新第3弾ゾンビ改「まさか地下室へ」
「でもさあ、あの二人いくら自信家っていっても、
落とし穴があること知っていて外にでるかなあ」
と、
永久が言った。
「そうだすな」
と
たまおも言うと、
もとめが急に思いだしたように、
「あー、もしかして?」
と大声をだした。
「どうしたんですか」
と、
キミカが訊くと、
「話してなかったかしら、
この屋敷には地下室があるんだけど、
入り方は難しくて暗証番号もあるから
普通なら入れないんだけど、
あの二人のことだから何かで気づいて、
入っちゃたんじゃないかしら?」
と、
もとめがやや青ざめた顔で答えると、
「でも、先生、それならいずれ戻ってくるでしょう」
と、
ネネが言うと、
「それが、地下室へ入る扉は
オートロックでしかも地下からは扉は開かないの」
と頭を抱えながら、
もとめが言うと、
「じゃあ、
これから言って開けてあげればいいだすよ」
と、
たまおはあっさり言ったのだった。
(続く)