着くとまずは、腹ごしらえ。水辺のテーブル席にすわって、焼そばカルツォーネを食べた。先週も先々週も、日曜は家にいたから、みんながすっごくくつろいだ雰囲気。ビールを飲みながら食べる焼そばカルツォーネの味は最高だった。
そんなくつろいだ中、長女が「○○って、いるんかなあ」と面白いことを言った。
「それ、ください」
即座にお願いした。完全に、童話のネタになる。娘が、
「えぇ~、どうしようかなぁ」
などと、ためらっていると、夫がリュックからノートを取り出して、メモり始めた。
で、でた、ネタ帳だ!!
娘のネタをそのままでなく、そこから発想したことを書きつけている。
うぅ……。わたしはと言うと、せっかく作ったネタ帳だけど、どこへでも持ち運びできるようにと、表紙も軽い素材にしたのに、今日は置いてきた…。子供たちが一緒だと、書き込めそうもないし、今日はとにかく遊ぼうと、置いてきた…。
ボリボリ書き込んでる夫を見ながら、グゥンと大きな差を感じた。これが、プロとアマチュアの違いかも……。
夫は24時間365日、絵本作家。どこへ行くときも、リュックには、4~5冊の本。パンフレットがあると、必ずもらって帰る。同じものを見ていても、見ている部分がまったく違う。それは、絵を描く人間と、文章を書く人間の違いかなぁと思ってたけど、ここに大きな開きがあったのかもしれない。
夫は、夏に編集者さんが出したキーワードをもとに、ネタ帳にコツコツ、思いついたことを書きためている。以前は、打ち合わせというと、きちんとしたラフを作って、文章も書いて、持っていってたのに、今では、脳みそ一つで来てくださいというまでになっている。ええなぁ…とうらやましく思うけど、そこには血のにじむ思いもあるから、納得できる。
自分は休みすぎていたなぁと反省。平日でも、4時になると、カチッとオフにしていたところがある。ずっとオンでいいんじゃないか…。やり方があるんじゃないかという気がしてきた。
荷物になると思って、ネタ帳置いてきたけど…、ビール4本カバンに入れるなら、十分スペースあるじゃないかっ!! 酒樽級反省。
よし、これからは、常にオンでいこう。
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