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「さとかず」の読書のススメ

シンガポールから送る独断的な読書録
(基本ルールとして、単行本は出版社名、文庫本は文庫シリーズ名を記載)

タイシルク王だけでないジムトンプソン

2005-04-15 03:08:04 | その他
ジムトンプソンといえば東南アジアではキャメロンハイランドで行方不明になった有名人ですが、作家にもジムトンプソンという名があります。
読了本
「ポップ1280 ジムトンプソン 扶桑社」
このミステリーがすごいのランキングとは知りませんでした(雑誌に載っていれば読むのですが、わざわざ今年は何がとは気をつけて見てはいません)。装丁が気に入りここシンガポールの古本屋で手にしました。
何となく読ませる本です。根気が要る本を読んだ後には息抜きにちょうどいいのでは?

これが「シンプルプラン スコットBスミス 扶桑社ミステリー」(読了本)ほど長くなると嫌になるでしょうが。シンプルプランは面白かったのですが、あの長さはいらないんじゃないでしょうか?

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外国語ができて本当によかった(タイ・バージョン)

2005-04-14 21:45:09 | その他
何度か書いていますが、私はタイ語を多少話します。先の週末はそのおかげで、命拾いしました。
タクシーでの移動中、急にお腹が痛くなりました。我慢できません。タクシーの運転手に待つように言って、近くの民家兼売店に駆け込み、トイレを借りました。売店の中を歩いていくと長屋となっており、その奥に共同トイレがありました。セーフです。タクシーに戻ると彼女とタクシードライバーから笑われました。

入手済み未読
「The Story MAHAJANAKA His Majesty King Bhumibol Adulyadej」(タイ・英 対訳本)
昔、仕事の関係でタイのソニーでもらった本です。綺麗な装丁が気に入っております。いつか読みます、多分。

ちなみにタイ語を勉強する人がいましたら、新聞はマティチョンがオススメです。タイラットなどはかえってスラングが多くて読めません。今も覚えているのは、ジャオローク、ジャンピーなど、この手の単語は辞書に載っていませんので。

読了本で大人のタイ語なんちゃらというのがありました(人に貸したら戻ってきません。けっこう笑える本だったのに)。今は数冊出ているようですね。

タイ語の重要点=>飲み屋で憶えた単語を安易に使わないこと。男言葉女言葉はあたりまえですが、その前に使用単語が問題となります。

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週間文春の竹内久美子

2005-04-11 23:11:26 | その他
週刊文春には楽しみな連載のひとつが「ズバリ、答えましょう 竹内久美子」です。
何と本日購入の文春には私が住むシンガポールを取り上げてられているではないですか。有名な高学歴女性は子供を産む様に!ですね。政府主導のお見合いクラブもいまだ存在するようです。数年前にシンガポール大学卒業の女性からメンバーカードを見せてもらいました。しかし、書かれてあるように大した効果があるとは思えません(彼女を見ていた限りにおいては、ですが)。

解決は・・・・・・なるほど、優秀な女性の男性親族が子沢山とは。

お恥ずかしい話、今日の今日まで竹内久美子が「スカートの下の劇場」の作家と思っておりました。上野千鶴子でしたね(ちなみにこれはずいぶん前に読みました。河出房新社)。ずーっと作風が違うな~と思ってはいたのですが・・・・・・。

今度、竹内久美子の本を購入してみようと思います。遺伝子の成せる事などいう解答が昔週間プレイボーイでの悩み相談の坂本龍一の「それはカルマ」に通じるところがあると感じるのは私だけでしょうか?多分、私だけでしょうね。

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旅行先に持っていく本

2005-04-08 00:00:00 | その他
皆さんはどのように旅行先・出張先に持っていく本を選んでいるでしょうか?
私の場合には、数冊を選び、出発前に再度考え、カバンに詰め込みます。

今のところ、この早朝のフライトのバンコク行きには、
今日読み始めた「ウィトゲンシュタイン 藤木隆志 講談社学術文庫」
エセスタンダリアンさんから勧められた「赤と黒 上 スタンダール 新潮社」
だいぶ前に読んだ「パン屋再襲撃 村上春樹 文春文庫」(読了本)
を選んでおります。直前になって変更があるかもしれませんが。

旅先で読んだ本はどこで何を読んだかなど、思い出すこともあります。
季節外れの3月、ギリシアのミコノス島で読んだのは「ラストタイクーン フィッツジェラルド 角川文庫」(嵐のミコノス島で、フィッツジェラルドの遺作とは)
2月の寒いモスクワのセントポール・ホテルで読んだのは「重い飛行機雲 渡辺洋二」(なぜモスクワで?ホテルは赤の広場の近所で、当時チェチェンテロの関係でチェックインするまでに飛行機に乗るがごとくX線で検査されました)
タイのタオ島のバンガローで、ハンモックに揺られ、ワインを飲みながら「武器よさらば ヘミングウェイ 新潮文庫」(いかにもでした)

結論:やっぱり持っていくには文庫が一番ですね。 

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仏像との出会い

2005-04-07 22:00:00 | その他
仏像にはどこか心惹かれるものがあります。どうしてなのでしょうか?

仏像との出会いを紹介するのは、
読了本
「見仏記 いとうせいこう・みうらじゅん 角川書店」
入手済み未読
「見物記3 いとうせいこう・みうらじゅん 角川文庫」

いとうせいこうとみうらじゅんの珍道中、みうらじゅんの漫画がいい味を出しています。
ちなみに、私的にはタイのスコータイの仏像が好きです。

みうらじゅんと言えば「アイデン&ティティ 角川文庫」(読了)
味があっていい絵です。

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立ち読みの作法

2005-04-06 03:36:54 | その他
立ち読みと言ういわゆる本屋さんの敵である行為をする私にも仁義と言うものがあります。
1、最低限の礼儀として、まったく本を買わないお店での立ち読み(拾い読みはOK)は、しないようにしております(すみません、過去にしたことがないかと問われれば「しました」と言うしかないのですが、最近は気をつけております)。
2、立ち読みは一度にすますこと、何日にも掛けて立ち読みしない。それは買う本です。
3、立ち読みとは買う意思のない本を内容が把握できる程度に読みきることです。あくまで立って読むこと。たまに坐っている輩をここシンガポールで見ます。それは邪道です。立って1冊読みきる体力がない人間は立ち読みする資格なし!

でも、本は買いましょうね、と書いても説得力ないか・・・・・・。

昨日の立ち読み本
「儲け方入門 堀江貴文 PHP研究所」
全体をとばし読みですが、浅草キッドとの対談が面白く読みました。浅草キッドの本は前にも読んだ事がありますが、彼らが決め言葉をホリエモンに勧めていたのが、うけます。
この本は、どうやら私の先輩が働いておりました(もしかしたら現在形かもしれません)会社の出版です。15年前にこの出版会社の小説を買ってしまい、我の修行のなさを感じました。もちろん、先輩をドロボー呼ばわりしたのは私です。
しかし、相手は上手でした。「うちの小説を買うほうが馬鹿!」と断言。ん~、まいった。

「立ち読み」読了本
「麻薬の運び屋にされて 長野智子 扶桑社」
これは立ち読みしがいのある本でした(買ってまで読む本ではないと言うことかもしれませんが・・・・・・装丁を考えたほうがいいですね、内容は興味深くできているのだから。この本を読む限り、あんなアナウンサーいたな で消えていく人が多い中、いいジャーナリストになりましたね)。海外に住んでいますと、このような麻薬の事件は時に聞くことがあります(タイでも娘を助ける為に親がチームを組んで刑務所から脱獄させたという実話が本になっていました<本の名前失念>)。
日本の弁護士からもこの話を聞いたことがありますが、この事件の初期の対処のまずさは目に余るものがあります。トラブルに巻き込まれた場合の言葉の大切さや慎重さを感じます。

ここシンガポールではこの1年でハイソサエティ(外国人を含む)の一斉摘発があったばかりです。こちらのTVに出ているキャスターも疑わしきは拘束してしまうという公権力の強さにはびっくりしました。彼女は白で解放されましたが・・・・・・。シンガポールはひじょうに交通の便がよすぎて、拘束しないとすぐに国外に逃げられてしまうということも関係するのでしょうが(実際、保釈後国外に逃げている人間もいるようです。同罪の配偶者が保釈金が認められず、収監されたとのこと)。

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既視感

2005-04-05 01:31:06 | その他
この1~2年の間に読んだ本で既視感にぶつかる小説がありました。
読了本
「ネアンデルタール ジョン・ダートン ソニー・マガジンズ文庫」
「エサワ フィリップ・カー 徳間書店」
今はどちらがどちらか???です。
森毅がエッセイの中で、あの本おもしろかったな~、ストーリーどんなんだったけ?それでええじゃない、とありましたが、最近は同感で面白かったな~なんだったっけ?が増えました。

私も読んだもので、有名なのは
「覇王の家 上・下 司馬遼太郎 新潮文庫」
「逃げろ家康 上・下 池宮彰一郎 朝日文庫」
編集者は気が付かなかったのでしょうか?それとも圧力に負けたのか?まあ、本人が認めるくらいのものだったのですからね。
個人的には池宮彰一郎の作品は面白いと思います。

また、前にも書きましたが、サルトルの短編を状況を戦後の日本に置き換えると大江健三郎の初期になります。

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異文化の中、海外で仕事をするということ

2005-04-02 18:48:48 | その他
今の日本人にとって海外で仕事をするという事は、特別のことではありません。
国によってその国独自のローカル・ルールが多分にあるようです。
ここシンガポールは、その点日本の延長でしょう。これはシンガポールが外国人を広く受け入れることで経済の発展などを図るといった国策にもかかわるものに思えます。

その点、近隣国のタイは謎に満ち溢れています。

タイで働く日本人を題材にした小説
読了本
「メナムの河の流れ 愛田紀章 花伝社」
私がいた10年前には広く読まれていました。私も人に勧められて読みました。作家の仕事の関係で三菱自工の車は車種名まで書いています。
タイは確実に変わり行くのでしょうが、このブログを読む限りは、いい味を出している人たちは変わりないですね。
*メナムが河という意味ですので、変な題ですね。近年はメナム河と言わずにチャオプラヤー河と言っているのが主流です。

「メナムの濁流 鬼島紘一 双葉社」
上記本に何となく似ている気がしました。まあ、タイに興味があってどんな小説でも読んでみようと言う方はお読みください。

タニヤといえば日本人クラブの有名な繁華街です。
「タニヤの社会学 日下陽子 めこん」
参考文献一覧表の為にこの本を買うかどうかですね。

時代を遡った駐在日本人の悲哀
読了本
「イースト・リバーの蟹 城山三郎 新潮文庫」

誤解のないように書き加えておきますが、私はタイもシンガポールも好きです。これって別の女性を同時に好きになるようなものでしょうか?小悪魔的な気まぐれなタイ、きちんとした几帳面なシンガポール。ん~、選べません。

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思わず買ってしまった「殴られ屋 晴留屋明」

2005-03-28 23:58:57 | その他
本日はシンガポールにある古本屋に寄って、手に取った本が「殴られ屋」です。

本日購入&読了
「殴られ屋 晴留屋明 幻冬舎アウトロー文庫」
表紙の顔がいい味を出しています。事業の失敗での負債・1億5千万の借金をどう返すか?ここまで自己破産が広く知られた中で、それをしない生き方に惹かれます。
「男にはワケがある」、アウスレーゼのコピーでしたでしょうか?

また、会社の運営などは人がいいとできないのですね(ご本人は人がいいと通り過ぎているような気もしますが)。その点は納得です。

晴留屋明の現在です。借金が増えている・・・・・・。

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空手バカ一代

2005-03-26 12:00:00 | その他
かーらてのみちはひとのみぃちー

男に生まれてきたならば、誰でも一度はマス大山に憧れたことがあるでしょう。
私も何を隠そうそのひとりです。幼馴染が極真空手を習いに行っていて、うらやましかったのを憶えています(私は親の反対で行かせてもらえませんでした。母親曰く「キチガイに刃物」)。

とにもかくにも、マス大山が日本語が上手ければああも極真の分派が生まれなかったのでは?と思う私です。

さて、昔、アントニオ猪木監禁事件に参加した人と飲んだことがあります。
「他人を悪人呼ばわりしやがって、お前の方が俺よりずっと悪い」と言われてしまいました。
他の人たちはかなり遠慮していましたが、私は全然気になりませんでした。
とても、飲んでて楽しい人でした。また、お会いしたいです。

しかし、何故、人の道を踏み外した人が目立つのでしょうか?

読了本
「猪木寛至自伝 猪木寛至 新潮社」
幸せな人です。周りがかわいそうですが。
「懺悔録 梶原一騎 幻冬舎アウトロー文庫」
波乱万丈な人生です。台湾で娘が誘拐殺害されたのはいつだったでしょうか?

「空手バカ一代」、ご存知メリージェーンつのだひろ(昔、新宿初台の商店街ですれ違いました)のお兄さん、つのだじろうの漫画を読むと、どうしても「恐怖新聞」を「うしろの百太郎」を、連想してしまいます。

 

3月24日購入本(井上ひさし、城山三郎、佐々淳行)、我ながらしぶいチョイスです。

2005-03-25 02:44:14 | その他
昨日は以下の本を購入しました。

「東京セブンローズ 上・下 井上ひさし 文春文庫」
恥ずかしながら井上ひさしを買うのは初めてです。私の読書の大きなテーマ、昭和初期から戦争、敗戦、占領時代という時期のお話ですので、読むのが楽しみです。

「ビッグボーイの生涯 五島昇その人 城山三郎 講談社文庫」
がんばれ東急グループ!
城山三郎は特定の実在の人物に焦点を合わせた本が私的には好きです。
本日(3月25日)、読了。

「連合赤軍「浅間山荘」事件 佐々淳行」
カバーに実戦「危機管理」と名うってます。好きですね、この人危機管理が。

To be, or not to be: that is the question.

2005-03-18 23:59:00 | その他
装丁に惹かれ、手に取り、重さを確かめて中をパラパラと確かめます。
本を買うにはそれなりの儀式が必要。失敗を避ける為には、最低限の用心をしています。
本屋の中は罠がいっぱい仕掛けられているのです。地雷を踏んではいけません。

本日読了
「アホウドリの糞でできた国 文・古川靖 絵・寄藤文平 アスペクト」
立ち読みで済ましました。ワシントンDCはNYCの南に位置します。
まあ、こういう本も存在していいのでしょうが・・・・・・、その価格で買ってまで読む本ではないですね。
暇つぶしに立ち読みで十分といったところでしょうか。

本日購入本
「財閥解体 GHQエコノミストの回想 エレノア・M・ハドレー+パトリシア・ヘーガン・クワヤマ 東洋経済新報社」
「サウジアラビア 中東の鍵を握る王国 アントワーヌ・バスブース 集英社新書」
「真昼の花 角田光代 新潮文庫」
購入雑誌
「週刊文春」

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タイ語関係の書籍の誤植について

2005-03-18 00:10:33 | その他
タイ語を勉強した私です。
最近は状況は違ってきているかもしれませんが、当時まともな辞書がなかったせいかどうか、誤植が目立ちます。

例えば、
入手済み参考本
「法律用語対訳集 タイ語編 法務省刑事局外国法令研究会」
出だしの1ページから誤訳(誤植)です。

愛用していた辞書
「タイ語辞典 松山納 大学書林」
も?が見つかりました(私がタイ語を学習中の話ですが)。

教訓:辞書類は初版には気をつけること(上記双方とも初版です)。

小説などには誤植が時々あります。?と思った時には調べてみましょう。私は面倒くさがり屋ですので、ふ~んと見ているだけですが、ある人の話ですと出版社に連絡すると図書券が贈ってくると聞きました(昔の話ですが)。

余談ですが、富田竹二郎のタイ日大辞典なども死語は再販時に整理したのか、現在使っていないタイ語を憶えても時間の無駄ですね。

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本を探すということ

2005-03-16 02:13:56 | その他
本読みに避けては通れないのは、本を探すという行為です。
浅田彰によると書店でハンターになり本を探すそうですが、私的には尋ね人という感じでしょうか。

1、目指す本や作家が念頭あり、探す場合
百人一首での経験がものを言います。書店の本棚をさーっと見ます。念のため2度さーっと見ると目に入る範囲での棚にあるかどうかはわかります。そして、移動。
「百人一首(全) 春山要子 中道館」(入手済み、たまに目を通してます)

2、全然知識なく手に取る本
フト手に取る本があります。そして、中をパラパラとめくり、考え、まためくり、買います。
この場合、面白い本に当たったときの喜びは言いようがありません。

読了本
「逃走論 浅田彰 ちくま文庫」

「構造と力 同上 剄草書房」
これは、面白くなかったので半分くらいで投げ出しました。解説書をあたるくらいならば、本元の本を読んだほうが有益です。

先月の神田で気になった本は、「エンパイア ミッチェル・パーセル 文藝春秋」と「戦藻録 宇垣マトメ 原書房(だったと思います)」(この本は買おうと決心して探すと見つからないといった過去の経験があります。今回は買うつもりがないのに、目に入りました)、そして、宇垣一成の日記。節約の為、購入延期です。

蛇足ですが、古本屋で謹呈本を見つけることも楽しみの一つです。

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振り向くな 振り向くな 後ろには夢がない

2005-03-14 19:12:41 | その他
ランチは起業の道を歩む日本人と食を共にしました。
フトこの言葉を思い出しました。

振り向くな 振り向くな 後ろには夢がない。

寺山修司の本は何冊か読みましたが、帯に書かれてあったこの言葉が心を奮い立たせます。
読了本
「書を捨て町に出よう 寺山修司 角川文庫」
他何冊も角川文庫で出ています。


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