

(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成25年 第8回但馬検定(3級)問題より
【36】国指定名勝「香住海岸」の区域内にあって、国指定
天然記念物になっている「鎧の袖」は、幅200m、高さ70m、
斜度70度のそそり立つ断崖ですが、何によって形成された
と言われているでしょうか。
(a)台風 (b)大津波 (c)火山活動 (d)隕石の落下
正解は、(c)の火山活動によるものです。
「鎧の袖」は、柱状節理と板状の節理から発達した流紋岩質
デイサイトからできています。
長い年月で岩石に割れ目が発達し、その形状が武者の鎧の
「おどし(袖)」に似ている所からこの名が付きました。
この柱状節理の岩石は、約1,000万年~300万年前の火山活動
から形成されたと言われます。その大きさは幅200m、高さ
70m、斜度70度でそそり立っている凄い迫力のものです。
この断崖の延長線上には、「鷹の巣島」と「蜂の巣島」があり
ます。これは「鎧の袖」の流紋岩質デイサイトの岩床が、海食
によって海中に分離した島です。
2島とも見事な柱状節理や板状節理が見られます。これらは日
本百景にも選ばれ、国の天然記念物ともなっています。
『きゃ~て 掻いて』
背中を搔いてほしい時に、但馬の人は「背中きゃ~て」と言い
ます。「きゃ~て」は「搔いて」の但馬弁なのです。
「ケンちゃん。虫に刺されたとこ、かい~てもきゃ~たらあか
んで。余計ひど~なるんで」と注意します。
でも、ケンちゃんは「痒いものだから、きゃ~てきゃ~てと頼
みます」