望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

牡丹桜 雲雀 かけがえない空へ

2015-04-18 22:30:30 | 思いダイヤル


ソメイヨシノ花は散り若葉 牡丹桜 短い春を惜しむように優雅 気品でありながらほんのりと空間に浮かんでいる

牡丹桜 背後の空は澄みきって牡丹桜の優雅 気品を際立たせている

田園 里山の風景 様相 
鶯のさえずり 新緑  まさに春の真っ只中 

周りのすべてが歓喜に道溢れるなか 何か物足りなさを感じた  それは雲雀 雲雀の姿を発見できない

かって春の大地 空を見上げると雲雀さえずりながらホバリングしていたな…
それも今は昔 二度と見ることはないのか

              
        「雲雀 かけがえない空」

 春の野山 小川 田園 
クレパスで画くと それは幼児の純真 ほのぼのとしたかけがえのない春

水彩絵の具で描くと それは朧月夜の懐かしい風景 ほんのりと涙ぐんでしまう やはりかけがえのない春

麦畑はささやかにあれど 
あの日の空 低く高くさえずった雲雀 雲雀 のいた空は時の彼方

いったん見失うと青空に溶け込んだ青い鳥は見つかりはしない

かけがえのない春 かけがえのない大切な
もの滅亡 喪失 思い出としてスクリーンに映るだけに

  愛は新たに生まれても 消滅した命は戻ることはない