【創作びより】

10年ぶりの面接

ビュウゥゥ、ビュウゥゥ。寒波は、わがやの台所事情にまで吹き込んできた(笑) 今まで、家で細々とやってた内職が、年内で終了。というわけで、外での仕事を求めて、面接を受けにいった。
外で働くのは10年ぶり。黒いタートルネックに、黒いスーツに黒いパンツ(喪服やん!!)に身をつつみ、いざ出陣。
1軒目の面接は2時。15分前に最寄り駅に到着。駅から5分とあったんで余裕~と思ってたら、ない! プリントアウトしていった地図に載ってる建物がどれも、まわりを見回しても見つからない! けれど、場所探しにはちょっとした自信があった。学生のとき、訪問販売のバイトをしてたんで、番地から捜し出せると過信していた。
会社があるのは2丁目。直感を頼りに、だーっと走るが、どこまで走っても1丁目~~~。西へ東へ、南へ北へ、太った忍者のように走り回るが、見つからない!! 時計を見ると、3分前! あわてて、会社へ電話をして、行き方を教えてもらった。やっと、たどりついたときには、バーゲン会場で闘ったあとのように、髪はボサボサ。息もゼーゼー。
で…、面接では、やはり喋り過ぎてしまった。 人事の方がおっしゃった。「若い人と働くのは抵抗ないですよね?」「はい、大丈夫です!」と張り切って答えたけど、おばさんくさいにおいが、プンプンしてたのかもしれない。
2軒目の面接までは、たっぷり時間があったんで、梅田まで歩くことに。途中、引き寄せられるように、アバンサの本屋さんへ。ここは、立ち読みならぬ座り読みができる。近所の書店には置いてない本も見つかって、じっくり読むことができた。
4時半。おなかがすいたんで、サブウェイで夕食。トレーに敷いてある紙に描かれたイラストを見てると、ん!とくるものがあったんで、ネタ帳を取り出し、アイデアをかいていく。一気に最後までいった。いつもこうなら、いいのになぁ。
のんびり歩いて、6時の面接へ。入り口にある電話で、内線を押してくださいということだったが、あまりにもハイカラな電話で、使い方がわからない!! 何度番号を押してもツーツーツーツー。仕方なく、右にあるいろんなボタンを押してるうち、VIPというのを押すと、つながった。ふぅぅぅ。
女の人が現われて、部屋に通してくださる。男の人が座っておられたんで、「どうぞ、よろしくお願い致します」と頭を下げたが、しらんふりされた。(な、なんてかんじの悪い!!)と思ってよく見ると、その方は面接シートに記入されていた。はひー、面接受ける方だったんだぁ。おかしくて、鼻からふんっと笑いがこぼれるのを咳でごまかした。
技能と一般常識のテストもあって、久々に数学の問題に頭を悩ませた。こちらの面接でも、やっぱり喋りすぎた。
うれしかったのは、さきほどの方もそうだったけど、夫が絵本を創る仕事をしてて…と話すと、お二人とも、「絵本大好きなんですよ」と、おっしゃってくださったこと。いつも子供に向けて創ってる感が強かったけど、大人の方に、しかもバリバリ働いてる方の口から、絵本が好きと聞けたのはうれしかった。
会社を出たのが、8時前。夜の梅田は、忘年会シーズンのせいか、いつにもまして、にぎやかだった。帰りますメールを送ると、夫から電話。三女は寝てしまったけど、次女は作っておいたカレーを2杯もおかわりしたとか。長女はデザートのリンゴを切ってくれてるらしい。ほっとした。
おみやげを買って、急いで家に向かった。

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