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竹原友徳のさすらいうどん武者修行道中記

香川でのうどん修業の後、2年間の日本一周うどん行脚の武者修行の旅を完遂!現在は京都・綾部での開店目指し奮闘中!

宗田節と万次郎

2007年11月13日 | 香川・徳島・高知・愛媛
四万十川を渡り、足摺岬近くの土佐清水市へ。

知り合いの方に聞いたおすすめ漁港の窪津の宗田鰹(関西ではめじかと呼ぶ)工場に行ってきた。

工場が近くなるとフワッといい香りがしてたまらない。
突然訪れたのですが工場見学させてくれて、宗田節がどのように出来るのか知る事ができた。

まずマルソウダという種類の鰹を煮る。
それを手で三枚にほぐし骨をとる。
薪で焚き乾燥、燻製させる。
その後にかびつけをして半年くらいで宗田節になる。

関西ではかびつけしてないで乾かしたものを好むようで、かびつけしたものは関東に行くらしい。

高知ではこの宗田節がほとんどでイメージする鰹節は鹿児島が盛んのようです。

いい宗田節を分けていただいたので使ってみるのが楽しみだ。

出来上がる工程を知るってのはいい経験になりますね。


ちなみに足摺岬は日本開国時に活躍したジョン万次郎(中浜万次郎)の出身地です。
万次郎は14才の時、漁の最中に流されて漂流、アメリカの捕鯨船に救出されそのままアメリカで10年過ごし様々な勉強をして日本に帰国。

世界を知る万次郎が鎖国している幕府のアドバイザーとなり開国時に活躍した人物。

あまり知られていないが万次郎はアメリカで本物の民主主義を学び、日本でその種を蒔き坂本龍馬らに影響を与えた。
「自立と共生」の理念に生きた偉人だ。

「ジョン万次郎の会」ってのがあって会長は小沢一郎です。
いい日本にしてもらいたいです。