楽（たの）しみは ミオちゃん仲良く ケンちゃんも だしに醤油の うどん食べるとき
嬉（うれ）しさは ちょっと大き目 このプール 風船釣りを ケンちゃん試すとき
保育園から帰ってきたケンちゃんに、『風船釣りゲーム、ケンちゃん試して釣ってみて』と話します。
昨年も手伝ってくれたケンちゃんは、「プール大きいなあ、今年は。風船の数があんまりないな～」と指摘しながら、
「釣ってみる、釣ってみる」と、コヨリで作った釣り糸で試し釣りをいたします。
プールには、風船と一緒にスーパーボールも浮かべて、小さなスプーンですくって遊んでもらいます。
今年のアトムの感謝祭も、やることどんどんバージョンアップ、「ハンパない中身」の「おもてなしと、お遊び」がてんこ盛りなのです。
売り出しでこのゲーム、もう何回目でしょうか。大人気の「トイレットペーパー投げ」ゲームです。
「えいや～」っとケンちゃんは投げる、おお、「入った入った５倍に入った」。そりゃそうでしょ、投げるの近過ぎだわ～。
かまえて、かまえて、射的で「パ～ン」。見事に当たればお菓子のツリーから好きなお菓子がもらえちゃうよ。
子供ゴルフ大会だよ。４回打ってね、ホールインワンで賞品んでるよ。
風船釣りゲームは釣った風船全部もらえちゃうよ。おまけにスーパーボールすくいもやってね、楽しいよ。
「ガラポン」回して特等当てちゃおう。くまさんの風船やぬいぐるみや、いろんなもの何か一つもらえるよ。
塗り絵も出来たかな？、しりとりクイズは、まちがいクイズは、どちらも難しかったかな。みんな記念品が付いてます。
コーヒーにしますか、ジュースがいいかな。そうそうポップコーンの味付けはいろいろ好みを用意しています。
暑い夏は、かき氷がうまい。さあさあ、シロップたっぷりかけたおいしいかき氷を食べてください。今日は、家族総出で大感謝祭の準備です。
明日明後日の、ものすごい賑わいを期待して、朝から夕刻までセッセ、セッセと準備をします。
嬉（うれ）しさは コーヒー四人で 飲むあいだ ソラちゃんニコっと 笑顔するとき
五月晴れの日差しは明るいです。
日陰のほうを歩いてコメダに入ります。
「名古屋駅はすぐそこだよ。コメダってね愛知県から全国へ広がったそうよ」、
なんて聞きながらコーヒーを飲みます。
５か月のソラちゃんは、ベビーカーの中でスヤスヤと寝ていました。
香ばしいコーヒーに目が覚めたのでしょうか、ニコっと笑顔をかえします。
嬉（うれ）しさは 二ヶ月ぶりに 顔見たく 皐月（さつき）ソラちゃん 会いに行くとき
まだ先々月に里帰りで会ったばかりなのに、
「ゴールデンウィークに見に行ったやろうね」と、名古屋まで車を飛ばします。
（ケンちゃんとミオちゃん、二人仲良くテレビ見る）嬉（うれ）しさは 仲良しケント ミオちゃんの イラスト描（か）いて ＤＭ出来るとき
楽（たの）しみは クイズを解いて 探してね ミスや出来栄え 見てもらうとき
『お～い、５月号のふるさとの話読んでみて～。
前編と後編と二つもあるよ』と話します。
『お～い、５月号のいつものクロスワードパズル解いてみて～。
それから、しりとりクイズもあるから解いてみて』と若嫁さんに頼みます。
毎月、チラシの原稿が出来上がりますと、
家内や若嫁さんに誤字脱字がないか、クイズは解けるか出来栄えはどうかと、『読んでみて～、解いてみて～』と頼みます。
「今月のふるさとの話、西気鉄道のことや出石軽便鉄道のこと、
ちょっと難しいところや、読めない漢字もあったけれど良（い）いんじゃない」と若嫁さんは答えます。
「クロスワードパズルはすぐ解けたわ～。まあまあ簡単かな」、
「しりとりクイズは、どうしても一ヶ所おかしいわ。草木の名前一つ書き忘れてるよ」と答えます。
大きなミスを発見してくれました。助かりました。
ウンウン頭を抱えてクイズは作ります。出来上がってしまえば、大したことないようなしりとりクイズですが、実際のところは大変なのです。
若嫁さんが発見してくれました。
「浮草（うきくさ）」の言葉を、問題の中に書くのを忘れていました。
出来ました。
アトムの大感謝祭に楽しんでいただく “クロスワードパズル” と、草木野菜の “しりとりクイズ” が出来ました。
「街のでんきや便り」から、５月号（後編）のクイズです。
３2個の草木、野菜の名前でしりとりして下さい。赤二重枠の１１文字で完成する言葉は？？？
「紫陽花（あじさい）」からスタートして、しりとりして下さい。
黄色が言葉の先頭です。
回答は20、21日の大感謝祭へ お持ちください。
お名前（ ）
答 （ ）（ ）（ ）（ ）（ ）（ ）（ ）（ ）（ ）（ ）（ ）
紫陽花（あじさい） 紫丁香花（らいらっく） 実芭蕉(ばなな） 山茶花（さざんか） 燕子花（かきつばた） 鶏頭（けいとう）
芒（すすき） 楠木（くすのき） 蒟蒻（こんにゃく） 金木犀（きんもくせい） 無花果（いちじく） 胡桃（くるみ）
桔梗（ききょう） 甘藍（きゃべつ） 桜ん坊（さくらんぼう） 椎茸（しいたけ） 梔子(くちなし) 三葉（みつば） 南天（なんてん）
靫葛（うつぼかずら） 秋桜（こすもす） 木蔦（きづた） 熊笹（くまざさ） 竹の子（たけのこ） 一輪草（いちりんそう）
撫子（なでしこ） 橘（たちばな） 土筆（つくし） 午蒡（うまふぶき） 落霜紅（うめもどき） 芍薬（しゃくやく） 浮草（うきくさ）
楽（たの）しみは お金もなんも 任せると 若嫁さんに 引継ぎのとき
子供が幼い時期って、
子育てのお母さんは手がかかって大変です。
今までも、月々の集計経理や源泉徴収とか、年末調整や申告書類の作成はやってもらっていました。
店内の飾り付けとか、黒板ボードや看板大型ボードの書き込みをやってもらっていました。
うちの若嫁さんは、
幼いケンちゃんミオちゃんを見ながら、なかなか大変だったのです。
４月から切り替えました。
４月から、ミオちゃんも保育園に入ることとなりました。
「子育ての手が少しでも空くようになりますから、店の用事に集中できます」と言う嬉しいことを聞きました。
４月からは当店も切り替えます。
当店は、
数年前から、代表者を息子の名義に変えて切り替えていました。
でも、実質は『ハイ３月の給料です。年末のボーナスです』と、
帳面上の経営は私ら親父で、息子らには月々の給料を渡す仕組みでした。
今月からは切り替えます。
息子ら若いもん夫婦が、
名義上も、実質も電気屋の経営を全部することにいたします。
家計のやり繰りも、全部息子と若嫁さんがすることにいたします。
そうなのです。
帳面も、支払いも、通帳も何もかも、お金もなんも全部任せます。
私ら家内と二人は、
息子らに養ってもらう形になるわけです。
若嫁さんに、
改めて記帳、記録、通帳の管理から諸々の店のやり繰りの業務を説明します。
『もちろん分からんかったらその都度聞いてや。
でも、一切お金のやり繰りに口出しせんから、商売上手にして通帳の残高増やせよ』、
『うまいことして、お父さんお母さんたちを養ってや』と頼みます。
若嫁さんにいろいろ用事を引き継いで、なにやらホッといたします。
（もちろん。電気屋さんの日々の業務は、従来通りにバリバリやるのですよ）
楽（たの）しみは ふるさと後に 東京へ ２０年前を 思い出すとき
うちの長男が高校を卒業して、ふるさとを後にして東京に飛び立ったのが、平成９年３月２９日でした。
この江原駅で見送りました。
ちょうど２０年前の３月の朝でした。
今日は、
孫のソラちゃんを連れて家族で帰省していた長男夫婦を、江原駅で見送りました。
特急きのさき１２号で京都に向かい、名古屋へ帰って行きました。
２０年前を思い出します。
平成９年の旅立ちの３月には、
準備のため、夜行寝台列車出雲号で息子と二人して、東京にアパート探しに行ったものです。
新幹線には乗らずに夜行列車の往復でした。
そして３月２９日の出発は、特急列車の一人旅路です。
あれから２０年、
家内と一緒に同じ江原駅のプラットホーム。長男夫婦を見送って、なんとも懐かしさがあふれます。
橋上駅のコンコースに「飛んでるローカル豊岡」らしい、
大阪に、東京に、名古屋に全国に巣立つ卒業生に贈る、素敵なポスターが貼ってありました。
この春、豊岡市を巣立つ皆さんへ。
コウノトリのように、自由に羽ばたくときがやってきた。
どこにだって行ける。なんにだってなれる。
可能性だらけのあなたに、豊岡もまけてはいられない。
世界に通用するローカルを目指して。
あなたが帰りたくなるまちを目指して。
私たちも、このまちで頑張ります。
卒業、おめでとう。飛んでいけ。
豊岡市民一同
おばちゃんまだおったん？ って言いに来てね。 いつでも。 もっと高く！ もっと遠く！ より大きく！
卒業、おめでとう。飛んでいけ。 卒業、おめでとう。飛んでいけ。
出るなら東京。全部吸収しておいで。 大学なんて やめたっていい！
卒業、おめでとう。飛んでいけ。 卒業、おめでとう。飛んでいけ。
誇れる仕事をしよう。 あと、親には感謝な。
卒業、おめでとう。飛んでいけ。
帰りたい店と、帰りたい街を、つくって待ってます。 出た方が見える。ふるさとの良さも、 やりたいことも。
卒業、おめでとう。飛んでいけ。 卒業、おめでとう。飛んでいけ。
豊岡もいいよー。思っている以上にいいよー。
卒業、おめでとう。飛んでいけ。
直感ですすめ。おもしろい！ と思った道を。
卒業、おめでとう。飛んでいけ。
２０年経った江原駅には、
こんなに素晴らしい、豊岡を巣立つ皆さんを送るポスターが並んでいました。
楽（たの）しみは 迎え待つ駅 孫の顔 早く見たくて 改札立つとき
「１時３０分に到着する、特急きのさき５号で帰って来るって。迎えに行って～」と家内が叫びます。
名古屋から、長男夫婦が孫を連れて里帰りです。
『ありゃりゃ～、１時２０分になっとるがな。
早よ行かんと遅れちゃうがな』と慌てます。
と云うのも、しっかり用意していたのに行こうとしている直前に、
店の前の国府地区公民館でご婦人方が料理教室をやってる最中に、ボイラーから湯が出ないと「アトムさん診て～」のヘルプなのです。
駅に迎えに行かなきゃならんし、慌てましたな～、
なんとか応急処置で湯も出るようになって、駅に向かってすっ飛ばします。
１時３０分になっても、まだ特急は到着しません。
辛抱できずに、二階の改札口まで階段を駆け上がります。
改札口に立って待ちます孫の顔、
長男夫婦に生まれた女の子です。
壁の「飛んでるローカル豊岡」のポスターを眺めて、フッと横を振り向いた時です。
「こんにちは～。ソラちゃんですよ～」と、長男夫婦と目もパッチリのかわいい赤ちゃんがやってきました。
昨年１２月に生まれたソラちゃんの、
じいちゃんばあちゃんに会うための、初めての但馬への里帰りです。
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