アンカツを応援するブログ

アンカツこと、安藤勝己騎手を応援するブログです。

先週の反省

2008-03-10 22:53:11 | 競馬
土曜 阪神
2R ミダースタッチ 1着
「ゲート内で落ち着きがあったことでスタートは良かった。
 でも、意識してジックリとレースを。
 全体的に馬がしっかりしてきたし、昇級して芝に替わっても十分やれそう」
標的は先頭にあることは明らかだったので、
徹底マークで行くと思ったんだけど予想外の展開。
ジワッと行って、ゆっくり浮上して途中から射程圏に入れ、
4角からは逆に早めにプレッシャーをかけていって交わすという味な競馬。
馬の特徴を考えた、とても良いレースだった。


9R キャプテンベガ 3着
「ハミにモタれて走っている分、長く脚を使えなかった。
 もう少しハミを抜いて走れれば良いけどね」
ハミにモタれてとか、ちょっと我ら素人には分かりにくいんだけど、
ハミってのは馬が口にくわえているもので、それが騎手の手綱につながっている。
そんで騎手が、ハミにかかる圧とかを変えながら馬を操ってるわけなんだけど、
ハミにもたれるって事は、
口にくわえているものを頼って、勝手に前へ、下へ、って感じになるのかな。
実際、ベガの走りは妙に頭が低くて他馬とは違う感じ。
道中消耗しながら走ってきたから、最後もたなかったということだろう。
能力は十分なだけにもどかしい限りだね。次走に改めて期待。


11R オディール 3着
「体が減っていたし、返し馬の感触が良くなかったんだ。
 レースでも外へ逃げるようなところがあった。
 でも、差す形でレースが出来たし、
 流れを考えれば最後はよく追い上げてくれた」
休み明けなのに、デビュー以来最低体重になっての登場。
これでは、お世辞にも状態が良かったとは言えまい。
さらに、パドックを見ていなかったんだが、酷く入れ込んでいたそうだ。
これはもう、最初からやれることは限られていたかな。
出遅れたこともむしろ良かったかもしれない。
阪神でスローの場合、中団後ろからの差しきりはほぼ不可能なところ、
後方から直線だけで寸前のところまで追い詰めた。
勝っていたら最高だったが、内容は文句なし。
どんな状態でも、どんな展開になっても大丈夫なことが分かった。
後は橋口先生に1ヶ月かけて立て直してもらうだけ。
1度使ったので、調整に苦労することはあるまい。
後はライバルの走りを高みの見物って所だ。
ブーケとベストがこの馬以上のポテンシャルを見せれるのか。注目だね。


12R ホワイトペッパー 5着
「早めに動くと駄目だから我慢させたけど、
 今日は捌くのに少し手間取ってしまったからね」
この馬は早めには動けないからね。
前の壁が厚くて捌くのが遅れた。まさにそれだけだね。
いろいろと恵まれないと勝ちきれない馬だから。
ただ、恵まれなくてもきっちり来るところがえらい馬だ。




日曜 阪神
1R ユウメリーウェザー 7着
「うるさいのはいつものこと。
 ただ、非力だからダートではスピードに乗っていかなかった」
良い感じでスタートを切れたんだが、乗り切れなかった。
俺もそう感じたが、アンカツも非力だといってるので間違いない。
芝での巻き返しを期待しよう。


3R ダノンマスターズ 6着
「ペースを落としすぎたかな。
 手応えはあったが、外から来られたときにスッと反応できなかった」
2番手で流れを作るのが大得意のアンカツ。
このレースは逃げ馬をつつかず、かなりペースを落としてレースを進めたが、
アンカツの言う通りに落としすぎた感はあるね。
ペースが落ちれば、そりゃ先行馬が有利なのは有利なんだが、
その分「一瞬の脚」というものが必要になってくる。
今回の場合、4角前からグンとペースが上がったところで、
対応できなくなって遅れを取ってしまったということ。
策士、策に溺れたってところか。


5R トシザコジーン 1着
「気性が素直でとても乗りやすい馬だね。
 レースが上手いものね。
 今日の感じならマイルくらいまでならやれそうだよ」
非常に綺麗なレースをした。
相手が軽かったこともあったが、何事もない楽勝。
時計は遅く、能力的にどれくらいかはまだなんとも言えない所だが、
少なくとも自滅とかはなさそうな、気の良さそうな馬だ。
気の早い話だが、繁殖に上がってからも良い馬を出しそう。


7R フェイムロバリー 4着
「追い出してから頭が高くなった。
 重心がもう少し低くなってくればもっと伸びると思う」
追い出した雰囲気では2着はありそうだったからね。
それが意外と伸びてこずに4着まで。
これは取り消し明けの影響ではないだろうか?
少なくとも万全ではなかった。次はもっと良くなると思う。


9R レッドシューター 1着
「素直なタイプで気性が良いからレースがしやすかった。
 ただ、返し馬の時もちょっとバランスが良くなかったし、
 まだフットワークがしっかりしていない。
 体質がしっかりしてくれば、まだまだ良くなるね」
その能力を褒め称えるというよりも、
まだまだこれから良くなってくる馬だというコメントだね。
前走で乗っていた豊もそんなことを言っていた。
現地点でも重賞で通用する能力は持っているはずだが、
大事に使って行けば、将来G1の中核をなす馬になりそうだ。
ゼンノロブロイやシンボリクリスエスなど、
そんな馬を育てるのが大得意の藤沢師ならまず大丈夫だろう。
彼らと同様、まず皐月はスキップするようだ。判断が早い。


10R ケンエンデバー 13着
コメントなし。
これは明らかに一度使ってからだったので書くことはない。


11R ドンクール 2着
「1400mではちょっと忙しいが、この距離だと追走が楽だった。
 自分のリズムで行けると簡単には止まらないね」
好スタートから楽に前目にとりついて、
4角前からスパートして長く脚を使う競馬に。
アンカツが乗って3戦目。
過去2戦は1400mでとにかくついて行くので一杯だったのが、
この距離になってレース内容が激変した。
アンカツは乗ってないが、平安Sでも先行してしぶとく頑張ることが出来た。
過去には1400mでもそれなりに走っている馬ではあるが、
歳を取ったことで、スピード比べよりもスタミナ比べにシフトしているんだろう。
これはごくごく自然なことだ。
1800mのOP特別と重賞で頑張ってなんとか賞金を加算し、
交流重賞路線に入って欲しいものだが。
東海SからブリーダーズGCに行けたら文句なしなんだけどね。