そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

普通って何だろう

2016-07-20 03:00:37 | 病気&事故の話し/猫編
このところ普通について考えてしまうことが多くなりました
普通ねぇ。。。


というのも、6月10日に奇形の子猫を引き取ることになりました
処分に持ち込まれた子猫でした



初めはわたしの手には負えないんじゃないかとか、無事に育つのかとか
いわばマイナスのことが気になり、正直不安がありました


でも、実際その子が手元にきて・・・しばらくは、慣れるまでは大変でしたけど
こんな感じでいいんじゃないの~みたいな目安がわかってからは
普通に暮らしているのです


世間でそれを普通とは言わないのかもしれませんが、じゃ一体普通って何なんでしょうねぇ


後ろ足が前に跳ね上がっているので、バレリーナみたいなポーズをいつもとっています
それで、この子はリーナちゃんと名づけました



可愛い女の子です
前足2本で、いろんなところに移動できるようになりました



ご飯も置いてあげると、そこまで食べに行けます
おトイレも、ペットシーツの上でちゃんとできるようになりました



問題は・・・肛門括約筋が弱いらしくて、気張ってウンチをすると脱腸してしまうことです
感染症が怖いので、そのたびに出た腸を押し込めて縫い縮めてもらわないといけません
全身麻酔などできませんから、そのまま縫ってもらうわけですが
気の毒に痛くて大声で泣いてます(無理もないです)


これが、どうにも忍びなくて・・・リーナのそばで見てることがどうしてもできなくて
診察室から離れるわたしです


引き出してから、もう何回もこの肛門縫い合わせなるものをやっているのですが
レントゲンで診た骨盤が狭窄気味でした
便も固めです
成長していったときに、もしかしたらあまりよろしくないことになるかもと言われています
予後がよくないと・・・


ある程度覚悟しながら育てていって、そのよろしくないときのことは
そのときどうするか決めたいと思います


今は好きなフードもあるし、猫じゃらしが大好きです



抱っこするとゴロゴロ言って喜んで、お気に入りの猫ベッドまで行って眠っています



世間的にみんなが思う普通の猫も、明日のことはわかりません
リーナの今の状態から予想される未来が、他の猫より少し重たいことはわかりましたが
それを嘆いて今このときを大事にできないとなれば、それはリーナの問題じゃなくて
この子を見ているわたしの心の問題ということになります


どんな子でも精一杯生きています
愛おしいと想う心が、猫たちには必要で大事だと思うのです



もしリーナを普通じゃないというなら
それは特別な猫ってことですね


大変なんじゃなくて、特別
他の猫に交じって遊んだり、他の猫とじゃれあう姿は神様がくれた贈り物です


この子からたくさんの元気をもらってるわたしです





コメント
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