【創作びより】

もしも脳

やる気があるのに、まったくはかどらない月曜の朝。な、なんで?と焦る。土曜日に大掃除も少ししたし、子供たちもいない。目の前に大きく、「面白い童話が書きたいですっ!!」とスローガンを書いた紙を貼り、やる気も満々なのに…。まったく創作脳が動かない。寒さのせいかなあと思うほどにガチガチ。
そうだ!と思い出し、図書館で借りていた児童文学を読みはじめる。うまい…、めちゃくちゃうまい。生活童話だけど、キャラの設定も珍しいし、テーマもクッキリ浮かんでくるし、最後にはホロッときた。あぁ、自分も生活の中で同じようなこと思ってたのに、作品にするのは難しいなぁ…と、なぜか落ち込んでしまった。本読んで、落ち込んでたら、あかんやん(笑)
これはやばいと、寒いけど、外へ出ることに。図書館で借りた本を34冊、自転車の前と後ろに積み、返しに行く。
帰りは、本屋さんへ寄った。猫手大賞の発表が載ってる雑誌『猫の手帖』を探す。
大賞の作品は……、なるほどぉ。望まれるものをきちんと書かれた作品だった。わたしのはと言うと、子供たちは面白いと言ってくれたけど…。っと、落ち込みかけて、あわてて自分を立て直す。ガツッと書き直して、次へチャレンジしよう。
家に着いて、気持ちを切り替えようとするけど、自分の気に入ってた作品が落ちたときは、心にひとつ傷がつくかんじ。痛い。ネコを飼っておられる方の愛情あふれる文章には勝てないよねぇ、はぁぁぁと意気消沈し、はっと思い出した。
そうだ! うちも、3人飼ってるやん。いえいえ、育ててるやん。そらもう、丸テーブルの上で書きものしようものなら、まわりで姉妹が追っかけあい、噛んだり、叫んだり、すんごいケンカをして、とんでもないことになってるけど…。もっと観察して、リアリティーのあるものを書けるようにしよう。
そう考えてたら、創作脳がカタカタと動き出した。もしも、○○だったら…という、もしも脳の部分が活発に。もしも、フライパンから…。もしも、トイレにいて……。そんなふうに考えていると、生活の何もかもが、童話につながりそうな気がしてきた。
明日こそ、アイデアをカタチにしていこう。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事