

本日、令和元年・第14回但馬検定試験が養父市であります。私は1級を受験
します。
この、「ふるさと但馬は大好き 凄~くローカルなブログ」も、明日9月30日で
終了といたします。
(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成25年 第8回但馬検定(1級)問題より
記述式
【78】新温泉町出身で社会教育者の「篠原無然」は飛騨に入
山し、人を愛し道を求め、その思想を実践し、社会教育に身
を呈したことで「飛騨の何」と呼ばれているでしょうか。
正解は、【聖人】です。「飛騨聖人」として人々に尊敬されて
いたのです。
新温泉町諸寄に生まれた篠原禄次は、苦学しながら神戸の商
業学校に通います。彼は学業よりも修養書を読むのが好きで、
寺院や教会へよく通いました。
成人になり、さらに修養の場を求めて飛騨に入り、僻地・平
湯で代用教員を務めるかたわら、戸主会、青年会、処女会な
どを創設し指導育成をすすめます。
名も篠原無然と名のり、飛騨女工たちの工女組合を組織し、
慰問活動などを行います。無然の名声は広がり、東京大阪で
も社会事業、福祉事業の実態調査の依頼をされるようになり
ました。
ある時、平湯に帰山する際、安房峠で遭難し36歳の若さで命
を落としてしまいます。人々からは「飛騨の聖人」と慕われ、
今でも「飛騨聖人」として尊敬されています。
『なにしとんなる まだ起きとんなる ゆ~とんなる』
但馬弁で非常に特徴的なものに、言葉の最後に「~なる」と付
ける訛りがありますね。
「なにしとんなる(何をされておられるのですか)」、「まだ
起きとんなる(まだ起きておられるのですか)」、「ゆ~とん
なる(言っておられる)」のような使い方です。
「(~し)なる」は、「(~さ)れる」のように使う丁寧語な
のです。
「ミオちゃん、明日のこども園の運動会、父ちゃん母ちゃんは、
見に来(き)なるかえ。え、父ちゃんは仕事で来(き)なれへ
んかえ」と話します。