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May(5月)のDay(日)じゃなかったの。メーデーは???

2017年05月01日 | 社会




 楽(たの)しみは   懐かしきメーデー  今日じゃなく  一昨日(おととい)済んだ  記事を読むとき



「暑かったね~。顔を真っ赤にしてどうしたの、
さ~さ座って休み、休み」と姉は言います。

『うん、今日はね扇町公園でメーデーの集会があったの。
参加せんとあかんで~と言われて出てたの。この陽気夏みたいで暑くて暑くてクタクタなったわ』と言いながら、差し出す冷たいカルピスを飲みます。

53年前のことです。

大阪に就職した私は、
扇町公園でメーデーに参加した後、東淀川の西中島南方で食堂をしている姉の所に寄ります。

昭和39年5月1日のことです。

阪急電車、西中島南方駅のすぐ前で、
食堂を経営している姉に会いに行ったのです。

姉の子が4歳くらいかな、女の子がいました。
「子供を連れて、そこいら散歩してきておくれ」と姉は言います。

西中島南方の周辺は民家ばかりの普通の町です。
少し先に行きますと、田んぼや畑も広がっています。

女の子の手をとって、町のはずれを2,3百メートル散歩します。
目の前に、大きな建物の工事現場が現れてきました。

東海道新幹線の新大阪駅の建設現場です。
まわりは田んぼや畑の所に、ポツンと大きな建物が出来上がっています。

東海道新幹線は東京オリンピックに間に合うようにと、線路や駅舎の建設が進みます。
昭和39年10月10日に間に合わせるように、最後の追い込みです。

遠くから女の子の手をつなぎ、新大阪駅の建設を眺めます。
53年前のメーデーの日、暑かった5月1日の思い出です。

トランプさんの米国第一、そんならどこも第一っていうだろな

2017年01月21日 | 社会




 楽(たの)しみは   第一第一  アメリカと  言うならどこも  第一言うとき  



米国第一

今日ここに集まったわれわれは、
全ての都市、全ての外国政府、全ての権力機関に向かって、新たな決意を宣言する。

今日から、新たな考え方でわが国を治める。

今日からはひたすら「米国第一」だ。米国が第一だ。
貿易、税金、移民、外交では常に、米国の労働者と家族の利益となるような決定を下す。

物作り、企業、雇用を奪う外国から、
われわれは国境を守らなければならない。(トランプ米大統領の就任演説の一部より)


物凄い、自分とこの国さえよければ良いって主義ですね。

世界をリードする国たらんとする気概は、どこに消えたのでしょう。
これからは、どこの国も「うちが第一」って言いだすのではないでしょうか?。

楽しいような、不安なような、
気色悪い世界がやってくるような気がします。

安倍首相の施政方針演説を読む

2017年01月20日 | 社会




 楽(たの)しみは   首相のことば  読んでみて  よっぽど大人と  読み解けるとき



「世界の真ん中で輝く国創り」と謳って、
安倍首相の施政方針演説は、とても大人気(おとなげ)な内容です。

今日、第193通常国会で首相の施政方針演説がありました。

「日米同盟のさらなる強化」、「地球儀を俯瞰するダイナミックな平和、経済外交の展開」、
さらに「積極平和主義の旗を高く掲げて、世界の平和と繁栄に能(あた)う限りの貢献をしていこう」と外向き志向な素晴らしい内容です。

本日の深夜遅くに、アメリカ新大統領トランプさんの就任式が始まります。
トランプさんは、自分とこの国さえよければの内向き志向の政策ばかりです。

まるで、駄々っ子の子供を諭すような大人気(おとなげ)な首相の演説を読んで、
なんだか、これからの展開が楽しくなるよな予感です。

今年は丁酉(ひののとり)、120年前も丁酉(ひののとり)

2017年01月02日 | 社会




 嬉(うれ)しさは   も二つ前の  丁酉(ひののとり)  調べて進歩  驚きのとき



昨日、出石神社に初詣に参ります。

夕刻4時半なのに、参道に100mくらい並びます。
参拝する本殿までは30分もかかります。

参道わきの境内に
「沖野忠雄先生」のとても立派な大きな石碑が立っています。

後ろの若いお二人は、
「沖野忠雄先生」って誰だったけと話しています。

家内に言います。

この石碑は、土木の神様・沖野忠雄の石碑だわな。
出石神社も土木治水の神様、天日槍命(あめのひぼこのみこと)を祀ってるだろ、なので沖野忠雄もここなの。

沖野忠雄は、明治のころ新淀川や大阪港を造った「新淀川の父」と呼ばれる、豊岡出身のとっても偉いお方なの、
年賀状が来てただろ、同級生の沖野君の曾祖父だわなと話します。

沖野忠雄が新淀川の工事に取り掛かったのは、明治30年(1897)のころ、
ちょうど今から120年前の、も二つ前の丁酉(ひののとり)の年でした。

出石神社にも大きな鳥の絵を描いた、
平成二十九年 丁酉 の絵馬が奉納されていました。

今年は60年おきにやってきます、
丁酉(ひののとり)の年です。

ひとつ前の丁酉は昭和32年(1957)です。
私が小学6年生の年です。

よく覚えています。

南極大陸に初上陸した、日本南極越冬隊の観測船「宗谷」や、
ソ連が、人工衛星スプートニク1号の打ち上げに成功したニュースです。

も二つ前の丁酉(ひののとり)の年は、いつだったかなと調べます。
あの沖野忠雄の新淀川建設工事の開始、明治30年(1897)になるのです。

この年の出来事の一つに、なんと東京・京都間に電話が初めて開通したというニュースです。
また同じ年のニュースに、東京朝日新聞が伝書バトを初めて採用して、遠方に伝言を飛ばしたと出ています。

120年たった現代のテレビやスマホと比べて、
なんと文明の進歩かと驚かされるものです。

さてところで、120年前のアメリカの話です。
第25代大統領に、ウィリアム・マッキンリー氏が就任しています。

今年就任する第45代大統領はドナルド・トランプ氏です。

植村直己が遭難したアラスカの山の地名にもなった、マッキンリー氏です。
同じ共和党の大統領です。120年の時空を超えていますが、2人の発言や政策を並べてみますと、似ているところがあるのです。

文明の進歩は、伝書バトからスマホになったのに、
大統領の性格は、マッキンリーもトランプさんも120年たってもほとんど同じです。

7月10日の投票日には240万人も増えるんだってね

2016年06月19日 | 社会




 嬉(うれ)しさは   18、19の  若者が  投票できる  選挙来るとき



「今日は何の日?」って話で、
昨年の6月19日のブログに「55年前の修学旅行」の話を書きました。

いや、
今から56年前の安保闘争とか安保騒動と呼ばれる、60年日米新安保条約のことを書きました。

もめにもめて、昭和35年(1960)6月19日午前0時をもって、
日米安全保障条約改定案が、国会で自然承認された日だと書きました。

中学生だった田舎の15才の若者が、
修学旅行で目にした「アンポ反対、アンポ反対」の東京のデモの印象を書きました。

「戦争に巻き込まれる~~、アンポ反対、アンポ反対」なんて煽り立てる、
その当時の、社会党とか共産党の政治家の叫びが、今となっては大ウソだったことを書きました。

あれから56年の今日です。
今日の新聞に、7月に投票があります参議院選挙に向けての、全政党10党の公約が載っていました。

全部詳しく読んでみます。

平成の今の世は、
56年前に比べて、私たちが受け止める情報の種類も質も、量も桁違いに増えています。

大切な日本の針路を決める、
私たちの代表を決める選挙です。

240万人もの18歳、19歳の若者にさえも「何やってるの、大人たちは」と笑われることにもならないように、
投票には必ず行く。よ~く考え考えて人・政党を選ぶ。しっかりせねばいかんと思う今日でした。


6月2日は

2016年06月02日 | 社会




 楽(たの)しみは   急ぐ帰りに  約束の  豚まん買いに  赤松寄るとき



『あれっ、赤松SAはコロッケが名物だったね、あるかなあ~』、
『あの~、豚まんはありますか』と売店で尋ねます。

今日はアトムの社長会でした。
帰りに名塩SAか赤松SAに寄って、ケンちゃんの好物の豚まんを買って来るように約束でした。

「551の蓬莱はありませんが、別の冷凍豚まんならそこのショーケースの中にあります」と、
指さされた神戸南京町の皇蘭の豚まんを買い求めます。

6月2日はいつもアトムの社長会です。
毎月月初めにあるのですが、6月は妙に2日が社長会になるのです。

その6月2日ことです。
毎年のことですが、ラジオや新聞で「6月2日はある事件があった日です。6月2日は歴史上で結構重大な事件があった日なのです」と、話や記事が飛び出しますね。

天正10年(1582)6月2日未明に起きた、本能寺の変です。
434年前の大謀反の事件です。

今日の羽曳野での社長会は、アトムチェーンフランチャイズパッケージの話でした。
アトムチェーンの約束事の素晴らしい話です。

5年前の6月2日は、管直人内閣への不信任決議案採決に民主党議員が二人賛成したり、
小沢さんら17人が欠席や棄権にまわったりして否決した、与党民主党内のへんちくりんな謀反劇があった日です。

三つの話をつなぎ合わせて6月2日のことを書こうかと、車で走りながら考えましたが、
帰って豚まん食べ食べ眠たくなって、あっさり書かずに眠ってしまいます。

国民の祝日・憲法記念日

2016年05月03日 | 社会




 楽(たの)しみは   憲法記念  祝日に  変えろ護れの  声を聞くとき



いっぺん昔、
芦田修正」のことをブログで書いたことがありました。

福知山出身の第47代内閣総理大臣・芦田均の、憲法9条の関わりのことを書きました。
憲法9条の出来た経緯を、詳しく調べてみました。

昭和21年2月8日 松本烝治憲法問題調査委員会 GHQ提出「憲法改正要綱(松本案)」

第十一条中ニ「陸海軍」トアルヲ「軍」ト改メ且第十二条ノ規定ヲ改メ軍ノ編制及常備兵額ハ法律ヲ以テ之ヲ定ムルモノトスルコト
・・・・・・・・・・・・帝国議会常置委員ノ諮詢ヲ経ルヲ以テ足ルモノトシ此ノ場合ニ於テハ次ノ会期ニ於テ帝国議会ニ報告シ其ノ承諾ヲ求ムヘキモノトスルコト

『明治憲法の一部修正で議会の承諾を求むという程度の内容でした。』

マッカーサーノート(マッカーサー原則)

国権の発動たる戦争は、廃止する。日本は、紛争解決のための手段としての戦争、さらに自己の安全を保持するための手段としての戦争をも、放棄する。
日本はその防衛と保護を、今や世界を動かしつつある崇高な理想に委ねる。日本が陸海空軍を持つ権能は、将来も与えられることはなく、交戦権が日本軍に与えられることもない。

『なかなか手厳しい原則です。』


GHQ原案(マッカーサー草案)

第二章 戦争ノ廃棄
第八条 国民ノ一主権トシテノ戦争ハ之ヲ廃止ス他ノ国民トノ紛争解決ノ手段トシテノ武力ノ威嚇又ハ使用ハ永久ニ之ヲ廃棄ス
陸軍、海軍、空軍又ハ其ノ他ノ戦力ハ決シテ許諾セラルルコト無カルヘク又交戦状態ノ権利ハ決シテ国家ニ授与セラルルコト無カルヘシ

『GHQ草案の時点でマッカーサー原則にあった “自己の安全を保持するための手段としての戦争” の文言がなくなっています。これはどんな国にも存在する自国を守る固有の権利、自衛の権利までは否定できないということからなのです』


昭和21年3月2日案(日本政府案)

第二章 戦争ノ廃止
第九条 戦争ヲ国権ノ発動ト認メ武力ノ威嚇又ハ行使ヲ他国トノ間ノ争議ノ解決ノ具トスルコトハ永久ニ之ヲ廃止ス。陸海空軍其ノ他ノ戦力ノ保持及国ノ交戦権ハ之ヲ認メズ。


昭和21年3月5日案(日本政府案)

第二章 戦争ノ抛棄
第九条 国家ノ主権ニ於テ行フ戦争及武力ノ威嚇又ハ行使ヲ他国トノ間ノ争議ノ解決ノ具トスルコトハ永久ニ之ヲ抛棄ス陸海空軍其ノ他ノ戦力ノ保持ハ之ヲ許サス。国ノ交戦権ハ之ヲ認メス


昭和21年3月6日案(憲法改正草案要綱)

第二 戦争ノ抛棄
第九 国ノ主権ノ発動トシテ行フ戦争及武力ニ依ル威嚇又ハ武力ノ行使ヲ他国トノ間ノ紛争ノ解決ノ具トスルコトハ永久ニ之ヲ抛棄スルコト陸海空軍其ノ他ノ戦力ノ保持ハ之ヲ許サズ国ノ交戦権ハ之ヲ認メザルコト


昭和21年4月17日 憲法改正草案(政府原案)

第二章 戦争の抛棄
第九条 国の主権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、他国との間の紛争の解決の手段としては、永久にこれを抛棄する。
第二項 陸海空軍その他の戦力の保持は、許されない。国の交戦権は、認められない。


昭和21年6月25日 憲法改正草案(政府修正案)

第二章 戦争の抛棄
第九条 国の主権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、他国との間の紛争の解決の手段としては、永久にこれを抛棄する。
第二項 陸海空軍その他の戦力は、これを保持してはならない。国の交戦権は、これを認めない。


昭和21年7月25日 憲法改正草案

二章 戦争の抛棄
第九条 国の主権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、他国との間の紛争の解決の手段としては、永久にこれを抛棄する。
第二項 陸海空軍その他の戦力は、これを保持してはならない。国の交戦権は、これを認めない。


昭和21年7月29日 芦田試案(衆議院帝国憲法改正案委員小委員会・芦田委員長修正)

第二章 戦争の抛棄
第九条 日本国民は、正義と秩序とを基調とする国際平和を誠実に希求し、陸海空軍その他の戦力を保持せず。国の交戦権を否認することを声明す。
第二項 前掲の目的を達するため、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを抛棄する。


昭和21年7月30日 政府試案

第九条 日本国民は、正義と秩序とを基調とする国際平和を誠実に希求し、陸海空軍その他の戦力は、これを保持せず。国の交戦権は、これを否認することを宣言する。
第二項 前掲の目的を達する為め、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。


昭和21年7月31日 日本国憲法法案

第二章 戦争の放棄
第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
第二項 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


昭和21年11月3日 日本国憲法公布

昭和22年 5月3日 日本国憲法施行


昭和21年8月24日の衆議院本会議で、芦田均委員長ははっきり言っています。
自衛戦力は放棄しないために「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し」と「前項の目的を達するため」を追加したと言っています。

自衛隊は間違いなく国を守る軍隊なのです。
憲法にもきちんと明記されるべき自衛の軍隊なのでしょう。

そこらをきちんと議論して、憲法改正論議を深めてほしいものですね。


120年前の丙申(ひのえさる)の年は

2015年12月30日 | 社会




 楽(たの)しみは   ふたつ還暦  丙申(ひのえさる)  五輪にノーベル  曙(あけぼの)のとき



今年もいろんなニュースがありました。

「安保法制」だ、「TPP」だ、「IS」だと、
色々なニュースが飛び交いました。

流行語大賞も、
「爆買い」と「トリプルスリー」が選ばれました。

今年の漢字一文字は、「安」という字が書かれてました。

ニュースとか、流行語とか、世相を表す漢字は、
毎年毎年、無限の多さ速さで人の頭上を飛び交っていきます。

ところが、近代100年前後の歴史の中で、
誰でも知ってる、誰でも憧れる言葉って何だろうかと考えます。

一つ二つと言われれば、
五輪の「オリンピック」と、「ノーベル賞」の二つではないかと思います。

これなら、だれでも知ってる明るいニュースです。

オリンピックです。

2020年には、東京で56年ぶり2回目の開催です。
今年は、大会エンブレムや新国立競技場のことで、ずっとニュースが続きました。

来年も再来年も、今度は選手のことや大会内容の素晴らしさのことで、
ニュースが続けば良いなと思います。

ノーベル賞です。

今年は北里大学の大村智教授と、
東京大学の梶田隆章教授がノーベル賞を受賞されました。

近年は、毎年のように日本人の受賞者があります。
素晴らしいことですね。

来年の話です。

平成28年(2016)はサル年です。
十干十二支(じっかんじゅうにし)で言いますと、丙申(ひのえさる)の年となりますね。

60年の還暦であらわす、十干十二支の33番目の丙申(ひのえさる)です。

「丙」は訓読みで「ひのえ」、音読みで「へい」と言って、
太陽・火のように、万物が陽気発揚するをあらわしているそうです。

「申」は訓読みで「さる」、音読みで「しん」です。
「申」という字は、稲妻の形をあらわしているそうな。天の神の威光でもあり、一段の伸びていくことを表現しているそうです。

そんな丙申(ひのえさる)の来年は、
どんなに良い年になることやらと思います。

ところで、還暦を二回り遡(さかのぼ)った120年前の丙申(ひのえさる)の年、
どんな年だったのでしょうか。

120年前の丙申(ひのえさる)は明治29年(1896)です。
実は、オリンピックの第一回大会がアテネで開催されました。

今に続く五輪のオリンピックのスタートの年だったのです。

そして、ノーベル賞の生みの親でダイナマイトの発明者、
アルフレッド・ノーベルが、この年の12月10日に亡くなっています。

その遺言によりノーベル賞が創設され、
1901年に第一回ノーベル賞授与式が行われています・

毎年、アルフレッド・ノーベルの命日である12月10日に、
ノーベル賞の授与式は行われ現在に至っています。

第一回のノーベル賞候補に、日本人の北里柴三郎があがりました。
北里柴三郎は、世界で初めて破傷風菌を発見したとても有名な学者です。

ところが、
人種偏見でしょうか、白人の共同研究者ベーリングにノーベル賞は授与されてしまいました。

今年、北里大学の大村智教授がノーベル賞に輝きました。
北里柴三郎の名を冠した北里大学から、120年越しの仇を討ったような快挙でした。

120年前の丙申(ひのえさる)の年は、
五輪とノーベル賞の夜明け、まさに誰でも知ってる言葉、五輪とノーベルの曙(あけぼの)だったのです。

地方の新聞の社説

2015年09月08日 | 社会




 楽(たの)しみは   旅で見かけた  新聞の  社説読みつつ  胸すくうとき



   いつも、朝6時に水門のカギを開けながら見てしまいます。
目の前のフェンスの横断幕です。

「戦争法案・・反対」と書いてあります。

子供たちの通学道路です。
学校の先生たちの組合会館の、フェンスにずっとです。

胸が悪くなります。

現在、参議院で審議中の安全保障関連法案って、
そんなに恐ろしい「戦争法案」でしょうか。

法案の中身を、読んだことあるのでしょうか?、

横断幕を、子供の目に触れる通学路に出し続けるお方は、
本当に、法案の中身を詳しく読んだことがあるのでしょうか。

国会前をデモする方々は、本当に戦争法案なんて信じて出かけているのでしょうか。

囃し立てる一部のマスコミは、
国民大多数が反対してるなんて、本当に思い込んでいるのでしょうか。

旅で見かけました地方の新聞の社説です。

全国紙の、一部の新聞とはえらい違いです。
なんとジェントルマンな、品格のある論旨でしょうか、

感心しながら読みました。

胸がス~っと透く想いです。


北國新聞 平成27年9月7日(月曜日)

「静かな多数派」忘れずに

“国会周辺のデモ”

 安全保障関連法案に異を唱える抗議行動が連日のように報道されている。国会周辺では主催者発表で約12万人、警察発表で3万5千人が参加した日もあった。特定の政党や労働組合だけでなく、学生たちの参加もあるというが、こうした抗議行動があたかも民意のように受け止める一部メディアの論調には違和感がある。過大に評価しすぎれば現実を見誤りかねない。
 60年安保闘争のピーク時は警察発表で13万人が国会を囲み、多数の死傷者と逮捕者を出した。予定していたアイゼンハワー米大統領の来日が延期となり、岸信介首相は混乱の責任をとる形で退陣したが、半年後に行われた衆院選で、自民党は池田勇人首相の下、繰り上げ当選を含め301議席を得て圧勝した。
 国民の大多数は、国会前でプラカードを揚げたり、声高に自分の政治的意見を主張したりはしない。新聞やテレビを通じて事態を冷静に見つめ、次の国政選挙で1票を投じる先に思いをめぐらせている。こうした「サイレント・マジョリティー(静かな多数派)」の存在を忘れないでほしい。
 大学生らのグループ「SEALDs(シールス)」の行動に必要以上にスポットライトを当てたり、ヒーローのごとく報じたりすることにも慎重でありたい。客観報道に徹し、読者や視聴者をミスリードしない配慮が求められる。
 共同通信の8月の調査では、安保法案に「賛成」は31.1%で前回より3.6ポイント増え、「反対」は58.2%で3.3ポイント減った。反対を大きく上回っているが、こうした世論調査の結果を額面通り「民意」と受け取ることにも抵抗がある。
 60年安保のころ、岸内閣の支持率は10%台に落ちたが、条約発効後の世論調査では、ほぼ半数が新条約を前向きに評価し、批判は20%台だった。平和な暮らしを守るため「やむを得ない」と考えた国民が多かったからだろう。安倍内閣の支持率は44.2%と高く、同じように安保法案に不満はあっても、必要性を認める国民が相当数いることを物語っている。


当たり前でいいこと書いています。
全国紙や全国ネットのマスコミより、地方の新聞の方がよっぽど紳士的な品位のあるものですね。