生野銀山の称号

2018年07月17日 | 但馬の近代化遺産
       国府テラスより 国府平野から妙見山望む


(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成28年 第11回但馬検定(1級)問題より

【71】1705年(宝永2年)に生野銀山に与えられた鉱山に対する最高位の称号は、
何というでしょうか。

 江戸時代の鉱山の格付けには、鉱脈の探索から試掘、少量産出、大量産出にわた
って「断山(ことわりやま)」、「直入山(ねいれやま)」、「白札山(しろふだ
やま)」、「御所務山(ごしょむさん)」の順番に付けられていたそうです。

生野銀山は、江戸幕府直轄として本格的に採掘が始まった宝永年間(1705年ごろ)
には、鉱山の最高位の称号である「御所務山」と格付けされ、幕府の手厚い優遇措
置のもと繁栄を極めます。

江戸幕府の蔵に銀を納めるために、馬66頭も使って運んだという記録も残ってい
ます。

このころの幕府直轄の重要な鉱山は、佐渡金山に伊豆金山、生野銀山に石見銀山、
それに足尾銅山の5か所だったそうです。

その中でも最も古く平安時代に発見され た生野銀山は、信長も、秀吉も、家康も直
轄支配をして重要視し、幕府の財政収入を潤しました。

答えは【御所務山】です。


『かえら~か』

「帰ろかな 帰るのよそうかな」なんて歌があったね。
北島三郎の「帰ろかな」という歌なんよ。
  
  帰ろかな、帰るのよそうかな 

  淋しくて 言うんじゃないが
  帰ろかな 帰ろかな
  故郷(くに)のおふくろ 便りじゃ元気
  だけど気になる やっぱり親子
  帰ろうかな 帰るのよそうかな

ケンちゃんね、但馬弁で「帰ろう」は「かえら~」って言うんだよ。
「天気が悪うなってきたわ。雨の降らんうちにかえら~で」って言う時に使うね。

歌の初めのメロディーの「帰ろかな」は、但馬弁では「かえら~か」になるんだ
ね。
「かえら~」に「か」がついて、「帰ろうかな~」という響きになるんだね。

「もうばんげ(夜)がおせ~から(遅いから)、かえら~か、かえら~で。
  かえら~かえら~」って言うように使うんよ。

但馬弁の「かえら~か」で、北島三郎の「帰ろかな」を歌うとどんなになるんだろ
うね。面白いだろうね。