【創作びより】

【子育てブログ】大阪市空手道選手権大会

朝5時に目覚ましのべルが鳴る。まだまだ眠っていたいけど、今日は長女の空手の試合。むっくり起き上がり、朝の準備を始める。
7時半、夫が長女と次女を連れて、出発。遅れること1時間半、お弁当を用意して、三女と家を出た。
会場となった大阪市立中央体育館は、選手と応援に来た父兄でいっぱいだった。観覧席も前のほうはすべて埋まっているほど。ようやく長女たちを見つけると、夫がげっそりした顔をしていた。
なんでも、ちょっとジュースを買っているすきに次女が逃げ出し、15分間、広い体育館の中を探しまわったのだとか。見つけたときには、外へ出ようとしていたそうで、それを見て、ぞっとしたらしい。食欲もなくなるほど、疲れきっていた。

すぐに形(かた)試合の呼び出しがあり、長女がコートに向かう。わたしたちもコートに近い席に移動した。試合は学年ごとに男女に分かれ、トーナメントが組まれる。長女は4年生女子の部。去年習い始めたばかりで黄色帯びだけど、待機している子を見てると、黒、黒、黒帯ばかり! 
試合は、5人の審判が旗で勝敗を示す。長女は赤。ざっと上がった旗はすべて青だった。がっくりうなだれる娘を見ていると、参加させること自体がコクな気もした。けれど、観客席に戻ってきた娘は、少し涙をうかべながらも、「あかんかったぁ」と晴れ晴れした表情。いつの間にか精神的に強くなっていた。
午後からは組手。こちらも30人中、24人が黒帯。果敢に向かっていった娘だが、6対0で負けてしまった。飛ぶようにして観客席にもどってきた娘。終わってほっとしたようで、顔つきががらりと変わっていた。
形も組手も負けてしまったけれど、自分にはできないことをしている娘をすごいなぁと感じた。
そして、大切なものを忘れていた。去年、北日本児童文学賞に出して一次選考に残った作品は、まさに空手のお話だった。あれから、まったく書き直さず、存在すらも忘れかけていたなんて…。夜、思いつくだけのエピソードをノートに書き込んだ。


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