レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

第3弾リメイク「続たまお、キミカVSふうた、ネネ6」

2009-08-18 23:37:19 | 小説
第3弾リメイク「続たまお、キミカVSふうた、ネネ6」

 「ふうた、今問題外だと言っただすなあ!
 ユリ編のどこが問題外なんだすかなあ。
 僕はいい線言ってると思うだすがなあ」
 たまおはにたにた笑って話す。
 「本気なの?たまおくん?」
 ネネが横から口を出す。
 「狂信がテーマだったらだすなあ。
 いい線だと思うだすがなあ」
 たまおはふうたとネネの顔を見る。
 「ちょっと、いいですか?」
 ネネが手を挙げる。
 「はい?」
 「1分だけ、
ここで耳元でふうたくんと話し合っていいですか?」
 「どうですか?たまおくん、キミカ」
 ひさめ二人を見る。
 「1分ならいいだすよ。僕は」
 「あたしは何分でもいいですよ」
 キミカはそう笑いながら、
ひさめの顔を見た。
(続く)

参考資料:カミサン伝説2「ユリ編」再掲約1500字

2009-08-18 23:30:55 | 小説
参考資料:カミサン伝説2「ユリ編」再掲約1500字

 「この子、目さえ、ぱっちりすれば相当の美人なのにねえ。
お父さんににて、縦も横も小さいから、
整形でも無理ねえ、
もう少し、
横だけでも広ければ整形すればどうにかなるのにねえ。
スタイルは私に似て抜群だし、惜しいわね」
とユリの母親は
ユリに楽しいことがあるとそういう嫌みを言う。
ユリに初めて彼氏ができて、家に連れてきたときもそう。
「目だけでも私に似ていたら、
でも、この子、優しいしスタイルもいいから、我慢してね」だって。
結局、その彼氏はマザコンだったので、
自分から別れたのだけど
母親ときたら
「性格とスタイルだけじゃねえ。
ああいういい人は無理よね。
まあ、お父さんのようにブ男でもいいから、
稼ぎのあるのを捕まえなさいよ」だって。
まるで、私がふられたみたいに。
ただ、母親に毎週のように嫌みを言われて、
鏡を見るたびに、
この目だけ変わればと正直思うことはあった。
 そして、大学を卒業して、
入社後初めて好きになった人が
同僚と立ち話をしているのをつい盗み聞きして
「あの子、目さえまともなら、女として見れたのになあ」
と言っているのを聞いてしまったときは、
ショックで3日も会社を休んでしまった。
 そのときだ。「カミサン」の存在を知ったのは、
「カミサン」の都市伝説は
もともとはひとつの話しだったらしいが、
尾ひれがついていくつもの話しが出来ていた。
私が興味を持ったのは盲目の少女の話だ。
盲目の少女が生きている人の眼球をくりぬいて
それをアルコールの瓶に入れて丸一日水も食物も一切何もとらず、
「カミサン」と祈ると目が見えるようになったという話しだ。
盲目の少女が眼球が入っていたアルコールの瓶を見ると、
自分の眼球がそこにあったという、
はっきりいって、馬鹿馬鹿しい話しだが、
チャンスがあれば、
やってみる価値はあるようにユリはそのとき思った。
 ある日、ある道をとおりかかると、
綺麗な女の人が、頭から血を流して倒れていた。
まだ、息はあったが、もう助からないように思えた。
そのときだ。
どうせ助からない命ならと、
ユリは悪いことだとは思いながら、
彼女の大きく綺麗な瞳をいただいた。
 「お父さん、ユリが昨日帰って来なかったんですけど」
ユリの母親が寝ぼけ眼の父親に相談すると
 「昨日は金曜日だ。年も年だし、男でもできたんだろう。
そのうち、帰ってくるだろう。」
とユリの父親は心配しない。
母親も夫に言われ、その日は気にもしなかった。
 しかし、ユリは次の日になっても帰らなかった。
 そして、次の日も。
 そして、
数日後、
警察からユリらしい死体が発見された
との連絡がユリの両親のところに入った。
何でも交通事故に遭い、
犯人に衣類をはじめ身元を示すものを別に捨てられた上、
山奥に放置されていた死体がユリに似ているというので、
身元を確認して欲しいというのだ。
両親は多分ユリだと思って慌てて確認に行ったが、
顔を見た瞬間別人だと揃って言った。
「うちの子はこんな美人ではないです」と。
 結局、その後、両親のもとにユリが戻ることはなかった。
 その後、ユリだと思われた女性をはねた犯人が捕まった。
犯人は
その女性がこっちを向いていたので気付くと思って
ブレーキーをかけずに直進したら、
その女性はまるで車が見えないかのように、
まったく気付かずにぶつかってしまった
と事故状況を主張した上、
その女性は盲目だったから
自分にはほとんど責任がないという弁解をしたが、
犯人が遺体を捨てたという場所からは
何らの遺留品も発見されなかったので、
犯人のその場しのぎの嘘ということで事件は
処理されたとのことである。
(終)

改作真END?2-105?「ご対面?」

2009-08-18 23:24:50 | 小説
改作真END?2-105?「ご対面?」

 「じゃあ、ホウセイたちよろしく!」
 木太郎は小声でそう言うと、
ドアの鍵をそっと開ける。
 そして、ドアをゆっくり開けると、
くそたを先に押すように出すと、
自分も続いて、
 ドアを自ら閉めた。

 「えー、大丈夫なの?」
 アスカが心配そうに小声で訊く。
 「あの木太郎が自分も出ていってから、
多分、大丈夫だよ」
 ホウセイが小声で言う。
 「多分なの?」
 「多分...」

 「誰もいないじゃないか?」
 怯えながら小声で囁くくそたに対し、
 「俺は誰かいるとは言ってなかったぞ」
 木太郎はくそたを見て笑った。
(続く)

第14弾レイジーブラザース「便箋と人首輪」

2009-08-18 23:15:58 | 小説
第14弾レイジーブラザース「便箋と人首輪」 

 「間違いない。あの便箋だ」
 「やっぱり、カンがあたりましたわね」
 「早く、見せてください」
 3人はその便箋を見て、呆然とした。
 そこにはたった二行!
 
 やぱっりきたな。
 つづく。

 と汚い字で書いてあるだけだった。
 「やっぱりの間違いでしょうねえ」
 「これもなんかわざとらしいなあ」
 「でも、
犯人がこの屋敷にいることがわかりましたわよ。
 一歩前進ですわ」
 もとこは便箋を見て微笑んだ。

 「うーん」
 「小さい箱だすなあ?」
 「あー」
 双子と永久は
もとこの机にある黒い平たい箱なようなものを見る。
 「永久くんか木太郎くん、
早くアレ取ってきて!」
 カイミヤマがそう言うと、
 木太郎があおむに近づき、
あおむをもとこの部屋に引っ張り込んだ。
 「これで、あおむも同罪だ」
 木太郎は笑う。
 「やっただすなあ」
 あおむが木太郎を睨む。
 「早くしないと、
時間がなくなるよ」
 カイミヤマは笑う。
 「じゃんけんだすなあ」
 「時間がなくなるよ」
 しかし、
三人はまたジャンケンをする。
 また、永久が勝つ。
 そして、双子はあいこの連続だった。
 「しょうがないなあ。おじさんが」
 カイミヤマはそう言うと、
もとこの部屋に入り込み、
 その平たい箱を素早くとって、
元の場所に戻った。
 「あー」
 「やっただすなあ」
 「もとネエに言いつけるぞ」
 三人は唖然とした顔でカイミヤマを見る。
 「おじさんの勝ちだよ。
ほら、これが人首輪」
 カイミヤマはにやっと笑った。
(続く)

モップおとこ「ジカン」

2009-08-18 22:59:09 | 小説
モップおとこ「ジカン」

 さあ、ハナシをすすめるぞ。
 これで、
このモップのすばらしさはわかってくれただろう!
 もういちど?
 ジカンがなくなるぞ。
 それでもいい?
 じゃあ、ハヤク!
 なあ、クセになるだろう。
 このてざわり。
 ああ。
 あまりこするなって!
 オレのたからものだから。
 やっぱり、セイソウインだろうって?
 だから、ちがうって。
 オレはショウジキなんだから。
 それに、ソウジのためだったら、
こんなにダイジにはしないよ。
 このモップ。
 すばらしいだろう。
 えー、もういちど?
 じゃあ、さいごだぞ!
 なあ、すばらしいだろう。
 さわれて、よかっただろう!
 もうジカンがないから、
ハナシをつづけるぞ。
 オレはヤクソクをまもるオトコだ!
 ねえ、オレってシンヨウできるだろう!

第11弾「人類滅亡?8」

2009-08-18 22:51:27 | 小説
第11弾「人類滅亡?8」

 「ここは楽園ねえ」
 「どうして、
早くここを探さなかったのかしら?」
 「そうよねえ」
 「男どもは無駄な戦争ばかりしてねえ」
 「そうよ」
 
 「呑気でいいな。女どもは」
 「まあ、ずっと潜っていたんだから、
今のうちは喜ばしてやれ」
 「今のうち?」
 「ああ」
(続く)

第??弾「サルーラの蒼き仮面」29

2009-08-18 22:46:23 | 小説
第??弾「サルーラの蒼き仮面」29

 「実はこの国は四方海に囲まれた
小さな島国で昔は
今みたいに平和だったみたいです。
 しかし、
 どうやってこの国にやってきたかは、
いまだ謎ですが、
 凶暴で何でも喰う人間たちがやってきて、
 勝手に村をつくって、
この国の人間を襲ったそうです。
 それで、
その村は人喰いの村と呼ばれていたみたいです。
 その村の人間はさきほどお話したようにとても凶暴で、
この国の兵だけではとても制圧できそうもなかったので、
 当時の国王はその村だけ隔離して、
その村の周りに一部兵を配置して
様子をみたいたみたいですが、
人喰い村の連中は、
嵐等で海から食い物を手に入らなくなると、
この国の民を襲ったみたいです」
 ケイブがそこまで話すと、
 「ああ、そうだったな。
 で、今も果樹園は無事なのか?」
 サギーはいきなり嘘をつく。
 「やはり...」
 「で、
 今はその果樹園は無事か?
 それを訊いているんだ」
 「はあ、それが...
 無事は無事なんですが、
 あー、やはり...
 それでまた
お目見えになったんですね...」
 ケイブはそう言って口ごもると、
3人の顔を見た。
(続く)

サクラナ外伝「あおむ退院?」

2009-08-18 22:30:32 | 小説
サクラナ外伝「あおむ退院?」

 サクラナは、
 医師からあおむの退院を勧められて、
今後どうしようか悩んでいた。
 あおむは記憶障害以外の症状はほぼ消え、
ウメナと散歩ができるくらいまで回復していたが、
 相変わらず、
サクラナのことは
どこかで会った人程度の認識がなかったからだった。
 ウメナはすっかり元の生活に戻る気でいたが、
サクラナはふんぎれないでいた。
 そんなサクラナの様子を心配した
 タマキが変なことを言いだした。
 「ねえ、ショック療法どうかなあ?」
(続く)

第?弾BADEND.C-24「あたしもっとキレイに14」

2009-08-18 22:19:30 | 小説
第?弾BADEND.C-24「あたしもっとキレイに14」

 「待ちなさいよー。
何で逃げるのよ。
 教えてくれればいいのよ。
 あのキレイなひとだーれ」
 アリハがそう言いながら、
また、ソウセキを追った。

 「いないだすなあ?おー」
 あおむが少し前に変なものが落ちていたので、
それを拾おうとしたら、
その前に落とし穴があった。

 「でも、なんで、
俺たち逃げないといけないんだあ?」
 龍之介はそう言うと、
やすおの顔を見た。
(続く)
 

カミサン伝説18「幸運の像編67」

2009-08-18 22:08:09 | 小説
カミサン伝説18「幸運の像編67」

 「俺があ。俺があ。俺があ。
 俺のせいだあ」
 翌々日になっても
マジメの意識が戻らなかったので、
マジメのそばで泣いていた。
 「違うわよ」
 「そうだすよ」
 「大丈夫さあ。意識がないだけだから、
兄貴もおまえも戻ったんだから」
 マジメの母親、
 あおむ、
 そして、かおむが龍之介を慰める。
 「俺を代わりにしてくれ!」
 龍之介はいくら慰めて、
大男のクセに泣いていた。
 「落ち着くだすよ。
 マジメさんはおまえと違って、
冷静だっただすよ。
 泣く時間があるなら、
何か考えるだすよ」
 「そうだぞ、龍之介」
 しかし、龍之介は泣いていた。
 「うーん。やっぱり」
 「どうしただすかあ」
 かおむが何か独り言を言っていると、
あおむがかおむの顔を見る。
 すると、
 「兄貴、
もしかしたら、
あの二つの像のどちらかは身代わりの像なのかもしれないぞ」 
 かおむはあおむの耳元で
マジメの母親や龍之介に聞こえないように小声で囁くと、
さらにその理由を説明した。
(続く)

第3弾リメイク「続たまお、キミカVSふうた、ネネ5」

2009-08-18 21:52:24 | 小説
第3弾リメイク「続たまお、キミカVSふうた、ネネ5」

 「うん、
 本当は俺たちも最初は何か選びたかったんだよ。
 例えば、
 他に狂信と言えば、
 勘違編がまず思いついたんだけど。
 けっこう有名だからみんなも知っているよな」
 ふうたがみんなの顔を見ると、全員頷く。
 「でも、
やはり、アレも邪心を持ってカミサンに祈って、
それが実現しちゃう話しだから、やめたんだ。
 で、そうやって、探していったら、
結局なかったんだよね。
 今認定されているカミサン伝説には。
 だから、
俺たちはそういう結論になったんだ」
 ふうたがそう言うと、
 今度は、
 たまおが、
 「キミカちゃん僕からいいだすか」
と訊くと、
 キミカはにっこりと笑って頷く。 
 「ふうた、
他になかっただすか?
 本当にそうだすかあ?
 例えば、
ユリ編はどうなんだすか」
 「何とぼけたこと言ってんだよ。
 ユリ編は問題外だろう」
 「そうだすかなあ。
 狂信という点では
アヤメ編に並ぶと思うだすけどなあ」
 たまおは笑った。
(続く)

改作真END?2-104?「真犯人?9」

2009-08-18 21:40:29 | 小説
改作真END?2-104?「真犯人?9」

ドアに耳をあてていた木太郎は
おちたの耳元で何か囁く。
 おちたが驚いた顔をする。
 木太郎はドアから耳を話すと、
ホウセイに何か囁く。
 やはり、
 ホウセイは驚く。
 そして、
 木太郎はアユメのところに行き、
何か囁くと、アユメに何か囁いたあと、
ヒトメの口を塞ぐ。
 そして、
 木太郎は今度はくそたに何か囁く。
 くそたは驚いた顔で自分を指さすと、
木太郎はくそたにモップを渡し、
また、耳元で何か囁く。
 そして、
 今度は、
 ホウセイが
永久とアスカの順に何か耳元で囁いた。
(続く)