うれしいこと、ふたつ

３時に仕事を終えて、また出張業務で郊外へ。よりによって、締め切りの厳しい時に、こんな遠方まで出かけないといけないなんて…と半分泣きそうになっていた。おまけに、携帯を充電してなくて、まったく使えない。
やっと梅田に戻って、阪神百貨店の地下の公衆電話から、夫に電話をかけた。
「（次女が）おばあちゃんとこ行ってるねん。帰り、バスで迎えに行って、歩いて帰ってくる？」
はぁぁぁぁ???　どんなけ疲れてると思ってるねんっ!!　思わず、受話器で百貨店のガラスを割りそうになった。朝から頭がガンガンしてるのにぃ。「しんどいねん」というと、「ほんなら僕が迎えに行くわ」といってくれたけど、男の人はいわないとわかってくれないんやと思うと、涙が吹き出しそうになった。
家に帰って、コートも脱がず、次女の連絡帳を開く。毎日、宿題が出るんで、なんとかやっていかないとと焦っていた。と…、うれしいことばが飛び込んできた。
なんでも、今日、国語の時間に、あいうえおの勉強をしていたとき、次女が一人で、「あり、あひる、あさがお…」と、１５個あることばをすべて読んだんだとか。みんなから大きな拍手をもらって、すごい大感動でしたと書かれていた。
鳥肌がたつほど、うれしかった。次女がみんなの前で教科書を読めたなんて…。しかも、みんなに拍手してもらって、なんてやさしいお友達に囲まれてるんだろう。一人ひとりにありがとうと頭を下げたい気持ちでいっぱいになった。
ジーンときてると、夫が「あ、そういえば、郵便がきてたで」と教えてくれた。
うれしいこと、ふたつめ。手紙をにぎりしめたまま、ハトが横歩きするみたいに踊ってしまった。
夫がワインを買ってきてくれた。今日は1000ml。十分にうるおった。