室戸triangle 海の輝き 2011-08-19 13:22:34 | ささやき 室戸triangle 晩夏の雨に厚い雲の中 室戸triangleの海岸 遥か太平洋から 不安の白波が押し寄せ 砕けては波の粒子が 空へ希望を求めて はじけていた 「室戸triangle 人間の証明」 草と石とあるなら ただあるだけ悲しくて 犬猫とあるなら 痛さ欲しいを知るだろうが やっぱり悲しい 人間とあるから 愛を知り 欲望に翻弄され 命の重み 辛さを味わう 無限の宇宙の中で 人として生まれた幸運に感謝して 生きる謙虚さが 今 問われる時代が来た
恋路R195号人の温もり愛の灯火 2011-08-19 13:02:05 | ささやき 徳島県那賀郡を貫いて高知県まで延びる国道195号線、那賀川の流れに沿って山また山の中を通っている。 およそ100Kmの沿線に、一万人を切る人口しかない。 過疎化・限界集落へと辿っている地域だが、山・清流《ひなびた山村風景・ありきたりの場所でも、有名観光地にない味わいがある 。 そして、ほのかに灯る家族愛の生活がある。 【旧相生町竹ヶ谷・巨岩の里】 谷合の集落に点々と巨岩・幾ばくの歳月を風雪に耐え苔むして鎮座するのか…? 〈時に迷い自分の生きる道標を見失った人々・我が心に「強く生きよ」〉巨岩の声が谷風となりて吹き抜けていく… 旅にありて芸術を追究した芭蕉・藤村・山下画伯は、路傍の石・あるがままの事象に感動することができたらこそ、素晴らしい作品を創作したのであろう。 全国に名だたる史跡・名所をめぐる旅も興味深いが、名も知れぬ場所の何かを見いだし自分の糧とする旅も素晴らしい。