goo blog サービス終了のお知らせ 

竹原友徳のさすらいうどん武者修行道中記

香川でのうどん修業の後、2年間の日本一周うどん行脚の武者修行の旅を完遂!現在は京都・綾部での開店目指し奮闘中!

様々な農家さんとの出会い

2007年11月22日 | 香川・徳島・高知・愛媛
17日
愛媛県西条市安用にて自然農で育てた古代米や野菜の販売をされている「まんがら農園」の野満さん夫妻にお世話になりうどん作り。

野満さんは赤目自然農塾で学び、西条に移り住み、休耕で荒廃した畑を利用し、耕さず、化学肥料や農薬を使わず、草や虫を敵とせず共生しながら作物を育てる自然農をされている。
作付け面積も年々増え、将来はいろんな人が集まり農を体験出来る開かれた農園にしたいと言われてました。


翌日
東温市重信で大規模農業の会社ジェイ・ウィングファームの牧さんにお世話になりうどん作り。

JWFでは1500枚もの田畑で米や麦、雑穀などを作られといて特にその土地で昔から作られていた在来種に力を入れておられ、その中でも昔道後平野で盛んに作られていた「もち麦」という品種を中心に栽培されています。

牧さんは「日本は本来適地適作、地産地消で、そこに育つ在来種に基づく食文化があったのだが、商品価値優先の作物を作るようになり変わってしまった。
それをもう一度、生産者と消費者が関係を深め、適地適作、地産地消を進めていく事で食文化の復活そしてその後に自然と食料自給率の向上がついてくる」と言われてました。
そのためにも伝統のもち麦の復権を狙っておられます。

もち麦を利用したもち麦うどんというのもあり、そばのような色と細さでありながらうどんのようなもっちり感もあってひやで食べるとうまい。

JWFの作業場には「愛穀」と力強く書かれていた。


小規模農家さんと大規模農家さんを立て続けに二軒まわり対象的でどちらが良いとか関係なくて志し高く農業されていることがすばらしいと感じました。