今日で2月は終わりです。
一日の仕事を終えて夕食も早めの7時です。『そうだ、食べ終わったら温泉にでも行くか』、思いついたらいつもの近場、「乙女の湯」に向かいます。
廊下には、出石・弘道小学校5年生42名全員の切り絵がズラリと展示です。
育てたチューリップをスケッチして、「慈しみ」をテーマに描いたとても大きな切り絵です。
壁一面の作品は、力強くて心がこもって、とても素晴らしくて壮観な眺め、湯上り休憩見てて感心いたします。
明日から3月、弥生(やよい)です。
「いよいよ」と読む「弥」の言葉、草木も生え始める時季と言う事から、「弥生(やよい)」と名づけた3月は、卒業式の季節でもありますね。
論語・子罕(しかん)第九に、弥(いよいよ)の言を用いて師を仰ぐ話です。
「顔淵喟然歎曰、仰之弥高、鑽之弥堅、・・・・・・」、
「顔淵(がんえん)、喟然(きぜん)として歎(たん)じて曰く、之を仰げば弥(いよいよ)高く、之を鑽(き)れば弥(いよいよ)堅し・・・・・・」です。
師である孔子は、仰げば仰ぐほどますます高く、切れば切るほどますます堅い人格であると、弟子の顔淵が言っているのです。
論語・子罕(しかん)第九は、孔子の師としての人柄を述べているところが多く、卒業式のシーズンに合う言葉が出てまいります。
それにしてもこの頃の卒業式、「仰げば尊し」の歌あまり唄わないそうですね。
現代風の歌もよろしいでしょうが、やっぱり卒業式はこれでしょう。
卒業式の歌・「仰げば尊し」
1.仰げば 尊し 我が師の恩
教(おしえ)の庭にも はや幾年(いくとせ)
思えば いと疾(と)し この年月(としつき)
今こそ 別れめ いざさらば
2.互(たがい)に睦し 日ごろの恩
別るる後(のち)にも やよ 忘るな
身を立て 名をあげ やよ 励めよ
今こそ 別れめ いざさらば
3.朝夕 馴(なれ)にし 学びの窓
蛍の灯火 積む白雪
忘るる 間(ま)ぞなき ゆく年月
今こそ 別れめ いざさらば