裏見の滝

2018年07月21日 | 但馬の滝・渓谷
    日高町上郷・河川敷の畑はヒマワリの花いっぱい


(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成28年 第11回但馬検定(1級)問題より

【75】香美町小代区、久須部渓谷の上流にあり、裏側から滝の流れを見ることか
ら別名「裏見の滝」と呼ばれる滝の名を何というでしょうか。


 ふるさと但馬は山ばかりです。日高町も、新温泉町も、香美町でも山ばかりで
す。
その山から流れる水は、深い峡谷を作り滝となって流れ落ちていきます。

鳥取県との県境である赤倉(あかくら)山を源にした矢田川は、香美町小代区か
ら村岡区を通って、香住区の海岸に流れます。
矢田川の源流近くの久須部(くすべ)峡谷上流には、別名「裏見の滝」と呼ばれ
る裏から滝の流れを見ることのできる素晴らしい滝があります。

吉滝(よしたき)です。

落差23mと5mの上下二つの滝は、兵庫県ではここだけしか見られない、裏か
らカーテンのように流れる滝を見ることができる珍しいものです。

県の指定名勝にもなっていて、沢筋には水しぶきに咲く草花があり、清らかな水
にはヤマメ、イワナの川魚が泳ぎ、近くにはキャンプ場も夏にはたくさんの人々
でにぎわうところです。

答えは【吉滝】です。


『ふがわりい』

 ケンちゃんね、但馬弁では「しゃくに障(さわ)る」ことを「ふがわりい、腑
(ふ)がわり~」って言うんだよ。

いや、お年寄りのばあちゃんが言う言葉かな。
ケンちゃんやミオちゃんらには、「ふがわりい」なんて言ってもピンと来ないわ
な。

しゃくに障るとか、腹が立つとか、腑にに落ちないとかの「どうも納得できない、
気持ちが治まらない」ことを、「ふがわりい」と言ったんだよ。

「食べたかろうとスイカ買って帰って来たのに、ケンちゃんはスイカ嫌いだって
食べれへんね。ふがわり~わ」なんて使うんよ。

それからね、昔のばあちゃんはもっとすごいよ。
「ふがわりい」のもっと強調した気持ちの時は、「あたぶがわり~わ」って叫ぶん
よ。

「うちの嫁は、年っしょりの言うこと聞けへん。あったぶがわり~わ」なんてブツ
ブツ言うんだよ。

困ったもんだね、年っ寄りばあちゃんは。

ケンちゃんね、昔の昔のばあちゃんは「あたぶがわりい」なんて、どこの国の言葉
か分からんことをしゃべってたんよ。