これは したり ~笹木 砂希~

面白いこと、妙なこと、不思議なことは、み~んな私に近寄ってきます。

大掃除ランチ

2017年12月31日 22時43分18秒 | エッセイ
 やっと2017年のお勤めが終わった。
「えーと、29日はカーテンを洗って窓ふきして、30日は蛍光灯の掃除とすす払い、31日は換気扇とガスレンジでいいか」
 普通に考えると、年末の3日間で1年分の汚れを落とすのは無茶だ。しかし、やらないよりは、中途半端でもやったほうがいい。私は、結構キレイ好きなのである。残念ながら、誰からも「几帳面だ」とか「整理整頓ができる」と言われたことはないが。
 掃除をしていると、困るのが昼食である。子どもが幼いうちは、掃除を中断してせっせと作り、ひと休みしてから続きをやっていたが、これは大変効率が悪い。作業中は、料理のことなど考えない方がよいだろう。
 29日はスーパーで弁当を買ってきた。30日は、作業前に牛丼の具を作り、休憩がてら、気軽に食べられる工夫をした。31日はキッチンを掃除するのだから、朝のうちに、電子レンジで温められるものを作っておこうと決めた。でも、何にしよう?
「ねえ、パパ」
「なに」
「お昼は何が食べたい?」
 メニューを考えるのが面倒だったので、夫に振ってみた。てっきり、焼肉やら、ステーキやらを予想していたら違っていた。
「ハンバーグがいい」
「え? ハンバーグ?」
 ピンときた。29日に弁当を買ったとき、ハンバーグ弁当を娘に取られたのだ。そのリベンジかと思うと、プッと噴き出しそうになる。
「おにぎりの具は何にしよう。1個はかつお昆布でいいよね」
「うん」
「もう1個は?」
「いつもミキが食べてる、混ぜ込みわかめってヤツがいい」
「あそ……」
 今年は毎日のように娘に弁当を作った。歯に海苔がつかぬよう、白米に混ぜご飯の素を合わせたおにぎりを持たせていたのだが、密かに夫は「どんな味がするんだろう」と狙っていたらしい。聞いてみないとわからないものだ。
 リクエストに応えて、鮭の混ぜ込みわかめでおにぎりを作る。



 ハンバーグとサラダに、切り干し大根の煮物も添えて、大掃除ランチのでき上がり。



 掃除に専念できたせいか、新しいアイデアが浮かんできた。
 換気扇のプロペラが大きすぎて、バケツに入りきらないのがこれまでの悩みだった。上半分を洗ったら、ひっくり返して、下半分を洗うという具合で、一度にできたらいいのにと思っていた。
「バケツじゃなくて、大鍋にしてみよう。中にレジ袋を二重にして入れれば、汚れる心配ないし」
 これが大ヒット。大鍋はプロペラよりも大きく、75度の湯にドボーンと沈めることができた。
「おっと、外国製の歯ブラシあったよね。硬くて大きいから、掃除にピッタリなんじゃない?」
 湯でふやけた油汚れを、頑丈な歯ブラシでゴシゴシこすった。いやあ、落ちる落ちる。こすった先から、油が茶色の液体になって流れていく。気持ちいいなぁ。掃除はこうでなくっちゃ。
 紅白を見ながら、大掃除を振り返ってみた。
 今年は、やけに早く終わったような気がするのだ。毎年、日没後まで汚れと戦っていたのに、3日間とも3時4時で上がれたのはなぜか。昼食の時間を短縮できたことはもちろんだが、ものを散らかしたり、埃をためたりしなくなったせいではないか。片づけの優先順位は、間違いなく上がっている。
 もしかして、ワタシ、ちょっとずつ几帳面になってる?
 2018年は、「笹木さんてキレイ好きね」と言われることを目標にしちゃおうかしら。

 本年も、お読みいただきありがとうございました。
 どうぞ、よいお年をお迎えください。


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年末人間ドック

2017年12月28日 21時53分41秒 | エッセイ
 人生初の人間ドック。
 クリスマスに、さんざん飲み食いした後である。自分でも、日どりを間違えたと思うけれど、ここしか空いていなかったのだから仕方ない。夫がカレンダーに「ママ人間ドッグ」などと書き込んでいたが、私は犬ではない。まあ、来年の干支だからいいか。
 集合9:30。
 朝食抜きはツラいが、水や白湯は飲めるからまだマシだ。朝はゆっくり起きて、ダラダラ過ごし、9:15には病院に着いた。余裕を持って家を出たつもりが、そうでもなかった。
「時間前ですが、受付を始めますので、呼ばれましたらカウンターまでお越しください」
 すでに10人ほどが待合室でスタンバイしており、私は後ろから3人目であった。早く始まれば早く終わるので、みなさん、気合いを入れて来たようだ。甘かった。家でのんびりしている場合ではなかった。
 ようやく、私もカウンターに呼ばれる。検体や書類を提出した後、受付嬢からスマホを渡された。
「次に受診する場所は、こちらから指示しますので、お持ちになってください」
 へー、今どきのドックは、こんなシステムになっているのか。ロッカーの施錠、開錠にも使えるし、受付票の役目も果たす。ちょっと感心した。診察着に着替えると、「身体計測にお越しください」との表示が出た。地図のボタンもあり、場所がわからなかったらタッチして確認する仕組みである。「よくできてるなぁ」と拍手を贈りたくなった。
 さて、身体計測のあとは、視力、眼底・眼圧、採血、心電図、腹部超音波、胸部レントゲン、診察、聴力といった具合に進むのだが、ひとつ終わると待ち時間、ふたつ終わって待ち時間となり、2時間半はかかる。月刊誌『旅行読売』を用意していたから退屈することはなかった。でも、思い切ってぼんやり過ごすのも悪くないかもしれない。
 最難関はバリウム。
 腹部レントゲンはストレスだった。ゲップをこらえて右や左に回転し、一気にエネルギー消耗した気がする。パリッとアイロンのかかったシャツが、ヨレヨレシワシワになった感じ。幸か不幸か、よく効く下剤をもらい、さらに体力を奪われたと思うのだが。
 盲点は肺活量。
 呼吸機能という項目で、バリウムのあとに肺活量を測った。だが、基準よりも低かったらしい。「もう1回やってみましょう」「数値悪いです。あと1回」などと言われ、結局4回測った。それでもいい数字が出なかったようだから、「なんでやねん」とこちらの方が首を傾げる。
 冷静になって考えると、バリウムで疲れ切ったあとだったから? なーんて理由が浮かんでくる。真偽はともかく、びくびくしながら結果を待つしかない。
「お疲れさまでした。これで終了です。ランチクーポンをお渡ししますので、お帰りの際にどうぞ」
 え、ランチクーポン?
 名刺大の小さなクーポンだが、ランチが無料でいただけるらしい。
「うっほほーい♪」
 好物のグラタンを頼んだら、サラダとドリンクもセットになっていた。





 腹ごなしに散歩しながら、後楽園に向かう。ランチつきとは知らず、娘と待ち合わせをして、お昼を食べる約束をしてしまった。ドタキャンするわけにはいかない。エレベーターで25階に上り、スカイレストランを目指す。ここからは、スカイツリーがキレイに見えた。



 写真を撮ってウロウロ歩いていたら、少しお腹が空いてきた。ちょうど、娘も着いたところだ。
「松花堂弁当をお願いします」



 朝食を抜いたせいか、2食分収まってしまった。しかも、まだ余裕がある。
「お母さん、ケーキ食べたい」
「ぐへへ、食べちゃおうか」



 美味しかった~☆
 夕飯も、いつもと同じように胃袋に収めた。
 食べれば食べるほど、肺活量が増えてくれるといいんだが。


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2017 クリスマス

2017年12月24日 21時21分42秒 | エッセイ
 毎年、天皇誕生日に親族と一緒にクリスマスを祝っている。
「こんばんはぁ。遅くなっちゃってゴメンね」
 18時に妹の家に集合するはずが、必死でテリーヌやコロッケを作り、果物を切っていたら30分も遅刻してしまった。
「いいよ~。こっちもまだ準備中だから」
 妹が笑いながら答えた。すでに両親や姉は着いており、料理作りの手伝いをしている。出前で楽にすませるよりも、全員参加で宴会の支度をするほうが盛り上がる。
 この日は義兄が来られなかったので、集まったのは10人だ。ミートパイを焼いたはいいが、「何に入れて持っていけばいいんだ」と悩んだ。シンプルな重箱が見つかってよかった。



 グラタンはオーブントースターを借りて焼く。



 今年は奮発してカニ爪入り。焼き立てのアツアツを食べさせたい。
「できたね。じゃあ、乾杯しよう」
「メリークリスマス!」
 義弟が新しい料理に挑戦した。春巻きの皮に、マヨコーンやポテト、ベーコン、トマトなどを載せて焼く「春巻きピザ」とでもいえばいいのだろうか。
「軽くて美味しい!」
「イケる!」
 評判は上々だった。妹の焼いたチキンも美味しかったし、姉が用意したシャンパーニュもキリッとした味でよかった。母は相変わらず「煮卵」や「茄子の煮浸し」といった、クリスマス外の料理を用意していたが、娘が「1個ちょうだい」と手を出し顔を立てていた。私も食べようかと思ったが、お腹が苦しくてとてもとても。
「じゃあ、ケーキにしようか」
「うん」
 ケーキを選んだのは娘である。生クリームが苦手だから、なるべく使っていないものを探したらしい。
 イチゴのムースが入った「ノエル・ビジュー」と



 チョコの切り株ケーキをサンタの家に見立てた「ブッシュの森の家」である。



「わあ、可愛い」
「キレイだねぇ」
「そのリボンはホワイトチョコレート?」
 親族の反応はよかった。しかし、ろうそくを立てようとしたら、チョコのコーティングが硬くて、切り株には刺さらなかった。やむなく諦める。
「で、どうやって切るの?」
「うーん」
 個性派ケーキは扱いが難しい。均等に分けることは無理だし、ドアやサンタといったケーキ以外の小物も、誰かに食べてもらわなくてはいけない。



「まあ、適当に切るよ」
 ケーキを切るのは私の役目だ。飲み過ぎてグダグダになった年もあったが、時間になればすっくと立ち上がり、無意識に包丁を持って切り分けていた。自分でも、なぜだかわからない。
「小さいのは私たちのだから」
 職権乱用で、2個は私と姉用に小さめに切る。10代までは、なるべく大きなピースを探したというのに、変われば変わるものだ。ホワイトチョコレートのリボンは義弟に、ツリーは妹に、ドアは母に、チョコのプレートは姪に、サンタは甥に、輪は夫に、すばやく振り分ける。もちろん、私と姉におまけはない。
 だって、カロリーオーバーが怖いも~ん!
「ズルすぎ」
 娘がブーブー言っていたが、知らん顔を決め込んだ。切り株は薪のように縦割りにする。でも、輪切りにしてブッシュドノエル風にしたほうがよかったかもしれない。まあよい。食べてしまえば同じだ。
「甘すぎなくていいね」
 見た目だけでなく味もよかった。私が作ったわけではないけれど、用意したものを「美味しい」と言ってもらえると嬉しい。
 さて、天皇陛下の退位については記憶に新しく、来年が最後の天皇誕生日となる。12月23日が祝日として残るかどうか、わが家にとっては大きな問題だ。
 絶対、ぜぇったい、残してほしい。クリスマス会は続けたいもの。
 クリスマスイヴイヴ、もとい「平成の日」なんてどうよ?


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バブルなおやつ

2017年12月21日 21時34分04秒 | エッセイ
 馴染みのドトールでくじ引きをした。
「おめでとうございます! コーヒーの無料券です」



 おおっ、くじ運の弱いワタシが当たるなんて!
 ちょっと早いクリスマスプレゼントかしらね、などと思って笑顔になる。たかがコーヒー、されどコーヒーなのだ。
 このドトールでは、ケーキの売れ行きがいい。夕方になると、連日ショーケースは空っぽだ。たま~に売れ残る日もある。「残っていたらコーヒーのお供に」と覗いてみたら、数日後にその日がやってきた。
「和栗のモンブラン、ください」
 無料のコーヒーといただくケーキは、やけに美味しい。



 食べている途中で気がついた。
「あれっ、アタシ、月末に人間ドックがあるよね……」
 あぶないあぶない、忘れかけていたけれど、私はクリスマスの2日後に人間ドックを申し込んでいる。東京都の職員は、40歳、50歳といった節目年齢の年に人間ドックを無料で受けられる制度があり、初めて利用するのだ。本当は夏休みがよかったのに、私が予約したときにはすでにいっぱいで、冬休みしか取れなかった。クリスマスのごちそうを食べた後に、血糖値が上がらないか不安である。
「何でこんな日に申し込んじゃったのかな」
 後悔しても遅い。あと1週間ほどしかないが、せめておやつを減らす工夫は必要であろう。
 ワタシの場合、間食をしたくなる時間帯は午後3時から5時だ。小腹も空いて、集中力が低下する。ここでちょこっとお腹に入れれば、気分転換にもなるし、食欲も満たされる。
「よし、これだ!」
 ドラッグストアでクラッカーを買った。



 お腹が空いたら、クラッカーを1枚だけ口に入れる。美味しく食べたあとは、コーヒーでも紅茶でも、ハーブティーでも水でも何でもいいから、とにかく水分をたくさんとる。10分後には、水分を吸ったクラッカーが胃の中で膨らみ、あっという間に満腹だ。わっはっは!
「さて、仕事するか」
 お腹をだましてデスクに向かうと、やけに作業がはかどった。脳も、一緒にだまされていたりして。
 ちなみに、2回目に引いたドトールくじは、ハズレだった。10枚ためると、コーヒー1杯が無料になるらしいが、たまる気がしない。ケーキは食うなというお告げだろうか。

 今度こそ、血糖値が下がりますように!

 ドトールに向かって、二拝二拍手一拝をしたくなった。


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小松菜愛

2017年12月17日 18時46分21秒 | エッセイ
 弁当の中には、いつも茹でた小松菜を入れる。
 20代の頃は貧血に悩んでいた。小松菜は鉄分やカルシウムが豊富だし、ほうれん草に比べて吸収がよいという話なので食べてみたら、さっぱりしていて美味しい。毎日続けているうちに、貧血も治ってしまった。以来、50代に突入した今も食べているのだ。
「これは硬そうだな」
 小松菜なら何でもいいというわけではない。繊維質が歯にはさまるほど太いものはいらない。かといって、ガリガリの貧相な葉もいやだから、中肉中背のものを探す。残念ながら、関東近郊の小松菜はゴツゴツしていて好みではない。一時、鹿児島産に凝っていたのに、最近はまったく見かけなくなった。
「よし、自然食品の店に行ってみよう」
 あった、あった。



 奈良産の小松菜も、なかなかよさそうだ。2束買って、早速茹でようとした。
「ありりり?」
 袋を開けると、何やら奇妙なものがついている。



 かたつむりである。



 アオムシやナメクジだったら何度もいたが、カタツムリは初めてだ。
「あっ、こんなところにフンをして!」



 フンがあるということは……。



 やはり、ムシャムシャと遠慮なく食べられていた!
「えーん、アタシの小松菜がぁ~」
 私が知らなかっただけで、カタツムリも立派な害虫らしい。調べてみたら、住血線虫に寄生されている可能性もあり、葉はよく洗い加熱して食べるべしとあった。そうだったのか!
「さあさあ、アンタは外に行きなさい」
 殻をつまんで庭の木に放す。カタツムリは元気よくツノを出し、葉の上をすべっていった。
 GOOD LUCK!
 ところで、私は茹でた小松菜に味付けをしない。妊婦時代に妊娠中毒症となり、塩分を控えるため、醤油をかけずに食べる習慣がついた。
「アタシも、カタツムリやアオムシと同類かもね~」
 今日も小松菜を買ってきた。葉には虫食いの穴が開いている。「今度は何が出てくるのか」と構えていたが、何も見つからなかった。
 虫にゃあ負けないよ!


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2017 今年の漢字

2017年12月15日 21時21分05秒 | エッセイ
 2017年の漢字は「北」である。
 安倍首相はさかんに「挑」をアピールしていたが、そんなこたあ、どうでもいい。
 私にとって今年は、いいことずくめの年となった。
 4月から、主任を外れたおかげで、仕事量が3分の1以下に減った。組合を抜けた時期とベースアップしたタイミングが同じだったこともあり、手取り収入は逆に増えた。これは遊ぶチャンスだ。休暇をジャンジャン使い、旅行にグルメ、芸術鑑賞、ショッピングを楽しんだ。


 (坂出市側から見た瀬戸大橋)

 調子に乗ったせいか、年末には休暇も貯金も淋しくなってきた。2018年は、心も財布も引き締めて頑張ろう。
 それから、3年前から悩まされてきたドライアイが治った。私の目は閉じてもすき間ができるため、睡眠中に乾燥してしまう。眼科に通っても完治せず、玉ネギを切ったときには傷口からしみてしみて泣けてくる。ほとほと困り果てていたが、今年はピピッとアイデアがひらめいた。「そうだ、目まで隠せる大きなマスクを作ろう!」と。
 手縫いの不格好なマスクは、とてもお見せする気になれない。でも、目論見通りに自分の息で保湿され、ドライアイは劇的によくなった。目やには出ないし、まぶたが眼球に引っかかる感じも充血もない。無理しない程度に、コンタクトレンズを復活させている。
 蒸しタオルを思いついたのもラッキーだった。化粧水を塗って、熱いタオルでジワ~と顔を温める。毛穴を開かせた後に、再度化粧水を塗りクリームでフタをすれば、お手軽アンチエイジングで若返る。肌の調子は、昨年や一昨年に比べると格段によい。白髪は遠慮なしに増えているような気がするが……。
 生山葵に出会ったことも幸運の一つだ。すり下ろしてホットミルクに入れたり、わさび茶漬けにしたり、アボカドにつけたりして食べてみたら、むくみ解消、ダイエット、美白を実感できた。かなり驚く変化があってうれしい。これからも続けるつもりだ。
 髪型も一新し、稲田朋美ヘアを経てボブに落ち着いた。周囲からは「似合うよ」と評判がいい。年明けには、あごのラインから下に伸ばし、シックな前下がりにしようと計画している。
 とまあ、こんな具合に小さな幸せに恵まれた一年だったけれど、今年の漢字は「幸」ではない。「借」なのだ。
「えっ、何で『借』なの?」と不思議に思われたかもしれない。
 実は、すでに昇進試験には合格しているので、早ければ来年4月から激動の職務に就く可能性がある。朝は7時に出勤し、夜は8時過ぎまで帰れない。とてもブログを書いたり、SNSを覗いたりする時間はないだろう。たまの休みは、昼過ぎまで起きられないとも聞く。果たして、ジムも続ける気力があるかどうか。これまで、趣味や遊びに時間を割いてきた身としては、地殻変動が起きたかのような違いだ。
 つまり、今年あった「いいこと」は、今後数年間の「いいこと」を先取りしたものという気がする。家計が苦しくなると、給料を前借りする人がいるけれど、私の場合は、仕事外の楽しみを前借りしたのではないか。
「来年から、遊びなしで頑張れるかなぁ……」
 不安だらけ。でも、やるしかない。
 借りたものは返さなくちゃね。
 いつまでも、ちゃっかりブログを続けていたら、笑ってやってください。


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2017 都心の紅葉

2017年12月10日 19時46分54秒 | エッセイ
 神宮外苑の銀杏並木はなかなかよかった。


(関連記事「雨の神宮外苑いちょう祭り」はこちらから)

 銀杏の黄色は十分堪能した。今度はカエデの赤も見たい。
「ふーむ、六義園は紅葉が見頃なのか。行ってみようかな」
 年間パスポートを持つブロ友さんの写真を見て、エッセイ仲間とランチをしたあと駒込駅に向かう。時間は午後3時半を回ったところだ。日没までまだ時間があると思っていたのに、まったくの見込み違いであった。
「あれ、はとバスが停まっているぞ。もしや……」
 六義園正門から近い場所に、黄色の派手な車体がデーンと鎮座している。イヤな予感がした。



 思った通り、ツアー客がちょうど到着したところだった。高齢者を中心に、30人近くが添乗員から散策と出発について注意を受けている。
「ああ、何てこと。ついてないなぁ」
 おそらく、彼らはライトアップまで見ていくのだろう。昼と夜の両方を楽しむコースではと察した。
 園内は結構な人出である。狭い通路は係員が誘導して、事故のないよう努めていた。
 この日は晴れだったが、午後4時近くともなると空が暗い。せっかくの景色もくすんでしまって悲しい。





「うーん、ダメだなぁ。もっと早い時間に来ればよかった」
 かといって、ライトアップを待つ気にはなれない。かなり冷え込んできたし、休憩スポットは満員だ。ツアー客に個人客、日本人に外国人、カップルに親子連れ、あらゆる来園者がライトアップまで時間を持て余している。みんな考えることは同じだ。ぐうたらな私はとてもついていけない。素敵なチラシを持ち帰り、これで満足しようと我慢した。
「さあ帰ろう。明日は皇居に行くから、もういいや」



 皇居乾通りの一般公開は本日までだ。こちらにも来ようと思っていたので、六義園の仇をとるつもりで臨んだ。大手町駅から延々と歩き、手荷物検査を受けて中に入る。皇居のタイムスリップ感は好きだ。
「これが宮内庁か」



 人は多いが、窮屈な感じはしないし、普段は入れない一角に、足を踏み入れた喜びは大きい。
 でもでも、期待していた紅葉とはだいぶ違う。









 出口の乾門が見えてきた。これで終わり?



 しかし、まだ続きがある。皇居東御苑の二の丸庭園がキレイだという口コミを見たのだ。
 北橘橋門から入り、再び手荷物検査を受けて二の丸庭園を目指す。思った通り、こちらの樹木も色づいている。





 庭園という落ち着いた佇まいも手伝い、私はこちらのほうをおススメしたい。



「ああよかった。満足満足」
 帰りは平川門から出る。竹橋駅はすぐそこだ。
 今年は近場ですませたけれど、本当はもっと色とりどりの紅葉を見たいのだ。1月号の旅行読売に「こんな感じが理想」という写真が載っていた。



 京都か……。遠いな。
 来年に向けて「紅葉積み立て」始めますか?


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待たずに観る「怖い絵展」

2017年12月07日 20時36分18秒 | エッセイ
 連日の混雑ぶりから、「行くのやめようかな」と諦めかけていた「怖い絵展」であるが、ホームページを見たら11/16より時間延長で、毎日20時まで開館するとわかった。
「へー、仕事が終わってからでも間に合うじゃん」
 待ち時間はツイッターにアクセスすればわかる。平日は比較的空いていて、17時以降は30分待ち、19時になると待ち時間なしになるらしい。しかし、水曜日は例外らしく、全体的に待ち時間が長目だし、19時頃でも30分待ちなどと書かれている。
 なんで? ひとまず、水曜は避けて月曜にした。
「ミキは5限があるから、6時半過ぎちゃう」
「じゃあ、6時40分に公園口ね」
「オーケー」
 時間通りに娘と落ち合い、上野の森美術館に着いたのは18時45分であった。チケットを買い、ロッカーに荷物を入れているうちに、行列が途切れた。思わず、表情が明るくなる。
「ラッキー! 待たなくてすんだじゃん」
「でも、展示室内は大変混雑しておりますって書いてある」
 たしかに混んではいるのだが、伊藤若冲展の1/3くらいである。背の高い人なら、人垣の上から鑑賞できるだろうし、私のようなチビでも、最前列の流れに入れればじっくり見られる。ただし、列の進みが遅いため、どうでもいい絵はスルーしないと、あっという間に20時になってしまう。時間配分が大切だ。
「お母さん、あの人、白線の中に入っているよ」
 この展示は、10代20代の若者が多いと聞く。美術鑑賞するのは結構なことだが、マナーの悪さが気になった。絵に触れそうな位置に指を差したり、やたらと顔を近づけたりするのはよろしくない。係員に注意されても、聞こえているのかいないのか、無反応なのが不思議だ。
 この展示を見る前に、解説本を買って正解だった。



 事前に予習しておけば、「この絵、見たいな」と興味がわいてくるものだ。
 表紙にもなっている、展示の目玉「レディ・ジェーン・グレイの処刑」は言うまでもない。この他に「ソロモンの判決」という絵に惹かれた。



 ソロモンというのは、古代イスラエルの最盛期を築いた賢者であり、中央右の玉座に座っている。この王の元に、2人の娼婦がやってきた。子どもが2人いるが、1人は死んで床に横たわり、もう1人は元気に生きている。娼婦たちはどちらも、生きている子どもが自分の子で、死んだ子どもは彼女の子と言い張った。もちろん、どちらかが嘘をついている。でも、どちらが?
 さすがのソロモン、涼しい顔をして「生きている子を2つに斬り、半分ずつ与えなさい」と命じたのである。中央で剣を持つ男が、今まさに赤子を縦2つに斬らんと、大きく剣を振りかぶった。
 左の娼婦は、斬られた子どもを半分もらおうと、笑みを浮かべて布の準備をしているが、背を向けた娼婦は違う。必死の形相で王にすがり、「彼女にあげてもいいから殺さないで!」と叫んだ。絵は、この瞬間を描いている。ソロモンは、「殺さないで」とすがった女こそ本当の母親だと見抜き、右手を上げて刑吏を止めた。子は無事、本当の母親の元へ返されたという。
 なんか、いい話だ。
「ミキはね、飽食のセイレーンっていうのが好きだな」



 娘が気に入ったのはこれだった。セイレーンが強くてカッコよく見えるのだという。ついでに、こうつけ加えた。
「ベッキーに似てない?」
 ……あ、似ています。
 でも、ベッキーが聞いたら、気を悪くするかもしれないよ。
 小さい絵は飛ばして、大きい絵だけを見たのに、出口についたときはちょうど20時になるところだった。
 展示室内やミュージアムショップには、まだたくさんの人が残っている。
 スタッフの方々は、何時になったら帰れるのかと、気の毒に思った。
 ……お疲れさまです。


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6時58分 ~2017年の出来事②~

2017年12月03日 20時36分36秒 | エッセイ
 電話番のため、今年は早く出勤しようと決めた。
「よし、6時58分発の電車にするぞ。乗り継ぎもいいし、7時50分には着くから」
 起床は5時。2人分の弁当を作りながら、わさびミルクや紅茶を飲み、ラジオを聞くのが楽しい。


(わさびミルクとは、ホットミルクに生山葵を溶かした飲み物である)

 6時10分がリミットなので、それまでには終わらせたい。以降の身支度には、少なくとも40分かかる。ラジオ体操・腰回し体操に10分、洗顔・蒸しタオルに10分、食事・着替えに10分、歯みがき・化粧・洗濯機を回すのに10分という塩梅である。
 なぜ、食事と着替えが同時かというと、焦げ目のついた目玉焼きトーストを口に放り込んで、モグモグしながら着替えるからだ。トーストが終わったら味噌汁を飲む。「えっ、パンに味噌汁?」と疑問を持つ方もいらっしゃるだろうが、味噌をとると体調がいい。何が何でも味噌汁なのだ。
 フルーツがリンゴのときは、ミカンよりも噛むのに時間がかかる。ありったけのリンゴを口に詰め込んで、洗い物をしながら咀嚼して飲み込む。たまに口の中まで噛んでしまうのが難点だ。



 歯みがき・化粧・洗濯機が一緒なのは、場所が近いからだ。洗濯機に洗濯物を入れ、重量を測っている間に歯みがきをする。3kgなどと表示されたら、重量に見合った洗剤を投入すればよい。化粧は大急ぎでファンデーションを塗るだけ。髪の寝ぐせは直さない。正確にいうと、直す時間と女子力がない。
「いかん、もう9分前だ」
 腕時計をにらんでコートを着たら、マフラーを巻いて玄関へ突進する。駅までは徒歩10分。走れば7~8分。でも、近所の奥様が落ち葉を掃いている辺りは走らない。「おはようございます」とにこやかに挨拶し、奥様が見えなくなってから走る。だって、「落ち着きのない人ねぇ」と評価されたら気まずいもの。
 こんなに苦労して家を出たのに、電車が止まっているとガッカリする。人身事故だ。今までは、年に一度あるかないかという頻度だったのに、2017年は3回もあった。スマホで運行情報を確認すればよかったと、その都度後悔するのに、結局忘れる。3回とも、出勤時刻の8時半には間に合ったからかもしれない。
 さて、今年の出勤日はあと19日。
 一度、一度でいいから、ゆとりを持って優雅に支度する日を作るぞ!


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