８３グラムの命

夜１０時半・・・携帯がなりました
登録されていない電話番号です
でも、携帯ではなくて家の電話番号です


たぶん猫の相談だろうな～って思いましたけど
電話に出ると、せっぱつまった感じの声です


それもそのはず
小さな小さな生まれたての仔猫を拾ってしまったといいます
鳴いていたので・・・保護したけれど・・・
もう小さすぎてどうしたものやら、ということです
獣医さんにもお電話したそうですが、つながらないということでした


状況的に、助け舟を出さないともう難しいと判断して
すぐにわたしの家の近くまできてもらうことにして
待ち合わせです


会ってから、簡単に会の方針を説明しました
かかった費用の負担のお願い、身分証の提示などです
以前、わたしのブログにコメントしてくれたり
メールをくださった方だということが、そのときわかりました


そういう方なら、話は早いです
わたしのブログから里親探しをされる方や
猫の相談をされる方、里親希望者さんは
非常に活動にご理解のある方が多いですから


さてさて、その拾ってくださった仔猫を見てびっくりでした
小さいの何のって・・・
すぐに自宅に戻りました




へその緒つきの８３グラムの仔猫
まずはあったかくして、ミルクです
小さな注射器で何度も分けてミルクを飲ませます
そのあとは、おしりトントンでおしっこ
ウンピーは出ません





ほかほかのダンボールハウスの中でよく寝てくれます
でも、１回に飲む量がまだ少なくて
ミルクの間隔が短いです




夜が明けたら、預かりさんのお宅に移動を考えています


こんな小さい子を、よくぞ拾ってくれたと思います
拾ってはみたものの、そのあとどうしたものかとも思ったはずです
でもそんなとき、お願いするとしたら
そらまめさんしかいない・・・と思ってくださったそうです
相談者さんの最後の砦だったんですね


引き取るわけではなく、その後の里親探しもいっしょにして下さいますから
あとはこちらでもできる限りの協力をしていこうと思います


そして、どうか８３グラムの小さな命が無事に育ってくれることを願い
この子の生命力にかけたいと思います





それにしても・・・
カラスに見つかったりしなくて何よりでした
大きな声で鳴いていて、優しい家族に見つけてもらえて何よりでした