師走になると、七曜表の準備をする。
七曜表ではなく別の呼び方もあるが、今日の日記は純和風でいくつもりなので、あえて使わない。
今年は、ふた月仕様のものにした。
これにしておくと、先の予定がわかって便利である。若い月が下になっているところが賢い。
たとえば十二月が終わり下半分を切り取ると、二枚目にある二月が顔をのぞかせる作りになっている。
「これは大きすぎる。俺はひと月単位で十分だけどな」
夫からは、けちをつけられたが、聞かなかったことにした。
袋を破り、七曜表を出す。反った用紙を反対側に丸めようとして、うっかり指を切った。
「いった~!」
七曜表に触れた部分に血がつく。
きっと、この日はろくなものじゃないと、予言された気がした。
ちなみに、十二月二十五日と、二十六日である……。
先日、私の勤務先の高校で、高齢者施設に贈る七曜表を作った。残念なことに、絵心のない生徒ばかりなもので、ぬり絵式の七曜表にした。あらかじめ、印刷されている絵や文字に、色鉛筆などで色をつけて綴じるだけ。失敗なしで完成すると思ったのだが……。
「笹木先生、これ、はみ出して色を塗っているんですけど、どうします?」
美的感覚のない生徒は、仕上がりが汚くて、とても差し上げられない出来だ。
「やめましょう」
確認してみると、三冊くらいは不良品に仕上がっていた。
がっかり。
さらに、余計な文字を書きこむ生徒がいたらしい。
「陽菜の誕生日☆」
使用済みの七曜表のようで、これも人様には差し上げられない。
さらにがっかり。
どうも、私と七曜表は相性が悪いようだ。
純和風にこだわらず、素直に「カレンダー」と書けばよかったのかしらん。
↑
クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
七曜表ではなく別の呼び方もあるが、今日の日記は純和風でいくつもりなので、あえて使わない。
今年は、ふた月仕様のものにした。
これにしておくと、先の予定がわかって便利である。若い月が下になっているところが賢い。
たとえば十二月が終わり下半分を切り取ると、二枚目にある二月が顔をのぞかせる作りになっている。
「これは大きすぎる。俺はひと月単位で十分だけどな」
夫からは、けちをつけられたが、聞かなかったことにした。
袋を破り、七曜表を出す。反った用紙を反対側に丸めようとして、うっかり指を切った。
「いった~!」
七曜表に触れた部分に血がつく。
きっと、この日はろくなものじゃないと、予言された気がした。
ちなみに、十二月二十五日と、二十六日である……。
先日、私の勤務先の高校で、高齢者施設に贈る七曜表を作った。残念なことに、絵心のない生徒ばかりなもので、ぬり絵式の七曜表にした。あらかじめ、印刷されている絵や文字に、色鉛筆などで色をつけて綴じるだけ。失敗なしで完成すると思ったのだが……。
「笹木先生、これ、はみ出して色を塗っているんですけど、どうします?」
美的感覚のない生徒は、仕上がりが汚くて、とても差し上げられない出来だ。
「やめましょう」
確認してみると、三冊くらいは不良品に仕上がっていた。
がっかり。
さらに、余計な文字を書きこむ生徒がいたらしい。
「陽菜の誕生日☆」
使用済みの七曜表のようで、これも人様には差し上げられない。
さらにがっかり。
どうも、私と七曜表は相性が悪いようだ。
純和風にこだわらず、素直に「カレンダー」と書けばよかったのかしらん。
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