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国の天然記念物「アベマキ」

2019年09月26日 | 但馬の植物
            博多中洲・夜の屋台


(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成25年 第8回但馬検定(1級)問題より

記述式
【75】但馬地域には「アベマキ」として国内で唯一、国の天
然記念物に指定されている貴重な巨木があります。この木は
どこの市町にあるでしょうか。

正解は、【養父市】です。

養父市大屋町中の、旧口大屋小学校南東約1.5Kmにある「アベ
マキ」は、樹高16m、幹回り5.6m、樹齢400年の全国的にも
まれな巨木で、地元では「神の宿り木」とも「口大屋の大ア
ベマキ」と呼ばれています。

ブナ科コナラ属の落葉高木で、「コルククヌギ」の異名をも
つこの木は、樹皮が厚く灰黄色、縦に深く裂けます。
非常に珍しい「口大屋の大アベマキ」は、国内で唯一の国指
定天然記念物でもあるのです。


『はよしねぇ~』

「はよしねぇ~」は但馬弁です。
「はよしねぇ~」と言っても、「早(はよ)死ね~」ではあり
ません。そんなにおっかない言葉ではないです。
「はよしねぇ~」は、「早くしなさい」の但馬弁なのです。

「しねぇ~」は「しなさい」なのです。
「ケンちゃんケンちゃん、学校に遅れるよ。はよしねぇ~な、
みんなに遅れるから、さっさとはよしねぇ~」と急(せ)かし
ます。

和池の大カツラ

2019年08月26日 | 但馬の植物
        芙蓉の花かな、ムクゲの花かな


(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成25年 第8回但馬検定(3級)問題より

【42】国指定天然記念物になっている、香美町村岡区の「和
池の大カツラ」は、どこに有るでしょうか。

(a)但馬高原植物園     (b)兎和野高原
(c)但馬牧場公園       (d)針伏高原


正解は、(a)の但馬高原植物園です。

「和池の大カツラ」は、香美町村岡区和池にある巨木です。
この大カツラは、瀞川平(とろかわだいら)にある但馬高原
植物園のシンボル的な存在なのです。
但馬には、大カツラと呼ばれる巨木がたくさん存在します。
その中でも、樹高では最大の「和池の大カツラ」は、約38m
もあります。

樹齢千年以上といわれるこの巨木は、瀞川平の渓流にまた
がるように成長して、カツラの上手からは日量5,000トン
もの水が湧き出ています。
「かつらの千年水」として、環境省の選ぶ「平成の名水百選」
に選定され、水温約10度の純度の高い軟水は多くの人が持ち
帰って愛飲されています。

「糸井の大カツラ(和田山町)」は国の、「兎和野の大カツラ
(香美町村岡区)」と「和池の大カツラ」は県の指定天然記念
物になっています。


『そね~』

お客さんのおうちに行った時です。あれ食べこれ食べと大接待
です。
「そね~ようけ食べ~って言われても、食べれませんや~な」
と言います。但馬弁で「そんな」「そんなに」は、「そね~」
と言います。
「そね~なこと言ったって無理だわ。私らにはそね~な難しい
こと分かりませんわ」なんて言う時に、「そね~」は使います。


豊岡市の巨木

2019年07月27日 | 但馬の植物
           出石・稲荷神社のキツネさん


(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成26年 第9回但馬検定(1級)問題より

【43】豊岡市畑上にある国指定天然記念物の古木で、海岸
線近くの山に生える珍しい木は、次のうちどれでしょうか。

(a)モミノキ  (b)イチョウ  (c)サクラ  (d)トチノキ


正解は、(d)のトチノキです。

兵庫県で一番大きなトチノキは、豊岡市日高町万場(まんば)
の天(てん)神社にある大トチノキです。
天神社の大トチノキは、樹齢300年以上、樹高30m、幹周り7.4m
です。

これに次いで、県下第2位の巨木と言われる畑上のトチノキは、
国指定天然記念物の古木で、樹齢は600年、樹高30m、幹周り
7.2mなのです。
トチノキはブナの生えるような高い山に生えますが、畑上のト
チノキは海岸線近くの山の山頂に生える珍しいものです。
海が荒れた夜に、天狗がこの木の上で灯をともし、漁師はこの
灯を頼りに港に戻ったという言い伝えが残っています。


『せゃあなこと』

お年寄りの会話で「せゃあなこと言ったって、できません
や~な」なんて言葉が出てまいります。
「せゃあなこと」は「そんなこと」の但馬弁なのです。
若い人は「せゃあなこと」なんてあまり使いませんが、ご
高齢の皆さんは使います。

鉢伏高原の水草

2019年07月10日 | 但馬の植物
           城崎温泉寺の薬師堂


(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成26年 第9回但馬検定(2級)問題より

【52】湿原に多く自生する多年生の水草で、兵庫県内では
鉢伏高原にのみ自生しているのは、次のうちどれでしょう
か。

(a)ヤスチゲ    (b)ヤマドリゼンマイ
(c)ミツガシワ   (d)オキナグサ


正解は、(c)のミツガシワです。
但馬の山や高原は、木や草や花の宝庫です。ミツガシワは北
半球の亜寒帯に分布するミツガシワ科の植物です。湿原に自
生する多年草の水草で、兵庫県内では養父市と新温泉町にま
たがる鉢伏高原にのみ生育するといわれています。

ミツガシワの名は、3枚の葉がカシワの葉に似ていることか
らついたといわれます。5~7月ごろ、水の中から20~50
cmの茎をすっくと伸ばして、先端に小さな白い花をたくさ
んつけるとても可憐な植物です。県の指定天然記念物となっ
ています。

ちなみに、(b)のヤマドリゼンマイも、養父市大久保の鉢伏
高原の湿地に群落していて、西日本では珍しく県指定天然記念
物になっています。
(d)のオキナグサも、養父市別宮の東鉢伏のなだらかな向陽
地に生えています。花びらの外側の白い毛を、翁の白髪に見立
てて翁草と呼ばれます。


『ばんばらけ』

「ばんばらけ」って、家の中がグチャクチャに散らばっている
ことを言う但馬弁です。
「ばんばらけ」って、なんとなく語感でわかるでしょ。散らか
っていることが。

但馬の人は、散らかることを「ばんばらけ」と言ったり、「ば
んばらこ」と言ったりします。
「ケンちゃん、オモチャがそこらじゅう散らかってるやないか。
オモチャばんばらこにしたらあかんがな、ちゃんと遊んだら片
付けような」と注意します。


鉢伏高原の水草

2019年06月13日 | 但馬の植物
       西紀SAにて・焼さば鮨美味しいよ
              

(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成26年 第9回但馬検定(3級)問題より

【64】湿原に多く自生する多年生の水草で、兵庫県内では
鉢伏高原のみ自生しているのは、次のうちどれでしょうか。

(a) ミツガシワ        (b) ヤマドリゼンマイ
(c) バイカモ         (d) オキナグサ


正解は、(a)のミツガシワです。
養父市丹戸(やぶしたんど)の鉢伏(はちぶせ)高原には、
白い花びらのミツガシワが咲いています。「ミツガシワ」は
北半球の亜寒帯に分布するミツガシワ科の植物です。
湿原に自生する多年草で、3枚の葉がカシワの葉に似ている
ことからその名がつけられました。
水の中から、20~50cmの茎をすっくと伸ばして、5~
7月ごろに、先端に小さな白い花をたくさん付けます。兵庫
県では、養父市の鉢伏高原にのみ自生していて、県指定の天
然記念物となっています。

ちなみに、(b)のヤマドリゼンマイは、養父市大久保(おお
くぼ)の鉢伏高原に群生しているシダ類・ゼンマイ科の植物
です。
鉢伏高原の湿地に群生する「ヤマドリゼンマイ」は、西日本
では珍しく、県指定の天然記念物になっています。

(c)のバイカモは、新温泉町栃谷(とちだに)の田君川(た
きみがわ)に生育する植物です。
水のきれいな水中に咲く「バイガモ(梅花藻)」は、湧水地
や水質のきれいな水中にしか育ちません。近年は、田君川の
バイカモも生育不良の年が続きます。

(d)のオキナグサは、養父市別宮(べっくう)の山野の向陽
地に生えています。
オキナグサはキンポウゲ科の多年草で、花は下向きにつけ、
花びらの外側は白い毛で覆われています。果実につく長い毛
を、翁の白髭に見立てて翁草(オキナグサ)と呼ばれていま
す。
東鉢伏のなだらかな場所に自生しているオキナグサは、県指
定の天然記念物です。


『いっつも』

 但馬の人は、「いつも」というところを「いっつも」と言
います。「いっつも」は但馬弁です。
「いつも」を少し強めに言うと「いっつも」となります。

「ケンちゃん、朝起きたらすぐ服きれ~、はようごはん食べ
~、学校の持っていくもん出来たか~といっつも母ちゃん言
うね。いっつもいっつも母ちゃんは言うね。
ケンちゃんだって分かっているから、言わんでもちゃんとや
るね」なんて、ケンちゃんに言います。

畑上の大トチノキ

2019年05月07日 | 但馬の植物
         はびきのコロセアムの通り道


(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成27年 第10回但馬検定(2級)問題より

【52】豊岡市畑上にある「大トチノキ」は国指定天然記念物
に指定されている古木ですが、その樹齢はおよそ何年と言わ
れているでしょうか。

(a) 600年   (b) 800年   (c) 1000年   (d) 2000年


正解は、(a)の600年です。
兵庫県内の、一番大きなトチノキと二番に大きなトチノキは、
ふるさと但馬の豊岡市にあるのです。
一番は豊岡市日高町万場(まんば)の、天神社の大トチノキ
です。二番が豊岡市畑上の大トチノキです。

畑上の「大トチノキ」は、国指定天然記念物の古木で樹齢は
600年と言われています。幹回り7.2mの巨木は、高さ
30mまで伸びて空に突き出ています。
ここ畑上は海岸線に近く、その山頂近くに生えるのは珍しく、
海からもよく目立ちます。海が荒れた夜は、天狗がこの木の
上で灯をともし、猟師はその灯を頼りに港に戻ったと言い伝
えられているそうです。


『よ~よと』

 但馬弁で、「やっと」とか「やっとのこと」を、「よ~よと」と
言うのです。
「このブログも書き始めて12年にもなるわ。よ~よと4,000
回を超したわ。5,000回までなぎゃ~な~(長いな)。まだ3
年もかかるがな」なんて言う時に使います。


自然に自生する植物

2019年05月06日 | 但馬の植物
           樹齢千年以上のの藤の木(巨木)

(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成27年 第10回但馬検定(2級)問題より

【51】次の場所に自生(群生)する植物の組合せで間違ってい
るのはどれでしょうか。

(a) ハチ北高原(香美町)-ザゼンソウ
(b) 鉢伏高原(養父市)-ミツガシワ
(c) 加保坂(養父市) -ヤマドリゼンマイ
(d) 別宮(養父市) -オキナグサ


正解は、(c)の加保坂(かぼざか)のヤマドリゼンマイが
間違いです。
ヤマドリゼンマイは、養父市大久保の鉢伏高原の湿地に群生
しているものです。加保坂(養父市大屋町加保)に自生して
いる植物は「ミズバショウ」です。
日本で西南限地にあるミズバショウは、昭和45年(1970)に
発見されたとても有名な自生群です。
(a)のザゼンソウ、(b)のミツガシワ、(d)のオキナグサは、
それぞれの地で自生している但馬の貴重な植物です。


『ものごっつい』

 「ごっつい」って「すごい」ことですね。但馬の子供たちは、
「ごっつい」のもう少し大きなことを「ものごっつい」と言う
のです。「ものごっつい」は「ものすごい」の但馬弁なのです。

「長楽寺にカブトムシ取りに行ったら、ものごっつい大きなク
ワガタがおったよ。ミオちゃんにみしちゃら~と思って取って
きたで」と、ケンちゃんは興奮した様子で報告します。
「ごっついクワガタ」でも良さそうなものですが、興奮のあま
り「ものごっついクワガタ」になってしまいます。

「ものすごい」ことを人に話す時は、「ものすげ~」ともなり
ます。
「同級生のA君は、東京でガンバっとるそうだで。会社作って
ものすげ~ガンバっとんなるんだって、えりゃ~な~A君は」
なんて、人を褒める時にも使います。

「ごっつい」にも「すげ~」にも、頭に「もの」を乗せると言葉
が強調されるんですね。但馬の子供も大人も、「ものごっつい」
だ、「ものすげ~」だと、ちょっと大げさに表現します。

霧ケ滝渓谷の植物

2019年03月01日 | 但馬の植物
      空飛ぶコウノトリ但馬空港軽飛行機


(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成30年 第13回但馬検定(2級)問題より

【33】霧のように瀑布のしぶきがたち込め、「仙人の谷」と
いわれる「霧ケ滝渓谷」では、絶滅が危惧される貴重な植物
も見かけられます。その植物とは、次のうちどれでしょうか。

(a) ケナツノタムラソウ     (b) ウヤマタムラソウ
(c) アキノタムラソウ      (d) タジマタムラソウ


正解は(d)のタジマタムラソウです。

 扇ノ山(おうぎのせん)の水を集めて流れ落ちる激流は、
急峻なV字の谷を作ります。「霧ヶ滝渓谷」です。

霧ヶ滝までの道筋には、オサシダの大群落やブナ、ケヤキ、
カツラ、トチノキ、テツカエデなど多種多様な植物が生育
しています。

その中には、絶滅が危惧されているタジマタムラソウの貴
重な植物も見かけられます。
但馬田村草と書いて「但馬」の名を持つ唯一の植物です。

タジマタムラソウはシソ科の植物で、山の中の半日陰に生
える多年草で、近畿地方北部に生息していますが、近い将
来には絶滅が心配されている種です。


『こけぇ ここに』

「こけぇ」って、ここに置いておくよの「ここに」の但馬の
言葉です。
「ケンちゃん、こけぇな所にオモチャ出しとったら、踏んず
けちゃうがな」なんて注意します。

それとも
「こけぇミカン置いとくから、食べた~なったら皮むいて食
べよ」なんて言います。

「こけぇ」なんて言葉は、とっても昔のばあちゃんしか喋べ
らん但馬弁ですね。

生野鉱山の町のシンボル・大ケヤキ

2018年10月13日 | 但馬の植物
         日本一高い所にある余部灯台


(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成30年 第13回但馬検定(3級)問題より

【47】兵庫県で2番目の巨木で、生野鉱山の盛衰を長きにわ
たり見守ってきた町のシンボルとなっているのは、次のど
れでしょうか。

(a) 青倉の大ケヤキ     (b) 延応寺の大ケヤキ
(c) 藤和の大ケヤキ     (d) 八代の大ケヤキ


 文久3年(1863)10月、30数名の維新の志士が尊王
倒幕を掲げて生野・延応寺(えんおうじ)に集結します。
但馬各地から集まったおよそ2,000人と共に、生野代
官所を占拠して挙兵します。

後の世に言う、全国に先駆けて起きた生野義挙、生野の変
なのです。

しかし、わずか3日で破陣し義挙は失敗に終わります。
集結した生野の延応寺には、樹齢1,000年を超す大き
なケヤキが立っています。

朝来市生野町口銀谷(くちがなや)の延応寺の大ケヤキで
す。

樹高30m、幹廻り8.6mのケヤキは、兵庫県下第2の
巨木なのです。生野鉱山の盛衰を、長きにわたって見守っ
てきた町のシンボルなのです。
答えは、(b)の延応寺の大ケヤキなのです。



『おきょ~』

 ケンちゃんは目が覚めたら、布団の中からどう言うの。
「目が覚めたで起きよう」って言うだろね。

起きようとするときに口にする言葉は、「おきよう」だわね。
それが標準語。「おきよう」で良いんだよ。

ところが、発音が微妙なんだけれど、但馬の昔のばあちゃん
達はこう言ったんだよ。
「さあさあ~、朝日が昇ってるで~。さあさあ~おきょうで、
おきょうおきょう、いつまで寝とるんだえ、おきょうで~」
っと、布団をはがしてみんなを起こしてたんよ。

「起きよう」は、但馬弁では「おきょう」「おきょ~」って
なるの。
「おきよう」とよく似ているけれど微妙に発音が違うの。

「起きようで」は、「おきょうで」「おきょ~で」なんよ。
「起きなさい」は、「おきや~」。
「早く起きなさい」は「はよおきよ~」なんよ。

なかなか但馬弁の「起きる」「起きよう」「起きなさい」の
発音は、微妙な感じに繊細なんよ。

天然記念物の捻幹カツラ

2018年10月12日 | 但馬の植物
           余部橋梁を見上げる


(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成30年 第13回但馬検定(3級)問題より

【46】県の天然記念物にも指定され、支幹が左巻きであるこ
とから「捻幹カツラ」とも呼ばれている巨木は、次のうち
どれでしょうか。

(a) 糸井の大カツラ       (b) 別宮の大カツラ
(c) 兎和野の大カツラ      (d) 和池の大カツラ


 ふるさと但馬はとても山深いところです。山にも里にも、
大木巨木がたくさんあります。
大トチノキ、大モミ、大イチョウに大ザクラと、大の名の
つく巨木がありますね。

山深いところには清らかな水が流れます。そんな水の流れ
の豊かなところに、きまって立っているのが大カツラの巨
木です。

但馬の中でも大カツラが、朝来市和田山町竹ノ内の糸井の
大カツラ、養父市別宮の別宮の大カツラ、香美町村岡区黒
田の兎和野の大カツラ、養父市村岡区和池の和池の大カツ
ラ、養父市轟の大カツラ、そしてわが町日高町万劫の大カ
ツラがあります。

その樹齢と樹高は凄いです。
糸井の大カツラは樹齢2,000年ともいわれ、樹高は35m
にも達し、株周りは20mもあり国の天然記念物に指定さ
れるほどの巨木です。

さて、カツラの木は大きく成長して幹が途中で腐っても、
周りに次々と支幹を増やして成長します。
そのため何本もの幹を束ねたような、とても太い幹周りの
姿になります。

県の天然記念物に指定されています「別宮(べっくう)の
大カツラ」は、ちょっと違います。
真っすぐ上に伸びるはずの何本もの支幹が、左巻に捻じれ
ているのです。

別宮の大カツラは樹齢400年、樹高27m、幹周りは15m
です。群生している支幹は21本で、それが左巻に捻じれ
ています。
こんこんと湧く清水「カツラの名水」をまたぐ別宮の大カ
ツラは、「捻幹カツラ」と呼ばれています。
答えは(b)の別宮の大カツラです。


『おかえりんせぇ~』

 ケンちゃんね、昔じいちゃんの父ちゃんが生きていたころ
の話なんよ。
大じいちゃんが仕事から帰って来た時、大ばあちゃんはいつ
もこう言ってたんよ。

「おかえりんせぇ~。晩ご飯できとるんで(できているから)
食べておくれ」って言ってたんよ。

「おかえりんせぇ~」は但馬弁なんよ。

「おかえりんせぇ~」は、「お帰りなさい」の但馬弁なの。
それもけっこう丁寧な言葉、心を込めて使う時のものなんよ。

大ばあちゃんは、心を込めて言ってたんだろうね。

昔々、じいちゃんのお父さん。ケンちゃんの大じいちゃんは、
戦争に行ってたの。
戦争が終わって、ボロボロの服を着てやっとの思いで、ふる
さと但馬の家に帰ってきたの。

出迎えた大ばあちゃんは、声にならない声で、心の底から言
ったそうだよ。

「おかえりんせぇ~、おかえりんせぇ~。ご苦労さまでした。
おかえりんせぇ~ご苦労さまでした」と言ったそうだよ。
「おかえりんせぇ~」は、心を込めて言う丁寧な言葉だそう
だよ。

但馬弁には、「何々しんせぇ~」って言葉があるの。
「しなさい」とか、「 してみなさい」とか言う但馬弁は、
「しんさい、しんせぇ~、しんしゃ~ してみんちゃ~」な
んて言うの。

その中でも一番丁寧な言葉が、「しんせぇ~」なんだろうね。
その「しんせぇ~」の言葉と言い回しがよく似た「おかえり
んせぇ~」は、丁寧な言葉なんよ。

「おかえりんせぇ~」の但馬弁を聞くと、昔々の大じいちゃ
んが戦争から帰ったころに、涙して「おかえりんせぇ~ご苦
労さまでした」とお大あちゃんが言ったという話を思い出す
いい言葉だね。

竹田の城下町に咲く花

2018年09月08日 | 但馬の植物
            金沢市東茶屋町


(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成27年 第10回但馬検定(3級)問題より

【96】かつて城下町として栄え、県の景観形成地区に指定さ
れている朝来市和田山町竹田では、住民の手により植えら
れた3000株の初夏に咲く花が有名です。何の花でしょうか。

(a)花ショウブ            (b)チューリップ   
(c)ミズバショウ          (d)ヒマワリ


 戦国時代を代表する山城・竹田城の城下町が、県の景観条
例景観形成地区にも指定されている、和田山町竹田地区です。

かっては武家屋敷があった寺町通りは、歴代竹田城主の菩提
寺が4ヶ寺並ぶ通りで、その白壁に沿って小川が流れ、お寺
にかかる石橋は全て江戸時代のものです。

寺町通りは、虎臥城公園とともに遊歩道として整備され、地
元の人によって小川に花菖蒲3,000株が植えられました。
6月の満開時には花しょうぶまつりが開催され、地元の風物
詩としてにぎわっています。

答えは、(a)の花ショウブ です。


『ま~じき ま~ち~と』

 昨日のブログで「まあ」のこと書いたね。
「まあちいと」は、「もうちょっと」のことだと書いたね。

「まあちいと」は、「ま~ち~と」が正しいかな。
「まあ」は「もう」のことなので、「ちょっと」が「ち~と」
なんかな。

「ち~と」は但馬弁で、「少し、ちょっと」なんだわ。
何か子供っぽい発音なんだけれど、「少し」のことを但馬弁
では「ち~と」と言うの。

「二杯目のおかわりのご飯、たくさんよばれたんで、ち~と
でいいよ」なんて言う時に使います。

「ま~じき」は「もうすぐ」の但馬弁だわね。
ということは、「すぐ」っていう但馬弁は「じき」になるの
かな。

「バスがじきに来るで」なんて時に使うね。
それとも「ケンちゃん。注文してたランドセルが、もうじき
来るね。ケンちゃんもま~じき一年生になるね」なんて、も
うすぐ来るときのことによく使うね。

但馬の巨木

2018年08月18日 | 但馬の植物
      豊岡市六方平野・稲穂もだんだん首を垂れる


(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成27年 第10回但馬検定(3級)問題より

【62】新温泉町福富の三柱神社に生育し、幹周り4.6mで全国2番目の大きさを
誇る植物は、次のうちどれでしょうか。

(a)シダレザクラ     (b)アカメヤナギ    (c)大ヒノキ    (d)スギ


 温泉町福富の三柱神社(みはしらじんじゃ)の境内に立つ「福富のアカメヤナ
ギ」は、県の天然記念物に指定されています。

何がすごいかと言うと、幹周りが4.6mもあるとても大きな木です。
日本で二番目に大きいのです(一番は大分県日田市の幹周り5.4m)。

木の正式種類はマルバヤナギと言います。
樹高20m、幹周り4.6m、推定樹齢300年以上と言われ、大きく幹が分かれ
て三つになったアカメヤナギは、かなりご老体であるが迫力ある巨木です。

国道178号を走ると、車からも見えます。答は、(b)のアカメヤナギです。

ちなみに、(a)のシダレザクラは、新温泉町竹田の泰雲寺(たいうんじ)の西日
本一の大きさを誇るものが有名です。

(c)の大ヒノキは、新温泉町久斗山の大杉神社にある巨木で、久斗山のシンボル
とも言われる幹周り6.15mの県下最大の「大ヒノキ」です。

(d)のスギは主に養父市に巨木が多くみられ、「大久保の大杉(ホードー杉)」
は樹高22m、幹周り12.6mの県下3位の巨木です。


『たんの』

 ケンちゃんね、昨日は公民館の駐車場で自転車遊びしてたね。
ケンちゃんは自転車乗れるようになって、クルクル・クルクル右に左に走れるよう
になったね。

じいちゃんは、ミオちゃんと一緒に走り回るケンちゃん見ていて、「ようたんのせ
んと走ってるな」と、こちらが「たんの」しちゃったんよ。

但馬弁で「飽きる」って言う時は、「たんの」って言うの。
「飽きるくらい満足すること」を、「たんの~」って言うんよ。

「美味しい神鍋スイカ、たんの~するくらい食べたわ」なんて言うだよ。

「たんのする」、「たんの~する」は、「堪能する」って漢字に書いたらそのまん
まなんだけれど、但馬弁で「たんの~するわ」と言ったら、いかにも飽きるほど満
足したわの気持ちになるんよ。

ケンちゃんは自転車遊び、たんの~するほど出来たかね。

但馬の貴重植物

2018年07月01日 | 但馬の植物
      日高町八代・きれいに咲いたアジサイの花


(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成28年 第11回但馬検定(2級)問題より

【55】次の場所に自生(群生)する植物の組合せのうち誤っているのは、どれ
でしょうか。

(a)加保坂(養父市) - ミズバショウ    (b)鉢伏高原(養父市) - カキツバタ
(c)別宮(養父市) - オキナグサ      (d)田君川(新温泉町) - バイカモ


 質問を一つずつ確認します。

(a)の養父市大屋町加保(かぼ)にある植物は、「ミズバショウ」です。

加保坂(かぼざか)のミズバショウ自生地は、昭和45年に地元の学生によって

発見されたもので、「ミズバショウ」の南限地が新たに大屋町であることになる

大発見だったのです。この組み合わせは正しいですね。

(c)の養父市別宮(べっくう)の山野に自生するものは「オキナグサ」です。

翁の白髪に見える、毛で覆われる赤紫の花は翁草(オキナグサ)と呼ばれます。

この組み合わせも正しいです。

(a)と(c)は、県の指定天然記念物なのです。

(d)の新温泉町栃谷を流れる田君川(たきみがわ)の水中に咲く花は、「バイカ

モ」の白い花です。

最近は昔の勢いはありませんが、水中一面に咲く「バイカモ(梅花藻)」の5弁

の白い花は、見事な群生でした。この組み合わせも正しいです。

(b)の養父市丹土(たんど)の鉢伏高原に自生する植物は、県指定天然記念物の

「ミツガシワ」です。「カキツバタ」ではありません。

「カキツバタ」の自生地は、香美町村岡区村岡の蘇武岳(そぶたけ)山頂近くの、

銚子ヶ谷(ちょうしがたに)湿原です。

ここに咲く「カキツバタ」は、「銚子ヶ谷カキツバタ群落」として県の指定天然

記念物になっています。

答えは、組み合わせの間違っている(b)の鉢伏高原(養父市) - カキツバタと

なりますね。


『三角田(さんかくだ)』


 じいちゃんちの田んぼで「三角田」って呼ぶ田んぼがあったの。

字のまんまだね、田んぼの形が三角形なんよ。

鉄道のそばにあって、用水路に挟まれて最後のところなんで三角形なんだわ。

2畝(ふたせ:約200㎡)くらいのほんの小さな田んぼなんだけれど、「三角田」

という呼び名に愛着があったね。

苗代にしたことがあったし、端のほうを埋め立てて畑にしたことがあったの。

用水路が近くなので、その畑野菜がとってもよく採れたの。

サツマイモとか、ズイキ芋なんて本当によく出来たんよ。

「三角田にサツマイモ取りに行こうで」、「三角田にズイキの大きな葉っぱ、溜ま

ってる朝露すくって習字に使おうな」と本当によく出かけた田んぼなんよ。

国の天然記念物の植物

2018年06月30日 | 但馬の植物
                 出石城の赤い鳥居


(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成28年 第11回但馬検定(2級)問題より

【53】次のうち国の天然記念物に指定されているのは、どれでしょうか。

(a)口大屋の大アベマキ           (b)小城のブナ原生林
(c)大笹のザゼンソウ             (d)大久保の大杉


 質問の香美町村岡区小城(こじょう)にある、(b)の小城のブナ原生林は県指

定天然記念物、香美町村岡区大笹(おおざさ)にある(c)の大笹のザゼンソウも

県指定天然記念物、養父市大久保(おおくぼ)にある(d)の大久保の大杉(ホー

ドー杉)も県指定天然記念物です。

この三つは県の指定天然記念物、国の指定天然記念物は養父市大屋町中にありま

す「大アベマキ」の巨木です。

旧口大屋小学校の南東の山腹にある樹高16m、幹周り5.6m、樹齢約400年

の「大アベマキ」は、全国的にもまれな巨木で、地元では「神の宿り木」として大

切にされています。

ブナ科コナラ属の落葉高木で、「コルククヌギ」という異名をもち樹皮が厚く灰黄

色で、縦に深く裂ける特徴があります。

幕府直轄の生野代官所と出石藩との境界争いが絶えなかったこの地にあり、「口大

屋の大アベマキ」とも言われていました。答えは(a)の口大屋の大アベマキです。


『長楽寺の鐘』

 「ゴ~~ン、ゴ~~ン」と、お昼前になると鐘の音が聞こえてきます。

北の方角の山にある「水生山・長楽寺」の鐘の音です。

じいちゃんが子供のころのことなんよ。

戦争で「鉄がたくさんいるので出しなさい」と、国の方に供出して留守になっていた

鐘突き堂に、新しい「長楽寺の鐘」が出来たんよ。

新しい鐘が、昭和30年ごろに「ゴ~~ン、ゴ~~ン」と鳴った時、ふもとの里の人

達は、涙して喜んだと父ちゃんたちに聞きました。

あれから60年以上、お昼前に、夕刻に、

「ゴ~~ン、ゴ~~ン」と鳴り続けているんだよ。

夕焼け空に、鳥の群れが編隊組んで帰るとき、

長楽寺の鐘がゴ~~ンと鳴ります。

「夕焼け小焼けで日が暮れて、山~まのお寺の鐘が鳴る ・・・・・・・」のまんまの

情景は、60年前も30年前も、今日のケンちゃんと聞くときも、おんなじ懐かしい響

きだね。

但馬の巨木

2018年06月29日 | 但馬の植物
             円山川豊岡の下流を望む


(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成28年 第11回但馬検定(2級)問題より

【52】豊岡市畑上にある「大トチノキ」は、国指定天然記念物に指定されてい
る古木ですが、その樹齢はおよそ何年といわれているでしょうか。

(a)500年      (b)600年      (c)800年      (d)1000年


 豊岡市畑上(はたがみ)は気比の海岸から近いところです。

県下第一位のトチノキは、日高町万場(まんば)天神社(てんじんじゃ)の大ト

チノキ(樹高約35m)です。第二位が、畑上の大トチノキ(樹高約30m)です。

トチノキは、そもそもブナの生えるような高い山に育つ木です。

それが、海岸線近くの山の山頂近くに生えるのは珍しいのです。

畑上のトチノキは、海が荒れた夜にこのトチノキに、天狗が灯す明かりを頼りに

港に戻ったと言い伝えが残る、海からもはっきり見える大きなトチノキなのです。

県下第一位の天神社のトチノキは樹齢350年と言われていますが、畑上のトチノキ

は、樹齢は600年と大きく上回っています。

答えは、(b)の600年となりますね。


『わや』

 「わや」って言葉、知ってるね。「わや」は、「台無し」とか「無茶苦茶」って

言う意味なんよ。

実は、これも但馬弁となってるんよ。

「わや」って言葉は、西日本に広~く分布しているけれど、アクセントによってち

ょっと但馬弁は違うんよ。

大阪や京都の方では、「わや」の「わ」の方を高くして、「や」の方を低くして発

音するんよ。

や」って言うの。

ところが、但馬弁では逆なの。

「わ」は低くて「や」が高いの。

「わ」って言うんだね。

それからね、「わやくた」という言葉も使うね。

「わや」をもっと強調した「もうさっぱりだわ。無茶苦茶にも程があるわ」という時

に、「わやくた」って言うんだよ。

「ケンちゃんにオモチャ片づけて言ったけれど、全然出来とらんね。そこらじゅう散

らかって、わやくたやないの」なんて、母ちゃんに言われるよ。

「父ちゃんが店のパソコンの上に、コーヒーこぼしてわやぁ~しちゃったわ。気い~

つけよ~で」なんて言う時に使うね。

「わや」とか、「わやぁ~」とか、「わやくた」って言葉よく使うね。