絵本のタイトル

住吉大社へ初詣に出かけた。おととしは元旦に行ったんで、第一の宮にたどりつくまで、４０分近くかかり、ベビーカーで出かけたものだから、かなりひんしゅくをかった。けど、４日ともなると、ずいぶん空いてて、スイスイ進むことができた。
家族そろって、家内安全のご祈祷を受ける。神殿の上にすわってると、後ろからバンバン小銭が飛んできて、頭に当たらないかと、ヒヤヒヤした。
おみくじを引く。去年は凶か末吉ばっかりだったんで、恐る恐る開くと……、大吉だった。よっしゃぁぁぁ!!　飛び上がらんばかりに喜んでる横で、長女が「ママ、これ、何て書いてあんの？」見ると、大吉。しぼむやん、しぼむやーん、母の大吉が値打ちなくなるやーんと思ったけど、はっとわれに返る。家内安全をしたばかり。みな大吉のほうがいいに決まってる。ふと隣を見ると、小吉をひいた夫が、満足げに微笑んでいる。そっとしておいた。
帰りは、路面電車で天王寺へもどり、アポロビルの喜久屋書店に寄った。図書館以上に、児童書がズラッと揃っている。梅田の大型書店にもないような本に、たくさん出会えた。
三女が寝てしまったんで、ベンチに寝かせ、夫と交替で本を見に行く。児童文学の棚をゆっくり見たいところだけど、やらないといけないことがある。夫と共同で作ってる絵本。来週には、夫が原画を完成させ、編集者さんに見せに行く。文章を担当したわたしの役目は、すっかり終わったと思ってたのに、夫が年末になって急に、タイトルをもう少し考えてくれないかなぁといってきた。そ、そんな……。タイトルがまず先に決まって、ストーリーを考えるタイプなのに。一時は、このタイトルいいねぇといってたのに……。しかたなく、絵本の棚を見ながら、思いついたタイトルを携帯のメモに入力していく。海外の絵本と、日本の絵本では、タイトルのつけ方が大きく違ってくる。自分が伝えたいことをブレないようにタイトルに託すのは、かなり難しい。メモふたつ分書きため、とりあえず三女をみてくれてる夫のところに戻る。これや！っていうタイトルは思いつかなかった。もっともっと追いつめられないと、いいタイトルは浮かばないかもしれない。
帰りは、古潭でラーメンを食べた。ダイエットしないと…と思ってたのに、大盛りを頼んでしまった。コクのあるスープがめちゃくちゃ美味しかった。
さあ、明日からは、気分も体重も引き締めていこう、たぶん……。