
牡丹の花に囲まれ日の光を浴び、うたたねをしているところから「日光」に因んで彫られたとも言われています。
これより奥宮に通じます。
神厩舎(ご神馬をつなぐ厩)には昔から猿が馬を守るとされているところから、長押上には猿の彫刻が8面あり、人間の一生が風刺されています。

ガイドさんの説明によりますと、この三猿は8面で形成され、人の生涯の生き方を教える手本と言われています。
(1)赤ん坊時代

子猿は信頼しきった表情で母猿の顔をのぞき込んでいます。
(2)幼年期

いわゆる、『見ざる、言わざる、聞かざる』の三猿の教え。
物心のつく幼少期には、悪いことを見たり、言ったり、聞いたりしないで、良いものだけを受け入れ、素直な心のまま成長せよという教えが暗示されています。
(3)独り立ち直前

孤独感の漂う、いくらか苦渋の表情をした一匹の猿が座ったまま将来を見つめています。
自力で『独り立ち』しようとする姿が暗示されています。
(4)青年期

まっすぐ人生に立ち向かおうとするなかで立たされる崖っぷち。
慰め慰められることを体験しながら、挫折を乗り越えて行こうとする姿が暗示されています。
(5)挫折と慰め

右側には青い雲がたなびいています。
『青雲の志』を抱く青年期が暗示されています。
(6)恋に悩む

伴侶を得るための恋愛中の悩ましさが暗示されています。
(7)夫婦で乗り越える荒波

(8)お腹の大きい猿

子猿もやがて母猿になります。親になって知る苦労や喜び。
子供が生まれると、物語は(1)の赤ん坊時代に戻ります。
2017年3月31日 - 三猿をはじめとする神厩舎の猿の彫刻は昨年の6月に取り外され、彩色と錺金具の美装 化修理が行われて来ましたが、この度、8面すべてが ... 猿の彫刻は前回、昭和27年3 月に修理を終えていて、それ以来、65年ぶりの修復だったそうな。

参道は修復工事中でした。
平成23年(2011年)3月11日の東日本大震災の津波に見舞われしまい、その後の塩害によって立ち枯れが目立ったことから、約300本が伐採されたそうな。
瑞巌寺は海抜ゼロmだそうで、この時の津波では、たくさんある島のお陰で、被害は参道までで本堂には及ばなかったそうです。
そして地震にも耐えた一流の宮大工が手がけた素晴らしい建築技法は、のちに日光東照宮でも使われたそうです。


政宗公が文禄2年(1593)朝鮮出兵の折、鉢植にして持ち帰り、慶長14年(1609)、当寺落慶の際、五葉松と共に本堂正面に手植えされた梅。本堂に向かって、右が紅梅、左が白梅である。
地面を這うような姿と八重咲で7,8個かたまって実をつける事から、「臥龍八房」の異称がある。
花期は4月中旬。 瑞巌寺HPより


臥龍梅 白梅は枝が自由に伸びてる感じ。


本堂です。




庫裡の方へと。


法身窟。

瑞巌寺HPより
集合時間を気にしながら、瑞巌寺の西隣にある円通院へと。
以前来たことがある友人に、とにかく庭が美しいからと誘われました。

円通院HPより









やはりツアーは時間を守らなくちゃ、ですね。




チケットは500円でした。









解体新書記念館。










石黒家です。










やはりツアーは時間配分が難しいです。

今回はコーラス仲間のKさんと二人で東北モニターツアーに参加しました。
東北自動車道を一路山形県の蔵王へ。
蔵王四季のホテルへは19時過ぎに到着。

凄い雪が残っていました。



代わりに展示パネルをカショリ


移動して、岩手県の世界遺産中尊寺へ。




秋田県に入りました。

プラザホテル山麓荘にて宿泊。


5月17日、角館散策。


田沢湖へ。

辰子姫像。


宮城県松島観光。


五大堂。

瑞巌寺。

福島県ホテルリステル猪苗代にて宿泊。
5月18日、裏磐梯五色沼へ。


そして最後の観光、日光へ。




羽田空港20:00発(20:25発に遅延)=高松空港21:40着にて無事に帰宅。