言ってくれればなあ...
 でも、それでいいんだ!
 おっさん! がんばれ!
 「親のあたしがいい
って言ってるんだから、
 関係ないでしょ!」
 そうか、強欲クソババアめ、
 後で横取りガキから、
 さらに横取りする気だな。
 「だから、
 逆なら俺も文句は言わねえ」
 それでもいい!
 早く終わりにしよう!
 「本当は2万5000円が、
 僕のお金だったんだから、
 それじゃ、嫌だよ!
 上のじいちゃんはさっき、
 貧乏じゃないって言ったでしょ!
 それなのに、
 お金返せってことは、
 本当は凄い貧乏なの?」
 横取りガキめ!
 「いや、そうじゃねえ。
 ただ、道理を言っただけで、
 本気じゃねえ...」
 おっさん、そこで黙るなよ!
 「それじゃあね。 
 とりあえず、
 かあちゃんが預かっておくことで、
 いいわよね!」
 預かる?
 強欲クソババアめ、
 それで後で返さない気だな
 「絶対イヤだ!
 かあちゃんのことだから、
 預かるなんて、
 嘘で、
 横取りするんでしょ」
 横取りガキが横取りに文句か?
 でも、
 まあ、そうなるだろうな。
 うーん...
 俺からすると、
 横取りガキが横取りされても、
 自業自得だからどうでもいいんだが。 よし!
 「僕、かあちゃんを信じるんだ!」
 これでいいんだ!
 「そうよ!
 君、いいこと言うわね。
 そうしなさい!」
 褒め殺しか?
 でも、後は横取りガキが騙されれば、
 丸く治まる。
 「絶対イヤだ!
 かあちゃん、横取りするもん」
 横取りガキは、
 強欲クソババアの性格よく知ってるな!
 「なら、全部返しな」
 おっさん! いいタイミングだ!
 それでいいんだ!
 「はーい」
 僕はOK!
 「ダメよ!
 今この子をわからせるから、
 君、逃げないで待つのよ」
 「にいちゃーん、
 早く逃げなよ!」
 横取りガキ、
 何が言いたいんだ?
 「君、そこにいなさい」
 「にいちゃーん、逃げるなら今だよ」 はあ?
 「あんたは黙ってなさい。
 「ガキなんだから、
 本当なら100円で充分なんだから!」
 「にいちゃーん、逃げてよ!」
 横取りガキ何考えてるだ?


にほんブログ村 小説ブログ コメディー小説へ
にほんブログ村