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竹原友徳のさすらいうどん武者修行道中記

香川でのうどん修業の後、2年間の日本一周うどん行脚の武者修行の旅を完遂!現在は京都・綾部での開店目指し奮闘中!

手描きシャツアーティスト

2007年09月27日 | 和歌山・奈良・京都

9月27日京都市にて手でシャツなどの柄を描くアーティスト水口真奈さんにお世話になりうどんをさせてもらった。 京都で活躍するバンドマン、画家、漫画家、豆ずきん職人さん等様々な方が来て下さり(20人中女性がなんと17人!)、刺激的なうどん会でした。 真奈さんのシャツは季節感があり、渋いものから優しくかわいらしいものまであります。 以前、竹柄Tシャツをいただき実家で着ていた時に母親から「珍しくいい服着てるじゃないの!」とマダムな年代も飛びつく素敵な柄です。 松柄のシャツをプレゼントしてもらっちゃいました。旅の勝負服で着させてもらいます。ありがとうございました!

   


地釜とうふ工房るあん

2007年09月17日 | 和歌山・奈良・京都
9月17日
さらに南下して再び和歌山へ入り、龍神村にある地釜とうふ工房るあんの小澤さんにお世話になった。

小澤さんは元々は山師をされていて、一年ほど前からとうふ屋さんをされている。
龍神村あたりでは昔ながらのとうふといえば堅とうふで、小澤さんが山師をされているとき、地元のおばあさんが会話で
「昔のような堅とうふ食べれなくなったねぇ」とよく出てきたそうで

ならば私が作りますと小澤さんは転職され豆腐職人に! 
しかも豆腐作りの釜の燃料は薪!
間伐材なんかも利用されてました。

今では薪で作る豆腐屋なんてほとんどないらしく、よその豆腐屋さんに相談にいっても、やめとけ!そんなもん小学生がいきなりプロ野球に入るぐらい難しいよと言われたそうです。

しかしあきらめないで地元の昔ながらの豆腐作りを知るおばあさんに習いにいってそしてお店を始められ、今では人気のとうふ屋さんです。

小澤さんは豆腐や大豆の事を知ってもらいたいと豆腐作り体験教室もされてます。

豆腐作りはまだまだ勉強でこれでよしなんてないですよと小澤さん。
勉強になります。

そんな小澤さんの紹介でお知り合いの唐口さんのお宅でお世話になりうどんさせてもらいました。

聖地巡り

2007年09月15日 | 和歌山・奈良・京都
9月15日
奈良県南部にある日本百名山「大台ヶ原」にいった。

この山は年間降水量が4000〓以上、原生林と苔に覆われた神秘の秘境といわれている。
この日の天気もやっぱり雨、その中を散歩した。

雨でしっとりとした苔が神秘的な雰囲気を作っていて綺麗だったが、散策出来る範囲でそれを見れるのはほんの一部分でほとんどの部分をささが覆っている。
ここ30年ほどの間で変わってしまったらしい。

原因は様々あると言われていて大型台風で木がたくさん倒れ、それによって光が地面にあたりすぎて乾燥し苔が育たなくなり、笹が育つ、その笹を食べる鹿が今度は増えてきて、増えた鹿が木の皮を食べて枯らしてしまう。枯れると光が地面に…そして苔が…と悪循環が起こっていてどんどん変化しているようだ。
それ以外にもドライブウェイが開通して人がたくさん訪れるようになったのも原因のようだ。

大台ヶ原の名所になっている立ち枯れした木が密集している所があるのですが、元々は苔むす森だったが、たった30年ほどでこんなになってしまったそうです。

森の最後ってこんなのなのかなとふと思ってしまった。

今は苔むす森を取り戻せと様々取り組みをされてます。


9月16日
天川村にある修験道の聖地「大峯山寺」に行った。
この山は役行者が開いた1300年前から今なお残る日本で唯一の女人禁制の山だ。
登る人の中には山伏姿も多くただの山ではないと伝わってくる。

片道3時間で山頂にある大峯山寺に着く。
登っていると山伏の吹くほら貝の音が聞こえてきて独特の雰囲気だ。
途中には行場(根性試しの修行場)があり、日本三大荒行の一つ「西之覗」というのがある。
ロープを体に掛け50m以上の断崖絶壁に上半身を投げ出され、ロープを持ったおじさんが身体健康、旅の安全を祈願してくれる。
さらに後半は誓いの儀式のようになり
おじさんが
「家族を大事にする事」、必死に「はい」

「物を粗末にしない事」 「はい」

「ちゃんと働く事」

??
「はい…」
ニートではないです

終わると引き上げてもらえた。
周りから見てるとそんなたいした事してないように見えたが実際はかなり怖かった。
でも荒行の後はなぜか体がすっきりして軽く感じた。

そして山頂に着き大峯山寺に参拝する。
質素ですがいいお寺でした。

今やお寺に参拝するのにロープウェイやケーブルカーがあり悠々と行ける所が多い中、自力で登らないと辿り着けない厳しさがあるのがいい!
自然を本尊とした役行者。
歩くと感じる自然の美しさや登る苦しみ、きっとその過程に意味があるんだと思う。


健一自然農園

2007年09月14日 | 和歌山・奈良・京都
9月14日
大和高原で農業で生きている伊川健一さんという青年に会いました。

以前から「君くらいの年齢で自然栽培のお茶作りやってる子がいていい考え持ってやってるよ」とよく話に聞いていたので会ってみたいと思っていた。

伊川さん宅に到着。
古民家に同世代の男達5人での共同生活している。
玄関から入ると全員が冗談で「はじめまして伊川です」と名乗るため、まずは伊川くん捜し。
しばらくして会話からわかった。

伊川君の年齢は25才。若い!
高校時代にテレビで自然農法をしり、自然の中で自分の食べるものは自分で作る暮らしをしたいと考え、三重の赤目自然農塾で自然農を学び、18才から大和高原で盛んなお茶と野菜を地元のおじいさんやおばあさんに習いながら自然栽培で始め4年目くらいからその収入で生きていけるようになり、
今では村1番の茶畑を任されいる。

伊川君達の暮らしぶりは村にとても馴染んでいて年配の人から学び、可愛がってもらい、元気溢れる若手が働くといういい繋がりがありいいなと思う。

農業を通して何が出来るのか、地域にとって何が出来るのかと考えビジョンを持っている伊川君からいい刺激を受けた。
今後も気になる存在となった伊川君です。


奈良にて

2007年09月11日 | 和歌山・奈良・京都
9月11日
奈良県大和郡山にある豆パン屋アポロさんにてうどんをさせてもらった。

豆パン屋さんというだけあっていろいろな豆がたくさんのったパンがたくさんありおいしかったです。
お店の雰囲気も喫茶スペースと坪庭があり良かったです。


9月13日
奈良市にて陶器などへの絵付けの仕事や画家として活動されている山中秀書さんにお世話になりうどんをさせてもらう。

夕方小学生の時の修学旅行ぶりに若草山を散歩する。
鹿を見て奈良を実感した。


和歌山県熊野地方

2007年08月05日 | 和歌山・奈良・京都
八月五日
和歌山県に入り本宮にある熊野出会いの里さんにてうどん打ち。

里長の麻野さんは有機農業をされていて熊野川を見渡す絶景の高台で家を建て畑、田んぼをされている。

熊野出会いの里という名前だけあって農業研修会や健康法学びの会、年に一度100人以上の人が集まる出会いの会など様々な出会いの場を提供されています。

八月六、七日
熊野川町の山の中で修験道のお寺、山学林をされている立石光正さんにお世話になり少し修行させていただいた。

修行といっても朝の勤行に参加させてもらう位。
お寺で近くの子供達が夏合宿で自然体験していて一緒に近くの清流和田川で川遊びやもりで鮎突きなどめったに出来ない体験をさせてもらった。
水深5メートルでもはっきり見える綺麗な川で感動だった。

自然を尊び山川に親しむ修験道。また機会があれば勉強してみたい。

八月八日
那智勝浦で茶道の先生をされている芝先さんにお世話になりうどんをさせてもらった。

八月九、十日
色川町にて城さんにお世話になりうどんをさせてもらった。
色川は熊野の山岳地帯の町で過疎が進んでいたがUターン、Iターンを積極的に進め今では小学生のほとんどが移住者の子供達らしい。
また若者世代がじいちゃんばあちゃんから百姓や暮らしの知恵を学びたくましく生き抜く力を持とうと百姓養成塾という取り組みもされていてすばらしい。

お盆が近づき綾部にここから戻った。