無辺に雪景色
ギスギスした四角い空間
氷柱を溶かす動体視力は性別を儚む
掘り下げるほど自己を苛み
覗かせる花弁一枚の刹那
霜降るチェーン切れ自転車を押して気長
糸切れた凧を引き寄せて愛だと熟思
白雪を秘めてさざ波を介さない堅牢度
坦懐を雪に纏う素顔は女
閉鎖された頬 艶やかに潤しく
女坂を廻って幾太の蕾は雪空
存念を貯蔵する頑な蕾
辛苦は桃色でポッと白梅
虚心であるように夢遊
前のめりに魂はくねった
無辺に雪景色
ギスギスした四角い空間
氷柱を溶かす動体視力は性別を儚む
掘り下げるほど自己を苛み
覗かせる花弁一枚の刹那
霜降るチェーン切れ自転車を押して気長
糸切れた凧を引き寄せて愛だと熟思
白雪を秘めてさざ波を介さない堅牢度
坦懐を雪に纏う素顔は女
閉鎖された頬 艶やかに潤しく
女坂を廻って幾太の蕾は雪空
存念を貯蔵する頑な蕾
辛苦は桃色でポッと白梅
虚心であるように夢遊
前のめりに魂はくねった