先日、びっくりニュースが飛び込んできた。
和歌山県白浜町の「アドベンチャーワールド」が、飼育する全4頭の雌のジャイアントパンダを、6月末ごろに中国に返還すると発表した、というやつだ。返還後、国内で飼育されるパンダは上野動物園(東京都台東区)の2頭のみとなるらしい。
「ええっ、パンダがいなくなるの?」
上野のパンダだって、2026年が返還予定だというから、いつまで見られるかわからない。あの可愛らしい仕草の、ラブリーな子たちが消えてしまうなんてショックだ。
しかし、私以上にパンダが好きな人はたくさんいる。その方々にとっては、生きがいを奪われてしまうほどの重大な悲報なのではないだろうか。
一番に浮かんだのが、かつて交流のあったブロ友さんだ。数年前からブログよりもX(旧Twitter)に注力されており、すっかり疎遠になってしまった。彼女は何度もアドベンチャーワールドに足を運び、長い時間にわたってパンダたちの日常を見ていたようだから、大打撃を受けているのではと心配になった。
私がアドベンチャーワールドに行くきっかけを作ってくれたのが彼女であった。ブログの桃浜や結浜を目にして、「こんなに間近で、ゆっくり見られるなんていいところだなぁ」と感じたからこそ、家族で和歌山まで出かけていった。自然体で食べたり遊んだりするパンダたちは、上野で見る子たちよりも活発でリラックスしているように見えた。もっとも、帰ってからブログをアップしたら、「どうして、そんな短時間でパンダを見終えたのですか」と、驚かれてしまったけれど。私は経験ゼロが「1」になることで満足するタイプだから、時間の長さはあまり関係ないのだ。その点をわかってもらえたか、あまり自信はない。翌年にはコロナ禍に見舞われ、旅行も外出もなくなって、世の中全体が変わってしまった。
コロナ前に会えた彩浜。

ちょこちょことよく動いて、お座りをしたときに見せた幼い足の裏が、とてつもなくキュートであった。
上野動物園のパンダ舎。

ここに誰もいなくなったら、動物園に来る楽しみが半減する。何とかして、最後のパンダをキープしてほしい。
ブロ友さんは、きっと残された2カ月で、アドベンチャーワールドに行かれるだろう。
パンダたちと最後のお別れをするために、感謝の気持ちを伝えるために、仕事の合間を縫って何が何でも。その熱意には頭が下がる。
さて、私も時間を作って上野に行かなくては。
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「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
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上野のパンダだって、2026年が返還予定だというから、いつまで見られるかわからない。あの可愛らしい仕草の、ラブリーな子たちが消えてしまうなんてショックだ。
しかし、私以上にパンダが好きな人はたくさんいる。その方々にとっては、生きがいを奪われてしまうほどの重大な悲報なのではないだろうか。
一番に浮かんだのが、かつて交流のあったブロ友さんだ。数年前からブログよりもX(旧Twitter)に注力されており、すっかり疎遠になってしまった。彼女は何度もアドベンチャーワールドに足を運び、長い時間にわたってパンダたちの日常を見ていたようだから、大打撃を受けているのではと心配になった。
私がアドベンチャーワールドに行くきっかけを作ってくれたのが彼女であった。ブログの桃浜や結浜を目にして、「こんなに間近で、ゆっくり見られるなんていいところだなぁ」と感じたからこそ、家族で和歌山まで出かけていった。自然体で食べたり遊んだりするパンダたちは、上野で見る子たちよりも活発でリラックスしているように見えた。もっとも、帰ってからブログをアップしたら、「どうして、そんな短時間でパンダを見終えたのですか」と、驚かれてしまったけれど。私は経験ゼロが「1」になることで満足するタイプだから、時間の長さはあまり関係ないのだ。その点をわかってもらえたか、あまり自信はない。翌年にはコロナ禍に見舞われ、旅行も外出もなくなって、世の中全体が変わってしまった。
コロナ前に会えた彩浜。

ちょこちょことよく動いて、お座りをしたときに見せた幼い足の裏が、とてつもなくキュートであった。
上野動物園のパンダ舎。

ここに誰もいなくなったら、動物園に来る楽しみが半減する。何とかして、最後のパンダをキープしてほしい。
ブロ友さんは、きっと残された2カ月で、アドベンチャーワールドに行かれるだろう。
パンダたちと最後のお別れをするために、感謝の気持ちを伝えるために、仕事の合間を縫って何が何でも。その熱意には頭が下がる。
さて、私も時間を作って上野に行かなくては。

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