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竹原友徳のさすらいうどん武者修行道中記

香川でのうどん修業の後、2年間の日本一周うどん行脚の武者修行の旅を完遂!現在は京都・綾部での開店目指し奮闘中!

むむむ無念じゃー

2007年11月29日 | 滋賀・大阪・兵庫・淡路島
27日兵庫県三田市にて以前紹介したエコ生活本「エコポリシーでいこう」の著者小野田さんにお世話になり、三田ほんまち交流館「縁」にてうどん作り。

縁は歴史ある旧市街にある古民家を改修、再生したイベントスペース。
ほかにもたくさんある老朽化がすすみもったいないが壊すしかないという古民家を縁があることで再生、活性化させたいと考えられています。
 
朝、綾部を意気揚々と出発、昼から仕込み。
夕方ぐらいからやや頭痛が‥
鉢巻締めすぎたかなと思って緩めたがやっぱり痛い。
夜、うどんを終えるとさらに体がだるくなる。
病は気からと気合入れるが効果なく熱がやってきた。
そのまま縁で泊めていただいた、夜は高熱でうなされる‥

翌朝少し楽になったがまだ熱があった。
どうしようかと悩んだが週末まで今のところ予定がなかったので
意気揚々と出発したくせにかっこ悪いがまだ綾部が近いので帰って養生することにした。

ゆっくり休んで再出発しよう。

くにうみまつり

2007年11月27日 | 綾部
24、25日と地元綾部の上林という地域の旧奥上林小学校で
「くにうみまつり」という食や環境を考えるイベントが行われ
うどん屋を出店させてもらってきた。
今回が六回目のイベントで過去五回は関東開催。

綾部に帰るといつもお世話になっている野草料理研究家の若杉友子ばあちゃん(元気のいいおばあちゃんで美味しんぼにでてきそうな濃いキャラ、哲学者です)、「木を植えましょう」という本の著者正木高志さん、熊の住める森を守り、取り戻す活動をしている日本熊森協会の森山まりこさんなどの講演がありました。

関西各地からの参加者も多く、うどんで出会った人も何人かいて感動の再会もありました。
400人くらい集まったイベントでしたが参加者の多くは興味をすでに持っている人で、世間一般の人の参加は少なかったように思う。

環境や食に関心を持っている人は盛り上がっていたのかもしれないが
地域や綾部の人を巻き込んでの楽しくて、しかも勉強になるという
イベントではなかったのが残念だった。

意識の高い人たちはどんどんつながっているなという感じはあるので
その思いを一人一人がいかに世間一般の人たちに伝えていくのかというのがこれから大事になってくるのではないかと思う。

今週は兵庫によりつつ岡山を目指します

松山をぶらり

2007年11月23日 | 全国うどん食べ歩き情報
大学一年の夏休み初めての一人旅で最初に訪れたのが松山。
旅の原点だなぁ~なんて思いに浸ってみながら松山をぶらっと歩く。

NHKで松山ゆかりの小説「坂の上の雲(司馬遼太郎)」がドラマ化されるらしく町は坊ちゃんよりも坂の上の雲をプッシュ。
「坂の上の雲ミュージアム」も出来ていて入ったけど小説読んでないので大きな感動はなかった。
いつか小説を読んでみようという気にはなったけど分厚い文庫八巻に渡る長編だけに本が睡眠薬な存在だけに手が出そうにない。


松山のうどんといえば鍋焼きうどんが有名のようで食べに行く。
値段は450円と安いのだが鍋が衝撃的でアルミでした。
給食って感じでした…
やっぱり土鍋がいいです。


松山にはさぬきうどんコンテストグランプリをさらった職人の店「踊るうどん永木」があると聞きやはり行く。

若き大将は旅人だ。
旅のファイルが本棚にあり、キリマンジャロ、ミャンマーなど。ファイルをちらりとみるとアフリカでうどん作ってる写真が…。
世界にうどん広める同志がここにもおられました。

しかも麺棒がなかっというかなんでもうどんを延ばせるようでワインのボトルでうどん打ってました。その技いただきました。
かなりのやり手です。

そんな永木のうどんはもっちり縮れ麺で口の中で踊る?あっさりとしただしでした。
おにぎりが玄米で柔らかくてうまかった。

愛媛にはゆっくり滞在できず、週末の京都府綾部での「くにうみまつり」参加のため昨夜のフェリーで四国を離れ綾部に帰って参りました。

24、25日と綾部市奥上林でいのちを活かしていくために伝えられてきた食や農や環境の知恵を学びあい共生、共存を目指すイベントくにうみまつりにてうどん作りさせてもらいます。
すばらしいイベントですのでぜひ来て下さい!


様々な農家さんとの出会い

2007年11月22日 | 香川・徳島・高知・愛媛
17日
愛媛県西条市安用にて自然農で育てた古代米や野菜の販売をされている「まんがら農園」の野満さん夫妻にお世話になりうどん作り。

野満さんは赤目自然農塾で学び、西条に移り住み、休耕で荒廃した畑を利用し、耕さず、化学肥料や農薬を使わず、草や虫を敵とせず共生しながら作物を育てる自然農をされている。
作付け面積も年々増え、将来はいろんな人が集まり農を体験出来る開かれた農園にしたいと言われてました。


翌日
東温市重信で大規模農業の会社ジェイ・ウィングファームの牧さんにお世話になりうどん作り。

JWFでは1500枚もの田畑で米や麦、雑穀などを作られといて特にその土地で昔から作られていた在来種に力を入れておられ、その中でも昔道後平野で盛んに作られていた「もち麦」という品種を中心に栽培されています。

牧さんは「日本は本来適地適作、地産地消で、そこに育つ在来種に基づく食文化があったのだが、商品価値優先の作物を作るようになり変わってしまった。
それをもう一度、生産者と消費者が関係を深め、適地適作、地産地消を進めていく事で食文化の復活そしてその後に自然と食料自給率の向上がついてくる」と言われてました。
そのためにも伝統のもち麦の復権を狙っておられます。

もち麦を利用したもち麦うどんというのもあり、そばのような色と細さでありながらうどんのようなもっちり感もあってひやで食べるとうまい。

JWFの作業場には「愛穀」と力強く書かれていた。


小規模農家さんと大規模農家さんを立て続けに二軒まわり対象的でどちらが良いとか関係なくて志し高く農業されていることがすばらしいと感じました。

オーガニックみかん

2007年11月18日 | 香川・徳島・高知・愛媛
11月16日
愛媛県に入る
愛媛といえばみかん。
その中でも西予市の明浜町で地域の農家さんが集まり30年以上有機栽培でみかんを作っている「無茶々園」さんでうどん作り。

無茶々園のみかんは全国でもトップ3に入るそうで見てくれは綺麗ではないけど味が濃くてほどよい酸味がありうまい!!食べて力がみなぎるみかんです。

無茶々園ではみかんだけでなく海作りや環境保全など様々な活動をされています。

みかん農家さんにお世話になり愛媛らしいスタートです。


四万十での出会い

2007年11月18日 | 香川・徳島・高知・愛媛
黒潮町に達人と評判の「いろりや」といううどん屋があると聞き食べに行く。

すっきりしただしと腰の強いうどん、うまい。
大将の周治さんとお話する事ができた。
「うどんは山から湧き出る生きた水を使わないとだめだ、うちのは四万十川の支流に湧く水を使っている。」
さらに
「うどん道は人生道だよ。心を磨きなさい」と言われてました。
その日は夜、お店に泊めていただきました。

翌日、四万十川へ水を汲みに行く。
中流の支流の水神と呼ばれている所で汲む。パワーありそうな水です。

廃校を生かし、四万十川で自然とともに遊び、学ぶ体験学習施設「四万十楽舎」の楽長の山下さんにお会いする事が出来た。

山下さんは高校生にゼミをひらいてビキニ環礁での原爆による放射能被害や日本軍による朝鮮人への強制連行の事実など様々な調査をされてます。
また地元の方が講師となり地域の事を幅広い人が学べる地域大学を作ろうと活動もされている方でとても勉強になりました。

四万十川の青さのりをうどんにトッピングしてみました。
香り豊かでなかなかいいです。

島がまるごと博物館

2007年11月14日 | メッセージ
日本で魚の種類が1番多いのは沖縄でも小笠原でもなく、高知の西の端にある柏島という島。

南からの暖かい黒潮と瀬戸内海からの栄養豊富な水がまじりあうため熱帯と温帯の多種多様な海洋生物の宝庫でその数なんと1000種類以上でテーブルサンゴも広がっていてダイバーや釣り人に人気の島だ。

そこに黒潮実感センターというところがあり以前紹介していただいていたので訪ねて来ました。
センター長の神田さんはおられなかったのですがスタッフの津戸さんにお話を伺うことができました。

黒潮実感センターでは人が海から豊かな恵みを享受するだけでなく、人も海を耕し、守る。人と山とが共存する「里山」のように、人と海とが共存できる「里海」を目指し活動されてます。

その活動として子供達に豊かな海を体験でなく実感できるようなサマースクールや漁業中心の暮らしを守るための海の保全活動、ダイバーと漁師の間でのルール作りなどさまざまされてます。

そんな柏島の豊かな海を実感するため11月にも関わらずスノーケリングしてきました。
海水温は高く22度くらいあるので暖かかった。

透明度30メートルでサンゴに熱帯魚、魚の群れが美しく感動でした。
今後も何度も訪れてしまいそうです。



宗田節と万次郎

2007年11月13日 | 香川・徳島・高知・愛媛
四万十川を渡り、足摺岬近くの土佐清水市へ。

知り合いの方に聞いたおすすめ漁港の窪津の宗田鰹(関西ではめじかと呼ぶ)工場に行ってきた。

工場が近くなるとフワッといい香りがしてたまらない。
突然訪れたのですが工場見学させてくれて、宗田節がどのように出来るのか知る事ができた。

まずマルソウダという種類の鰹を煮る。
それを手で三枚にほぐし骨をとる。
薪で焚き乾燥、燻製させる。
その後にかびつけをして半年くらいで宗田節になる。

関西ではかびつけしてないで乾かしたものを好むようで、かびつけしたものは関東に行くらしい。

高知ではこの宗田節がほとんどでイメージする鰹節は鹿児島が盛んのようです。

いい宗田節を分けていただいたので使ってみるのが楽しみだ。

出来上がる工程を知るってのはいい経験になりますね。


ちなみに足摺岬は日本開国時に活躍したジョン万次郎(中浜万次郎)の出身地です。
万次郎は14才の時、漁の最中に流されて漂流、アメリカの捕鯨船に救出されそのままアメリカで10年過ごし様々な勉強をして日本に帰国。

世界を知る万次郎が鎖国している幕府のアドバイザーとなり開国時に活躍した人物。

あまり知られていないが万次郎はアメリカで本物の民主主義を学び、日本でその種を蒔き坂本龍馬らに影響を与えた。
「自立と共生」の理念に生きた偉人だ。

「ジョン万次郎の会」ってのがあって会長は小沢一郎です。
いい日本にしてもらいたいです。

米こめフェスタ

2007年11月12日 | 香川・徳島・高知・愛媛
10、11日と四万十町で行われた台地まつり米こめフェスタ。
天候に恵まれ大勢の人で大賑わい。
四万十まるごと御膳ってのがあって限定600人ごはん、豚汁食べ放題、四万十の鰻、鮎、サラダなどついて1500円。長蛇の列ができてました。

そんな中ギャラリー喫茶「556」前のうどんの方も大盛況。マスターの山本さんにもお手伝いしていただきなんとか無事に二日目終える事ができました。
写真家のならひろしさんが書いて下さった豪快なポスター「日本一周うどん」が効きいたみたいです!
新たな屋台アイテムを手に入れました。
そんな訳で祭を楽しむ余裕なしでした。
四万十天然鮎をうどんにトッピングして楽しんだくらいか…

ちなみに四万十町は西南戦争で西郷軍から熊本城を守った谷干城の出身地。

明日は四万十市を通って土佐清水市にかつお節工場見学予定。

しかしながら四万十町と四万十市って両方とも四万十川通ってて愛してるのはわかるけどややっこしいわ! 


ファーマー土居

2007年11月10日 | 香川・徳島・高知・愛媛
ファーマー土居さんは高知のラジオやテレビのパーソナリティをされていて今は県議会議員。高知県ではかなりの知名度の方です。

そんな土居さんにお世話になり、八日のお昼に高知市内の児童養護施設南海少年寮、夜は近所の方々と九日は木材団地にある大洋木材市場にてうどん作りさせていただいた。


10、11日と四万十町(旧窪川町)にて台地まつり米こめフェスタというイベントがあり、ギャラリー喫茶「556(こころ)」さんにお世話になりうどん屋台させてもらいます。
よさこい踊りにミュージカルなどまっことおもろなイベントしちゅうきぜひぜひお越し下さいませ。