「ストックホルム合意を検証する」その19
日朝政府間協議:合意文書
平成26年6月4日
外務省
問14:日本側が取る措置の中に、日朝平壌宣言に則って、不幸な過去を清算し、日本側が日朝間の信頼を醸成し関係改善を目指すとあるが、日本のみが一方的に行うものではないのではないか。
・日朝間で不幸な過去を清算し、信頼醸成、関係改善のためには、日朝双方が行動を取る必要があることは明白であり、実際、今次政府間協議における文書においても、「北朝鮮側と共に」とある通り、日本のみが一方的に行動をとっていくことは想定されていない。
(日朝平壌宣言に則って措置をとるとのくだりが、日本側にあっては、北朝鮮側がとる措置の中にないのは問題ではないかと問われる場合)
・文書の冒頭に「双方は、日朝平壌宣言に則って、不幸な過去を清算し、懸案事項を解決し、国交正常化を実現するために、真摯に協議を行った」との記述があるとおり、日朝平壌宣言に基づいて措置を取るのは日朝双方であるということは明確であり、そうした基本的考え方を前提として、協議を行ったところである。
問15:日本人の遺骨の問題について、日本政府が取る措置の具体的内容いかん。
・政府として、日本人遺骨の問題は、戦後未解決の重要な人道上の問題であると認識。
・日朝赤十字会談や日朝政府間協議におけるやり取り等も踏まえ、関係省庁と調整しつつ、北朝鮮側とも協議を行いながら、適切な対応を検討していく。
問16:北朝鮮の過去の行方不明者の問題について、日本政府が取る措置の具体的内容いかん。
・1945年以前に行方不明者となった朝鮮人等、北朝鮮側が関心を有する朝鮮人行方不明者の調査等について、北朝鮮側の要求を踏まえ、日本政府として引き続き誠実に対応していく。
~続く~
日朝政府間協議:合意文書
平成26年6月4日
外務省
問14:日本側が取る措置の中に、日朝平壌宣言に則って、不幸な過去を清算し、日本側が日朝間の信頼を醸成し関係改善を目指すとあるが、日本のみが一方的に行うものではないのではないか。
・日朝間で不幸な過去を清算し、信頼醸成、関係改善のためには、日朝双方が行動を取る必要があることは明白であり、実際、今次政府間協議における文書においても、「北朝鮮側と共に」とある通り、日本のみが一方的に行動をとっていくことは想定されていない。
(日朝平壌宣言に則って措置をとるとのくだりが、日本側にあっては、北朝鮮側がとる措置の中にないのは問題ではないかと問われる場合)
・文書の冒頭に「双方は、日朝平壌宣言に則って、不幸な過去を清算し、懸案事項を解決し、国交正常化を実現するために、真摯に協議を行った」との記述があるとおり、日朝平壌宣言に基づいて措置を取るのは日朝双方であるということは明確であり、そうした基本的考え方を前提として、協議を行ったところである。
問15:日本人の遺骨の問題について、日本政府が取る措置の具体的内容いかん。
・政府として、日本人遺骨の問題は、戦後未解決の重要な人道上の問題であると認識。
・日朝赤十字会談や日朝政府間協議におけるやり取り等も踏まえ、関係省庁と調整しつつ、北朝鮮側とも協議を行いながら、適切な対応を検討していく。
問16:北朝鮮の過去の行方不明者の問題について、日本政府が取る措置の具体的内容いかん。
・1945年以前に行方不明者となった朝鮮人等、北朝鮮側が関心を有する朝鮮人行方不明者の調査等について、北朝鮮側の要求を踏まえ、日本政府として引き続き誠実に対応していく。
~続く~