これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

ニコライ堂でお祈りを

2018年02月04日 20時42分48秒 | エッセイ
 昨年末のこと。
 ニコライ堂の愛称を持つ、東京復活大聖堂に行った。



 私は祈祷所、礼拝堂など、祈りを捧げる場所が好きだ。家では、1日に何度も祈っているし、神社やお地蔵さんを見つけたら手を合わせずにいられない。

「は? そんなことしたって何も変わらないよ」
 そう思う人は、祈りのパワーを知らないのだろう。私も、以前は、初詣ぐらいしか祈る機会を持たなかった。でも、今は通勤路にお地蔵さんがいるし、スーパーまでの道には神社もある。部屋の中には神社からいただいたお札もあり、日々、あれやこれやと念じている。
 ちなみに、10代のころ夢中だったアーティスト、デュランデュランの曲では「Save a prayer」が好きだったのは偶然ではあるまい。
 働いていると、心ならずも誰かと、あるいは何かと戦う破目になりがちだ。でも、相手の不幸などマイナスなことは祈らない。いつも願いが叶うとは限らないけれど、目を閉じれば心が落ち着き、後ろから私を見守ってくれる気がする。その安心感か、はたまた神の御加護か、いい結果に結びつくことが増えた。



 ニコライ堂の冬季の拝観は午後1時から。時計は午後0時50分を指しているので、周囲をブラブラして時間をつぶしていた。



 それにしても美しい。東京復活大聖堂は、1891年に大主教ニコライが建てさせたものであるが、関東大震災で倒壊したという。その後、府主教セルギイが6年かけて聖堂を復活させて、今にいたっている。
 -私たちはエルサレムからギリシャ、ロシアを経て日本に伝えられた「日本正教会」です-
 いただいたパンフレットにはそう書いてあった。





 内部は撮影できない。ポストカードを購入したので、雰囲気は伝わるだろう。





 金の素材をふんだんに使った祭壇に向かって、祈ることはいつも同じだ。自分の健康、家族の健康、世界の平和……それから、あんなこと、こんなこと。神社でも寺院でも、祈る内容に変わりはない。その方が叶うような気がするから。
 外観は、正面からだとファインダーに収まり切れなかったけれど、ポストカードはキレイに写っている。


 
 ロシアといえば、聖ワシリー大聖堂。とてつもなく色鮮やかで、独特の屋根の形がたまらない。いつか行ってみたいものだ。ただし、冬以外。
 代々木上原には、東京ジャーミィ トルコ文化センターなるモスクがあるらしい。「東アジアで一番美しいモスク」というフレーズの通り、画像を見る限りでは実に華やかだ。イスラム教の寺院に行ったことはないから、「いいなぁ、ここで祈りたいなぁ」という思いがムクムクと膨らんできた。
 よーし、まずはモスクにお邪魔します。


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コメント (2)
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