近くのおばさん集まって、見学しながら・・・・

2009年07月31日 | お客さん宅で
                (エアコン工事、近所のおばさん見学です)

『こんにちは~、電気屋さんですよ~』と朝一番、Mさん宅にエアコン工事です。

昨日は雨の中、『もう17年にもなりますね、寿命としましょう、新しいエアコン明日でも付けましょうか』、
蛍光管の納品を済ませて消防本部の玄関先、店からの携帯を受けて駆けつけたMさん宅のエアコン、『修理より買い替えですね』の診断です。
「任すわ、安くて良いの頼むわ」、「明日もまだ雨の予報だよ、大丈夫かな~」と、Mさんは心配顔でした。

玄関先には小学生の女の子三人、『今日は登校日なの?』と尋ねると、「金管の練習に行くとこ」と人一倍背の高いMさんちの孫娘です。
いつもの様に息子は室内機を、私は室外機の撤収に取り掛かります。Mさんが鞄の試作品を作る事務所、17年にもなるエアコンです。
屋根の上の室外機に向かって下から、窓からMさん覗きこみ、「気をつけてよ、ヒヤヒヤするわ」と、ずっと見学中の様子です。

住宅街の道路は車の通りもありません。そこに近所のおばさん集まりMさんと話しかけての見学の始まりです。
「何いいもん、付けとんさるの」、「何いい事してもらっとんさるの~」です。
Mさん、「エアコンがいたんで替えてもらっとるんよ、この電気屋さんは配管や仕上げ、ものすご~く丁寧で上手いんよ」、
見学のおばさん二人、勝手に話しを始めます。
「どこの電気屋さなの、アトム電器って?」、「ああ、この名前は日高の国府の方の名前、立野町の鍼灸院も同じ名前だわ」、
「私んところはS電気屋さんばっかり、先代の社長さんの頃からよ」、別のおばさんは、「うちはN電機さんばっかり、どうですか~なんてよ~く来て、いつも買わされてばっかり」、
「量販店なんて買う気もないし、行ったこともないし、エアコンなんて下請けの知らん工事屋さんが来たらいややし、うちは電気製品ずっとおんなじ店からばっかりよ」なんて、Mさん相手に、エアコン工事を見ながら立ち話です。

私も、時々Mさん相手に『良かったわ~、降ってた小雨も止むしラッキーですよ』、
Mさん、「電気屋さんの精進が良いから、曇りで暑からず最高だね、予約通りだね」、
『明日の豊岡踊りは見に行きますか』、「「家でゴロリの予定だな、男の子は学校から踊るそうだよ」なんて色々雑談です。
『ハイ出来ましたよ、これで完璧』と、Mさんにリモコンの説明、時計合わせは11時30分、休まずしたお陰で昼までに終了です。
奥さん曰く、「休まず早いことしてもらってありがとう」、そう云いながら袋にどっさり、飲み物やお菓子のお土産です。
そこにお母さんと金管の孫娘がお帰り、車を追っかけお母さん、「飲んで下さい、この袋は返さなくてもいいですよ~」と、きれいな布袋に缶コーヒーがいっぱいを差し出され、ありがとう、ありがとうと別れます。

マニフェストよりも、心を揺さぶる言葉が聞きたい

2009年07月30日 | 私の思い
                (今月の言葉は「心を潤す」・・・T寺にて)

「梅雨は大地を潤し、お念仏は私の心を潤す」
先日、修理で訪れたF先生のお寺、T寺の正面掲示板です。
梅雨も大雨の度が過ぎ、山口や九州北部では大地を潤すどころではありません。
お念仏はいくら唱えても心潤すことでしょうが、マニフェスト、マニフェストと唱えられても、なんかちっとも心を潤したり心に響きませんね。私だけでしょうか、私がおかしいのでしょうか。

西郷南洲遺訓にこんな言葉が出てまいります。
「政の大体は、文を興し、武を振い、農を励ますの三つに在り。其他百般の事務は、皆この三つの物を助くるの具なり。この三つの物の中において、時に従い勢いに因り、施行先後の順序はあれど、この三つの物を後にして他を先にするは更に無し。」です。
政治の根幹は、教育と、軍備と、経済である。その他のいろいろな事務はこの三つを助けるものだと云っています。
明日公表される自民党の公約のあらましを、今朝のニュースで聞きました。
民主党と似たり寄ったりです。
バラマキ政策なんて、南洲遺訓で云う「皆この三つの物を助くるの具なり」に見えてなりません。
子供手当や教育援助を云う前に、「教育や徳育の中身」をどうするか、将来の日本を支える「教育の姿」をどうするかを唱ってほしいな。
バーゲンセールのように、あれもするこれもすると云う前に、世界の中での日本の役割、
どんな産業で世界に貢献し、これからの日本人は何を食って生き抜くのか、
どんな安全保障で、世界の平和や地球環境に貢献するのか、それが南洲遺訓の「武」であり、「農」ではないでしょうか。
党首ともあろう人が、マニフェストの一つ一つを解説しなくとも、その任にあたる者に任せ、国の将来ビジョンを熱弁してほしいな。
平成版「坂の上の雲」の心揺さぶる言葉が聞きたいな。
バーゲンマニフェストはもうお断り。国難に立ち向かう国民が、「この人なら付いて行こう」と、心震えるリーダーの言葉を聞きたいものです。

孔子の論語・顔淵第十二に、
「子貢問政。子曰。足食。足兵。民信之矣。・・・・・民無信不立。」と出ています。
意味は、「子貢(しこう)、政(まつりごと)を問う。子(し)曰(いわ)く、食を足(た)らわし、兵を足らわし、民にこれを信ぜしむ。・・・・・民、信なければ立たず。 」
政治は食「経済」の安定、兵「国防」、信「信義道徳教育の実践」の三つの基本を挙げています。
その中でも第一重要を「信」とし「民、信なければ立たず。」と強調しているのです。
麻生さん、鳩山さん、くれぐれも三つの基本と「信」をお忘れなく。

梅雨はいつまで続くの、この蒸し暑さ

2009年07月29日 | 季節(夏)
             (吾輩、この蒸し暑さにはニャ~ンとも参ります)

修理や工事、配達や御用聞きで訪問する度に、『今年の梅雨はいつまで続くのでしょか、もうすぐ8月なのにうんざりしますね』と挨拶です。
お客さまも、「毎日雨か曇りばっかり、風もないし蒸し暑さったらかないませんね、参りますね」と、お話です。

Kさん夫妻は90才近いご老人、二人暮らしで働き者、今日も近くの畑だそうです。
電話で、「畑におるから、留守でも上がって勝手に取り替えておいて~、炊事場の蛍光灯も一本替えてよ~」と、大きな声が響きます。
民宿の客間の照明器具を取替えです。ゴソゴソ家中、ウロウロ取替え、終了します。

帰り道の畑でおばあさんに、『ちゃんと出来ましたよ、明るくなったよ』と報告です。
私が、『おじいさん、体の調子はその後どうなん、気をつけてよ、無理したらあかんよ』と、尋ねます。
おじいさんはちょっと前に倒れて、もう畑仕事はとっても無理です。
おばあさん叫ぶ、「電気屋さんよ~、おじいさんは耳聞こえんから、な~に云ってもあかんよ」、
「100才まで生きられるって~、耳が聞こえんと長生き出来るって、な~んにも雑音が入らないからだって、お医者さん云ってたよ」と、解説です。
『フ~ん、そんなもんですか。この蒸し暑いのに、おばあさん頑張り過ぎて畑で倒れんといてよ』と云いながら、工事代金のやり取りです。

畑に咲いたきれいなヒマワリ、おばあさんに花を褒めると、「凄いきれいでしょう、おじいさんが良くなるように願かけて、そこの地蔵さんにヒマワリ供えたよ」、
「アトムのヒマワリの花の種、一重(ひとえ)の花できれいでないわ、このきれいなヒマワリの種採っておいて、電気屋さんに上げようかな」なんて、おばあさんはとっても優しい、畑にネコも一緒です。
ネコも暑さでぐったり、「この蒸し暑さには、ニャ~ンとも参ります」と云う顔でぐったりとしています。

喜ぶお客様、喜べないお客様

2009年07月28日 | お客さん宅で
                 (エコポイント取扱店のノボリも賑やか)

アトム電器チェーンのエコポイント取扱店ノボリも、店頭に並べて立てて、エコポイントご利用のお買い物をアピールです。
7月半ば、2週間遅れで届いたエコポイント申請用紙、それも30部しかありません。
あっという間に使い切り、追加発注無理なため、今ではネットから白黒コピーで済ませます。
店で全部記入し、添付書類も揃えてコピー、貼り付け『ハイ、生年月日とサインと認印してね、そしてカタログでほしい商品選んでね、ポイントにピッタリ選んでね』と説明です。
多くのお客様が、「こんな大変な書類と手続き、これってエコなの?、もうちょっと簡単にならんかね、電気屋さんもご苦労ね」とおっしゃいます。
申請書類も、選ぶ商品のカタログも、送付の封筒も30部ぽっきり、あとは知らんと云うこと、こんな作業が来年3月まで続きます。

午前中のエアコン工事、隣家の屋根に大バシゴを持ち込む難工事、ちょっぴり骨が折れました。
午後に食い込んだ分だけ、夕刻に掛けて大車輪です。
『ハイ、スイッチ取り替えました。これで風呂の照明大丈夫』と、ささやかな出張工事代を請求すると、Aさんおっしゃる、「近いのに高いわ~」です。
Aさん宅、当店にはいつも修理専門でな~んにもお買上げなし、そんなお客様に限って、実に良心的な料金でも「高いわ~」です。
喜べないお客様、菩薩の修行をさせていただく気分です。

Kさん宅から、「地デジの封筒、総務省から来てる、見て~」です。
駆けつけ見ると、豊岡市から全戸通知の、「地デジについての説明希望の申込書類」です。
『Kさんよ~く聞いてね、わからんことは電気屋さんがすぐ来て説明するから、ここに書いてある通り地デジ詐欺には気を付けてね』とコンコンと。
Kさん曰く、「電気屋さん、今日の説明なんぼ払わせてもらいましょう」です。
『いいから、いいから、とにかくだまされんといてね』と、先を急ぎます。

『アトムのうまいもの市、今月分は飛騨高山の板蔵冷やし中華です」と、手渡します。
52型を買ったIさん、「おう、おう、この冷やし中華は飛騨までわざに買いに行く価値あるくらい美味しいのよ」と、大喜びです。
どんな時にも、どんな事でも喜ぶお客様、本当に『良かったな~』と嬉しくなります。
一生懸命しても喜んでいただけないお客様、どんな事にも喜べないお客様、商売の修行にはうってつけです。
これも有難や、ありがたやです。

マニフェストの危険

2009年07月27日 | 世相雑感
               (民主党・政権公約発表・・NHKニュースより)

民主党の政権公約が発表されました。
年間31万2千円の子供手当に高校無償化、高速道路無料化(一部除く)にガソリンなどの暫定税率廃止、農業者戸別所得補償や新たな年金制度の創設と、物凄い大盤振る舞いですね。
財源の裏付けにも一生懸命懸命の様子、「国家戦略局」で、国家ビジョンや予算の基本方針をつくり、
事務次官会議を廃止して「閣僚委員会」で、重要政策を決定し、
国家戦略局の下で「行政刷新会議」が、政府の事業総点検をすると云う、
総じて官僚主導から政治主導へ全面転換すると云う、意気込みがえらい露わな内容ですね。
鳩山代表は、「革命的・歴史的な転換」と発言していますが、まさに革命政権誕生前夜のような雰囲気です。
まあ、長く続いた自民党政権の政治の総点検、全面的見直しですから意気込みも内容も革命的になることは仕方がないでしょう。
でも、とっても心配なこと、危険なことってありませんか。

おいしい具沢山の、熱々の五目ご飯を差し出されたと致しましょう。
デザートに、スイカやメロンを出されたと致しましょう。
食べていくうちに、熱々のご飯が冷めたり、具が歯にはさかったりしてこれでは食べられないとなった時、温めなおしたり、堅い具は取り換えたりできますね。
ところが、デザートのスイカやメロン、もし食べられないような不都合が出てきたところで、煮直したり、炊き直したりできるものではありませんね。
民主党の外交・安全保障政策や、党政策集(INDEX2009)の超リベラル系政策がスイカやメロンに見えて仕方がないのです。

党政策集(INDEX2009)では国会図書館に恒久平和調査局を設置して慰安婦問題などを取り組むって、自国や先人を貶めることにならんかね~。
国立追悼施設の設置も、国民の総意がまとまるかな~。
夫婦別姓の選択や、重国籍容認の国籍選択制度、永住外国人の地方選挙権付与の問題、これって日本人のアイディンティテーの基本中の基本とちがいますか。
国民の心や家庭が、バラバラに溶解し漂流するようなものだと感じますね。
国家の最重要課題の一つの教育制度にしても、どうも民主党の発言は危うい、危険なことが多すぎるように感じます。

おいしい五目ご飯を食べようとすると、とっても危険な、取り返しできないスイカが付いてくる、
これが選挙前の政党公約の恐ろしさ、マニフェストの危険さを感じます。
政権選択は政策選択と云いますが、こちらを認めればあちらが危険、あちらを認めれば旧態からの脱出困難、
本当に、危険なマニフェストを選択しろって云われても、選ぶ方の国民は困ってしまいますね、大変ですよ。

瘡痂(かさぶた)と薬師如来と雅成親王

2009年07月26日 | ふるさとの話
           (現在の「かさのふた峠」は立派な舗装、
                    左手下の谷には残土を埋めての大工事)


右手の肘(ひじ)の傷が治ってきました。
半月程前、暗がりの歩道で転倒してしまいました。ミゾが浅くて助かりましたが、あちこちにかすり傷、肘の傷は血だらけでしたがやっと治り、瘡蓋(かさぶた)もどんどん縮んできます。
気になる瘡蓋をさすりながら、大岡のTさん宅から帰り道、「かさのふた峠」を通ります。
「かさのふた峠」は、日高町八代から大岡に抜ける峠、「かさのふた」の名の由来は地元では誰でも知っていますね、雅成親王伝説の一つなのです。

雅成親王は後鳥羽天皇の第四皇子、承久の兵乱の責任を追及され但馬国に配流され、今から756年前の建長七年(1253)に豊岡・高屋で55才の生涯を終えられています。
雅成親王伝説は三つあり、
若き后の不遇な死を祀る、「松岡地区のばば焼祭(御鉢焼)」伝説、
大岡寺の薬師仏の霊感を夢で接して、后の王子を拾い受ける、「上郷地区の山崎三郎右衛門の赤児授かり」伝説、
そして、「瘡の痂嶺(かさのふたとうげ)」伝説です。
八代村史には、「瘡の痂嶺(かさのふたとうげ)」伝説が、ほぼ似通っていますが二説記述されています。

雅成親王が瘡(かさ)を患って、大岡山の薬師に祈られたところ、夢中に「村雨はただ一時のものぞかし、その蓑笠(みのかさ)をそこにぬげおけ」とお告げがあり、親王は大岡山よりの帰路、瘡(かさ)の病が忽(ただ)ちに癒(い)え、フタの落ちた所を、「かさぶたとうげ」という。

もう一つの説は、
同じく大岡山の諸薬師の霊験高き事を聞かれ、17日間参籠(さんろう)された。しかし瘡(かさ)の病気が本復しないので、お帰りになる道すがら、「南無薬師諸病悉除の願たてて、身より仏の名こそ惜しけれ」と口ずさまれたところ、薬師仏が「村雨はただ一時のものぞかし、己が蓑笠(みのかさ)そこにぬげおけ」と返歌すると、親王の瘡(かさ)の痂(ふた)は、たちまち落ちて、親王は平癒されたといい、今にこの道を「瘡の痂嶺(かさのふたとうげ)」という。

そんな伝説を秘めた「かさのふた峠」は、只今、円山川の工事残土で谷を埋める大工事真っ最中です。
この伝説、どうも大岡寺の本尊である薬師如来の霊験を、かくもあらたかなものだと農民に説き立て、大岡寺に対する信仰を燃え立たせようとした話ではないかと、日高町史は記述しています。
いつの時代でも、貴い人の事績を手がかりに民衆を引き付ける話は作られるのですね。
古~い自民党と云う瘡蓋(かさぶた)がポロリと剥がれる、
それだけでパッと明るい世界が開けるような、民主党の「政権交代・国民の生活が第一」の伝説、ほんまかいなと首をかしげますね。
明日27日は、民主党のマニフェストが発表されます。
自民党にしても民主党にしても「公約」をどうして「マニフェスト」と呼ぶようになったのでしょうか。
明日は、「マニフェストの危険」について書いてみたいと思います。

北近畿豊岡自動車道早期実現促進大会

2009年07月25日 | 季節(夏)
          (朝来市和田山ジュピターホールで開催、
                     北近畿豊岡自動車道早期実現促進大会)

毎年開催されています「北近畿豊岡自動車道早期実現促進大会」、今年は和田山ジュピターホールです。
但馬全域から約1000名の参加、豊岡までの一日も早い高速道の実現を願っての大会です。
来賓に、解散直後ですから前衆院議員となります自民党の谷公一氏、国土交通省・近畿地方局の幹部や出先の職員、兵庫県副知事、地元選出県議が出席、
地元の早期実現会議の役員、並びに豊岡、養父、朝来、香美、新温泉の首長が全線早期整備を訴えます。

北近畿豊岡自動車道とは、高速・舞鶴自動車道の「春日」を起点に、コウノトリ但馬空港のある「豊岡市上佐野」までの約70Km、丹波から但馬を貫き京阪神をグッと身近にさせる地域住民悲願の道路なのです。
すでに春日・和田山間は、平成18年7月に完成し供用されています。
いつもの羽曳野での社長会、加盟当時は日高町から舞鶴自動車道の春日まで、延々と一般道を2時間かけて走ります。
今では和田山から高速道路(実はこの道、高速道並ですが遠坂トンネル以外無料なのです)に乗るため、春日まで1時間ちょっと、羽曳野まで3時間足らずで着いてしまいます。

この北近畿豊岡道、全線70Kmのうち残り30Kmが未完成、その早期完成に住民挙げて頑張っているわけなのです。
全線完成でさらに30分弱の短縮、日高町まで延伸する平成28年の頃、私は元気に羽曳野へ走っていることでしょうか、なかなか予想がつきません。

(本日は朝からバタバタ大忙し、午後一番の和田山行き、帰って大急ぎで売出抽選会場の片付け、とうとう疲れて夜遅く、書きかけでバタンキュン。投稿はとうとう日曜日になりました)

当たった、当たった、当たったよ~、特等が当たったよ~

2009年07月24日 | 店内外の話
                 (日高の大売り出し、福引抽選会場)

街の商店、元気が出ますようにと「夏の中元大売り出し」をいたします。
今日と明日の二日間、ガラガラポンの福引抽選会となりました。
本日は、朝一番から会場準備、その後は役員が分担して抽選会場を守ります。
当店の当番はお昼12時からの2時間、アルバイトの女性二人とお客様をお待ちいたします。
『ハイ、いらっしゃい。特等を当ててね』と、ニコニコ顔でお迎えです。
おじさん、「今回は何が当たるの~、いつもテッシュばかりだもん」とお尋ねです。
『今回は張りこみましたよ、特等は1万円の旅行券ですよ』と、威勢よく応えます。
ガラガラポン、ガラガラポン、『ハイ、赤玉』、『ハイ次、黄玉』、『はい次は、ピンクに水色に又赤玉ね』、
『残念ですね~、旅行券は白玉なんよ、その下1等は紫玉で商品券でした、ああ、残念すんません』。
『ハイ水色は缶ビール1本、ピンクはペットボトルのお茶に、黄色はテッシュよ』と手渡します。
おじさん、「赤玉はテッシュよりもっと安もんか~」、
『ハイ、ハイその通り、赤はスナック菓子の小袋よ』と、2個渡します。
「えらい地味な商品だわいな」と、おじさん不服そう、アルバイトの女性はすかさず、
「おじさん好きなビールを飲んで、おつまみにスナック菓子食べ、酔いざましにウーロン茶、テッシュで鼻かんで、ハイ、フルコース」と笑わせます。
当番2時間どんどんお客様、一本も旅行券当たりません。

店に帰ると息子が報告、
「先ほど豊岡のUさん来たから、抽選会場教えたよ」、
「当店のお客様、いつも特等当たっていますよと、Uさんに云っちゃったよ~」です。
20分ばかり過ぎたころ、Uさん店に飛び込んで「当たった、当たった、当たったよ~、特等が当たったよ~。1万円の旅行券が当たったのよ~」、
「嬉しくって、嬉しくって店に知らせたくって~」と、飛び上がっての喜びです。
奇跡ですね~、云った通りに当たってしまいました。
当店のお客様に、特等や1等が当たることほど有難いことありません。本当に今日は有難いガラポンの一日となりました。

壁に掛けて見やすくなったよ

2009年07月23日 | お客さん宅で
             (26型のアクオスを、壁の柱に取り付けました)

『Nさ~ん、ご注文のテレビ入ったよ』、「電気屋さんですか~、待ってますから取り付けに来て~」と、電話でやり取りです。
Nさんは90才のご老人、奥さんと二人暮らしです。
最近、ゆるやかにベットを起こして寝ないと体の調子が良くないそう、ベット屋さんから新品の電動ベットが届いています。
『これですか、新しい電動ベットは、リモコン一つで角度が自在なんですね、素晴らしいベットですね』と、感心しながらまずは褒めます。
今までは箪笥の上に14型のブラウン管テレビ、ベットから横の姿勢で見なくてはなりません。
『薄型で壁に掛けられますよ。真正面にはっきり見えますよ』とご案内して、壁掛けアクオスに決められました。

壁掛け金具をころ合いの角度に、『ハイ完成、ベットからちょうど見やすいでしょう』と説明です。
Nさんとっても喜び、「薄くてもの凄くキレイ、テレビの縁(ふち)のアズキ色、鴨居の色とピッタリ、壁に掛けて見やすくなったよ」と、本当にうれしそうです。
これで、角度をつけたベットの上から、気持ちよ~くテレビを楽しんでいただけます。
Nさん曰く、「私も、なが~くもってもそんなに生きられん、電気屋さんのお陰で奇麗なテレビを見させてもらえます」と感激です。
『電気屋さんのお陰だなんて、私がタダで持ってきたならそうですが』、
『Nさんのお陰です。こちらこそ感謝感謝ですよ』、
『Nさん、どう見たって10年はまだ生きられますよ。こっちこそ年を取って重たいテレビ壁に掛けれなくなりますよ』、なんて会話がはずみます。

そこにNさんの奥さん、「お金もないのにこんないいテレビ、電気屋さんのお陰です」、
台所から冷たいお茶を運びながら同じセリフです。
ご夫婦、まさかタダと勘違いなんでしょうか?
心配をよそに、「ハイ、全部でOOO,OOO円、おまけに3,000円」と、即金が差し出されます。
ああ、感謝、感激、こんな素晴らしいご夫婦ありません。
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遭難の小型ヘリコプターまだ見つからず

2009年07月22日 | その他
               (捜索のため次から次へと、
                         ヘリコプターが飛来します)

20日の朝、鳥取から飛来した個人所有の小型ヘリコプターが、但馬空港付近で消息を絶ち遭難が心配されています。
20日当日も捜索のためでしょうか、自衛隊や警察のヘリが飛び回っていました。
ところが昨日21日夕刻から、当店の西上空をブンブン・ブンブンと3機も4機もの捜索ヘリが飛び交います。
そのうち小型飛行機まで加わって、まるで空は蜂の巣を突っついたよう、当店の真上も超低空で飛び交います。
どうも近くの山中に墜落したようです。

明けて本日22日は、昨日にもまして捜索のヘリに飛行機です。
ニュースで、「但馬空港の南1㌔、日高町の山中に光るものを見たという通報」、これが捜索ヘリの大集合の根拠のようです。
地上から見ていて、3機も4機も大型、小型のヘリが低空で飛び交うと、衝突でもしないかとヒヤヒヤです。
太陽ヒーターの処分品をゴミ置き場に運んでいる時、近くのUさん、「竹貫(たかぬき)の山中だって、警察や自衛隊に消防、ものすごい人で近づくことできんよ」です。
竹貫区は同じ国府地区、当店の目と鼻の先です。
午後、上郷(かみのごう)区のKさん宅でエアコン工事、少し離れているのに捜索のヘリのブンブンが耳に入ってとても気になります。
Kさんのおじいさんとおばあさん、「早く発見出来たらいいのにな~」と心配です。

今夜のニュースです。
「とっても近寄りにくい崖の山中、地上からの大捜索の結果、光った物も発見できず、明日からさらに600m級の周囲の山中に分け入って捜索する」です。
本当にエライことになってしまいました。

豊岡の町をずっと見続けています

2009年07月21日 | ふるさとの話
                 (寿ロータリーにある中江種造の像)

48年前になりますね、3年間高校への通学路は寿(ことぶき)通りと云いました。
豊岡駅の正面玄関からは、市の中心に向かって真ん中を駅通り、右手に生田(いくた)通り、そして左手に寿通りと名のつくメイン道路が放射状に走っていました。
高校への道、寿通りは豊岡駅からどこまでも真っすぐ、終点は円山川にかかる堀川大橋まで続きます。
ちょうど中間付近に道路が輪を描き、丸い公園・寿公園を囲って道がロータリー状です。昔からロータリー、あるいはロータリーの胴像さんと親しく呼んでた所です。

ロータリーの中央にどっしりと座って、豊岡の町を見続けているとても大きな像、街ではとても有名な中江種造氏の像なのです。
中江種造氏は、明治・大正期、鉱山王と称された大実業家です。
大正10年、郷里豊岡町の上水道建設の際、建設費の全額約33万円(現在の200億円相当)を寄付、さらに水道事業での収益金の一部を町の奨学基金にするよう条件付き、奨学金制度は現在も続いていると云う凄いことなのです。
当店がある国府地区は、豊岡から遅れること40年、昭和35年5月が上水道完成ですから、大正10年がどのくらい凄いことか、それも全額寄付ですから驚きです。

私の通った寿通りを含め、6本の通りがロータリーから放射状に伸びています。
48年前の寿通り、像から見えた豊岡駅は、今では新日本運輸や旧さとうの敷地にどっかり建った、7階建の商業施設「アイティ」に遮られて見えません。
像から高校への道、関西電力の建物は今は豊岡中央郵便局、
高校の北は宮津線、48年前その先はな~にもなかった田園風景、今では田圃の中を豊岡随一の商業施設が立ち並ぶ通りに変身、最も様変わりの地帯です。
像からは、竹野に、城崎に、そして市役所や旧市街地に抜ける残り4本の通り、これは48年前と同じです。
ずっと座って町を見続ける中江種造氏、遷り行く豊岡の町をどんな気持ちで眺めていることでしょうか。

我64回目の誕生日、その一日

2009年07月20日 | 季節(夏)
               (今日は国民の祝日・海の日、私の誕生日)

今日7月20日は、我64回目の誕生日です。
昨年の誕生日は外れましたが、今年は国民の祝日・海の日に一致、国民こぞって祝っていただくありが~たい日となりました。
国民の祝日・「海の日」は7月第3月曜日、我誕生日とは来年も再来年も外れます。
7月20日が第3月曜日になる年は、平成27年と平成32年、えらい先です年も取ります70才に75才、後期高齢者になりますブログを書く手もふるえます。

夕刻、Yさん宅の大屋根に8m特大はしごを立てかけて、ヘルメットをかぶってトントントンと、太陽熱温水器の修理です。
『ボールタップを取り替えたよ~、元栓開けて~』と、地上のYさんに叫びます。
スルスルとはしごを降りて、『ハイ大丈夫、水漏れ止まりましたよ』、『屋根の上は暑かった~、汗びっしょり』と説明すると、
Yさん、「電気屋さんは64才でも身軽やね~、下から見てたら冷や汗かくわ」と感心しきり、
『屋根の上、そのまた上の空に大型ヘリコプター、ブンブン・ブンブンと今日はどうなんよ』とYさんに尋ねると、
「近くの但馬空港上空でヘリコプターが遭難したそうよ、捜索で大騒ぎ、自衛隊の超大型ヘリも飛んでるよ」、
周りの山は雲が垂れていました、とっても心配な日となりました。

午前中は近くのHさん宅へ、アパートから新築への引っ越し応援、電化製品も引っ越しです。
Hさん考えて、「32型のワイドテレビ、広いリビングではちっちゃく見えるね、46型液晶ぐらいを見積もってよ」です。

午後、息子はパソコンご購入相談へ、私は城崎方面へエコポイントのご説明です。
城崎のHさん宅に到着したその時、店から電話「奈良からわざわざ、ブログご覧になった方がご来店よ」、「アトムの店を見学に来られてるのよ~」と、家内です。
『ご来店ありがとう、せっかくですが今城崎なんです。遠くて帰れません』と謝ります。
アトムの店を見るために3時間もかけて御来訪、本当にありがたいことです、申し訳ありません。

梅雨明けはまだまだ、ヘリコプターが遭難するような雲が垂れこむ蒸し暑い一日の我64回目の誕生日、「ハイ、お父さんに誕生祝です」、息子の嫁からケーキです。
『父の日プレゼント貰ったばかりなのに、ありがとう』、昔の冷やしうどんが今はケーキ、あったかい心のこもったお祝いです。

でも、年の数なんてスッと忘れてしまいます。ちらほら掲げた国旗を見ながら、今日も元気に次から次へとお客様宅へ向かいます。

いよいよ衆院が解散ですね

2009年07月19日 | 世相雑感
             (梅雨明け前の大雨でしょうか、
                         本日午後はドシャ降りです)

いよいよ21日は衆議院の解散ですね。
かれこれ1年以上も前から、「解散で民を問え、解散で民を問え」と、耳にタコができるほど聞かされてきましたね。
民主党の「政権交代、政権交代」の連呼に、これまた耳にタコが出来るほどでした。
さあ、民主党の望みに望んだ解散がやってきました。準備万端、選挙中の政策問答集までそろえて元気がいいことです。
衆院選の告示後には各党一斉に、選挙に臨むマニフェストが国民の前に提示されることでしょう。
いや、すでに子供手当だ、高速無料だ、ガソリン暫定税率ゼロだと、まるで子供にアメ玉でもしゃぶらせるような甘~いお話が飛び交っていますね。
ここはしっかりとマニフェストの中身を読み、真に日本のため国民のためになる政党はどこかを勉強しなければなりません。

ところで自民党、台風並みの逆風の中でどうして戦うのでしょうか。
私は思います。
野党の、「国民の生活が第一」とか「生活再建」と云う、身近でとっても大切ではありますが、
政策そのものが大衆迎合的に陥りやすいテーマ、軽視するわけではありませんがそんな土俵に自民党は上がらないことですね。
なぜかって?、究極のポピュリズム政治に陥り、結局割を喰うのは国民となるからですよ。
自民党はどうせ負けるなら、「堂々とした」素晴らしい負け方、次に繋げる負け方をしてほしいものです。
どうすればいいかって?、
それは自民党結党時からの大方針である、現憲法の自主的改正を堂々と訴え、安全保障政策を訴え、国家の未来ビジョンを訴えてほしいことです。

論語・衛霊公第十五にこう書いてあります。

「子曰、君子不可不知、而可大受也、小人不可大受、而可小知也・・・子曰く、君子は小知(しょうち)すべからず、而(しか)して大受(たいじゅ)すべし。小人は大受すべからず、而して小知すべし。」です。

生活第一も大切でありますが、「小知(しょうち)」は民主党に任せ、将来を見据えた憲法とか、安保とか、外交とか、
とかく選挙の票には繋がらない「大受(たいじゅ)」をしっかり訴えて戦ってほしいな~。
「堂々とした負け方」こそが、本当の君子への道だと思いますがね~。

「街の電気屋さんも大変ね」と、励まされながら

2009年07月18日 | お客さん宅で
                  (量販店の折り込み巨大チラシ)

一昨日は木曜日、エアコン工事で訪ねたMさん宅、裏庭でしゃがんで草取りのご主人に話しかけます。
『Mさん、取っても取っても草はかないませんね』、『Mさんは毎日が日曜日ですか』と挨拶です。
Mさん、「そうだよ、毎日が土日時々祝日なんよ」と笑って応えます。
奥さんも今年が定年、春からご夫婦そろって毎日が日曜日です。
当店、私と同年代のお客様が当然多くいらっしゃるわけですから、「今年から定年後の人生よ」と話題になることがとても多いいのです。
それにつけても電器屋稼業、何歳になっても定年はありません。
若い時と全く同じ仕事ぶり、夏はブルブル汗をかきながらの毎日、「定年後なんよ、ちょっと気楽なの」なんて、夢のまた夢の世界なんです。

工事の後、冷たいお茶をいただきながら、『ハイ、テレビの配線すっきりこれはサービスよ、エアコン工事代とリサイクル料に、ジョーバもお買い上げ、それにテレビ台とで0000円で大勉強にしときます』と説明です。
草取りのご主人、窓から茶の間を覗き「豊岡にはベストにジョーシン、今度はヤマダ、100満ボルトにケーズのチラシ、街の電気屋さんも大変だね」とお話です。
『いや~、ほんと大変なんですよ家電の業界って、でも励まされながらご贔屓(ひいき)いただいてます』と応えます。

Mさんのように、巨大なチラシは見てもわからんとおまかせのお客様、
本日37型アクオス配達のTさんのように、量販店で品定めしっかりしてから当店からぜひ買いたいと決めるお客様、
本日電話のNさんご夫婦は90才、「寝室の壁に26型アクオス取り付けて」と、量販店の量の字も気にしないお客様、
本日ご来店のKさんご夫婦、「アトムおすすめの、ダイキンのうるるに決めたよ」とアトムの特選品カタログでご注文のお客様、
当店を支える素晴らしいお客様に囲まれていますと、超巨大な量販店の折り込みチラシの、投げやりなキャッチコピーもほんと空虚に見えてまいります。

貸出しの洗濯機がないのです

2009年07月17日 | お客さん宅で
                (お嫁に行けましたドラム式洗濯機)

朝一番、日高町のYさん宅から洗濯機の修理依頼、洗濯機を貸し出して帰ります。
夕刻、『あら~、今日は洗濯機の修理依頼が続くね~』と電話を切ります。出石町のIさんから修理の依頼です。
日高のYさんはご購入3年くらい、出石のIさんは13年くらいです。
Iさん宅で点検を終え、『エラー表示U12ですが蓋スイッチはOKね、基板交換ですね今日は直りませんよ』、
『申し訳ありませんが、貸出用洗濯機がないのです』と、説明すると、
Iさん、「連休になるし、洗濯機も13年、店にあるの持ってきて~」とおっしゃいます。
『又々申し訳ありませんが、ドラム式洗濯機しか展示していません。展示処分で今すぐ取りに帰ります』。
結局、あのとっても重たいパナソニックドラム式洗濯機の配達です。

店に展示され、そこそこの間役目を果してお客様宅に嫁入りする洗濯機や冷蔵庫、
持参金代りに「展示処分」という「おまけ特価」で出掛けます。
帰り道、話します。
展示処分のおまけ特価をあんまり出さぬよう、やっぱり普通の全自動洗濯機、普通の価格帯の商品もいるね、
そんなことを考えながら、薄暮の道を急ぎます。
帰って早々、「今日は観音祭りよ、お供えまだよ」と大慌て、7時を回っています。
観音堂では、当番隣保のお経が始まっています。恐る恐るお供えを出し、汗をふきふき、今日も忙しい一日が暮れてまいります。