昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

ウィーン旅行記2011年・ウィーンは暑かった!

2011-05-19 07:23:00 | ウィーン旅行記2011年

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昨夜、夜半の1時半に目が覚めた。やはりに時差ぼけにかかったらしい。昨日、ベル・ボーイに案内されて部屋に入ったとき、エアコンが付けっぱなしになっていたので、ウィーンはそんなに暑いのかなと思ったが、一晩寝て納得。とにかく暑い。パジャマなんか着ていられないし、布団も掛けていられないので、パンツ一丁で、ベッドに大の字になっていた。しかもエアコン全開にしていてこの状態である。先が思いやられれる。

7時に朝食に降りる。内容は可もなく不可も201128_2 なくと言いたいところだが、このホテルのプライスで「良」の朝食が出てきたら、それはそれで申し訳ない気になってしまう。ハムが8種類ほど。チーズ4種類。胡瓜、トマト。スクランブルド・エッグ。ベイクド・ベーコン。シリアル。ジュースにミルクに豊富な種類のパン。十分満足できた。

右はホテルのロビー。写真で見るほど大きくない。あまり使う機会はなかったが、待ち合わせのときなどにはいいだろう。

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さて、いつものウィーン観光の起点、アルベルティーナへ。いつになく車で混んでいた。ウィーンの観光の最盛期は5月だと言う。思いもかけず、一番混んでいるウィーンにやってきてしまったと言うわけだ。

 

 

 

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シュテファンス・プラッツに戻って、ケルントナーを行きつ戻りつ冷やかす。もっとも朝早いのでカフェも含めてどの店も開いていないが・・・右はアウガルテンの本店の建物。いつ見ても立派だ。シュテファン寺院と並んでウィーンの象徴といってもいいくらいだ。

 

 

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右は朝のケルントナー通り。長袖にブルゾンの姉ちゃん兄ちゃんもいるが、いや朝から暑いの何の。湿度は低いが日差しが強烈なのでその分暑く感じられる。

 

 

 

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しかし、朝のケルントナー歩きは楽しかった。ウィーンの裏の顔が見えるというかなんと言うか、昼から夜の賑わいをよそにしんとした雰囲気が、なんとなく新鮮さを感じる。

 

 

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右はカプティーナ教会。地下に、ハプスブルク家代々の皇帝・皇后の遺骸を収めた皇帝納骨所がある。今回は見に行かなかった。興味のある方は『昼のガスパール』ウィーン旅行記2008をご参照ください。

ウィーン旅行記2008

 

 

 

 

 

 

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右は『オーストリアン・パブ』などというふざけた看板。ウィーンっ子のユーモアと言ったところか?

 

 

 

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ウィーン名物のスターバックスコーヒー。カフェの本場に殴り込みを掛けた、ファーストフードのコーヒー店がどれだけ集客できるか興味があったが、なかなか健闘していて、市内に何店か店舗を構えるまでになった。

 

 

 

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新緑溢れるリンクの風景。どこの国も初夏はいいものです。暑くさえなければ。

 

 

 

 

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お約束のモーツァルト像。花で彩られたト音記号を見たのは初めて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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モーツァルト像を間近から見上げて・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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リンクを走るトラム。のんびりした街だこと。

 

 

 

 

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おや、フィアカーが。ますますのんびりした街。

 

 

 

 

 

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かーたんと新婚旅行のとき泊まったホテル・オーパンリンク。すっかり模様替えされていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

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オペラ座。今回の旅行では一切、オペラ鑑賞は無し。見ると行きたくなるので、何が上演されているかが分かる、インターネットのサイトも閲覧してこなかった。なんせお金がないからね~。後から検索してみたら、マノン・レスコーがかかっていたみたいだったが、あまり見たい演目ではないので、溜飲を下げる。

 

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なんで撮ったか忘れてしまったが、たぶん、カールスプラッツの建物。ウィーンではごく当たり前の建物でも、十分鑑賞に堪えられる。今回の旅行は、こうした街並みを見てくるのが最大の目的。

 

 

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シュタットパークのクワ・サロン。夏は1階がカフェになっている。夜には音楽会も催される。

 

 

 

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シュタット・パーク。暑くさえなければのんびり寝転んでいたい雰囲気です。

 

 

 

 

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ウィーンの裏通り。

 

 

 

 

 

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ペスト記念柱。中世から近代にかけて、ヨーロッパではペストが燒結を極めた。その流行が止んだときは、人々は喜びに沸きかえったことであろう。これは、皇帝が立てたペスト終結を記念した柱。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ペータース教会。ウィーンで二番目に古い教会。もっとも今の建物は16世紀に建てられたもの。エアラッハの設計。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ペータース教会内部。典型的なバロックの装飾。ウィーンではこの重々しいデモーニッシュなバロックの真髄が街全体を通してのしかかって来る。それがウィーンの人を惹きつける魔力でもあるのだが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

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昼食は、ナーグラー小路の『アルトシュタット・ブロイ』で。ナーグラー小路はグラーベンから発して、アムホーフの横を通る細い通り。左右にはレストランや商店が軒を連ねている。『アルト・シュタット・ブロイ』には昔懐かしの蜂蜜入りビールが飲めるのでは?と期待して行ったのだがそんなものはないと言う。しかし、夏のシャニガルテン(テラス席)は気持ちが良い。

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自家醸造の生ビールは美味かった。

 

 

 

 

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シュパーゲル入りサラダ。大変美味しく頂いた。

 

 

 

 

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ヴィーナー・シュニッツェル。仔牛のものである。ここのシュニッツェルは塩味なしの淡白な味わい。ウィーンの味を満喫するのも今回の旅の目的である。

 

 

 

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『アルトシュタット・ブロイ』の建物。かつて、『シュタット・バイスル』という食堂があったところ。

 

 

 

 

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ショッテン教会。オカブがウィーンで一番好きな教会。

 

 

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ショッテン教会内部。なんともこのバロックの躍動感と神秘性、そして空間に満ちる静謐感のアンバランスに魅了されてしまう。

 

 

 

 

 

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グラーベンの珈琲で有名なユリウス・マインル本店。

 

 

 

 

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グラーベンのカフェで。

 

 

 

 

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グラーベンのカフェで、ラードラーを。レモネード入り生ビール。フランスで言う『パナシェ』である。夏の暑さに喉を潤すには丁度良い。

 

 

 

 

 

 

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コール・マルクトの有名な洋菓子店『デーメル

 

 

 

 

『デーメル』隣のアドルフ・ロース設計の『マンツ書店』。もはや、文化財的存在の建物である。

 

 

 

 

 

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晩飯は、また昨日の『ツム・シェーラー』で。広場に面したテラス席の雰囲気がえらく良かったので、ここにした。今回のメインは、シュパーゲルのグラタン。ちょっとカロリーが高かったような。しかし、これは美味かった。生ビールも冷えていて最高。

 

オーストリアの典型的なディジェスティフ、シュナップス。オカブのお気に入り。昨日知り合った、馴れ馴れしいウェイター氏とますます昵懇な間柄になってしまった。

 

 

 

 

 

 

初夏に燃える陽ありて石畳   素閑