【パワースポット 石上神宮&大神神社 後編】
長女と三女を連れ、石上(いそのかみ)神宮にお参りに行きました。続いては大神(おおみわ)神社に参ろうと思ったら、普通ならどうしますか?
車の方だとそのままスイスイッと行けるのでしょうが、わが家は電車です。
さあ、天理駅まで戻ろうとすると、長女が山のほうに入っていこうとするではないですか!
「どこ行くの?」とたずねると、
「山の辺の道。桜井方面って書いてある」
いぃーっ!! 書いてあるけど!
Googleマップで調べると、現在地から大神神社まで、徒歩1時間54分と書いてあります。
行けるかな、行こうかな、うーん、やっぱりムリ!
母はサンダルで来ました。三女はクロックスです。
二人の悲壮な表情を見て、長女は渋々あきらめてくれました。
「天理駅」まで戻り、JRに乗って、「桜井駅」へ。ところがここでまた問題が!
長女のアプリも私のアプリも、大神神社の最寄り駅は「桜井駅」と出ていました。ところが改札を出ようとすると、「大神神社へは三輪駅下車」と書いてあります。
駅員さんにたずねると、いま電車が出たところで、次の電車はあと40分後だと…。
「歩けますか?」
とたずねると、「かなりありますよ! 永遠に永遠にまっすぐです」という駅員さんの言葉を最後まで聞かずに長女が、
「歩く! 永遠なんてあるか!」
3人で「桜井駅」から、えんえん歩き、30分後、ようやく大神神社にたどり着きました。
大神神社は、古事記や日本書記にも鎮座の由来が記されていることから、日本最古の神社とも言われています。
三輪山がご神体で、本殿は後から作られたものです。
境内に足を一歩踏み入れると、荘厳な様子に、心がみるみる安らかになっていきます。
これまで「しあわせになりたい、なりたい」と思っていた呪縛が解けて、「今が一番しあわせ…」と思えたから、不思議です。
パラパラと雨が降ってきたので、屋根のある場所でベンチに座って休んでいると、長女がちょっと寄りたい場所があると言って、またズンズン歩き出しました。
着いたのは「狭井(さい)神社」。
三輪の神様の荒魂を祀る神社で、病気平癒の神様として信仰されています。
ここには御神水がありました。
神体山・三輪山から湧き出た御霊泉で、古くから霊験あらたかな「くすり水」として、病気平癒、身体健康、福寿延命などの願いをこめて、毎日多くの人がそのご利益を受けに来られるそうです。
きれいに消毒されたコップが用意されていたので、一杯ずついただきます。
続いてはまたまた石段を登り、「市杵島姫(いちきしまひめ)神社」へ。
こちらは水の守護神とされ、安芸の宮島の御祭神として広く知られています。また、弁財天と称され、七福神のなかで福徳財宝・芸能を祀る神様としても親しまれています。
もう十分に参ったのでは⁈と思いきや、長女がさらに山を登っていきます。
「知恵の神様 久延彦(くえひこ)神社」へ。
久延毘古命は世の中のことをことごとく知っている知恵の神様として「古事記」に記されていて、受験合格、学業向上の霊験あらたかです。
途中にある「大美和の社展望台」からは、東に神体山である三輪山、西に大和盆地が一望できます。
葛城山、金剛山、生駒山も望むことができる奈良県景観資産であり、恋人の聖地でもあります。
山を下り、帰りはJR「三輪駅」から電車に乗って家路に着きました。
本日歩いた距離は13.6キロ。
よく歩いたパワースポット巡り。
実は、内なる世界への旅だった気がします。
【パワースポット 石神神宮&大神神社 前編 石神神宮はこちら】
https://blog.goo.ne.jp/sammy_sousaku/e/43fc538081f868b384d61d9fa7b14004