goo blog サービス終了のお知らせ 

望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

何度も読んだ本

2021-05-16 16:27:06 | 詩歌旅人

何度も読んだ本

思春期は読書も旺盛 そして性に目覚める年頃 何度も読んだのは旺文社の文庫
薄いグリーンの箱カバー入りで豪華だった 
フランスの女性作家シドニー=ガブリエル・コレットの青い麦を何回も読んだが
性描写はないのに鮮烈
年上の女性に憧れたものだ

推理小説はシャーロック ホームズ アクロイド殺人事件 それにジュニアチャンピオンコース 推理クイズ あなたは名探偵 このシリーズは夢中になる
少年sfシリーズ 夕映え作戦は何度も読み返した

早乙女

早乙女に捧ぐ詩」

早乙女 苗と定規に向かい 腰かがめる辛さに耐え
流れ出る汗の下に深い慈愛 けすにけせない心の灯火

一心不乱にあれば時ははやく流れる

ほぅーほぅーたるこい 蛍橋の川面にゆらぐ家灯 乳呑み子の泣き声に早乙女は泣く

かけて帰れるなら かけて行きたい早乙女の蛍橋

ただ泣く乳呑み子 母は遠い早乙女にあり

時は流れ乳呑み子は母になりて母心を知るや


サマーソング

2021-05-12 19:08:56 | 詩歌旅人

夏をイメージする名曲

「古い写真を思いがけなく
見つけたように おまえにあった ふりむいてもまぶしすぎる俺たちの夏」
HOUND DOG ラストシーンの歌詞とサビ 
夏をイメージする名曲
歌詞 メロディーとあいまって 一人間と人間 恋が○❌でも ノンノンノンノン
一時でも歌詞のような世界を経験したい憧れ スナック カラオケBOXで歌いまくった
TUBEの曲ReMember Meも忘れられないサマーソングであります

詩歌旅人

旅人の座ったベンチ

バニラを混ぜるほど白く混ざっていく


海原へあがった歓声

グラスの水滴のようにふいてふいても滲んでる


白黒記念写真の笑顔

グラスの底からわき上がる気泡のように思い出はつきない


旅人の座ったあの日ベンチ

海原へ歓声のあがったあの日

白黒記念写真は思い出のアルバム


グラスの氷をかき混ぜ

spoonのあたるガラス音に

望郷をとおざけようと

春の波頭と押し寄せる




昭和の日にバラード

2021-04-30 17:09:05 | 詩歌旅人

 となりのトトロで描かれた昭和時代の日本風景・和歌風景が、郷愁を思い起こし憧れへ駆り立てる。また、昭和時代の紙芝居の情景・歳時の挿し絵描写が、おぼろな春のような感覚でおおらかな味わいがあった。
さまよう季節 春春春 孤独感
春は孤独と儚いがゆえに 美しい命への執着が涙を流させる

 昭和はテレビ時代劇も黄金期 遠山の金さん捕物帖 杉良太郎の金さん
下町遊び人のきっぷのよさ お白子での桜吹雪 悪人を裁く見事さ 極めつけは悪人にはめられた 男女 子供に「めげずに生きていくんだぜ」「人を恨んじゃいけねえ」と
声を優しくかける 愛情というのか 涙が出るほどセリフの言い方 よかった
そして 名曲 すきま風
昭和の男っぷり 杉良太郎
雀の世界

松葉に止まった雀
松葉に刺されて仕返し
そんなこと思いもしない
忘れること元から知らない
陽気に囀ずる雀
だまされて腹立たしい
裏切られて何でと思う
思い詰めて追いこんで
悔やんで歯ぎしりをする
そんなこと知らないから
天敵の腹の中でも陽気だろう
雀の世界
其処らできままに啄む
其処に囚われることもない
仲間はみんな同じ姿だから
着飾り見下すこもない
仲間の大きさは同じサイズゆえ威嚇する手段を持たない
雀 真面目に飛ぶこと
メチャクチャに飛ぶこと知らないから
仲間の生きざまを啄むこともないだろう