三笑会

三笑会は、平成30年6月1日~陶芸活動と陶芸教室、喫茶室、自家野菜販売、古美術・古物商経営を総合的に活動していきます。

「近江路紅葉めぐり」⑤

2019-11-18 21:55:24 | 日記
「近江路紅葉めぐり」⑤
~長浜城~

天正元年(1573年)、木下藤吉郎が浅井長政攻めの功で織田信長から浅井氏の旧領を拝領した際に、当時今浜(いまはま)と呼ばれていたこの地を信長の名から一字拝領し、長浜に改名したことによる。長浜といい、秀吉といい、主君や重臣の名前を拝領する当たり、並外れた用心深い処世術と感心してしまう。
また、城下町は小谷城下からそのまま移したため、現在でも城下町には当時の面影や名残がある。ここは、秀吉が最初に築いた居城であり、秀吉の城下町経営の基礎を醸成した所でもある。そして、太閤秀吉への出世街道のスタート地点としての意味を持つ。
ツアーの宿泊ホテルが長浜城の側だったので、17日、出発前の早朝カメラに収めた。



「近江路紅葉めぐり」④

2019-11-18 19:40:15 | 日記
「近江路紅葉めぐり」④
~西明寺~

 湖東三山の最後は西明寺(さいみょうじ)、この寺は平安時代の承和元年(834年)に三修上人が仁明天皇の勅願により開創された古刹である。
 戦国時代に織田信長は比叡山を焼き討ちし、その直後にこの寺も焼き討ちしたが、幸いに国宝第一号指定の本堂、三重塔、二天門が火難を免れて現在に至っている。
 写真はその国宝三重塔で、鎌倉時代飛騨の匠が建立した純和様建築で釘を使用していないという。塔の高さは、23.7メートルあるという。



「近江路紅葉めぐり」③

2019-11-18 14:48:47 | 日記
「近江路紅葉めぐり」③
~金剛輪寺~

 金剛輪寺は、湖東三山まん中のお寺で、名神高速「湖東三山S.I.C」より車で1分の位置にある。この寺は、聖武天皇の勅願寺として行基菩薩が天平13年(741年)に開山した歴史のあるお寺だ。
 現在の本堂大悲閣は700年以上の歴史がある大堂で、鎌倉時代和洋建造物の代表的なものとして国宝に指定されている。
 写真は、本堂から二天門方面を眺めたところ、目が覚めるばかりの紅葉だ。



「近江路紅葉めぐり」②

2019-11-18 07:23:52 | 日記
「近江路紅葉めぐり」②
~百済寺~

 まずは東近江市にある湖東三山の百済寺(ひゃくさいじ)にバスは進んだ。このお寺は、近江最古級の寺院で、推古14年(606年)に聖徳太子が「近江の仏教拠点」の一つとして建立されたと伝わっている。
 平安中期以後天台寺院として発展し一千坊を要したが、1573年4月、織田信長の焼き討ちで壊滅的打撃を受けるが、1650年に再建されている。お寺から安土城址が望める距離にあり、信長はこの寺の石垣を崩して運び、安土城の石垣に使ったとの説明を受けた。
 写真は、「天下遠望の名園」として有名な本坊の庭園である。